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ワームパイプ・ホロウの冒険:スイート・シャルトリューズ

<オープニング>

●道を求めて
 目の前の道を崩し、彼らに警告をした若草色の鎧を着た美しい女性騎士のマスカレイド……『若草の乙女・アリッサム』は、花びらとかすかに甘い香りを残して洞窟の奥へと消えていく。
 そんな光景を、エンドブレイカーたちはただ黙ってみているしかなかった。
「そんなに悠長にはしていられなさそうだな」
 すぐさま彼女を追いかけようとする者や彼女の忠告に悩む者、そして彼女の立ち姿に見蕩れていた者……反応は様々だったが、彼らはその言葉と、声の主が指差す方向……洞窟から這い出てくるマスカレイドの群れをみて、その顔を険しいものに変える。
「かなり数が多いぞ、無理はするなよ!」
 彼らはそれぞれ武器を構え、現れたマスカレイドたちに立ち向かった。

「相手につけこまれないように、陣形を整えて!」
 エンドブレイカーたちは、サイのようなバルバのマスカレイドの突進を跳ね返しながら、1体1体確実に打ち倒していく。
「くそっ、後ろから素早いのが抜けだして……後ろに行ったぞ!」
 しかし、また別の鳥のようなマスカレイドが、空をとぶのではなく地面を素早く走ることで彼らの隊列を乱し、少し引いた位置で援護射撃をしていたエンドブレイカーたちに襲いかかる。
「それなら、これでどうだ!」
 だが、遊撃気味に動いていた男がその攻撃を察知して、おもいっきりジャンプして舞い上がり、鳥の上から体重を乗せた攻撃をお見舞いして叩き落とした。
「やったぜ! ……って不味い!」
 しかし、クリオネのようなピュアリィが彼の着地地点に先回りして、青くみずみずしい髪の毛をうねうねと不気味に動かし、彼女の頭の上で捕まえようとする。
「危ないっ!」
 ピュアリィの行動に気づいた女性が、遠距離攻撃で彼女の髪の毛をばさばさと切り落とし、その間に男は距離を取る。
「サンキュー!」
 男は後ろをチラッと振り向きお礼を言うと、再びマスカレイド達への攻撃を再開する。
 まだまだ敵は多く、その戦いはしばらく続いた……

「なんとか片付いたな」
 洞窟から這いだしてくるマスカレイドを殲滅し、エンドブレイカーたちは僅かな休息をとっていた。
「これからどうするかだけど……」
 いち早く思考を先のことへと向けた女性が視線を向けるのは、アリッサムが入っていった洞窟。
「……行くしか、ないよね」
 彼女がこの洞窟の奥に向かった以上、この洞窟がランスブルグに通じている可能性は高い。
「他に道もないし、そうなるだろうな」
「……そうだ。例えば、勇士号でランスブルグに向かうとか……」
「それだと時間がかかりすぎてしまうかな。急ぐ必要がある以上、難しいと思う」
 そして、彼女が道を崩してしまった以上、それ以外の選択肢はなかった。
「彼女の忠告が何処まで真実かはわからんが……少なくとも、この洞窟からはマスカレイドの気配がビンビン伝わってくるな」
 ……たとえそれが、どれだけ危険な選択肢だとしても。
「考えてる間にもさっきの女はどんどん先に行っちまうんだぜ、四の五の言わずにとっとと洞窟に入ろうぜ!」
「それはそうだけど、ある程度は考えないと行けないと思う。急がないといけないのは確かだけど」
「どちらにせよ、まだ長い道のりだ。今焦って後で後悔するくらいなら、今のうちに考えられるだけ考えておこうじゃないか」
 様々な意見を交わしながら、今後どうするのか。彼らは洞窟に視線を向けながら話し合いを続けるのだった……。


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参加者
ペティアガラ・ヨハネス(c00139)
碧之神奈備・カナト(c02601)
天暗星・フェイ(c03258)
自由と冒険を求めて・ルシア(c04535)
銀雷閃・ツルギ(c08167)
咆哮する銀鷲・ナイアー(c15152)
赤案山子の・ジュリア(c17193)
尖柱・ベリル(c33353)

