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種族浄化戦争:戦乱の世界に正義の剣を

<オープニング>

「まずはおつかれさま。みんなのおかげで異世界の情報も色々集まってきているわ」
 エンドブレイカーたちをねぎらいながら、白兎の懲罰騎士・ラヴィエ(cn0155)は繋がった一つの世界……『種族の武具』が破壊されると種族はモンスター化して滅びてしまう世界で、世界を救えそうな動きがあったと話し出す。
「この前、この世界で滅亡しようとしている種族を救出に向かった人たちからの話なのだけど……そのなかで、エンドブレイカーが種族の武具を破壊する状況が発生したの。そして、武具を破壊された種族はモンスター化しなかった」
 種族絶滅の危機での一か八かの選択だったが、それは成功し、世界を救う糸口が見つかったわけだ。
 すなわち、エンドブレイカーが全ての武具を破壊すればモンスター化はもう発生しないということ。

「それでこれからの方針なのだけど、武具を破壊した部族から提案がきているわ。この世界の種族の武具をすべて破壊してほしいって」
 そしてそのために手っ取り早い方法は、この世界の大国と言われる種族を味方につけること。彼らの『種族の武具』をエンドブレイカーが破壊することだ。
 実質、足枷となっている『種族の武具』を破壊できれば協力関係を築くこともできるだろう。大国が全ての種族を解放するために協力してくれるようになれば、世界から種族浄化戦争を無くす事ができるはずだ。
「協力を求めた弱小種族の連合軍の方からは、大国であるリザードマン国の攻略を一緒に提案してくれているわ。連合軍が陽動をかけて、あたしたちが電撃的に浸透……種族の武具を破壊するって形ね」
 リザードマンたちは精強だが好戦的であまり頭が良くない。種族連合が戦いを挑めば、最低限の守備隊以外は戦闘に出てくるだろう。
 エンドブレイカーの実力なら隙をついて種族の武具を破壊するのも難しくないはずだ。
「今回、みんなが戦うことになるのは武具を守るリザードマンの精鋭部隊よ。彼らは武具の周囲にすんでいて、何が起きても離れない守備の専門部隊らしいわ」
 彼らは幾つかの部隊に別れて行動しているが、ラヴィエは仕入れられた一つの話を始める。黒鱗の長に率いられた部隊は『柔軟さ』で攻撃を受け止めてくるという。
「後の先、後手からの一撃……って、わかるかしら? 攻勢を罠へと受け流してカウンターを仕掛けてきたり、地形を巧みに使って機動を阻んでくるそうよ」
 獲物もナイフや手斧など、機動性を重視したものが多い。また黒鱗の長は独特の爪を使い『黒爪の長』とも呼ばれているという。

「……大変な任務だけど、今のみんなならきっと何とかできると信じているわ」
 世界が違っても不幸なエンディングを見逃すことはできない。それはエンドブレイカー全員の共通する思いだ。
 それにこの戦いを制すれば、リザードマンらは世界にとって頼もしい味方になってくれるはずだ。「たとえれば希望を守る正義の剣……なんて、ちょっとくさいかしらね?」
 励ましながら、らしくないことをいっちゃったとラヴィエは恥ずかしそうに笑った。


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参加者
猛牛娘・スティニア(c00506)
猛る烈風・アヤセ(c01136)
翔る疾風・セナ(c02046)
混世魔王・ファウナ(c22864)
清き純白・スーリス(c28034)
翠緑の騎士・ラミレス(c32798)
誓剣の乙女・リスティーナ(c34850)
日輪の天剣騎士・レオンハルト(c35756)

