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幻想の一つ目鬼

<オープニング>

 浅黒い肌に引き締まった体躯。丸太の如き剛腕には、巨大な棍棒が握られていた。
『グォォォ!』
 大柄なその男に向い、熊が襲い掛かる。だが男は熊の爪を易々と片手で払いのけ、手にした棍棒を振り下ろしてきた。
『ガ……』
 男と変わらぬほどの大きさの熊が倒れ、痛みに苦しみもがき始める。その姿を男は、一つの目でじっと見下ろしていた。
 ど真ん中に、巨大な目が一つ。それが男の顔の全てだった。
 人間でもエルフでも無いその一つ目鬼は、巨体にボロを纏っただけのその身で熊を踏み越え、進もうとする。
『グルルル……』
 それを阻もうと、熊の群れは威嚇の唸りを上げて立ち並んでいた。
 一つ目鬼は無機質にそれを見据え、棍棒を振り上げるのだった。

「皆集まったか、それでは話を始めるぞ」
 トンファーの群竜士・リー(cn0006)はそう言って、事件の内容を説明し始めた。
「世界樹に現れたイマージュが、世界樹を傷付けようとしているという情報が入ったんだ。どうやらスフィクス家の野望によって長い間悪用されていた『妖精騎士の寝所』に、マスカレイドを発生させていた悪夢の記憶が残っているらしく、それがイマージュとなって現れたようだな。このイマージュはマスカレイドでは無いが、エルフヘイムの平和を守る為にも、放って置く訳にはいかないだろう」
 とんだ置き土産だなと、リーは息を吐いた。
「イマージュ達が世界樹を破壊するのを食い止めようと、森の動物達も抵抗を続けているようだが……実力の差は大きく、このままでは全滅してしまうだろう。そうならないように、皆の力を貸してくれ」
 リーの言葉にエンドブレイカー達は頷いた。
「今回発見されたイマージュは、大柄な男の姿をした一つ目の化け物で、浅黒い肌にボロを纏い、巨大な棍棒を携えているという」
 見た目からしてパワフルな奴だなとリーは言う。
「その一つ目鬼を止める為に、森に住む熊たちが攻撃を仕掛けているのだが……まるで歯が立たず、次々に棍棒で殴り倒されているらしい」
 このままでは熊たちも全滅し、世界樹にも被害が出てしまうだろう。
「そんな状況を放ってはおけないよな。マスカレイドの事件という訳じゃあ無いが……エルフヘイムの平和を守る為に、一つ目鬼を退治してくれ」
 リーはそう言ってエンドブレイカー達を激励し、話を終えるのだった。


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参加者
スタイリッシュキャット・リーリエ(c00937)
天に誓いし黒氷の刀剣士・ハイド(c01339)
那由他刀・ルーン(c01799)
行かずウィドウ・ユーミィ(c03017)
穏やかに咲く月見草・ウィスタルテ(c03467)
杖のデモニスタ・アルカナ(c05159)
赤髪の運び屋・シヴィル(c07933)
剣の魔法剣士・ナイアー(c15152)
秘めた蒼誓・クリスフォード(c20847)
漂う木の葉・ミラト(c20848)

<リプレイ>

『ガァッ!』
 太く巨大な棍棒に打たれ、熊の体が地面に倒れる。左右からも次々に熊達が襲い掛かるが、その相手は棍棒をブンブンと振り回し、次々に熊を蹴散らしていった。
『グ……ガ』
 倒れた地面に血が滲む。一匹は牙が折れ、また一匹は片腕がだらんと力なく垂れ下がっていた。
 そんなにも傷付き、押されながらも熊達はまだ戦意を失っておらず、何とか攻撃の機会を作ろうと爪を構え、歯を剥き出して威嚇の姿勢を取る。
 迫り来るは、悪夢が生んだ幻想の一つ目鬼。
 世界樹を破壊しようと進むイマージュを食い止めようと、熊達は必死の抵抗を続けていたのであった。