<リプレイ>

●最悪の事態を避けるために
「この誘い自体が罠のようなものだからな。注意するに越した事は無い」
 アリッサムはわざわざ挑発する必要はなかったはずだ。
 咆哮する銀鷲・ナイアー(c15152)はそう考え、多くの仲間達より後方で探索しながら前へと進んでいた。
「目は多い方が良いから、助かる」
 頑丈な体を活かすために最前列に立つナイアーは、隣を歩く白髮の物静かなお嬢様のような少女に微笑みかけ、耳で探る彼女と目で探る彼とで役割を分担しながら前方の脅威を探る。
「じゃあ、僕は周囲の風の音を聞くよ」
 藍色の髪の女性と役割を分担したペティアガラ・ヨハネス(c00139)は、壁からの音は彼女に任せ、風の音と言葉を聞きながらマッピングをする銀髪のかわいい少女に微笑んだ。
「ここがちょっと違うのよ。こうやって……」
 その少女の横で、銀髪をポニーテールにした銀雷閃・ツルギ(c08167)が地図に補足を書き込む。
 今のところ人工物や罠、遺跡のたぐいのものは存在せず、自然にできた道がひたすら続いているのみだった。
「それにしても七勇者か……」
 敵も前方の仲間が倒しているらしく、天暗星・フェイ(c03258)は最低限の警戒を保ちながら、アリッサムのことを思い出す。
「ま、伝承では負けたってなってるし、予想できた事だね」
 マスカレイド……棘(ソーン)に敗れた以上、七勇者たちがマスカレイドとなっていても不思議ではないだろう。
「多分に演技を含んでいそうですねぇ。去る姿を見せて注意を引きつけ、遠回りになる様に仕向けている可能性も……」
 その横では碧之神奈備・カナト(c02601)がピンクの髪をツインテールにした少女と2人でチョーク片手に目印をつけながら、
「彼女も素直そうに見えて元勇者ですから……皆策士ですしね」
 派手な行動や雰囲気すらもブラフかもしれない。
 カナトはそう考え、彼女の仕掛けた罠やどこかで見落とした遺跡などが無いか、丹念に壁や天井を調べていった。
「地下のひんやりした空気は嫌いじゃないけど、長くいると気が滅入るよねぇ」
 赤案山子の・ジュリア(c17193)はスピリッツを呼び出し、岩や壁などを動かした跡がないかなど、人工物以外でも何か仕掛けがないか丁寧に調べながら、薄暗い洞窟の奥を見つめてため息をつく。
「さっさと抜けちゃいたいけど急ぎすぎても危ないし、慎重に行こうか」
 しかしすぐに立ち直ると、同じく周囲を探索している男2人の男性と怪しいところを確認していった。
「中もいろいろ壊されているかと思ったけど……意外と綺麗だねぇ」
 尖柱・ベリル(c33353)は髪の毛を束ねて作った腕でランタンを持ち、父と娘ほど年が離れていそうな2人と共に後方を警戒する。
 やがて、洞窟の道が3つに別れる三叉路にたどり着いた。
「2チームに分けて、先行組が通っていない道を探索しよう」
 自由と冒険を求めて・ルシア(c04535)は仲間たちにそう提案すると、30分後には戻ってここに合流することにして、それぞれのチームに分かれて分かれ道の奥へと進んでいく。
(「おとぎ話だとばかり思っていたものが現実化していく、というのはちょっと楽しいですね。あまり楽しんでいい状況でもありませんが」)
 ルシアはこの状況を少しだけ楽しみながら、早い所ここを攻略しようと足を早めた。

