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犯罪課vs紫の兄弟:信念の天秤

<オープニング>

「皆も噂に聞いているとは思うけれど、『黒き聖女』の正体が、ヘレノス監獄にいたマスカレイド『蛇喰らいシェラハ』だった事がわかったの」
 それは、黒き聖女の内情を探っていたエンドブレイカー達より齎された報せであり、シェラハは、革命政府に不満を持つ失業者や下層労働者達――『紫の兄弟』を集めて、ラッドシティ警察犯罪課の襲撃を行おうとしているようだ――と、風待花の星霊術士・ラトワイユ(cn0126)は、酒場に集った仲間達へ静かな口調で切り出した。
 シェラハの目的は、エンドブレイカー達のラッドシティにおける活動拠点となっている『犯罪課』を制圧し、自分の都合の良い組織に作り替える事であり、この情報を事前に得る事が出来なければ、犯罪課はおそらくマスカレイドの手に落ちていただろう。
「でも、わたし達はこうして事前に情報を得る事が出来たわ。――だから、敵を迎え撃つ事が出来る」
 敵となる紫の兄弟の軍勢は数も多く士気も旺盛だが、そう易々と思い通りにさせるわけにはいかない。彼らを扇動しているのがマスカレイドであるのなら、尚更の事。
 何としても犯罪課を守り抜かなければならないと、ラトワイユは仲間達を見つめた。

 集められた紫の兄弟達の多くは、革命時の闘志達をリーダーとする失業者や下級労働者達であり、マスカレイドではない。だが、『革命政府からも独立して行動出来る犯罪課は、今の革命政府を倒して真の革命をなそうという紫の兄弟達の本拠地に相応しい。犯罪課の制圧こそが、真の革命への第一歩である』というシェラハの言葉に煽られるまま、犯罪課の制圧のみを目的に熱狂的に襲いかかってくるだろう。
 まずは襲い来る紫の兄弟達の軍勢を撃退し、その後さらに攻め来る敵の中枢を、こちらから進んで迎え撃つ事になる。
 30名程度のエンドブレイカーの力があれば、迎撃を成功させる事が出来るだろう。だが、失敗すれば紫の兄弟達に犯罪課本部へと攻め入られてしまう。
 本部内には犯罪課長ドンチャッカが控えており、多少の戦力ならば制圧することが可能だが、無論これにも限界はある。
 突破した紫の兄弟の人数が多くドンチャッカが討ち取られてしまった場合は、犯罪課の敗北となってしまうので、まずは紫の兄弟達を退けるための力が必要となる。

 敵の中枢には蛇喰らいシェラハ直属のマスカレイドの他、マスカレイドではない紫の兄弟の重鎮達や、黒き聖女の親衛隊などがおり、その中には『蛇喰らいシェラハ』本人の姿もあるようだ。
 なお、黒き聖女の親衛隊にはマスカレイドとなった者も多いと予測されている。
 中枢にいるマスカレイド達を倒し、紫の兄弟の重鎮達を無力化するか、あるいは撤退に追い込めば、この作戦は成功となり犯罪課を守る事が出来る。
 今回の事件は、マスカレイドではない紫の兄弟が多数参加しており、彼らを力で倒すだけでは、彼らの不満を助長するだけになるかもしれない。
 敗北は許されないが、いかにして彼らの不満を抑えて勝利出来るかも考えていくようにしてほしい。
「一度染められてしまった心を覆すのは、簡単な事ではないわ。けれど、皆の強い想いはきっと、紫の兄弟の人達にも伝わるはず。……ラッドシティだけでなく、ドンチャッカ課長やわたし達自身の未来のためにも、皆の力を貸してほしいの」
 どうか、よろしくお願いします――ラトワイユはそう言って、深々と頭を下げたのだった。


