＜深夜のダンスパーティ＞ 　深夜、月が中天を過ぎた頃。 　楓華の温泉宿には、様々なタイプの寝息が満ちていた。 　温泉につかり疲れをとって、ふかふかお布団で眠りにつく。 　これぞ、至福の時に違いない。 　だが、そんな中、むくりと起き上がる者達がいた。 　起き上がった彼らは、更に、髪型を整え化粧を施し着衣を整えていく。 　まるで、どこぞのダンスパーティーに出かけるように。 　否。 　彼らは、真実、深夜のダンスパーティーに出かけようとしているのだ。 「全てが終わった後でよろしいですから、もし、よろしければ、私の神殿で行う、恋人達のダンスパーティーに出席してくださいね」 　控えめに告げられた、女神フォーナ様からのご招待。 　指定されたのは、深夜の時間。 　美しい花が舞い散る庭園で、フォーナ様の見守る星明かりの下、妙なる楽の音に心をときめかせながら、愛する人の手を取りダンスを披露する。 　それはきっと、夢のような時間となる事だろう。 　ダンスパーティー会場までは、インフィニティマインドでひとっ飛び。 　さぁ、恋人と手に手をとって、ダンスパーティーへと向かおうでは無いか。 ＜担当マスター：藍鳶カナン＞ 　このシナリオを含む6本のリアルタイムシナリオには、1人のキャラクターでその全てに参加することができます。

＜リプレイ＞ ● 　深く透きとおる黒玻璃の夜空を雄大なる黄金の四肢で駆け、女神の待つ花の庭園へと至る。 　銀の砂めいた夜空の星々も今宵ばかりは砂糖菓子の如く甘やかに煌いて、天頂より僅かばかり傾いた月は柔らかな光を世界へと投げかけていた。 　優しい夜の光に満たされるのは女神フォーナの慈しみに満ちた、満天の星空を望める花の園。女神の愛によるものか咲き誇る花々は星の光を受けて淡やかな光を抱き、広々とした庭園を夢のような明かりで包み込んでいる。 「救命阿！　って誘いの手紙送ったのに！　送ったのに……！！」 　某金髪エルフ女性を誘い出すという奇跡を起こせなかった白いリザードマンが涙ながらに庭園を駆け出せば、地に咲き溢れる白い小花が散って流れる夜風に舞った。しかし世に女神の力及ばぬ奇跡はあれど、女神フォーナは恋人たちのために惜しみない慈愛をそそぐ。散った花は小さな蕾をつけて、星明かりを受け再び楚々と花開いた。 「私の庭園へ、ようこそ。どうか心ゆくまで楽しんでいってくださいね」 　女神が冒険者達へ微笑めば、星と花の光に包まれた深夜の庭園に、優雅な舞曲の音色が流れ出す。 　愛しいひとの手を取り踊り始めた恋人たちの姿に瞳を細める女神フォーナへ、癒しのそよ風・ナティル（a65912）は大切なひとと出会えたことへの感謝を紡ぐ。淡桃色の花を咲かせる蔓薔薇のアーチに隠れて恋人たちのダンスを覗き見、もとい、勉強していた城壁の姫騎士・サクラコ（a32659）が恋の話を振れば、まぁ、と瞳を瞠って女神はふわりと笑みを零した。 「麗しき夜の女神よ、私と踊って頂けませんか？」 「貴方は……」 　風舞彩月・シリック（a09118）が御前で優雅に一礼してみせれば、約束の木に降臨した折にも居合わせていた彼を覚えていたのか、女神は咲き綻ぶ白薔薇にも似た笑みを浮かべ、喜んで、と差し伸べられた手に自身のそれをそっと重ねる。 　彼のリードに任せ花の庭園へと滑り出した女神の姿を認め、妻の手を取り踊っていた汚れた手のひら・レイ（a69323）が、また子宝を授けてもらえますかと願いを紡いだ。夫の言葉と女神の微笑みに頬を染め、レイったら、と赤眼の紋章術剣士・アセルス（a74501）は小さく唇を尖らせる。 「フォーナ様、今夜のご招待、ありがとうございます」 「ありがとう、皆さんが来てくださって、私もとても嬉しく思います」 　女神に挨拶を述べてマーブル・チョコ（a30214）は繰り返される無限の誤り・トモヤ（a77980）の手を取って、子育ての忙しなさを忘れるように恋人気分にゆるりと浸る。