●後ろからの襲撃
「そちらも行き止まりでしたか。こちらも10分ほど歩いた所で行き止まりになっていました」
 分かれ道の探索では特に収穫を得ることはできなかった彼らは先に進もうとする。
 しかしその時、ヨハネスが立ち止まって耳をすませ始めた。
 おそらく何かあったのだろう。
 そう思った仲間たちは彼の動きに注目し、言葉を紡ぐ口元に視線を集める。
「みんな、背後から敵襲だ! 後ろのチームだけじゃ支えきれない数みたいだよ」
「後ろから?」
 慎重に探索してきたつもりだっただけに意外だったが、そのことを考えるよりも先に彼らは襲撃に対して身構える。
「僕たちも思ったより速いペースで歩いていたのかな?」
 歩きまわったと思われる時間と足に溜まった疲労から、ルシアは探索で見落とした原因を経験的に予測している間に、マスカレイド達が姿を現した。
 青色の透き通った体に水生生物を思わせるような脚。
 同じ青色のかぼちゃスカートを履いたような胴体を持ち、上半身は可愛らしい少女の姿をしたクリオネを人にしたような生き物は、人間で言うヘソのあたりに忌まわしき仮面を浮かべていた。
「あれは……洞窟の入口前で戦ったピュアリィだよね?」
 ベリルの言葉にジュリアが頷く。
「結構数がいるね……囲まれないように気をつけて!」
 ツルギはそう言うと彼女たちの数を8まで数えたが、更に後ろからピュアリィたちと他の種類のマスカレイドたちが現れるのを見て、彼女たちの髪の動きに注意しながら大きな光輪を作り出して投げ放つ。
「現れたな。仮面共!」
 仲間たちを守るため、ナイアーは彼女たちの気を引くように体を大きく見せながらアックスソードを構え、一番近くにいたピュアリィの方に向けて振り下ろし、強烈な衝撃波を繰り出す。
 しかし、ピュアリィは小馬鹿にしたような薄笑いとともに跳躍し、ナイアーの攻撃をかわすと、
「ふふふ……それっ!」
 彼の上からのしかかるように体をぶつけて押し倒そうとする。
「こいつら、さっきと動きが違……ぐっ」
 ピュアリィの全体重を載せた衝撃にもナイアーは何とか踏みとどまり、その場に倒されるのだけは防いだが、ピュアリィは素早く狡猾に脚を伸ばして彼の体にするすると絡ませ、彼の上半身を傘のような胴体の中に閉じ込めてぎゅっと締め付ける。
「おとなしくしていれば、苦しまずに殺してあげますよ♪」
 体を激しく振って振りほどこうとするナイアーの動きに合わせて、ピュアリィはまるでロデオようにバランスを取りながら、彼の体に絡めた脚に隠された痺れ針のようなものをチクチクと突き刺していき、ナイアーの抵抗を弱めていく。
「もしかして、さっきのクリオネとは別物か……?」
 どちらかと言うとクラゲが捕食しているようなその行動を見ながら、フェイはナイアーを助けようとする。
 しかし、その目の前に別のピュアリィが立ちはだかった。
「キミのお相手は、ボクだよ♪」
 にこっと微笑むピュアリィに惑わされないように、フェイは上からの攻撃に警戒しつつ軽く飛ぶように駆け出し、
「我はただ一振りの刃成り」
 左逆手に持った仕込み杖に潜む刃を素早く抜き打つ。
「わっ、痛い。でも……」
 ピュアリィは肩口に傷を追いながらも空中で無防備になったフェイの体を髪の毛で絡めとり、
「捕まえた♪」
 二本の人の腕で彼の体を抱きしめるように捕まえると、髪の毛を服の中に忍ばせて全身をくすぐりだし、
「ねー。ボクとアイシアオー?」
 と言いながら、もがくフェイを両腕でがっちりと捕まえた。