<リプレイ>

●連合会戦
 今、世界が変わろうとしている。
 猛牛娘・スティニア(c00506)は斥候の最中、集結するリザードマンと弱小種族連合の両軍を目に焼き付けた。
「攻城戦か……腕が鳴るな。まあ、我々は支援な訳だが」
 昂ぶる心を抑えるように呟き、彼女は仲間と連合の長達に合流する。
「リザードマンの武器はあの洞窟の奥ですか……大国になるだけの地の利も揃っていますね」
 集まって情報を冷静に分析し、清き純白・スーリス(c28034)は冷静に情勢を分析した。ランスブルグは天槍騎士団を率いる彼女の戦略眼で見ても、連合の戦士たちは正直心もとない。
 陽動を主とするとはいえ、列強たるリザードマン軍相手にどこまで持ちこたえられるのか?
「なに、この身一つで勝てるなら、なんとでもなります。皆さまも先に……」
「それでは、ダメです。戦争に勝っても、貴方方が無事でいなければ意味がありません」
 先日にも出会った尻尾を生やした種族の部隊長の申し出に、猛る烈風・アヤセ(c01136)は首を振る。仲間たちで話し合い、決めたことだ。
「僕らは皆さんの援護をするけど、まず生き残ることを最優先に考えて」
 銀鷺を彩った霊木の棍と儀礼用の琴剣を二刀に携え、翔る疾風・セナ(c02046)も強く言う。この戦いは最後ではない、始まりなのだ。
 異種族の共存の象徴として、弱小種族連合は旗印の可能性を秘めている。武器を目指す仲間たちは心配だが、ここで種族連合を失うわけにはいかない。
「民の安寧を得る為に武を振るうは騎士の務め。皆さまの義に助太刀馳せ参じましょう」
 盾を掲げ、翠緑の騎士・ラミレス(c32798)は朗々と宣言する。人に似た種族の戦士が武器を合わせる。出陣の声が響いた。

「進め!」
「遮二無二突進せよ!」
 戦塵が動く、とでもいうのか。リザードマン国の攻めは大国らしく堅実にして基本に忠実。質の優位を存分に生かした突撃前進は、そのままなら弱小種族連合の先陣を綺麗に噛み砕いていただろう。
「なかなか男前な連中が多いみたいだね。噂の黒鱗のは……まぁ、出てこないか」
 その風格に混世魔王・ファウナ(c22864)は独り言ちる。繊細な策に頼るなどよほどの事……武器を狙われるような危機でもなければないということか。
 ゆえにエンドブレイカーたちは前に出た。連合軍が崩れる前に、先手を取ってその衝突力を削ぐためにだ。
「全ての種族の武具を破壊出来た時、滅亡を免れる以外の何かが起こるのか分かりませんが……」
 種族生存のために、思いを込めて突き出される槍が、誓剣の乙女・リスティーナ(c34850)の心を揺さぶってくる。迷いと不安を振り払うように彼女は剣を振り、迫る槍を、軍勢を切り崩す。
「寄せ集めのやけっぱちと思えば、できるものもおるようだな」
 ひときわ大柄な敵将の大槍がリスティーナの大剣を受け止め、弾き返した。
 重厚な大剣がリザードマンの先鋒を数名まとめて吹き飛ばすも、勢いはまだ止まらない。この攻撃精神こそが大国の余裕であり、強みだろう。
「疑心暗鬼の連合など所詮は幻。数を頼ろうと、我らが命には届かぬと知れ」
「……ボク達は貴方達を滅ぼす為に来たんじゃない」
 止まらぬ軍勢に日輪の天剣騎士・レオンハルト(c35756)は苦くつぶやく。拳で語り合おうと交わらぬ相手なら、貫き通すには膝をつけさせるしかない。
「我は盾、我は剣、我は炎! 我は悪を滅するために目覚めし獅子!」
「炎にして剣の獅子を掲げるか! 我は千騎長がオゥーム。見知らぬ民の戦士よ、名乗られぃ!」
 金色の鱗を輝かせ、将軍の大槍が真紅の装甲を飲み込まんと打ち掛かってくる。炎の太刀を迫り合わせ、レオンハルトは声の限りに押し込んだ。
「我が名はレオンハルト――推して参る!」