「これ以上……熊さん達を傷付けさせません」
 ひらりと舞い飛ぶ桜吹雪が、熊達の体を包んで吹き荒れる。桜花乱舞を発動させたのは穏やかに咲く月見草・ウィスタルテ(c03467)だ。その柔らかな色と温かな風が、熊達の体に活力を取り戻させてゆく。
 そして傷付いた一匹の体に触れようと、杖のデモニスタ・アルカナ(c05159)が駆け寄って行った。
『グォッ!』
 だが熊はその傷付いた腕を振るい、アルカナの胸を爪で大きく薙ぎ払ってきた。ポタポタと地面に血が飛び散った。
「く……」
 杖を支えに何とか倒れず、アルカナは痛みに耐えて歯を食い縛った。
 まさに手負いの獣。
 必死に戦っている最中の、傷付いた野性の熊に触れようと近付いたらどうなるだろうか?
 熊にどんな意図があったかは分からない。邪魔をするなと言いたかったのか、こちらを敵だと思ったのか、それとも単に戦いで気が立っていただけかもしれない。
 とにかく彼等は今、世界樹を守る為に必死なのだ。
「後は私達に任せて、この場は引いて傷を癒して」
 杖で治療の紋を描き、自身を中心にその光を広げてゆくアルカナ。攻撃してきた熊の傷も、ヒーリングサークルで塞いでゆく。
 体に触れてのマインドは使えなかったが、言葉を発することは出来る。誰に隠す必要も無い、熊の耳が潰れていなければ聞こえるだろう。
 伝わった言葉を熊がどう受け取ってくれるかまでは、分からないが。

「折角『棘』をやっつけたのに、まだこんなのがいるの?」
 その間にも一つ目鬼はこちらに近付いてきていた。その進行を阻むべく、スタイリッシュキャット・リーリエ(c00937)はハンマーで大地を思いっ切り打つ。
(「一つ目か、密告者でもあるまいに……」)
 敵の顔。中心にでんと乗った一つ目だけのそれを見ながら、剣の魔法剣士・ナイアー(c15152)は胸中だけで呟き、サンダーボルトを解き放つ。
「貴様の相手は俺達だ!」
 鬼の足元を衝撃派が揺らし、胸に電撃が突き刺さる。
 そこに駆け込む行かずウィドウ・ユーミィ(c03017)! ソードハープをギュッと握り、熊達を追い越して鬼に斬り掛かった。
 がきん。
 突き出された棍棒が刃を受け弾き、ユーミィは小さく飛び退って着地する。
「それじゃ熊さん。あとでハチミツくださいな!」
 一瞬だけ振り返り、ニコッと笑顔でそう言ってから、ユーミィは鬼と対峙するのだった。
「私の大好きな森で悪いことするなんて、ダメな子ね。めっ、てしてあげるわ」
 続いて漂う木の葉・ミラト(c20848)が毒針を吹き出し、鬼の体にプスプス刺す。
「挨拶よ。気に入ったかしら?」
 攻撃が気に食わなかったか、鬼はその目でミラトをちらりと見た。
「密告者を倒せたとはいえ、まだ爪跡はあちこち残っているようですね」
 視線の逸れたその一瞬に、逆サイドから那由他刀・ルーン(c01799)が間合いを詰める。棍を振り抜き、鬼のどてっ腹を思いっ切り打ち据えてやった。
『……』
 手応えはあった。しかし巨体の鬼は大して動じず、まだじっとミラトの方を見ている。
「ったく、でかい図体しといて弱い者虐めしてんなっつの!」
 その足元を刈り取るように、赤髪の運び屋・シヴィル(c07933)がグランドスライダーで突っ込んだ! 暗殺シューズが脛を蹴り、流石の巨体も僅かに揺れた。
『ヴガグゴォッ!』
 そこで初めて、鬼が吼えた。口など無いその顔の、どこから響いているのかも分からないが……低く重苦しいその咆哮と共に、ブンブン棍棒を振り回し始める。
「っと!」
「……」
 巻き込まれたのは、シヴィルとユーミィ。ちらりと熊達の方を見て、そちらに攻撃が及んでいないことを確認する。
 どうやら鬼の方は、エンドブレイカー達を敵と認識してくれたらしい。
「お前等の場所、ちゃんと守ってやっから。今は下がりな」
 振り返って笑い掛けるシヴィル。そして再び前を向き、その赤い髪が微かに靡いた。その流れの中に血が混じっていたのは、気のせいだったのだろうか。
「大丈夫、任せてくださいな!」
 熊達に呼びかけるようにそう言って、ユーミィも何とか体勢を立て直す。
「オレ達の育った森を守るために、全力を尽くそう……」
 秘めた蒼誓・クリスフォード(c20847)の妖精が光の軌跡を描きながら飛び、輪を作り出す。癒しの力を浴びて、何匹かの熊が力を取り戻したようだ。
「我が意志の下、万物を癒す奇跡の力を示せ」
 天に誓いし黒氷の刀剣士・ハイド(c01339)も目に付いた熊にリペアキーを施し、傷を癒していった。
「敵は私達が引き受けます。下がってください」
 武器の扇を地面に置き、呼びかけるようにウィスタルテは声を張り上げた。
 言葉は理解して貰えないかもしれない。
 しかしエンドブレイカー達は、世界樹を狙う敵を攻撃し、食い止め、熊を庇い、熊を癒した。
「ったく、厄介なもん残していきやがって……」
 その間にも戦闘は続く。敵の顔面に飛び掛かって蹴りを繰り出すシヴィルに合わせ、ユーミィは十字の斬撃を刻み付ける。黒い肌が裂けるが、血は流れ出ない。流石はイマージュといった所か。
「離れてちょうだい。そうすれば、後はなんとかしてみせるわ」
 呼びかけを続けるアルカナ。先ほどの熊も、今は襲い掛かってくるそぶりは見せず、じりじりと後退っていた。
 木の陰や茂み、岩の傍。戦いを見守るような場所に陣取って、熊達は戦場から幾らか距離を取ってくれた。
 言葉は伝わらなくても、想いは伝わったのか。
 それとも単に、正体不明の乱入者が敵を攻撃してくれている。これはラッキーと思っただけなのか。
 完全に逃げ出さない所から察すると、全面的に信用してくれた訳ではないのだろう。
 エンドブレイカー達が、世界樹に迫る敵を倒してくれるのか? 或いは敵を倒した後に、世界樹に危害を加えようとしないか?
 それを見届けようとしているのかもしれない。