●クラゲ? クリオネ?
 戦闘が始まってからしばらくの間、エンドブレイカーたちはピュアリィに翻弄され続けた。
 外観はそっくりだが2つの異なる攻撃方法を使う彼女たちに戸惑い、捕まった仲間を援護しようにも彼女たちの数が多くて手が回らなかったからだが、最大の原因は別にあった。
「限界ですか? 大分弱々しくなって来ましたよ?」
「もっとアイシアオーよー?」
 彼女たちに捕まった2人はきつく拘束されて痛みに苦しめられていたのだが、
「……」
 端から見れば可愛い美少女の声で囁かれながら抱きしめられ、絡まれている姿に他の男性陣は頭の何処かで羨ましい。と頭の何処かで思い始めてしまい、
「よそ見してるなら捕まえちゃうよ? それ、それっ」
 自分たちの前に居るピュアリィたちの攻撃を受けないように自分を律し、防戦に手一杯となっていたのだ。
「見ちゃ駄目だ……あっ」
 ルシアは後ろに下がってピュアリィから視線を外していると、彼女たちの後ろに控えていたサイのようなバルバのマスカレイドと、巨大なスイカから蔓のような手足が生え、太い棍棒を持ったマスカレイドが数体ずつ、仲間たちに襲い掛かって前衛を崩そうとしているのが見えた。
「ツルギさん。奥から!」
 ルシアはすぐ前にいたツルギに向かって叫ぶと、
「さすがに数が多いですね、だけど……纏めて吹き飛べ!」
 ものすごい勢いで突進してくるスイカのマスカレイドに向けてリングスラッシャーで迎撃し、
「気持ちいいくらいの突撃ね」
 ツルギは力任せに突っ込んでくるマスカレイドたちを見て、少しだけ羨ましそうに微笑んでから、ルシアとおなじ光輪を作り上げると、サイのマスカレイドめがけて投げ放ち、彼らの足を止める。
「やっと捕まえましたわっ」
 一方、やや後方で戦っていたベリルは戦線が混乱する中でピュアリィに襲われ、のしかかるように絡みつかれようとしていた。
「残念。それはヘリオドール……分身だ」
 しかし、それは彼がデモンを使って作り上げた分身で、抑えこもうとするピュアリィを逆に羽交い絞めにする。
「どうやら、君には髪の毛の力はないみたいだね」
 そう言いながらベリルは魔鍵の鋭利な先端で彼女の脚に深手を負わせるが、彼の言うとおり、このピュアリィは髪の毛を操る力は持っていなかった。
「……なるほどね」
 ツルギはピュアリィたちを観察しながら何かに気づいたが、それよりも先にヨハネスが、
「御二人とも、旋律を合わせて高らかに歌いましょう!」
 桃色の髪が可愛らしい小さな歌姫たちに声をかけ、3人で勇壮な戦歌を歌い出す。
 それぞれの楽器が奏でる旋律は仲間たちに勇気を与え迷いを無くし、それぞれ異なる雰囲気の歌詞は戦いへと誘うように時に激しく、時に流れるように紡がれる。
「みんな、彼女たちの見分け方が分かったよ」
 髪による攻撃と脚による攻撃をそれぞれ繰り出してくる彼女たちは、それぞれ攻撃してくる部位が発達していて、よく見るとその太さが違う。
 ツルギはその特徴を簡潔に説明すると、瞳を閉じて無造作に手近なピュアリィに近づき、相手の攻撃を気配で察して完璧に回避しながらフレイムソードと太刀の二刀を巧みに使って彼女の胴を横薙ぎに切り捨ててみせる。
 なるほどと仲間たちは納得すると、周囲に響き渡る歌声を聞いて心を落ち着けて反撃を開始した。