●戦況、回天
「相手が何であれ、ボクは……我は、目の前の敵を――全て切り伏せるのみ!」
「その若さ、羨ましいが……勝ちは譲らぬ!」
 戦線が絡み合う喧噪のなか、リザードマンの将軍とレオンハルトはほぼ一騎打ちで剣と槍をぶつけ合う。武器を通じて伝わる思いは互いに同じ、負けるわけにはいかない!
「将軍! 回り込むぞ!」
「悪いが、近づけさせないよ」
 神火を宿した符がセナの手から飛んだ。連続で張り付き、炎を上げる護符が先鋒の勢いを周りごと潰す。
 そこに追いついた種族連合ががっちりと組みつき迂回からの包囲を阻む。機動を邪魔され、ならばとリザードマン軍はじりじりと戦線を押し上げるように攻めだした。
「こっちが先に黒爪のみたいな戦いをするとはね……まぁいい流れかな、と」
「助かりました。このまま引き込んでいきましょう」
 曲刀の美しい文様を輝かせ、ファウナはなおも側方を突こうとする一隊をけん制。右翼の前線を支えていたスーリスは礼を返し、後退する部隊の守りに立った。
「何が貴様を戦わせる! ここには貴様が背負う民などなかろうに……獅子よ!」
「戦えない人達に代わってボク等が戦う! それがエンドブレイカーの義務だ!」
 言葉ごと突き出させる必殺の突きをかち上げ、レオンハルトの焔剣が将軍の身体ごと大槍を弾き飛ばす。
 できれば無事でいてほしいと願うが、この乱戦で確認は難しい。
「今です、戦列の立て直しを!」
「おぉ!」
 リザードマンらが敗北にひるんだ短い隙に、スーリスは号令をかけて自らそれを援護する。
「そういえば、最近はあまり魔法を使っていませんでしたね……」
 ふと思い返す彼女だが、鞘を仕込みの魔杖と振るうキレは全く鈍りを感じさせない。打ち出された重力波が陣を張って迫るリザードマンを一気に押しつぶした。
「……妙ですな」
「あぁ、こいつはひょっとするとかな」
 その時の異変に気付いたのはまずラミレス、更に共に深く踏み込んで警戒してきたスティニアが相槌を打った。
 先陣を指揮する将軍を打ち倒してから半刻ほど、既に持ち直してしかるべきリザードマン軍の戦列に乱れが目立つ。
 後方から波及するように広がる流れは……後退?
「さて、どうするか。攻撃が成功したのか、それとも黒爪の罠か」
「罠にしては混乱がひどい気もします……その、半数だけというのも」
 背中合わせに守り合いながら、リスティーナはスティニアへ感じたまま答えた。それにまだ守り手の部族が出てくるには距離が遠すぎるとも。
「下がった部族が武器を護りに向かったなら……まずいですよ」
 罠でなければないで起きうる危機をアヤセは言う。武器を破壊に向かったエンドブレイカーたちは強襲部隊だ。いかに地力で勝っても、あの数が相手ではどうなることか。

 考える余裕も削られる戦場、判断を迫られる一行への助け船は意外なところから出された。
「今こそ、もう一度言いだす時ですな。ここは大丈夫です、皆さんは武器の元へ」
 歳入ったエルフ耳の種族の長はそういうと、戦線をぐいと押し上げさせる。
 エンドブレイカーたちの奮闘で、種族連合の犠牲はほぼなきに等しい。このまま押し引きを繰り返すぶんには何とかなるだろうと、尻尾族の長も後を押した。
「俺たちもできるところ、見せておかなきゃな」
「ありがとうございます……でも、けして無理はせずに。この戦争の後は皆さんがいないとダメだからね」
 セナは言いながら前の戦いで共に戦った戦友の手を握り、そして離した。
「この戦いに、英霊の加護やあらん!」
「皆さまにも、ご武運を!」
 進出の隙を作りに攻勢をかける種族連合の戦士へスーリスは短く敬礼し、駆け出した。
 目指す先は、リザードマンの武器とそこで戦う仲間達だ。