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<リプレイ>


 方々から高らかに上がる鬨の声。
 各々の武器と信念を胸に攻めてきた紫の兄弟達は、全体で約二千名弱という数の多さで押し切ろうと、怯む事なく飛び込んでくる。
 迎え撃つ犯罪課――エンドブレイカーの数は、総勢千名強。
 人数的には約二倍の戦力差であったが、エンドブレイカー達の実力はそれを容易く覆した。

 こちらの話を聞く耳を持たずに押し寄せてくる紫の兄弟達を追い返そうと、グランスティードに跨ったメアリとセレスティが果敢に突撃を仕掛けていくのを、ヒナの奏でる魔曲の旋律とシアンの描いた紋章から紡ぎ出される愛の抒情詩が後押しする。
 ――わたしはキミたちの理不尽と憎しみを叩き伏せにきたんだよ。
 ベンテンは想いを込めた大剣の一撃を剣士の姉妹に叩き込み、群がる兄弟達を掻き分けながらひたすらに前を目指し駆けていった。
「そのような暴力で、何をお求めになられますですか」
 攻撃を盾で攻撃を受け止め、その瞳を真っ直ぐに見つめながらパドゥセスは訴える。
「人を傷つけて、人の場所を奪って、どんな革命を致しますですかっ。己が正義に、間違いは御座いませんかっ!」
 彼らの正義もあるだろう。だが、こちらにもこちらの正義がある。
「自分達の現状を打破したいのは解る。けどそれは、本当に君らの意志か? 今一度考えるんだ!」
 フォルシュリアが持つ剣の切っ先から放たれる炎が兄弟達を威嚇すると、フラジャイルが魔導書を手繰り、その衝撃波で次々に彼らの武器を吹き飛ばして着実に戦力を削いでいった。
 次第に、戦場で交わされる音が、武器と武器がぶつかり合うそれから様々な言葉へと変じていく。
「この戦いを終えたら……この為に流れた血をどんな言葉で飾り立てるんですか? ――この地に生じた悲しみが、それで全て洗い流せるんですか?」
 平正眼の構えから繰り出されたランシェの一撃が、守りに転じた兄弟の一人を突き倒す。
「先の聖女さんは今も皆の為に奔走してんの知ってるか? 未だ革命の途中だろ? 遂げてもねぇ革命を上塗りしたトコロで、また同じ明日が来るだけなんじゃねぇのか?」
 ――何でお前らは今此処にいるんだ。カンロが問う声と共に振り回した槍に薙ぎ払われ、兄弟達が膝をついた。
「私に貴方達の想いを全てぶつけてこい! 勇者リリオスが全て引き受けよう!」
 妖精と共に舞うように駆けながら、リリナはただひたむきに真っ直ぐに、紫の兄弟達に声をかけ続けた。
「それで、革命政府を倒そうという君達が革命政府から独立している犯罪課を倒してどうなる? 君等の指導者はこれが君等の真の革命の第一歩となると言った。しかし独立している犯罪課を倒そうとも革命政府には傷一つ付かず、それどころかこの戦いで君達の力の方が削がれてしまうわけだ。……何かおかしいとは思わなかったのかい?」
 自分の事を自分で考えないから踊らされるのだと、フラッグは言葉巧みに兄弟達を説き伏せいく。
「……僕、達は、犯罪課です。政治には関わりません。……でも、平和を……目指し、ます。――手を、貸して下さい。僕達を信じて、ください!」
 震える声で懸命に訴えかけるイチイを庇うように、ジークが一歩、前に出る。
「お前らの選択を否定ばかりも出来ない。けれど、肯定もしない。平和を願う心は皆同じの筈。理想の為に剣を取れるのなら、我武者羅に手を取り合う事だって出来るはずなんだ。力で捻じ伏せる前に、試すべき事はあるだろ……!」
「君達とは戦いたくないし、君達を害するつもりもない。君達の指導者は皆を利用して、この都市を自分の物にしようとしている。僕達は、それを止めたいんだ」
 だから、ここを通してくれないかな。大男の一撃をトンファーで受け流しながらブランクが告げると、