「エルフヘイム、最初の依頼は熊退治。最後の依頼は熊救助。つくづく熊に縁があるな」
 不思議な物だと微かに笑い、ナイアーは剣を振り上げる。一撃が鬼の腕を打ち、続けて棍棒をがきんと打った。
『……』
 ギョロッとした一つ目がナイアーを見る。表情などはまるで感じられず、ただひたすら不気味なだけだ。しかしその間にリーリエが走り、敵の後方へと回り込んでいった。
 握りを確かめるように、ゆっくり棍棒を振り上げる鬼。そしてそのまま真っ直ぐに、その豪腕を振り下ろす!
「くっ……!」
 一撃がユーミィの脳天を打ち、地面に叩き付ける。びちゃっと地面に血が飛び散り、ユーミィの体がびくんと震えた。
「できる限り力を尽くしましょう」
 何とか救出しようとルーンが棍を繰り出すが、鬼は棍棒を立てて一撃を弾く。しかし続けてミラトが踏み込み、突きの連打で鬼の脇腹を攻め立てた。
「激しいのは好きかしら?」
 ざくざくとシールドスピアの穂先が刺さり、鬼は面倒そうに体勢を変えた。その一瞬を逃さずに、クリスフォードがリペアキーの魔力を完成させる。
 頭に刺さるリペアキーが、傷口を塞いでゆく。ふら付きながらも立ち上がろうとするユーミィ。そちらから気を逸らさせるべく、ハイドもサンダーボルトを解き放った。しかし鬼は棍棒を突き出して構え、電撃を弾いてクラッシュする。
「防御の構えでしょうか……」
 呟きながら、ウィスタルテは星霊スピカを召喚して走らせる。キラキラ光を放ちながらスピカはユーミィの下に駆け寄り、ふわふわ抱かれてその体に活力を取り戻させていった。
「行くぞ!」
 声と同時にナイアーは手を突き出し、ばちっと雷光を解き放つ! 視線と棍棒をそちらに向け、鬼は振り散らして攻撃を防ぐ。
「古の盟約に従い、我が血肉の一部となり力を示せ!」
 じゅっ。
 だがその直後、光が鬼の体を灼いた。それは破壊をもたらす、デモンレーザー。放ったのは、黒き翼を背にしたアルカナだ。
 続けざまにルーンが棍を繰り出すが、鬼は半歩だけ後退って棍棒を振り、攻撃を捌き切った。
『……』
 鬼が一瞬、眼をつぶる。そして高々と腕が振り上げられた。
 みし、みし、みし。
 軋むような音を立てて、豪腕が一回り、二回りと膨れ上がってゆく。それは人の血管と筋肉が、異常に発達したかのように見えた。
 ――まずい。
 誰もが思った、次の瞬間。その豪腕が掻き消えた。

