ステータス画面

ばらとげ

<オープニング>

 ある商会で所有している薔薇館という屋敷があった。
 商会主催の夜会などが行われる屋敷で、権威を示すように豪奢な作りになっている。
 しかし、現在この館には商会のどら息子が住み着いていた。
「やっぱり、ここの薔薇は素敵ね」
 聞く者の鼓膜を、なでつけるように甘えた声。
「君に満足してもらえて嬉しいよ」
 青年が誇らしげに応じた。
 彼、マルクスはこれまで金に困ったことがない。創業者一族の血を引く彼は、自ら働くことなく多額の収入を得ているからだ。
 傍らの女性にねだられた彼は、商会の財産であるこの屋敷を借り上げていた。
「そう言えば……、執事がどこにいるか知ってる?」
「もういないわ。クビにしたもの」
「えっ!?」
「だってあの人、浪費するなってうるさかったじゃない。お金を貯め込んでいては、世の中の流通まで滞るっていうのに。それは貴方も知ってるでしょう?」
「あ、ああ」
「そんなこともわからないバカな執事は、貴方にいらないわ。私がちゃんと言い含めたから、文句を言ってきたりはしないから安心して」
「わかった」
「そんなことより、今度大道芸人でも呼びましょうよ。二人だけで愉しむなんて、最高の贅沢じゃない?」
 この館に勤める使用人にとって、真の主人はマルクスの傍らにいる、このバーバラであった。
 彼女の機嫌を損ねるような人間はすぐにクビとなり、翌日からは館に顔を出さなくなる。
 ……正確な表現をするなら、その当日から『館を出てこなくなる』。
 バーバラの潤んだ瞳に、真っ赤な薔薇が映る。
「見て……。新しい肥料をあげたから、薔薇の花びらがとても色鮮やかよ」
 
「お金って……、あるところにはあるんだね。貧困街を見た後だと特にそう思うよ」
 剣琴の魔曲使い・キリウス(cn0073)の持ち込んだ話は、ある商会の次男坊が美女に入れあげて貢いでいるという、それなりに良く聞く話であった。
 エンドブレイカー達にとって看過できないのは、その女性がマスカレイドであるという点だ。
「自制心が乏しいため、とにかく楽しむことが全てみたいだ。不快な事を我慢できず、気に入らない相手は殺して、薔薇園に埋めているようだね」
 辞めさせたことになっているこれまでの使用人達は、全て同じ結末を向かえているらしい。
「本人は館から出るつもりがないから、こちらから潜り込むしかないだろうね。大道芸人のふりをして、向こうの正体に応じるのが一番はやいかな」
 一応の選別は行われるらしく、使用人の前で軽く実演する必要がある。芸に自信がなければアシスタントのような役回りで、チームとして参加するという方法が良さそうだ。
「芸人の肩書きで入るわけだし、顔を隠す意味でもなんらかの化粧をしておくといいかもね」
 キリウスが見たエンディングというのは、新たな犠牲者となる大道芸人のものであった。
 犠牲予定者よりも先に館の依頼を受けてしまえば、少なくとも一人は犠牲者が減るはずだ。
「バーバラ本人は鞭を武器にしていて、薔薇を配下のマスカレイドとして従えている。蔦による三本足でのそのそ歩き回る物を薔薇と呼ぶのも、変な話だけどね。みんなには、バーバラと2体の薔薇を退治してもらいたいんだ」
 彼は最後に一つだけ補足した。
「あ……。マルクスは性根が据わっていなから、戦闘へ介入する可能性は無いと思うよ。バーバラが危険な人物だと悟れば、むしろ巻き込まれるのを避けるだろうしね。バーバラが居なくなればマルクスの無駄遣いも減りそうだけど……、それっていいことばかりとも言えないかな……」
 ラッドシティ全体でも富の格差は大きいため、この事件が解決したとしても、まだまだ多くの問題が生まれるように思われた。