「不満があるのなら、対話を試みたか? 仕事がないのなら、探したか? ただ暴力に訴えているだけの貴様らは、現実から逃げているだけだ。……今からでも遅くはない。犯罪課を襲撃する程のやる気を、この街の為に役立ててほしい」
「政府は聞く耳を持たなかったかしら? そうではないはずよ」
 彼を護るように立ったカルーアとルシアが、毅然とした態度で続けた。
「誰かの言いなりになるのは悪いことじゃないけどもねェ、それで誰かを傷付けてイイことにはならないわァ」
 青年の一撃を槍で弾き返しながら、マーサーは常ののんびりとした口調で続ける。
「もう一度、自分で考えてごらんよー。……暴力に駆られる時じゃないでしょ、今はねェ」
「私達は戦うことは望みませんが、剣を納めて頂くため。……手荒な真似をお許しください」
 なおも得物を振り上げる兄弟の一人に、ナテリアーナは魔曲で生み出した幻獣を向かわせた。
「お前らさ、これで平穏が本当に得られると思ってんのか。本当の意味での平等を模索し、改革していこうと頑張ってる奴等がいる。……それを理解せずに荒らしてぶち壊してるのが、今のお前らとその行動なんだよ。――道を開けろ」
 テメェらに馬鹿な事吹き込んだ大馬鹿野郎を殴りに行くんだよと、ルイは威嚇するように紫煙の弾幕を撒き散らしながら、兄弟達を鋭く睨み据えた。
「先の革命の時と同じく力で抗ったところで、今と同じく誰かが苦しむ未来が待つことなど、ずっと耐えてきた皆さんが一番知っておりますよね。……同じ道の先は、同じ場所に繋がるのですよ。だから、目先の変化に騙されないで下さい」
「革命という甘い響きに焦がれても、同じ過ちが繰り返されるだけです。……別の道を探しましょう。このやり方では変わらないと、あなた方なら知っているはず」
 レラが真摯に言葉を投げかければ、セラがそれに続く。
「見えないところで頑張ってる人もいっぱいいるんだよ。ラッドシティはきっとこれから良くなるから。……私達も努力する」
 さらにプイプイが真っ直ぐに伝えた言葉に、紫の兄弟達の何人かが構えていた武器を手放し、降伏の意を示した。
「おしごとないのは大変。でもらんぼーなこととか、ムリにかくめーしてもうまくいかない。これでおにーさんたちが死んじゃったら、まわりの人はきっとかなしいし、もっとこまる。ちゃんと、みんなでお話したほーがいいよ」
 薔薇の花弁を散らしながら兄弟達を威嚇するクズハの側で、懸命に言葉を紡ぐミスリットの姿に、彼らよりも年上の青年達はばつが悪そうに顔を見合わせ、そして武器を手放した。
「あたしは犯罪課も未来も守る。でも、キミ達の事だって守りたい。――力で捩じ伏せても、革命なんか出来ないよ!」
 エアリーが突き出したのは、拳ではなく心。向けられた刃に怯む事なく、どこまでも凛と澄んだ空色の眼差しが、若き兄弟達を真っ向から見据え、そして彼らに武器を捨てさせた。
「俺達を倒して、先に進んで何がお前らに残るのかねェ? 達成感だけを抱いて、その先に手にするモンは何だ?」
 紅く燃える剣の切っ先を突きつけながら、ライソウルはまだ威勢のいい兄弟達に語りかける。
「血と色んな物を踏みにじッたその指で、足で何をするつもりなんだよ。……それでも犠牲を出したいッつーなら、信念を魅せろよ、俺ら全員を納得させるだけのモンをよォ!」
 その言葉に、最後まで抵抗を諦めなかった紫の兄弟達が、とうとう、観念したように武器を放り出した。
 二つの想いを載せた天秤は、大きくこちら側に傾いて終わった。中には我に返ったように背を向けて逃げ出す者もいたが、それを追う必要もなければ、残った者達の身柄を拘束する必要もなかった。彼らは黒き聖女に唆されただけの一般市民であり、わざわざ捕えて要らぬ罰を与える事もない。
 攻め寄せてきた紫の兄弟達が皆戦意を失ったと悟れば、何名かのエンドブレイカー達が我先にと飛び出していく。
 目指す先は、敵陣の中枢。そこに倒すべき敵がいるのを、彼らは知っている。


