ステータス画面

ガルシェン救援:影より出で

<オープニング>

●影より出で
 骸殻荒野ガルシェン――そこは今、戦いの喧騒に満ちていた。
 都市部より少し離れた、大きな岩が多数転がる荒野で大きな音が響く。それは巨人たちが繰り出した攻撃の音だ。
「そっち、いったで」
「おおぅ!」
 4人の巨人達はチームを組んで足元を動くものを追っていた。それはデモン人間と、そのデモン人間が連れているレッサーデモンだ。
 その数は巨人たちの10倍程。
 ひげの無い巨人の振り下ろした大きなハンマー。それを散らばってデモン人間達はかわす。髪の無い巨人は大きく剣を薙いで、デモン人間を倒す。無精ひげの巨人が踏み潰そうと足を振り下ろし、もさもさとした髪の巨人は拳を向ける。
 そんな巨人たちの攻撃を受けながらもデモン人間達はじわじわと彼らを追い詰めるべく動いていく。
 手数の多いデモン人間達のほうが、明らかに有利な状況であった。

●足取り
「皆様、先日はお疲れ様でした」
 此華咲夜若津姫が無事救出でき、そして奈落に向かった方達とまた会えて本当に良かったと紫煙銃の城塞騎士・レミィ(cn0151)は笑みを浮かべた。
 けれど、すぐにその笑みは消えていく。
 それは新たな動きがあったからだ。
「此華咲夜若津姫が、バルムントの鍵の真の力を取り戻してくれたのでわかったことなのですが、マスターデモンとなったクトラさんの足取りがわかりましたの」
 マスターデモン・クトラの目的はどうやら、前回と同様『エンドブレイカーの精鋭を、シャルムーンに孤立させる』だと思われる。けれど今回は、敗残のマスカレイドを使った策略ではなく『デモンの大軍勢』でもって、力押しでシャルムーンに攻め込もうとしているようだ。
「どうやらクトラさんは、薔薇の痕でデモンの大軍勢を組織しシャルムーンへと進軍を開始しているようなのです」
 おそらく、シャルムーンで迎撃する戦いになるはずとレミィは紡ぐ。
 けれど、薔薇の痕からシャルムーンの途上には骸殻荒野ガルシェンがある。
「ガルシェンの賞金稼ぎさん達は都市を守るためにデモンと戦うでしょうが、多勢に無勢。勝利は難しいと思いますの。ガルシェンに籠城したとしても、最悪全滅……という可能性もありますわ」
 そこでエンドブレイカー有志の皆さんに『デモンと戦っている巨人達の救援』と『シャルムーンに撤退するように説得』する事をお願いしたいのですとレミィは言う。
「ガルシェン周辺の状況は不明ですが、デモン人間、レッサーデモンを主力とした部隊と賞金稼ぎさん達が争っているところを救援できるはずですわ」
 行ってみなければ、どうなっているのかはわからない。
 それでも、放っておけばガルシェンの賞金稼ぎ達が戦いの犠牲になるのは目に見えている。
「ガルシェンの方達が、マスターデモンとわたくしたち、エンドブレイカーの戦いに巻き込まれる事になってしまいますが……今向かえばまだ助けられますわ」
 どうぞ、彼らを助けるためにお力添えをとレミィは最後に紡いだ。


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参加者
翠狼・ネモ(c01893)
天華の欠片・キリィ(c01934)
魔剣・アモン(c02234)
ハルピュイアの隻腕・オニクス(c11582)
激情の騎士・ニーナ(c12571)
花巡蝶・フィリア(c13761)
彩風に踊る妖精・シル(c25139)
翠雨の描き手・クラウス(c26397)

