<リプレイ>
●腐臭花 「それにしても、毒花……ですか。花は好きなんですが、さすがに毒花は好きになれそうにないですね」 腐臭花を退治するため、影舞・アスカ(a19931)がカーネリア号に乗って問題の島に降り立った。 異臭を放つ液体を腐食花が撒き散らしているためか、辺りには大量のハエやアリが集まっており、カーネリア号が停泊している船着場も無人になっている。 「ひょっとして問題になっている花って、ラフレシアの変異版かな? 噂話を聞く限りでは、その可能性も高いよね」 臭い消し用に持参した赤ワインを鞄にしまい、銃を帯びる者・ガンナー(a19434)が腐臭花を探して歩く。 腐臭花は独特な臭いがするため、虫の集まる場所を目指して進む。 「えっと……、こっちの方角ですかね?」 傘の先で草むらを指差し、風を司りし竜の娘・レイム(a25946)が汗を流す。 既に島民は避難しているため、腐臭花を倒すのなら今しかない。 「うわっ……、真っ黒! それじゃ、あの……、白くて小さな塊は……か、考えないでおこう……」 苦笑いを浮かべながら、爆煙の魔女・リオ(a27853)が視線をそらす。 怪しく蠢く腐臭花。 次の瞬間、腐臭花が物凄い勢いで、どす黒い液体が飛ばしてきた。 「クッ……、この液体は……」 すぐさまマントを使って液体を受け止め、アスカが傘を開いて集まってきた虫達を弾く。 「わわっ、虫がたくさん来たですよ」 今にも泣きそうな表情を浮かべ、温泉エルフ・ティアナ(a90006)がスタコラと逃げる。 「のんびりしている暇はなさそうね。……いくわよ」 緑の束縛を使って腐臭花の動きを封じ、ガンナーがエンブレムシャワーを放つ。 あまりの激痛に腐臭花は大量の液体を撒き散らしたが、身体の自由が利かないためガンナーの身体にはまったく当たらない。 「了解です〜♪」 液体の臭いに誘われ大量の虫が集まってきたため、レイムが紅蓮の咆哮を発動させる。 それと同時に虫達の動きが止まり、パラパラと地面に落ちていく。 「もうすぐ拘束が解けるから、油断しちゃ駄目だよっ!」 再び自由になった腐臭花を警戒し、リオがニードルスピアを撃ち込んだ。 「ちょこまかしている場合じゃないですね。……本気でいかせて戴きます」 念のため鎧進化を発動させ、アスカがシャドウスラッシュを叩き込む。 ジュクジュクと嫌な音を立てながら、腐臭花が大量の体液を撒き散らす。 「マズイ事になったわね。早く燃やしちゃってくれるかしら」 大量の虫が集まってきたため、ガンナーが暗黒縛鎖を発射する。 「トドメです〜」 槍をバトンのようにして虫を弾き、レイムが腐臭花めがけて槍をつく。 腐臭花はじゅぶっと嫌な音を立てた後、あっという間に萎んで全く動かなくなる。 ……辺りに異臭を漂わせ。
●毒棘花 「ふー、怪我の養生には夏の島でのバカンスに限りますね〜。ガハッ、ゴホッ……とはいきませんか、やっぱり……」 爽やかな笑みを浮かべて大きく息を吸い込んだ瞬間、微笑う重騎士・イツェル(a15770)がゲホゲホと咳き込み戦闘を進む。 毒棘花は茂みの中に隠れているため、途中で不意打ちを食らわないように注意する。 「……このお仕事で同盟とも暫くお別れかね。……思えば意外と修練積んでたんだな。まぁ、あまり実感ないんだが……」 ただの服に見えるように鎧進化を発動させ、刻詠白刃・シャオルン(a20829)が茂みの中を進んで行く。 彼はこの依頼を最後に同盟領を離れるため、辺りの景色を自分の目に焼きつけている。 「とにかく毒棘花を探さないとな。被害者達の話だと、この辺りにいるんだろ?」 茂みに隠れている毒棘花を探すため、宿無し導士・カイン(a07393)が七星連杖を使って茂みの中を覗き込む。 次の瞬間、毒棘花が触手を伸ばし、カインの脇腹を捕らえる。 「……不意打ちか。望むところだ!」 ストライダーの反応力を使って触手をかわし、永遠の成長途中・リューラン(a03610)が毒棘花に拳を放つ。 毒棘花は大きく身体を揺らして仲間を呼んだが、リューランの蹴りが炸裂したため途中で派手に吹っ飛んだ。 「確か連携攻撃を繰り出してくるって言っていたよな。だったら次に来るのは……ここかっ!」 茂みがゴソッと動いたため、シャオルンが達人の一撃を放つ。 毒棘花は真っ白な体液を撒き散らし、その場で暫く消沈する。 「パターンさえ読めれば楽勝ですね」 地面を蹴って毒棘花をひきつけ、イツェルが大きめの石を投げて傘を開く。 