けれど勿論、毎日幸せで幸せで堪らないのだけど。 「フォーナ様、今日まで愛する人と共に歩んでこられたことへの感謝を申し上げます」 「貴方から授かッた祝福のお陰で、オレは英雄より大切な存在となれました」 　幸せそうな笑みを湛えた護りの蒼き風・アスティア（a24175）と、曇りない笑みを浮かべた獅子の剣を鍛える者・ディラン（a17462）にそう告げられれば、これからも仲良く寄り添っていってくださいね、と女神も嬉しそうに微笑した。 　頂いた祝福への御礼を、と蒼海の水面・キュール（a36040）が語り、本当にありがとうございますと小さな探究者・シルス（a38751）が続ける。そして、 「二人でこれからも支え合って行く事を誓います」 「貴方たちの道に、幸いがありますように」 　誓いを捧げられれば、女神フォーナは心からの喜びを表すような優しい笑みを二人へと向けた。 　愛しいひとと共に女神へ挨拶をして、風纏う月光・マニラギ（a74781） は結婚式の折にも着たウェディングドレスを纏った妻の手を取り包み込む。齢六十を越えた彼は背に翼を持つ若妻、永遠の飛鳥・ポム（a19507）を抱き上げて、 「ぐはっ！？」 「ラ、ラギさん〜！？」 　突如ぎっくり腰に襲われ花の庭園へくずおれた。 　女神フォーナは突然の出来事に驚いたように瞳を瞠り、裏方を務めていた玄天卿・クリス（a73696）によって急病人が運ばれていく様を心配そうに見遣っていたが、 「フォーナ様はこう言う場を用意して頂き、有り難うございます」 「この場と祝福を与えてくれたこと、切に感謝したい」 　紫地白狗・シキヤ（a50327）と紫天黒狗・ゼロ（a50949）が改まった挨拶を向ければ、ゆっくり楽しんでいってくださいね、と再び柔らかな微笑みを愛し合う者たちへと向ける。 　美しく装った闇と鬼灯と仮面の狭間・ツバキ（a78458）の姿を見つめ、他の男に見せるのがもったいでござるなと玉兎の弓士・トモユキ（a28501）は眩しげに瞳を細め、そっと彼女の手を取った。女神に見守られつつダンスを楽しむ恋人たちに混じらんと、蒼き激流の舞闘士・ニルギン（a55447）は幼さ残る白き交渉人・レイメイ（a90306）の手の甲に恭しく口付けて、愛しいひとを花の庭へといざなった。 　女神の慈しみに満ちた夜と優しい星明かりに映える白のタキシードで男装した蒼き炎・アーリス（a58055）は、可愛らしいドレスに身を包んだ静心の吟遊詩人・ヴィーネ（a71769）を伴って、夜の女神の御前へと進み出る。 「いつもお祝いしてくれて有難うなの♪」 「まぁ……ありがとうございます、とても美味しそう」 　緊張しながらもヴィーネが手作りのお菓子を差し出せば、女神フォーナは幸せそうに笑みを深め、瞳に暖かな光を湛えて彼女の菓子を受け取った。 　花の香に満ちた夜風を彩る円舞曲を一曲踊り終え、豪鷲侯・ゼパニオン（a62547） は「お気に召したか、姫？」と囁きかける。紡がれた言葉に金盞銀台・グリンディエタ（a58959）が微笑めば、彼も嬉しげな笑みを浮かべた。 「次のフォーナ祭の時も付き合ってくれないか？　その……お前と一緒に祝福されたいから……さ」 「では、次と言わず今宵、フォーナ様に祝福していただこうか、ゼファー」 　想いを重ねた二人は夜の女神に見守られ、情熱的な口付けと抱擁を交わす。 　柔らかな光を纏った花弁が舞いあがる、透きとおるような星空のもと。 ● 　冴え渡る星空も女神の庭園から仰ぎ見れば、暖かな夜の安らぎに満ちているように思えてきた。 　恋人たちが幸せなひとときを過ごせるよう、そして、甘い囁きを邪魔することのないように、花の庭園の片隅で安らぎを奏でる吟遊詩人・フェイリス（a01708）は優しい音色を紡ぎ出す。