●新たな勇者たちの決意
「まずは捕まってる人を助けないと……動かないで」
 ジュリアはナイアーの上に乗るピュアリィに激しい矢の嵐を降り注いでいく。
「あんっ!」
 ピュアリィは悲鳴をあげてバランスを崩すと、
「今だ! 串刺しになれ!」
 その隙にナイアーは彼女を引き剥がしながら顔を出し、彼女の体に天から降りそそぐ光の剣を幾本もつきたて、無造作に投げ捨てる。
「上着が邪魔だよぅ……ねえ、脱ごうよ? 脱がせてあげる♪」
 一方、フェイに抱きついていたピュアリィは彼をくすぐって弱らせていたが、そのために彼の上着が邪魔だと思い、脱がせようとする。
「……!!」
 しかし、それは彼にとっての逆鱗であった。フェイはそれまで以上の力で絡みつく髪を引き剥がして仕込み杖を左手に握ると髪を一閃のもとに斬り裂き、悲鳴をあげようとする彼女に一瞬だけ優しく微笑むと、裂帛の気合いと共に大上段に構えた仕込み杖から放たれる円月斬で彼女の胴体を真っ二つに切り捨てた。
「さて、準備が出来ましたよ」
 そのタイミングを待っていたように、カナトが創りだした優しい光を放つ水晶がナイアーの周囲に展開され、淡い光が傷ついた彼の体を癒し、
「風よ、フェイを癒して」
 ジュリアが呼び出したそよ風のようにやわらかい風がフェイの心を沈め、体中の痛みをやわらげていく。
「紅蓮の門、我は焔の鍵を持つものである」
 勢いに乗って攻め寄せるマスカレイドたちに向け、ベリルは利き手の左手に逆手持ちで持っていた魔鍵をバトンの様にクルクルと回して通常持ちに構え直し、
「其の扉、開け放て!」
 灼熱の炎を呼び出して空間ごと焼きつくすように彼女たちを飲み込んでいき、
「こっちも行くよ」
 ヨハネスは言葉短く冷静にそう言うと、2人の少女とともにセッションをするように楽器を奏で、変幻自在の旋律が呼び起こす強烈な炎や吹雪などでマスカレイドたちを飲み込み、あるものは焼きつくし、またあるものは裂傷で倒れ、またあるものは地割れに飲み込まれていく。
「一旦態勢を立て直すよ!」
 形勢不利を悟ったピュアリィの言葉に、マスカレイドたちは我先にと逃げ出そうと彼らに背を向け、分かれ道の方へと走りだそうとする。
「そっちは行き止まりだよ」
 しかし、そう言いながらルシアはサイのバルバの行く手に先回りし、斧を振り回して襲い掛かってくる彼の突進をアックスソードで受け止め、フレイムソードで斧を引っ掛けながら鮮やかに跳ね飛ばして戦意を喪失させると、
「駆けろ!」
 さらに逃げ遅れそうになって戸惑っているピュアリィに向けて、フェイがけしかけたコヨーテが襲いかかる。
「きゃあ!」
 狼に脚を食いちぎられたピュアリィはその場に倒れて体を食いちぎられ、そのまま動きを止めた。
「ここは、通しませんよ」
 巨大スイカのマスカレイドが巨体を生かして強引に突破しようとするのを、巨漢のカナトが盾を構えてがっちりと受け止め、
「おとなしくしてもらいましょうか」
 盾に描かれた紋章を光らせて術式を発動させ、その体を封印して消滅させた。
「ナイアーさん、そっちのピュアリィが逃げるよ」
 ジュリアはそう言いながら、ピュアリィに向けて威嚇、牽制のための矢を無数に放つ。
「気づかれた!」
 真っ先に逃げ出し、最後に1体だけ残ったピュアリィは少し離れた所まで逃げようとしていた。
 しかし、ナイアーはグランスティードを呼び出して激しく追いかける。
「い、嫌っ、許して!」
 ナイアーは悲鳴を上げるピュアリィとの差を一完歩ずつ詰め、
「馬蹄に踏みにじられろ!」
 ついに追いついたピュアリィを前脚で踏みつぶしてから、後ろ脚で激しく跳ね飛ばし、壁に叩きつけて絶命させた。

「時には突き進んだ勇者の手助けも悪くはないね。これでもたまには尽くす事もするのよ?」
 戦いを終えて、ツルギは笑いながらそう言うと先を進む仲間たちの状況を心配し、
「間に合えば……いや、きっと間に合うよ」
 フェイは大丈夫だと主張する。
「1人では出来る事など限られてますが、みんなで戦えばなんでもできますからな」
 カナトはそう言って微笑み、周囲の状況を再確認する。
「罠らしい罠がなくて良かった。前の方も大丈夫なのだろう」
 ここまでの道のりで倒れている仲間が居なかったことから、ナイアーはそう状況を分析し、
「たとえどんな状況になったとしても、ランスブルグが滅びの危機にあるというのなら、何度だって戦うだけです!」
 ルシアが気合を入れなおすと、仲間たちは更に奥へと進んでいく。
 かつての勇者を追いかけ、滅びを終焉させるために……。



マスター:きゅう 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2013/06/17
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