 紫の兄弟を圧倒的な力で退けたエンドブレイカー達は、犯罪課やドンチャッカの護衛に徹する者と中枢への襲撃を狙う者と二手に分かれた。
「セヴ、聞こえる?」
「それらしい音は、まだ遠そうだ。……もう少し行ってみるか?」
 セヴランの言葉にデジレは小さく頷いて、彼と共に敵の姿を探しながら時折、耳を澄ます。
 ギターの音。大きな声。――紫の兄弟達を暴動へと駆り立てたのは、溺れるような熱情に支配された、心震わす魂の歌だという。
 黒き聖女がこの戦場のどこかで奏でているに違いないそれは、しかし、辺りを満たす喧騒の中にとらえる事は出来そうになかった。
 代わりに、中枢を目指すエンドブレイカー達の目に、耳に、はっきりととらえられたものがあった。
 かき鳴らされるロックギターの音。中枢へと続くだろう道を塞ぐように現れたいくつかの影。それは――。
「見つけましたよ、マスカレイド! 今すぐ引導を渡して差し上げます!」
 その姿を捉えるや否や、シャーロットが三本の長物を振りかざしながら踊りかかる。
 ナイトランスによる神速の突きと、マスカレイドと思しき男が掲げたロックギターがぶつかり合って、不協和音にも似た音を響かせた。
 ――それこそが、新たな戦いの始まりを告げる音。
 エンドブレイカー達の行く手に立ちはだかったのは、黒いゴシック風の衣装に身を包み、黒塗りのロックギターを携えた――マスカレイド達。
 おそらくは、黒き聖女に魅入られて、その身も心も捧げてしまった哀れな信奉者達だろう。
「聴かせてあげるよ、僕達のタマシイを! ――新たな革命に華を添える歌を!」
 中央に立つ銀髪の男が、黒く塗られた爪でギターの絃をかき鳴らす。
 すると、男の後方に立つマスカレイド達が、一斉に黒い悪魔の翼を広げるのが見えた。
「――危ない!」
 誰かが叫んだが、その声に身構えるよりも先に広げられた翼から仄青い光が放たれる。
 破滅の力を持つ光線は、暗く淀んだ悪意と共にエンドブレイカー達へと襲いかかった。
 エンドブレイカー達を灼くその光が弾ける音すら――まるで、この場においては旋律の一部であるかのよう。
 叩きつけるように弾ける光と共に、続け様に音の爆弾が撒き散らされ、感覚器官に揺さぶりをかける。
 ――それでも、心までは揺らがない。
「こんな歌では、誰かを傷つけるだけです……!」
「これ以上は、歌わせません……!」
 レラの手から放たれる鷹のスピリットや、セラの声に応じて現れた妖精達の群れが、心の奥底に揺さぶりをかけるように響く音色を封じようと真っ直ぐに飛んでいく。メロディが竪琴を爪弾いて奏でるのは絆の音色。度重なる攻撃を受けてよろめいた仮面憑きの一人を、マンジが一刀の元に斬り伏せた。
「みんな、大丈夫!? 今回復するから!」
 プイプイが魔鍵を天高く掲げれば、開かれた『楽園の門』から癒しの光が降り注ぐ。
 マスカレイドなら全力で暴れるのみと、空を追うように天高く舞い上がるヴフマル。前を行く彼を追うオニクスが手を掲げると、棘の餌に誘き寄せられた鴉の群れが一斉に羽ばたいて仮面へと群がっていく。
「そちらも本気のようですし、こちらも全力で歌って踊って華やかに行きますよー」