ダンスの相手はおらずとも、皆の幸せを応援できるなら悪くないと、爆走する玉砕シンガー・グリューヴルム（a59784）も静かに楽の音を奏であわせた。 「今日という日が最高の思い出になりますように……ですの」 　可憐な白薔薇を小さく咲かせる薔薇にひっそり隠された一角で、小さな風の舞姫兎・ユキ（a50587）も祝福の音色を密やかに響かせる。 　悪戯を仕掛けようと目論む者や、おかしな食べ物や飲み物を振舞おうとした者もいたが、彼らの不穏な行動は油断なく庭園を見渡していた快傑ズガット・マサカズ（a04969）によって、宴に水を差さぬようひっそりと阻止された。 　裏方を務める冒険者たちの尽力の甲斐あって、女神の庭園でのひとときは、優しい幸せに包まれたまま穏やかに緩やかに流れていく。 　あえて相手を待たせてみた紅蓮の幻影・ユーリ（a01412）は、焦らされるのも嫌いじゃないですからと微笑む煉獄の刻印・ウィルフォード（a04130）に柔らかな笑みを返し、彼のリードへ素直に身を任せた。 「ちゃんと似合ってる……なぁ〜ん？」 「うん、似合ってるよ」 　贈り物のペンダントを身につけ首を傾げるヒトノソリンの武道家・エイビィ（a75149）の様子に破顔して、駈け上る奏者・ギイナ（a70690） は「ありがとう、大好きだよ」と彼女の手を取った。 　暗黒火竜・デスペル（a28255）は誰かを待っているような素振りの花車の霊査士・ヴァルナ（a90183）を見出して、相手がいないならどうだと誘いをかける。笑みを交わして踊り始める二人を見遣りつつ、月下黎明の・アオイ（a68811）が優しく手を取れば、七色の花冠・リヴィートゥカ（a71397）が微かに身を震わせた。 「凄く緊張しますね……」 「実は、僕もです」 　秘密を明かすようにひっそり囁けば、彼女は緊張が解れたように笑みを咲き綻ばせる。 　花の庭園を緩やかに満たす曲を踊り終え、寂しがりやの天邪鬼・レギル（a59133）は意を決したように朝夜の境目・リツ（a19690）を抱き寄せた。 「これからもずっと一緒にいような」 「……や、約束ですよ？　ず、ずっと、一緒に居て下さいね？」 　眠そうにしていた彼女もこれには瞳を見開いて、嬉しげな笑みを浮かべて彼を抱き返す。 　指を絡めて囁くのは、今宵の約束を忘れないという約束だ。 　昔教わったとおりにステップを刻もうとした三元八力の掌・ハイル（a77468） は僅かに足をもつれさせ、倒れそうになった拍子にその手を取っていた華紬の伶・ミンリーシャン（a22811）を抱きしめた。相変わらずな夫の様子にくすくすと笑みを零し、可憐な妻はそれと悟られぬように夫をリードする。 　夜空に溶けていきそうな楽の音に合わせる様に、旋律に乗せて踊る皆に合わせる様に、ふわりふわりと冒険者達の足元から小さな白花の花弁が舞いあがった。 　花が気になるのかそれともステップが覚束ないからか、足元を気にする狂月兎・ナディア（a26028）の様子に目元を緩め、狂戯夜・ヨキ（a28161）は彼の名を呼び薄化粧を施したおもてをふんわり綻ばせる。これからも傍にいたいというような台詞を囁かれ、この縁が続く限り、と囁き返した。 　星明かりの舞踏会場を包むのは、艶やかな緑と淡やかな光にほんのり照り映える薄桃色の薔薇の花。 「うーん……まさしく壁の花ってか」 　甘い香りを仄かに漂わせる薔薇の傍で夜風を纏う流星・ヨゥミ（a15145）が庭園を眺めていれば、雰囲気を楽しむように皆の合間を泳ぎまわっていた幻想鏡・イゼロウ（a73380）とふと目があった。 「折角のパーティだ。……暇つぶしと思って踊って見るか？」 　差し伸べられた手を見つめ、こんな夜も悪くないと笑みを浮かべてその手を取って。 　