●追撃の救援戦
 後退するリザードマンらの部隊を追い、八人が走る。今度はこちらがその尻尾に食らいつく番だ。遠くに見えた拠点の岩城はみるみる近づき、その周囲を囲うリザードマンの町がまず姿を現す。
「この様子、罠じゃあなさそうだねぇ」
 静かな町並みを走り抜けながらファウナは呟く。これから起きる出来事に怯えるように家々は戸を降ろしている。
 僅かに感じる視線は恐る恐るとエンドブレイカーたちを伺っているのだろう。恐らくは先発した仲間たちが突破していくのを見ていたのか。
「うまくやっているようだし、戦わず済むのは歓迎だけど……悲しいね」
 緊張した町の空気にぽつりとセナは言う。ただ一つの武器、動かせぬ象徴を失うだけで一族全てが滅んでしまう世界。
 自分たち種族しか信じられない、生き残るには他種族を滅ぼすしかないと考えてしまう気持ちを、少し彼は感じ取れた気がした。
「だから、壊さなきゃ。いやだよ……こんな悲しい世界」
 双子の気持ちを受け止めるようにアヤセはいって歩みを進める。拠点と敵軍の最後尾はすぐそこだ。

「捉えたり! 追いつきましたよ」
 背後からの脅威に向き直る後衛のリザードマンに、ラミレスは盾ごとぶつかっていく。押し込みながら、彼は敵軍の向こうに同胞たちの姿を見た。
「大丈夫ですか、状況は!?」
「万事、とは言い難いけれど役目は果たしたわ」
 救援に向かう予定が助けられる側になってしまったが……と、扉を守るエンドブレイカーの一人が笑う。言う通り苦しそうではあったが、大した度胸だ。
「今暫く、辛抱を。こちらの『槌』で叩き伏せます」
 状況を戦術の『鎚と鉄床』に喩え、ラミレスは裁きの車輪を繰り出した。
「後ろはかまうな! とにかく前進せよ!」
「しかし! この……ぬわぁっ!」
 心中に詫びながら、リスティーナは車輪を抑えるリザードマンを凪いで道を作っていく。扉を守るエンドブレイカーたちのダメージは大きい。合流か、なんとか癒しだけでも飛ばさなければ。
「もう一丁! 頼むぞ!」
 さらにもう一撃、スティニアの斧槍が横凪に道を開く。押し広げられた間隙を抜いて、セナとファウナの癒しが飛んだ。
「今はここまで、だけど!」
「なんとか、するよ!」
 桜草と蝶の紋を飾る鍵が楽園への扉を開く。セナが奏でる清冽なる鈴音が祝福するように鳴り響き、暖かな陽光を山城の深部へと降り注がせた。
 踏みとどまるイジスたちの肉体に再び力がみなぎる。炎の剣を掲げるプライムベリーが赤爪隊の生き残りを焼き、目にもとまらぬラッシュの連打が列を一気に突き崩した。
「残りも一気に片づけるぞ」
「承知!」
 マークスの声にスティニアは答え、『原初の獣』の爪を振るう。
 前後からの猛撃、リザードマンらの数は多かれど、勝敗は決したと言っていいだろう。
「攻め入った事については謝ろう。だが、これは未来を決める為の戦い……貴様らを真の意味で開放する為の戦いなのだ!」
「この期に及んで惑わしとは、恥を知れ!」
 駄目で元々だったが、リザードマンたちはスティニアの呼びかけにもまるでとりつくしまがない。
 それがこの世界の掟であり、常識なのだから……わかっていてもアヤセは悲しく息をつく。
「この戦いは敵を滅ぼす為の戦いではない、とは……聞きません、よね」
「今は義務を果たしましょう。そして……待ちましょう」
 アヤセを守り、並び立つスーリスは光輝を宿した剣を振るい続けた。そう長くはない時間……門が開き、待ち望んだ『それ』が姿を現すまで。
『ヒュ――ッ!』
 やがて扉の向こうから魔法の花火が奔り、空気を裂くような大きな音が轟いた。
 開いた門から戻ってきたリザードマンと、エンドブレイカーたちが手にしたのは真っ二つに裂けたリザードマン種族の『象徴の槍』
 絶望し、絶句し、最後にリザードマンの一人が混乱の表情でエンドブレイカーたちを見上げた。「貴方達も争う理由がなくなったのですよ」
 もう戦わなくてもいい、そういうことだ――リスティーナはリザードマンを助け起こし、そう笑いかけた。