マスターからのコメントを見る
参加者
獅子のアックスナイト・イサラ(c00003)
盗賊の娘・イヴリン(c00723)
那由他刀・ルーン(c01799)
にゃんぱいあ王・ラゼルド(c01897)
月狼・ギィ(c06002)
夜蒼の星・ウィスカ(c06768)
乳白色の回収犬・テティ(c10575)
アレイキャット・コレット(c11137)
紫刻の幻影・クトラ(c16568)
竪琴の魔曲使い・レヴィス(c24568)

<リプレイ>

●予選
「しかし良いお屋敷ですねェ」
 感心したアレイキャット・コレット(c11137)が、ごく素直な心情を漏らした。
「私がこの家のお金全部、貰っていってあげたい位ですよ。どの道お金は寂しがり屋ですよって、仲間おらなんだトコには長居してくれはらへんけどなァ……」
 自ら導いた結論に落胆するコレット。
「金に溺れ、快楽に興じる……。はてさて、一番滑稽なのは誰だろうね?」
 最年少である紫刻の幻影・クトラ(c16568)が、その年齢にそぐわない辛辣な言葉を口にする。
「気に入らない奴を消していくとは……。罪のない人を自分の都合だけで殺すなんて許せない。必ず滅ぼしてやる」
 にゃんぱいあ王・ラゼルド(c01897)にとっては、その一点だけで見過ごすことなどできなかった。
 屋敷の表門には20人弱もの大道芸人が集まっていた。
 衆目を集める意図により奇抜な格好が多く、むしろ、後ろめたい理由を持つのはエンドブレイカー達の方だった。
 夜蒼の星・ウィスカ(c06768)は、占い師風のフードとベールで顔を完全に覆っている。
「私は裏方ですので。この格好は……雰囲気ですね」
 薄いヴェールを透かして見えるのは神秘的な銀色の瞳。彼女の整った容姿は自然に衆目を集めるため、仕方のない部分がある。
 ちなみに、クトラもまた全身黒子の衣装を身に纏っているが、こちらは扱う芸の関係もあってごく自然なものと言えた。
 敷地内に招き入れられると、コレットはつぶさに観察して逃走経路を確認する。邸外については来訪前にチェック済みだ。
 審査役の使用人を前に幾人かが実演した後、彼等の出番がやってきた。
 月狼・ギィ(c06002)と乳白色の回収犬・テティ(c10575)が広場の中央へ進み出る。
 ギィは黒いロングコートに丸いサングラス。顔を隠す意図もあってハットは目深に被っている。
 紳士然としたシックな装いに会わせ、テティの方も綺麗にドレスアップしていた。衣装にそぐわないことに、ふたりとも武器を手にしている。
 テティの大剣が火柱を上げ、皆の注目を集めたのが開演の合図だ。
 ピエロメイクの女性ふたりが演奏し始めたのを見て、使用人が首を捻る。
「みんな同じグループなのか……?」
 メイクに共通点はあっても、盗賊の娘・イヴリン(c00723)はセクシードレス、竪琴の魔曲使い・レヴィス(c24568)は二つに分かれたピエロ帽で、衣装に統一感が見られない。
 ちなみに、衣装担当はドレスアップ持ちのイヴリンだが、当人達の好みに合わせているため雑多な印象を受けるのも当然だ。
 イヴリンが、リュートを弾きながら使用人にウィンクを送ってみせる。
 飽きさせないように強弱をつけた剣撃は入れ替わりに、2体の人形がカクカクと機械的な動きでユーモラスに踊り始めた。
 明るい曲調と共にレヴィスはカーニバルコミュを使用して、好意的な判断を引き出そうとする。
 知人でも誤魔化されそうだが、人形師はコレットだ。特徴的な髪型は解かれ、首元を覆ったマフラーの内側で、襟から黒い紳士服の内側へ流しており、がらっと印象が変わっていた。
 もう一体を操るクトラは、黒子らしく舞台袖でそしらぬ顔をしている。
 ふたりと2体が入り乱れるように舞い踊り、ギィとテティの構えた剣先に飛び乗った2体の人形が、皆にお辞儀をしたところで舞台は終了した。
「他の人間は何もしないのか?」
 使用人の問いかけに、セレブコミュを使いつつレヴィスが頼み込む。
「大がかりな出し物を予定しているから、人手が要るんです。認めてもらえませんか?」
 他のメンバーは芸を苦手としているものが多いのだ。
(「手品に興味はあるのですが……」)
 不器用を自覚している獅子のアックスナイト・イサラ(c00003)では、実演するにはほど遠い。
 那由他刀・ルーン(c01799)も武芸しか取り柄がなく、やるとするならせいぜい弓による曲撃ちぐらいだ。
 思案していた使用人が決断を下す。
 グループ参加で多彩な芸を評価され、エンドブレイカー一座がお披露目の権利を得ることになった。