 ひゅんっ…………ばごん!
 まず聞こえたのは、風切り音。そして一瞬遅れて轟音!
 パラパラと細かな石が舞い、砂埃が徐々に晴れてゆく。
 そこには地面を叩いた鬼と、大地に刻まれたヒビが大きく広がっていた。
「……」
 息を呑み、絶句するルーンの前で髪の毛が二、三本。ハラハラと散っていた。
 掠ったのか? 否、触れてはいない。
 触れていないのに、棍棒が空気を引き裂いたその余波だけで、髪の毛が散ったのだ。

 あれは、ヤバい。
 だが、当たらなければ意味は無い!

「やだ、結構すごいのね。強いのは嫌いじゃないわ」
 自らを奮い立たせるように呟き、笑い、ミラトは突きの連打を繰り出す。振り下ろした体勢の鬼の体をザクザク突き、攻めの突破口を開いた。
「少しは大人しくしてくれないかな?」
 クリスフォードのシャドウロックが鬼の影を貫き、地面に繋ぎ止める。動きを縛られたその隙に、ユーミィが斬りかかった!
「目が一つしかなくて距離感とかちゃんと取れてるんですかねぇ……まぁイマージュですし」
 軽く言いながら棍棒を叩き、防御の構えをブレイクする。そしてそのまま腕を打ち、敵のサイドに抜けていった。
「呼ばれて飛び出す訳でも、呼ばれた訳でもないけれど、自然破壊を見過ごすわけにはいかないな」
 ハイドがアイスレイピアを振り抜き、鋭い氷の柱を放つ。アイスブラストは鬼の腿にぶっ刺さり、そこを凍結させていった。
「ほら、でかい図体しているから足元がお留守だぞ」
 言いながらルーンもひゅんひゅん棍を振り回し、逆の腿を打ち据えて駆け抜けていった。
「その力を……破壊に使わせは、しません」
 ウィスタルテは扇を突き出し、円を描く。それは先ほど、地に置いた力。熊達や世界樹には、決して向けない力。
 その円が舞う度に光を帯び、日輪となって広がってゆく。熱き輝きはまるで、陽の如く。
「この力は、護るために」
 熱風を纏った輝きが鬼を包み、焼き尽くしてゆく。光が過ぎ去った後に呆然と立ち尽くすそいつに、新たな影が襲い掛かる。
「ちっちゃいからって、油断しちゃダメだよ! そーれっ!」
 きらんと爪を光らせてから、リーリエが背後から飛びかかった!
 敵の後頭部を魔獣の腕で殴り付け、うつむいた所を引っ掻き、背をバリバリ引き裂いて着地する。これは流石に堪えたか、鬼は慌てて振り返って確認しようとする。
「愛の篭った投げキッスよ」
 だがその一つ目に、ミラトの毒針が突き刺さった。手で目を押さえ、苦しみ仰け反る鬼。
「私の方を向いてくれるかしら。なんてね」
 言って優しく笑うミラト。そしてその隙にアルカナが杖を掲げ、精神を集中させていた。
「煉獄の炎よ、すべて燃やし尽くしなさい」
 詠唱と共に、生まれた炎が大きく膨れ上がってゆく。今にも弾けそうなその大火球が、鬼に向かって放たれる。
 ごっ!
 空気を焦がし、轟音と共に炸裂する炎。めらめら燃え上がりながら、揺れるように鬼は歩みを始めていた。
 ばごん。
 そのまま真っ直ぐ、ナイアーの頭を棍棒で打ち据える。額が割れて血が流れ出るが、ナイアーは退かない。
「効かないな」
 まずはその棍棒。ナイアーの剣が横薙ぎに払われ、防御の構えを即行で崩す。血が垂れて目に入るが、構わない。敵の位置は覚えている。
