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紅蓮の月・エフェメラ(a63888) 2009年02月15日 02時
月の光は優しいだけじゃないさ。…色彩を闇へと沈めた空間を全て蒼白く染め上げて我が物にしてしまう、冷酷で貪欲な面もあるかも知れないぞ?(耳元で声が落とされれば耳膣へと甘やかに響き、淡い笑みを浮かべながら頬を触れ合わせた。)灯りは生きている事の証と同じだと思って居る、だから輝いて居る様に見えるのだと思う…。その灯りの仲間に加わりたい、出来ればお前と一緒に。(彼と視線を合わせる事無く、ぽつり、ぽつりと言葉を唇に乗せて紡ぎ終えた後、瞳を伏せた。)
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