<リプレイ>

●戦いの音、届く
 骸殻荒野ガルシェンの周囲に広がる荒野。その遠くで音が響き、動く影がある。それはおそらく、巨人達だろう。
「シャルムーンへ進軍するなど……そんな知恵があったとはな。行かせてなるものか……!」
 絹糸のような銀糸が靡く。その持ち主である天華の欠片・キリィ(c01934)はこの事件を起こしている者達を思い言葉零していた。
 マスターデモンが率いる軍勢が迫りつつあるのはこの一件でも必至。
 協力者である巨人達を喪うわけにはいかない。
 それに、と翠雨の描き手・クラウス(c26397)は思う。これからせめてくるデモンの軍勢。それを僅かでも、ここで削れることは幸いだ。
 全力で邪魔させて貰おうか、と士気はあがるというもの。
 だんだんと転がる岩は大きくなっていく。その岩陰の間に見える巨人達の姿。
 救援のため、ガルシェンへ向かった8人は彼らへと確実に近づいていた。
 4人の巨人と、その十倍程のデモン人間、そしてレッサーデモン。
(「デモン人間やレッサーデモンには警戒していたけど、ここまでの大軍を相手にすることになるとはね」)
 近づけばだんだんとその様子がわかってくる戦いの様子。魔剣・アモン(c02234)は表情引き締め、駆ける速度が一層あがる。
 こうして加勢に向かうときでさえも、花巡蝶・フィリア(c13761)の所作はふわふわと穏やかだ。けれどそれは、きびきびと成す事を分かっているという中で見える彼女らしさだった。
(「故郷を捨てさせる事しか出来ん、か」)
 ふと、瞳を翠狼・ネモ(c01893)は細めた。故郷を捨てるという選択はきっと彼らにとっては苦渋でもあるだろう。
「……必ず、再び反撃の手を打てる様に」
 まずは今、この窮地を切り抜け言葉に耳を傾けてもらうしか方法がない。
 そして巨人達とデモン勢が戦う様がその目に飛び込んでくる。
「さすがに多いな……」
 ハルピュイアの隻腕・オニクス(c11582)は目配せする。
 デモン側は巨人達を囲み、割って入るのは難しそうな状況。
 エンドブレイカー達は弧の形で囲むように加勢するため、二手に分かれて戦いに参じた。
 戦況は不利、辛い状況だ。
 けれどこんなときだからこそ明るく笑顔を忘れずに――彩風に踊る妖精・シル(c25139)は巨人達へと声を向ける。
「加勢しにきたよ!」
 その声に巨人達はすぐには反応できなかった。どちらへの加勢なのか、味方なのか、すぐには判断できなかったのだ。
「こいつらは僕達共通の敵。数に対抗するには連携が必要です。協力させてください」
「アンタ達に手貸しに来た。アイツ等は俺達の敵なんだ」
 視線を合わせ告げたアモン、そしてオニクスの声に巨人達は助けだと、ありがたいと頷いて返す。
 そして敵意を向けるのはデモン達へ。
 スカートの中にしまっていた大型の斧剣を取り出し激情の騎士・ニーナ(c12571)は敵へと向ける。
「私は理由もなく怒っていますのよ……覚悟しなさいな。つか覚悟しろや」
 一番近くにいたデモン人間にニーナは切りかかる。
 巨人達への加勢にデモン人間達は揺らいだ。だが数ではまだこちらが多いと巨人達へ、エンドブレイカーへと攻撃の手を向けた。