●彼の地に希望と正義あれ
 混乱は少しずつおさまり、戦いは終わった。
「この戦に散った数多の英霊に安らぎを……そして願わくば、新しい時代への加護を」
 スーリスの祈りに、集まった双方の軍の将兵がバラバラと黙祷する。
「まだ馴染みは薄いようですが……」
 黙祷に習いながら、ラミレスは思う。絶滅戦争が常識であった世界では仕方がないのかもしれない。だが絶滅戦争の理由がなくなれば、将兵同士への経緯もきっと広まっていくだろう。
「……彼の戦いは我々の勝利であったが、エンドブレイカー殿らの助力あっても薄氷のものだった。その勇戦への経緯と個人への弔いに、一つ宴席を用意させていただきたい」
「勝者からの申し出とあらば、受けぬわけにはいかぬだろうな」
 連合の長の手を、リザードマンの長が握る。それは高度に政治的な『手打ち』でもあったが、戦いに疲れた双方の兵たちはおおむね好意的に受け入れた。

「直接やりあえなかったのは残念だよ。けど、なかなかやってくれたみたいじゃないか」
「其の方も見事な突破であったぞ。その戦話、我々としても聞いてみたいものだ」
 興味あった黒鱗隊の将兵と酒をかわしあい、ファウナは話を躍らせた。直接攻略戦に参加はできなかったが、彼らはロゼッタたち強襲部隊を見事な機動防御で手こずらせたという。
 今回は敵ではあったが、その戦いぶりをファウナは嫌いにはなれなかった。むしろ、次はこちらが生かしてやろうと血が騒ぐ。
「彼らからは我々も多く学ばねばなりませんな」
「戦いが続くのは悲しいけれど、そうだね。きっとリザードマンの皆は連合の大きな力になってくれると思う」
 二人を見守る尻尾族の長に、セナは控えめに同意した。
 今回の戦いで連合は多くの貴重な経験を得ることができた。エンドブレイカーたちが並び立ったことで連合の損害は少なく、多くの将兵が無事に戦を切り抜けられた。
 経験豊富なリザードマンたちとの交流は、彼らを更に大きく成長させてくれるだろう。
「もう……『弱小種族』連合ではないですよね」
「ははは。たしかに……何か名前を考えなくてはいけませんな、この新しい同盟に」
 この集まりを呼ぼうとして、ふとアヤセは気づく。なにより大きいのは、その事だ。もう彼らは一人ではない。暴力に怯える心配もない。
 この世界で出会った尻尾族の子供たち……かつての自分たちのような犠牲や危機も、なくなったのだと。
「落ち着きましたら、今後の事も考え始めましょう。願わくば皆さんもご一緒に」
「えぇ、喜んで」
 祝杯の輪を何とか抜け出してきたレオンハルトは長の言葉に力強く頷き、握手を差し出した。
 そう、ここはまだ出発点。世界にはまだ多くの種族がおり、今も凄惨な戦いは続いているのだ。
「其の戦い、我らも肩を並べさせていただく。勝ち難きを勝つは戦士の誉ゆえに」
 ぬぅ、と差し出されたリザードマンの手が二人に重なった。少し驚きながらも、三人は笑顔で手を握り合う。
「先の見えない道ですが、きっと皆さんならできます」
「我々には色んな種族と手をつないで鍛えあえる強みもある。負けはしないさ」
 リスティーナが、スティニアが手を重ね力強く保証する。
 往く道は平たんではないが、この世界にも希望の光は確かに輝きだしたのだ。



マスター:のずみりん 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2015/07/27
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