 プリスが奏でるビオラの音色が、そのまま幻の怪物の姿を象って、唸るように吠えながら白き仮面の元へと馳せる。幻影に慄いたマスカレイドの背後にティカが素早く回り込み、延髄へと鼓膜を破りかねない勢いの衝撃を食らわせた。
「調子に乗って前に突っ込みすぎるなよ」
「……ちょっと、突っ込むなはこっちの台詞よ!?」
 アオイが懐から取り出した武器を敵陣へと飛ばしながらかける言葉に、シノが後方から、神火を纏った星霊バルカンを放ちながら突っ込み返す。
「逃がしません……!」
 長く青い髪を靡かせながら、パルティナは扇を翻して雷鳴を招き寄せた。歪な歌声を掻き消さんばかりに轟く雷が敵陣へと穿たれ、その先に続く道を開こうとする。
「黒き聖女の親衛隊――とか、そういう類じゃあ、なさそうだな」
「でも、シェラハのこと、大好きみたい。……心、全部、……あげちゃったのかも、ね」
 セヴランが繰り出す斬撃から立ち上る火柱。それを目印とするかのように、デジレの掲げた魔鍵から炎の竜が躍るように飛び出し、一体の仮面を焼き尽くす。
「黒き聖女の元に案内してもらいたいんだけど、話を聞く耳は持っていなさそうだね」
「聖女の為にと、棘に心を容易く明け渡してしまうような貴様らの歌では、我々の心を動かす事など出来はしない!」
 ブランクがトンファーを、そしてカルーアがハルバードを、それぞれ回転させながら敵陣に飛び込んでいくのを追うように、
「退いてください、痛いですよ!」
 ヘキサドリィが星霊ノソリンに跨り、勢いに任せての突撃を仕掛けていく。
「マスカレイドは、容赦なく潰させてもらう!」
 リュアンが円月の構えからの半月型の斬撃をマスカレイドの一人に見舞うと、エルトが槍衾の構えから転じての無数の突きを繰り出し、クラスティーダが竪琴を爪弾いて悲嘆の旋律を響かせた。
 まだ鳴り止まない彼らの歌から感じられるのは、黒き聖女に対する絶対的な信仰。
 けれど、焦がれる想いをなぞっただけのそれでは、黒き聖女が奏でるだろう歌や音には、到底心も力も及ばないことを――エンドブレイカー達は知っている。
「さて、こんな所で足止めを食っている暇はないし、さっさと終わらせようか」
 リュカは魔導書の頁を弾くように捲り、見えない衝撃を撃ち出して、敵の武器だけでなく身体ごと吹き飛ばそうとした。そこにさらにフラッグが紫煙の弾丸の雨を降らせ、クズハが仕込み杖を掲げて大粒の火炎球を迸らせる。
「此処を最後の舞台にしてやろう――!」
 カンロが槍を頭上で回転させながら仮面憑きの一人を薙ぎ払うと、
「大地を揺るがす怒りの鉄槌! 受けなさい!」
 シャーロットが裂帛の気合と共に大きくハンマーを振りかぶり、渾身の力を込めて地面に叩きつける。
 彼女の中にあるマスカレイドへの怒りは、文字通り大地を揺るがすほどの衝撃波を生み出して、まだ戦う力を残していた仮面憑き達へと襲いかかった。
「イイ夢見ろよ。――二度と覚めねェ夢をな」
 そして、ライソウルの手から放たれた星霊ヒュプノスが悪夢を喰らわんと跳躍し、最後まで残っていたマスカレイドを夢の世界へと閉じ込める。
 最後の仮面が砕ける音と共に、旋律がぴたりと止んだ。