眺めるだけも良いが手にとって楽しんでこその壁の花、と何処か不敵さを覗かせる微笑を浮かべ、銀閃の・ウルフェナイト（a04043）はどうか貴女の一夜限りの恋人に、と 黄昏の山猫・エル（a46177）に手を差し伸べる。彼女がその手を取ればごく自然な仕草で細い腰を抱き寄せて、楽の調べに乗せて花の庭園へと連れ出した。 　きっと他に好きなひとがいるのだろうと思いつつ、今宵のダンスパーティーへ一緒に行きたいのだと誘ってみた。けれど予想通り星空の庭園に相手の姿はなくて、想いが淘汰される時を待つしかないのかなと、魅惑と物欲の冒険女・ナイトイリア（a79475）は切なげな溜息を洩らす。 　薄桃色の薔薇の合間に零れた彼女の溜息が切なくも何処か甘やかだったから、黒狐の長・ヴァゼル（a24812）は柔らかに瞳を緩めて彼女へと歩み寄った。 「折角のダンスです。……ご一緒させてもらいませんか？」 　はっと顔をあげた彼女は数度瞳を瞬かせ、ほんの僅か泣き出しそうな顔で微笑み、頷いた。 　時折すれ違う知人達に会釈しつつ、猫遣い師ミル・フィーユ（a66979）は会場の片隅で花の庭園を眺めやり、優しく満ちる幸せな雰囲気に暫し浸る。ふと名前を呼ばれて振り返れば、そこには流星を継ぐ射手・フーラ（a70918）の姿。ほっと安心したように微笑んで、彼女は彼の手を取った。 　花の庭園へ滑り出せば、彼が朗らかに笑ってこう告げる。 「僕と一緒になってくれない？　ふぃーゆん？」 「……フィーユで、いいのか……なぁ〜ん？」 　瞳を瞬かせて彼女が見あげれば、彼は力いっぱい頷いてみせた。 ● 　心を浮き立たせるような音色にあわせ、くるりくるりと回ってみれば、足元から淡い光を湛えた白い花の花弁が舞いあがり、護法の戦姫・アオイ（a38120）と、妹である彼女の手を取り楽しげに踊る幼き眩惑の狐姫・セレス（a16159）の周りを包み込むようにふんわり風に漂った。 「別に恋人同士じゃない人が踊ってても大丈夫だよね？」 　誰にともなく言って瞳をめぐらせれば、優しげな微笑みを湛えた女神フォーナが頷いてくれたような気がした。夜の女神フォーナは、家族の女神でもあるのだ。 　けれど勿論、結ばれた絆や穏やかなひとときを愛しむものたちであれば、恋人たちや家族でなくとも皆に等しく女神の慈愛は注がれる。 「恋人でなければ、恋人の方々以上に楽しめばいいのです」 「ぇへへ……恋人でなくても、楽しめること……。イザさんとなら、本当にそうであるって……思える気がします……♪」 　さあ、お手をどうぞと差し伸べられた惑ひ夢路に秘めの月・イザ（a76422）の手を取って、精粋に身を沈めし水玉・フィルフィス（a37827） は幸せそうに顔を綻ばせた。 　優しい時を紡げるなら、それが幸せなのだから。 　相手はないまま流れる曲にあわせてひとりくるくると踊り、目が回っちゃいましたと呟きながらも、ヒトの重騎士・カチャリーナ（a75555）は存分に庭園の雰囲気を楽しんだ風情で笑う。 　泣いてなどいないと胸の内で誇らかに宣言しつつ、スペース・ラスキュー（a14869）は見えないパートナーとのダンスに勤しんだ。楽しみ方も幸せのかたちもひとそれぞれだ。 「お姉ちゃんを置いて６年間も留守しおってからに……！」 「はいはい、全部俺が悪かった」 　銀蟾・カルア（a28603）は恋人同士でなくとも問題なく参加できそうな雰囲気に安堵しつつ、今宵のように装いを凝らして黙っていれば美しい乙女で通りそうな『お姉ちゃん』が、イッヒッヒと森の性悪魔女っぽい笑みを洩らす様に微かに嘆息する。 　二人花の園で踊り出し、早速野良ドリアッド・カロア（a27766）はよろけたふりをしつつ猛然と弟の足を踏みにかかったが、予測していたらしい彼は軽やかにそれをかわし、けれど手は離さずにそのまま踊り続けた。ま、元気で帰って来たから程々にしてやりますか、と彼女も小さく、けれど素直な笑みを浮かべる。 