●本戦
 ノソリンに担がせていた荷物を下ろし、ラゼルド達が舞台セットを組み上げていく。ノソリンはウィスカのサーチウィズフレンズで召喚されており、戦闘に参加しない純然たる運搬役だ。
 使用人の目をかすめながら、ルーンは武器類を大道具に紛れ込ませて配置していく。
 ギィの視線が、中庭の一画へと向けられた。
「薔薇に罪は無いが、人の養分を吸って咲いていると思うと良い気持ちはしないな。折角綺麗に咲いているんだ。まっとうな形で愛でてやりたいもンだな」
 準備が終わったあたりで、主人とその恋人がこの場に招かれた。
「イカレた金持ちは、ほんま性質悪ぅおすな。劇を見た時の顔が楽しみやわ」
 人の悪い笑みを口元に浮かべるコレット。
「人は即物的な快楽に溺れ安いとは聞くけど下らないね。……二人共、お似合いだよ。とても、ね」
 黒布に遮られていたが、クトラの心情はその表情が雄弁に語っていた。
 丸い体型ながら尖ったデザインの凶悪なピエロに扮して、テティが声を張り上げた。
「オロロロロ? ミナサマ、この度はワタクシ共のショウにお時間戴き、誠にアリガトウゴザイマス……と言ってもお二人だけとは贅沢贅沢!」
 その口調は噂に聞くジェスターをイメージしたものだった。
「これから始まる物語は悲劇か喜劇か、イエイエ事実!」
 登場した主演女優のイヴリンは、色っぽいドレスを着用しながら、その顔はまぬけな造形の豚のかぶり物だった。
「どこかに素敵な王子様はいないかしら?」
 ビヨヨ〜ンとレヴィスの竪琴が気の抜けた音を立てる。
「おお、なんと美しい。さぞや、我が主人が見惚れる事でしょう」
「なんて見る目があるかしら〜♪」
 執事風のコレットの賛辞を受け、満足そうなイヴリン。
 ベンベンベンベン。レヴィスは器用にも東方風の楽器に似せた音色を響かせた。
 舞台袖でクトラがもたつきを見せると、ラゼルドがてきぱきとフォローする。まるで、全てが計画済みであるかのように。
 お屋敷に上がったイヴリンは、玩具のへにょへにょな鞭を振り回して、我が物顔で威張り始める。彼女のワガママは留まるところを知らず、エスカレートする一方だ。
「朝ごはんがまずい! 気に入らないわ!」
 恩人とも言えるコレットがあっさりと退場する。
「私より可愛い娘、気に入らないわ!」
 パランポロンベレンボロンと調子はずれのBGMで、新しい使用人が登場するたびに、バカバカしい理由で殺されていった。
「特に理由もないけどあんた気に入らないわ!」
「クッ……なにをする……この雌豚が!」
 倒れるギィが、思わせぶりにバーバラをチラリと見る。
「雌豚が……!」
 そして、またチラ見。
 背景を移動させようとしたクトラは、わざと書き割りを倒してバーバラを苛立たせる。
「やめなさい! 話も面白くないし、演奏も裏方も最低よ!」
 バーバラが立腹したのを見て、イヴリンは強引に最後のセリフを前倒しした。
「死体は刻んでお花の肥料にしちゃいましょー。何も気付かないなんて、お坊ちゃんはのん気よねっ。おーっほっほっほ……げほげほ」
 イヴリンが指し示したのは問題の薔薇畑だ。
 バーバラが顔色を変えたところへ、テティが畳みかける。
「なんとオソロシイ。その犯人はお客様! 貴女でゴザイマス」