●影を払い
「癒しますっ!」
 巨人達は消耗している。このままではとフィリアはコルリ施療院の紋章を眼前に描いた。
 その紋章の力は巨人達へと向けられ、今まで受けていた傷を癒し支える。
 キリィは前方にてオーラの翼を広げたネモを見失わぬようにする。今まで色々な策略を持ってきたデモン達だ。ネモだけが持つ能力はこれからの戦いにて必要なもの。万一浚われたりしてもわかるよう印を。
 その傍ら、星霊バルカン達の名をオニクスは呼ぶ。濡れ羽色の羽毛に覆われた鋭い黒爪でもつ符には神火が宿る。符に籠められたは浄化の霊気。そしてネモが残した光の軌跡を伝い敵達へとその符は放たれた。複数のレッサーデモン達はその神火の力により動きを阻まれる。
「エンドブレイカーどもを先に始末しろ!」
 指揮を執っている一人であろうデモン人間の男がレッサーデモンを引きつれ向かってきた。その腕は影により巨大化し、相手を食らうかのように開かれている。
 この男を倒せばおそらくデモン側は崩れるはず、と籠拳に百合の彫金施された、雪のように純白の刀身を持つ雪華剣『スノーホワイト』、その切っ先に冷気を集めキリィは男の一点を狙い突き出す。
「氷は私の意のままに……凍れ、芯までも!」
 切っ先と男が触れ合った瞬間、凍結する。肥大化していた腕は凍りつき粉砕されたが、すぐにまた影が腕を形作る。
「おぬしは放ってはおけないようじゃな」
 逃げられぬよう見定め、キリィに続きネモも仕掛ける。オーラの翼は男を斬り、再び描かれた光の軌跡はキリィの下へ。
 後方から男へと、そして多数の敵へとオニクスが符を放ち加勢する。
 周囲の敵へフィリアが描き向けたのは狂王アニールの紋章だ。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ!」
 狂王の哄笑が響き、戦場たる幻影を生む。広がる狂気は周囲のレッサーデモンをも巻き込んで果てさせた。
 男は配下を削られ舌打ちをしつつ、その腕をネモへと向けた。その一撃は、数度うけても堪えられる程度のもの。
 ネモは大丈夫だと示し、キリィは冬の嵐をこの場に振り落とす。
 氷結の嵐はレッサーデモン達を、そして男の身を凍らせその動きをとどめていた。
 その嵐の様をシルは瞳の端に捉えた。その喚び手に負けてはいられないねと傍らの妖精、ニルティアへと笑み攻撃を仕掛ける。
 風翼の装飾、そして藍鉱石の蕾。白銀の長杖、世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』のもとに集まる力は高重力場だ。
「出来るだけここで食い止めるよ。いっけーーっ!!」
 複数のレッサーデモンを押さえ込み、二倍五倍と膨れていく力。その力をくらって絶え絶えのレッサーデモン達を光輪が斬り裂いてゆく。
「影を以て影を制す、だ!」
 頭上に掲げた漆黒の刀身を持つ黒影剣。アモンはその切っ先でまだ余力ある光輪を躍らせる。 そして戦場を斬るように。
「月よ星よ時を越えて煌めき爆ぜろ!」
 クラウスのムーンブレイドの切っ先が空間を斬り裂く。放たれた月の魔力は眩惑の輝きでデモン人間を眩ませた。
「くそ、エンドブレイカーが!」
「くそ? それはこちらの台詞ですわ!」
 その、光を背から受けてニーナは伝承に伝わる神殺しの刃を模した、ベルクウィニスの刃を振り構えた。
「必殺ッ! マキ割りカーネイジィィィ!!」
 その声と共に、体の中心を狙うかのごとく風を切り横薙ぎに一閃。男の体は真っ二つにちぎれ、そして影と共に消え散った。
「各地で変態行為を働いているデモンマンにはいい加減飽き飽きしていますのよね……」
 そう零したと同時に、横よりレッサーデモンがその影を円状に分かち飛ばしてニーナを斬りつける。
 その痛みを与えた相手を睨み、ニーナはベルクウィニスの刃を持って走りこんだ。
「ふざけんな! 2度とこの世界にいられねーようにしてやんぞオラ!」
 レッサーデモンは裂かれ、影へと戻り消えていく。
 デモン側の戦線は徐々に乱れ、数も減っていく。最初は二手に分かれた互いの姿は見えない状況だったが、やがてその姿も見え始める。
 それは確実に敵数が減っている印であった。