「あとどれだけの時間があるかわかりませんが、一日一日はかけがえのないものだと思います」 　優しい星明かりが風来の翼・リリア（a72539）の翼に淡い淡い銀色の光の粒子を散らす。その様に風来の冒険者・ルーク（a06668）は束の間寂しげな光を瞳に揺蕩わせたが、いずれ別れの時は来るのだろうけどせめて今だけは、と想いをこめて、恋人というよりは妹のような感覚に近い、けれど大切な少女の手を取った。 　恋人と都合があわず、今宵のパーティーで逢うことができない。 　姉がそう言って沈み込んでいるのを見ていられず、護涙氷・マオ（a10509）は倖涙花・イオ（a09181）を連れ出し、満天の星空と女神に見守られた庭園で彼女と踊り始めた。ダンスなんて初めてだからうっかり相手の足を踏んでしまったけれど、それでも彼女は楽しげに微笑んでくれる。 「――好きだよ、姉さん」 「うん、いつもありがとう、マオ」 　きっと、本当の意味で伝わることはないのだろうけど。 「さぁ、今夜はめいっぱい楽しもう！」 　想いを交わし、恋人となるまでの様々な想い出を手繰りつつ、明るい笑みを浮かべて界廻る選定の志・エルス（a01321）は、これからもよろしくなとはじまりは・プルミエール（a90091） へ手を差し伸べる。 　手を取り合った二人が楽しげにダンスを始める様に尾を揺らし、こっちも楽しむなぁ〜んとヒトノソリンの狂戦士・マゼンタ（a14151）は微かに声を弾ませて、ストライダーの忍び・シオン（a18079）を花の庭園へと連れ出した。 「なんか……楽しいな……」 「楽しいなぁ〜ん」 　彼にぽつりと呟かれれば、苦手なはずのダンスも本当に楽しくなってくるから不思議。 　優しい色合いに咲き誇る地の花々、満天に煌き澄んだ光を降らせる天の星々。 　夢の様な美しさに満ちた会場で普段どおり黒のローブを纏った悪の妖術師・クーカ（a42976）の姿を見つけて、突撃鉄壁重戦車・モイモイ（a51948） は破顔して彼のもとへ駆け寄った。久々のドレス姿を見て何処か嬉しげな様子を見せる彼と円舞曲の調べに身を委ね、彼女は笑みと共に囁きを紡ぐ。 「いつか……素顔見せてなぁん」 　幾つもの美しい音を響かせあう旋律に、仄かな光を纏い夜空に舞う柔らかな花弁たち。 　甘やかな調べと花の香に心が酔う様を感じながらも、青色・ネロ（a41458）の唇は何処か不敵な笑みを刻み、ふとした拍子に滲みそうになる照れを押し隠すための言葉を紡ぐ。 「ランドアース一美しいセイレーンと踊れる事、光栄に思えよな？」 「ふん、そっちこそ。可憐な乙女の足踏んだら怒るわよ、ネロ！」 　相手を務める風舞姫・レイクナッド（a34661）の艶やかな唇からもやはり素直でない言葉が紡がれたけれど、お互い様だというのは承知の上なのか、二人は悪戯っぽい光を湛えた互いの瞳を見交わして、どちらからともなく楽しげな笑みを零した。 　清楚な花嫁を思わせる衣装を纏った月宮・カタリナ（a61417）は、タキシードに身を包んだ風上の赤い鷹・ティムス（a10358）の手を取り花の中で緩やかに踊る。 　星の世界へ行くよりも前から抱いていた恋が実りますように。 　夢心地でそんなことを想っていたから、彼に照れまじりな言葉を向けられどきりとした。 「カタリナ、これからも、よろしくね」 　優しい言葉を綴る彼の唇に、触れられればいいのに。 　華やかな賑わいを避けて二人迷い込んだのは、淡い月光を落としたような色合いのプリムラが咲き乱れる一角だ。柔らかな光が内側から滲むような笑みを湛えた白闇の月・ニーヴェス（a51515）の手を取り、月の花に囲まれ灰禍刀・クロト（a26860）は緩やかな調べに乗せて踊りだす。互いのぬくもりを寄り添わせ、ずっと傍にいたいと囁き合った。 　