●決戦
「あいつらは、何を言ってるんだ……?」
 戸惑うマルクスが視線を向けると、バーバラは血走った目で芸人一座を睨め付けていた。
「よくも……、余計な真似をっ!」
 ぐつぐつと煮えたぎるような殺気があふれ出る。
「後ろから狙われると厄介です。巻き込まれない様に、あの大道具の後ろに隠れていて下さい」
 冷静な口調で指示するウィスカ。
「芝居で見せたとおり、クビにしたはずの使用人はバーバラが殺していたのよ」
 端的に説明したレヴィスは、人を呼ぶことの危険性やデメリットを口にして釘を刺す。
 すでにバーバラは、自身の正体を知る全てをこの場で抹殺するつもりだった。当然、マルクスもまた例外ではない。
 蔦の三本足を持つ巨大なバラの花が3体出現する。
「これからが本番よっ!」
 被り物を投げ捨てたイヴリンが臨戦態勢に入った。
 初撃は、10人中5人の連携となった。
 クトラの魔鍵、テティの獣腕、ギィの太刀。立て続けにバーバラを襲う3種類の武器。
 そして、コレットとウィスカの魔剣と星霊もまた、ほぼ同時にバラを襲う。
「いい気になるんじゃないよっ!」
 バーバラの鞭が、テティの腕に絡みついて電撃を叩き込む。
「目標補足、我が弓にて手足を封ず」
 敵方だけでなく、ルーンもまた攻撃手段を削ろうとして、バーバラへ精密射撃を繰り返す。
 暴走やマヒを狙う攻撃は、出来るだけ多くの敵を対象に行われた。
 そんな中、イサラは皆の盾役をこなすべく、バーバラを敵と定めて挑みかかる。
「貴女の相手は私がします」
 ディフェンスブレイドで身を守りながら、至近距離で貼りつくイサラ。
 同様に、ギィとテティもバーバラを囲んで、その外側からクトラが隙を窺っていた。
「愚鈍な豚の相手なんてつまらないけど、面白可笑しく踊って楽しませてよね。その位はできるでしょ?」
 大道具係として失態を演じた時とは別人の様に、今や完全に牙を剥た状態だ。
 薔薇達への波及も期待して、レギオスブレイドを撃ち込んでいく。
 後手に回りがちだった薔薇達の攻撃も、回数そのものは少なくない。地表を削る茨の鞭が跳ね上がり、エンドブレイカーの皮膚を裂きながら血の花を咲かせていく。
 薔薇蔦の隙間を縫うようにして、ヒュプノスが飛び回り、魔剣が飛び交う。コレットもウィスカも敵の数を減らすことを目的に行動していた。
 マヒによる敵への行動制限とは逆に、ラゼルドの忍犬が合図の遠吠えを発して、味方の攻撃チャンスをさらに広げてくれる。
「私の本気の音色、聞きたいでしょ?」
 レヴィスの誘惑魔曲に魅了されて1体の薔薇が動きを止める。
「いまだ、一気に制圧する」
 残る2体のうち、弱っている方に向けて、ルーンのハートクエイクアローが放たれた。
 そちらに狙いを定め、コレットの魔剣が花びらを数枚飛散させる。
「回復はだめよ♪」
 レヴィスに受けた暴走の効果でそれは封じられている。
 飛び込んだ忍犬刀の一撃が、首を狩るようにして大きな薔薇の花を斬り落とす。
「これで2体目だな」
 ラゼルドは、自身も含めた回復を仲間に委ね、最後の薔薇へ忍犬を向かわせた。
 敵が数を減じた分だけ、こちらの攻勢は激しくなる。
 もはや、虫食いだらけとなった薔薇の花は、中心をコレットのレギオスブレイドで貫かれ、地面に縫いつけられるようにして動きを止めていた。