 マスカレイド達との戦いが終われば、辺りを包んだのは喧騒ではなく静寂だった。
 けれども、それも束の間の事。耳を澄ませば、ここからでは遠いどこかで仲間達が戦っている音が聴こえてくる。
 まだ、戦いは終わっていない。まだ、立ち止まるわけにはいかない。
 僅か、一つ二つと息をつくだけの間を挟んで、一人、また一人と、エンドブレイカー達は方々に散ってゆく。
 ――その行く先に、未だ見ぬ黒き聖女の姿を求めて。



マスター:小鳥遊彩羽 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:64人
作成日:2012/03/16
  • 得票数:
  • カッコいい17 
冒険結果:成功!
  • 生死不明:
  • なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
 

<戦闘結果>

●Battle1(勝利!)


順位戦功点名前
1369灰色ロップイヤー・ライソウル(c18155)
2345環状回廊四十五度分岐点・フラッグ(c10982)
3337碧雷の魔法騎士・リュアン(c01105)
4281ランブリング・リュカ(c16198)
5275蕾の守り手・セヴラン(c21743)
6274蒼空奏想・パルティナ(c03293)
7263雪割り蕾花・デジレ(c18812)
8249金獅子姫・カルーア(c00160)
9242青空と蓮の花・メアリ(c15335)
10230アスラの如く・シャーロット(c16581)
11223モノクローム症候群・クズハ(c23931)
12221空追い鳥・レラ(c05439)
13209朱色の燎歌・シノ(c25218)
14206譚花・セラ(c03612)
15201即一・カンロ(c03786)
16200気ままな風来坊・ルシア(c29012)
17195天光の聖騎士・エルト(c22576)
18193小犬のバラード・プリス(c00625)
18193孤黒・アオイ(c25344)
20192真風の軌跡・プイプイ(c20610)
21184スケープゴート刑事・ヘキサドリィ(c00316)
22183虚空の匣・ブランク(c14405)
23175ドロッイイ・マーサー(c03527)
24164臆病スフマート・イチイ(c12858)
25162紅塵・ルイ(c19553)
26150空追い・ヴフマル(c00536)
26150荒野から来た娘・ティカ(c25659)
28149水紅の傍観者・リージュン(c11764)
29135夢現を彷徨う唄・クラスティーダ(c01510)
30132お花畑の甘色冠・パドゥセス(c14987)
31130退廃レトロ・フラジャイル(c00118)
32127蒼焔花の継承者・フォルシュリア(c09611)
33126空色刑事・エアリー(c14436)
34124陽若竹・ランシェ(c00328)
35123承認者・イヴン(c27456)
36108兄想い・エリナ(c26549)
37105翡翠のアルテサノ・ジークリード(c26164)
38104嘘吐狐・マンジ(c01090)
39102夜想の花弓・フェルスフィア(c04711)
4094風の旋律・メロディ(c05247)
4189月の・ベンテン(c01195)
4287銅色斧鉞・ジーク(c03342)
4287アルペジオ・ナテリアーナ(c13526)
4484サブローザ・デライラ(c11511)
4576ぽんこつエルフ・ヒナ(c06748)
4673薄氷・ロブ(c18056)
4673サンストーム・アルウィン(c27981)
4871書庫で夢見るこやぎさん・ミスリット(c00716)
4871勇者リリオス・リリナ(c21124)
5066蒼鷹の事象学師・シュロッセ(c16138)
5066月に駆ける妖精騎士・ジョーガ(c23446)
5260舵輪の・リリア(c14179)
5357宵柩の狼・アルデュイノ(c04693)
5456ハルピュイアの隻腕・オニクス(c11582)
5553守りの誓い・ブライアン(c30068)
5652約束の澄空・シアン(c15457)
5747行商のキノコ農家・エリアス(c25938)
5747深い海のように・セレスティ(c20907)
5946透明な瞳の魔法剣士・エルレーン(c25027)
6043ナイトランスの自由農夫・ウィル(c28642)
6130素敵な齧られ帽子の・ゼルガ(c01231)
6227真実の嘘・ラシッド(c15062)
6325蒼碧の風が紡ぐ歌・ルキラ(c16918)
6325伝承と物語の探求者・チャンドラ(c26564)