●向ける言葉は
 敵の数はすでに10体以下。戦いの終わりもまた見えてきていた。デモン側の数が減ったことにより、エンドブレイカー達は巨人達とデモン達の間に割って入ることができ、言葉を交わす余裕もまたできた。
 巨人達は、エンドブレイカーの背中側にある。
「そっち、まだ保つか?」
 オニクスは巨人達へ視線を向ける。巨人達はもちろんだと豪快に笑ってみせた。
 笑う力があるならば、十分残りの相手を倒すまで持つだろう。
 が、この優勢である状況に巨人達はまだ戦えると思っていた。今は数が逆転したからこそ、優勢。
「このままここで、戦って敵を倒すか!」
 お前たちもその心意気だろう、というように巨人達は声を向けてくる。
 その声に、それはできぬとネモは首を横に振り、飛び掛るレッサーデモンへと振り上げた足で対処した。
「またすぐに多くの敵が攻めてくる。今は生き残る道を考えましょう」
 アモンの言葉に、それなら食い止めるべきだろうと剣を持った巨人は言う。そしてハンマーの巨人もそれに頷き、まだ余力があると異を唱えた。
 確かに今すぐ倒れるという事はないが、先程のように大群相手との連戦は難しいほどに消耗をしている事を忘れている様子。
 違うよ、さっきの事を思い出してとシルはまっすぐ、巨人達の瞳を見つめた。
「敵の数が多くて、数で押されたら危ないから一度引いて体勢を整えよ?」
 しかし、というようにざわめく巨人達。
「あなたがたの護りたいものは、あなたがたが死んでしまっては護れません!」
 少し、強い口調で巨人達の視線を集めたフィリア。フィリアは彼らを見上げ、今の状況を明確に紡ぐ。
「このままでは貴方がたは彼らには勝てません。都市も守れません」
 そんな事はない、と言おうとする巨人を真っ直ぐ見上げてフィリアは制した。そして言葉を続ける。
「どうかわたし達と一緒にシャルムーンへ来てください、都市の方へはわたし達の仲間が説得に向かっています!」
「ガルシェンにもわたし達の仲間がいて、避難を呼びかけてるの」
 フィリアの言葉に頷いてシルも続ける。
 巨人達はその言葉に顔を見合わせていた。ガルシェンがどうなっているかはわからない。
 だが自分たちを助けてくれたエンドブレイカーの言葉は信じられるものなのはわかっている。
「どうかわたし達と、都市に向かったわたし達の仲間を信頼してくださいませんか」
 今助けられているという状況は巨人達にとって信じるに値するもの。
「再戦の機会は必ずある。その時、僕達もガルシェンの為に戦います!」
 高速詠唱をしながら、アモンは前に走りレッサーデモンを氷雪をもって切り裂いた。
 けれどまだ、巨人達は渋っていた。
「なに生きてさえいればいつかリベンジすることもできますわ」
 自身のオーラを高め、受けた毒を払いながらニーナは斧剣を敵へと打ち下ろす。
「今日撤退するのは生きて明日を勝ち取るためですわよ」
 鋸の刃が敵とかみ合う。その瞬簡爆発は起こり、その爆風をうけてスカートの裾翻りながらニーナは巨人達へと笑みを向けた。
「今は仲間達と共に撤退を。チャンスはいずれ来る。その時は私達も一緒に戦う」
 言葉紡ぎ、キリィはシルへと視線を向ける。敵は残り少ない、一気に畳み掛けるべく動こうと。
「シル、背中は任せた」
「後ろは任せて? 無茶しすぎはダメだからねっ!」
 シルへとわかっていると、キリィは笑んだ。
 大きく踏み込んだ一歩。ロングドレスのスリットが閃き惜しげもなく美脚が晒される。
「いい加減しつこいと嫌われるぞ。手加減なしだ、くらえ!」
 切っ先に集まる冷気を向けたのは、最後に残ったデモン人間だ。この相手を倒せば、あとはレッサーデモンばかり。
 統制のとれなくなった相手は散らすに易い。
 仲間達が攻撃をかける、その様子を見つついつでも動けるようにしながらクラウスは巨人達へと声をかける。
 今まで仲間達が紡いだ言葉を再度なぞるように、巨人達へと投げかけたのだ。
「故郷を護りたいという決意は判っているつもりだ。だけど敵の軍勢はまだ多く控えている。連戦で疲労したところを数で押し切る事が敵の狙いなんだ」
 僕らは貴方達を信頼出来る同志だと思っているとクラウスは紡ぐ。
 だからこそ此処は耐えて、生き延びる事を優先に考えて欲しいと。
「生きて、彼らを追い返す機会は絶対に来るから、その時は僕らもまた力を貸すから――今は僕らを信じて欲しい」
 真摯に紡がれる言葉、そしてオニクスもまた必要ならば誓おうと紡ぐ。
 巨人達は顔を見合わせていた。
 自分たちが今あるのは、彼らがあの大群の中に入り助けてくれたからだ。
 劣勢から持ち直したのも、エンドブレイカーのおかげ。そして彼らの仲間が、また故郷であるガルシェンへと言葉を投げかけ、助けにいってくれているのだ。
 一時故郷から離れることとなっても、また戻る機会、そしてそうさせた相手と対する機会はあるのだと言っている。
「まだ敵は残っているなぁ」
 目の前の敵を倒して、そしてこの場から離れよう――そう言って、巨人達も残りの敵を倒すためにそれぞれの得物を向けた。
 ここから離れてくれることをわかってくれたとフィリアとクラウス、オニクスは視線を合わせ自分達も戦線に加わる。
 そして、デモンの軍勢は一掃された。