●顛末
 攻撃の手を休めたイサラは、失われた活力の過半を癒しの拳で自ら取り戻す。
「マスカレイドである以上、貴女の我儘も今日で終わりです!」
 替わってテティがバーバラの正面に立っていた。
 受け止めようとした鞭を力ずくでたわませて、白狼の腕がバーバラにまで届いた。
「くっ……、貴様等さえ来なければ……」
 先端を9本に分裂させた鞭で、ギィをしたたかに打ちのめす。
 薔薇が全て散ったことに気づき、バーバラの顔が醜く歪んでいた。
「この位のことで化けの皮が剥がれちゃうなんて、とんだ大根女優じゃない?」
 追加参戦したイヴリンがからかいの声を投げかけた。
 4人に封じられていた状態へ、さらに6人も加わるのだから、結果はすでに見えていた。
 だめ押しするかのように、ウィスカのヒーリングサークルがギィとテティを回復させ、バーバラの逆転の目を完全に潰してしまう。
「ま、劇と違ぅて、けったくそ悪い女に殺されるわけにはいきまへんからなァ」
 笑ってみせるコレットに合わせて、クトラが邪剣を放つ。交差するように切っ先を噛み合わせた剣群は、亡者の牙を思わせた。
 そして、百を越える無数の突きでイサラのハルバードが繰り出された。
 防御封じを狙ったはずの攻撃は、バーバラに残されていた生命力を根こそぎ奪い取り、その命を完全に散らしてしまう。
「マスカレイドはこのラッドシティには必要ありませんからね」
 霧散した仮面を見たイサラが、満足そうに微笑んでいた。
 残されたバーバラの遺体も、コレットのデモンリチュアルによってこの世から消し去られた。
 ドローブラウニーを使ったウィスカが、大道具の片付けも含め、自分等の痕跡を消すための掃除を開始する。
「貴方が気付かなかった間に、弔いもされずこの庭に眠らされた使用人がいて、家族や稼ぎ手を失って悲しんでる遺族がいたの」
 茫然自失のマルクスに向かって、イヴリンが改めて指摘する。
「贅沢以外にも、お金って色んな使い方が出来ると思うのよ」
 テティからはこんな提案がなされた。
「そうそう、お金を使うんでしたら、就職仲介屋とかやってみてはいかがです? 商いは信用第一、スキャンダルはご法度だから、身を慎むことから覚えた方がいいですよ」
「女遊びもいいが、金が余っているならもっと楽しい遊びをしたらどうだ? 庭を綺麗にしたら、未来を担うガキ達の為に庭を解放して茶会でも開いてやるとかな。たまには大勢でワイワイやるのも楽しいもンだぞ?」
 と、ギィは健全な遊び方を薦めた。
 テティは自分の衣装を見せてジェスターに関する情報を尋ねてみたが、マスカレイドですらなかったマルクスから得られる情報は皆無だった。
「……私達のことは内緒にして下さいね」
 最後の口止めは、本人が無自覚のまま可愛しいおねだりとなっている。
 この場で発言することはなかったが、ルーンは帰ってから匿名の手紙を書こうと考えていた。不運な犠牲者達は、せめて親しい人達の手で葬ってやるべきだと考えたからだ。
「……ま、何にせよ無事に終わって良かった」
 ギィの言葉にイサラが頷きを返す。
「人が集まらないうちに退散しましょう」
 促したウィスカは、すでに大道具を積んだノソリンに騎乗の人となっていた。
 反対の声が上がるはずもなく、エンドブレイカー達は速やかに屋敷を後にするのだった。



マスター:タカノベタカノブ 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2011/11/19
  • 得票数:
  • 楽しい6 
  • カッコいい7 
冒険結果:成功!
  • 生死不明:
  • なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。