 そのまま勘で腕を打ち、ナイアーは素早く跳び退る。
「我が太刀は森羅万象全てを断ち切る」
 入れ替わりに踏み込んだルーンが太刀『天狼』を抜き、居合いの斬撃を解き放った。研ぎ澄まされた斬撃は鬼の腹を深々と薙ぐ。
 しかし鬼は、まだ動いている。
「ならば奥の手、これで!」
 ユーミィがソードハープの刃を巧みに操り、鬼が纏うボロを引き裂いた。
「ま、後片付けもお仕事のうちだからな!」
 ほとんど同時に、鬼の顔面にシヴィルが着地する。そのまま蹴り出すようにして相手の体を仰向けにし、倒れるまでの間にサマーソルトで三発蹴り上げる。
「じゃあな、寝てやがれよ」
 ずしんと地面の上に倒れ、幻想の一つ目鬼が消滅してゆく。
「どれほど凶悪な棍棒をかと思いきや、大した事はありませんでしたね」
 何故だか満足そうに呟くユーミィ。ミラトもその顔の傍に駆け寄ってきた。
 そうそう、これが言いたかったのだ。
「めっ」
 告げられた鬼は、跡形も無く風に消える。こうして一同は悪夢の最後を、確かに見届けたのであった。

「お前らよくやったなぁ」
 戦いを見守っていた熊達をねぎらおうとしたナイアーであったが、彼等は一匹、また一匹とその場を離れ始めていた。
 向こうにも、争う意志は無いということだろうか。ナイアーはその背を静かに見送った。
「あれだけ歩けるなら、大丈夫ですかねぇ」
 出来ればハーブで治療も出来たのだかと言うユーミィ。それを宥めるように、あまり干渉しない方がいいのかもしれないとルーンは言う。
「自然に人が必要以上に干渉してはいけません。餌を与えると人は餌を与えてくれると学習し、人里に来るようになる……という話もあるようですし」
 そういうものかとルーンに答え、ユーミィも熊達に別れを告げる。
「ありがとうございました」
 世界樹を護ろうとした戦士達の背に、ウィスタルテも感謝の気持ちを込めてにこっと微かに笑うのだった。

 森の平和はこれで守られた。一安心という所だろう。
「あ、姉さん。大丈夫? 怪我とかしていないかな?」
 ミラトの身を案じるクリスフォードであったが、ミラトは自分の戦いぶりを見ていなかったのかと軽く答えた。
「めでたしめでたしね。樹も熊も無事で良かったわ」
 そうしてミラトは森を見渡し、エンドブレイカーとして頑張る事を改めて誓うのだった。
「エルフヘイムへの恩返しと良い置き土産ができた。私としては上出来か」
 満足そうに頷くハイド。リーリエも元気よく飛び跳ねて「これで、平和になるよね?」と喜んでいた。
 その通りだと一同は頷いて応え……森に別れを告げて、歩き出すのであった。



マスター:零風堂 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2011/04/04
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  • カッコいい17 
冒険結果:成功!
  • 生死不明:
  • なし
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