毒棘花は石が当たった反動で無数の触手を伸ばしてきたが、イツェルが素早く傘を開いたため攻撃が当たる事はない。 「んじゃ、あらかじめ消毒でもしておくか」 アルコール度数の高い酒を頭から被り、リューランが襲い掛かってきた毒棘花をぶん殴る。 「そこだっ!」 それと同時にカインがデモニックフレイムを放ち、暗黒縛鎖を使って毒棘花の動きを封じ込めた。 「まずは一匹めっ!」 力任せに蛮刀を振り下ろし、シャオルンが毒棘花にトドメをさす。 「これで二匹……」 続いてイツェルがホーリースマッシュを放つ。 ブシュブシュと嫌な音を立て、毒棘花がドロドロに溶けていく。 「連携だろうが、崩しちまえばこっちのもんだ!」 拳をギュッと握り締め、リューランが雄たけびを上げる。 その隙に毒棘花が逃げようとしたが、カインが先回りしていたため、そのままニードルスピアの餌食となった。 「ふぅ……、これで一安心だな。みんな、怪我はないか?」 そう言ってカインが毒消しの風を発動させる。 額に浮かんだ汗を拭い……。
●巨大毒花 「この島でのデートは命懸けになりそうだな。エイリアス、何かあったら俺を呼べ。命懸けで守ってやる!」 自信に満ちた表情を浮かべ、伊達家軍大将・マサカズ(a04969)がジャングルの中を進んでいく。 巨大毒花が毒を撒き散らしているためか、島にある植物は奇妙な形になっている。 「ボク達の息の合ったコンビネーションで、巨大毒花に斬鉄蹴をくらわせてやりましょうね♪」 嬉しそうにマサカズの横を歩き、爆乳と神の拳を持つ拳王・エイリアス(a09686)が拳を握る。 「それにしてもおぞましいモン見つけて来よりますな。そんなモンを放置しとって海でも渡って来よったら、エライ事になりますし……早めに始末するに限りますえ」 まわりの安全を確認しながら、花は生き方を迷わない・マリー(a20057)が巨大毒花を探して歩く。 「わたしに何も出来る事はない。でも……頑張らなきゃ」 大きく深呼吸をした後、のんびりエルフ娘・エルファシア(a30648)が自分自身に言い聞かせる。 「そんなに落ち込まへんでおくんなはれ。笑顔でっせぇ、笑顔♪」 エルファシアの背中をぽふりと叩き、マリーがニコリと微笑んだ。 「はいっ! 頑張りますっ! ……あれ?」 元気よく返事をした途端、足元に妙な違和感を覚え、エルファシアがダラリと汗を流す。 「きゃあ!?」 巨大毒花は無数の触手を伸ばしてエルファシアを襲い、大量の毒を撒き散らしてマリー達を威嚇する。 「巨大毒花だ! ……動くなよ」 すぐさま鎧進化でズガットに変身し、エイリアスの盾になりつつ、巨大毒花に斬鉄蹴を叩き込む。 「マサカズさん、ボク達の力を見せてやりましょう!」 マサカズが後ろに下がったのと同時に斬鉄蹴を炸裂させ、エイリアスが連携をとりながら巨大毒花にダメージを与えていく。 「ティアナはん、息合わせますで!」 虫の大群に追われて逃げてきたティアナを捕まえ、マリーが『エルフの翔剣士コンビネーション(同時攻撃)』を仕掛ける。 「わっわっ、こっちも妙なヤツがいるですよぉ〜」 大粒の涙を浮かべながら、ティアナが再び別の方向へと逃げていく。 「皆さん、毒に〜……、気をつけてぇ〜……くださいね〜」 触手に捕まり何度も振り回されながら、エルファシアが隙を見て毒消しの風を発動させる。 「今だ、エイリアス、行くぞ! 二人の脚が揃って唸るっ!! 毒花散らせと雄叫び上げるっ!! 必殺、マヴラヴ・斬鉄蹴っっっ!!」 次の瞬間、マサカズがエイリアスと息を合わせ、斬鉄蹴を放って巨大毒花の身体を貫いた。 「次は、争いのない時代に生まれてくるんどすえ……」 触手から落下してきたエルファシアを抱きかかえ、マリーがフラフラとしながら巨大毒花に別れを告げる。 「……終わったな」 そう言ってマサカズがエイリアスを抱きかかえ、ハート型の花びらの散る中、彼女に優しくキスをした。

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参加者:12人
作成日:2005/09/06
得票数:冒険活劇8
ほのぼの2
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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