●行く末に
 交戦していたデモン人間、レッサーデモン達は全て倒された。だがこの場にとどまれば新手がくるのは想像に易い。
 共に戦いながら言葉を重ね、この場より離れる事を受け入れていた巨人達。移動はこうした方が早いとエンドブレイカー達をその肩に乗せた。
 フィリアが頭をさげありがとうございますと丁寧に言うと、巨人達はどこか照れた様子だ。
「おめさんたちのおかげで、みんな無事だったわい」
 多少、負傷はしているが移動できないほどではない。無事に戻る事ができるのはありがたい事だと零す巨人に間に合ってよかったですとシルは笑み零す。
「ガルシェンでも避難が始まっているはずじゃろう」
 向かう先は砂月楼閣シャルムーン――そこへ一緒にとネモは行く先を示す。
 そして、巨人達はその方向へと歩みだした。
 少し落ち着いたところで、アモンは巨人達に名前を尋ねる。
 肩に乗せてくれていた巨人はなんと呼ばれているかつげ、そして他の三人についても呼び名を教えてくれた。
 巨人の肩にいる事で視野は広がる。オニクスは後ろから敵がきたら知らせると、後方に視線を向けた。
 荒れた大地が広がるばかり。そして空も、ただ続くばかりで変りない。
「敵はきそうかぁ?」
 のんびりとした声で尋ねられ、その姿はなさそうだとオニクスは巨人へとゆるく首を振った。
 その声に、もし攻撃がきても僕がかわりに受けようとクラウスは笑ってみせる。
 敵からの追撃もなく、一行が進めばやがてその目に見え始めるのは巨人達の故郷だ。
「ガルシェンが見えてきましたわ」
 他の巨人達とも合流できるかもしれませんわ、とニーナは紡ぐ。他にも救援に向かったエンドブレイカー、そしてガルシェンでの説得に向かった者達がいる。向かう先が同じなら、途中で合流もできるだろうと。
 ガルシェンは終着点ではない。向かうのはシャルムーンだ。
「救援がなんとか間に合ってよかった」
 ほっと、キリィは零す。けれど、これで終わったわけではない事は重々承知。
「これからが本番なのだろうが……」
 シャルムーンで迎え撃つ事になるであろうデモンの軍勢。その一端と見えただけなのだとキリィはこれからを思っていた。
 これから起こるであろう戦いは大きなものになるのだろうから。



マスター:志羽 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2014/10/17
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