一度フォークダンスを踊ったきりだという無垢なる一撃・ティモカリス（a40355） が此方を頼りにしてくれるから、たまひよ・コッコ（a21063）は俄然張り切って彼女をリードした。 　慣れぬ動きが難しいのか眉を寄せていた彼女の表情が、ふわりと回るたびに少しずつ明るくなって、「こっこーぉ、これ、どうすればいいのー？」なんて楽しげに笑ってくれるのが嬉しい。 「ずーっといっしょ、ねー？　手ぇつないでてね」 　彼女が幸せそうにそう言ってくれたから。 「これからずっと先……お爺ちゃんお婆ちゃんになっても、必ず二人、一緒にいようね」 　思い切って彼も、プロポーズの言葉を口にした。 　星明かりを浴びあえかな煌きを孕む白のタキシードに身を包み、春の光をあつめたような桜色のドレスを纏う高空の戦娘・エミルリィル（a52732）と向き合えば、今更ながらに白鴉・シルヴァ（a13552）の胸は高鳴った。 　柔らかな手を取り踊り始めれば慣れぬ衣装や動きに気をとられ、どうしてもぎこちなくなってしまう。けれど彼女が幸せそうに笑みを零して囁くから、彼も肩の力を抜いて自然な笑みを浮かべることができた。 「……今でも大好き、これからもよろしく……なぁ〜ん」 　愛しい妻の声音と優しい音色に包まれて、星空のもとに夢心地。 ● 　女神の庭園は淡く優しい煌きに満ちていた。 　黒玻璃の夜空からは仄かな金色を帯びた月光と柔らかな銀に煌く星明かりが零れ、庭園に咲き乱れる白い小花は女神が司る夜の光を受け淡い淡い輝きでふわりと大地を包む。 　外界と庭園を隔てるのは、薄桃色の薔薇を咲かせる緑の垣根。 　庭園の中央に立つことはなくともその片隅で花に包まれ、ひとり穏やかに思いをめぐらせる者や、睦まじく寄り添い想いを交わす者も少なくなかった。 　ほんのりと漂う薔薇の香に包まれながら柔らかに手を重ねつつ寄り添って、闇夜の鴉・タカテル（a03876）と雲穿銀華・チハヤ（a19827）は自然に顔を見合わせ笑みを交わす。このひとときが永遠になればと願う心もあるけれど、永遠ではないからこそ今が幸せなのだとも知っている。 　暁の空よりも淡い薄桃色の薔薇の傍には、白い鋼で編まれた瀟洒な長椅子が配されていた。 　柔らかなクッションの敷かれた長椅子のひとつに腰掛け、花の香含む夜風が金の髪を撫でていく感触を少し寂しく思いつつ、南国の薔薇・ジョージィ（a44355）は誰かの手紙に目を落として所在なさげに溜息ひとつ。けれど聞き覚えのある足音を耳にして、淡い金のドレスにかかる背の高い影に気づいて顔をあげる。 「……ばか。ば〜か。なのなぁ〜ん」 「……いつだって、忘れたことはなかったよ」 　かつて想いを綴った手紙を渡し彼女に別れを告げた月輪熊・オズロ（a15444）は、少しだけ困ったように笑んで、それでも甘んじて彼女の言葉を受けとめた。殴られたって良いくらいのことはしたという自覚もある。寂しい思いをさせてしまったことを真摯に詫びて、彼女に手を差し伸べた。 「楽しかった事つらかった事……今夜は沢山聞かせてくれ」 　六年ぶりに彼女の手を取れば、肌のすべらかさと優しい温もりに鼓動が跳ねる。 　けれどようやく星の世界から帰って来てくれた彼女の手を離したくなくて、俺も少しはヒウイにつりあうくらい大人っぽくなれたかな？　と囁きながら解放を望む獣・ロッド（a20463）は心に暖かく咲く花でありたい・ヒウイ（a35827）の柔らかな身体を抱き寄せた。無事でよかったと吐息めいた声音で囁かれ、彼女の胸には歓びが満ちる。 　いつも、ずっとずっと待っていてくれたことが嬉しかった。 「離れている間、私を支えてくれたのは貴方が教えてくれた凱歌でした」 　夢のよう、と幸せに満ちた瞳を潤ませる月光の詩・エステル（a79930）を引き寄せ、黒鴉韻帝・ルワ（a37117）は苦労をかけたなと囁いた。星の世界へ赴いた時には知らなかったのだ。彼女が身篭っていたことを。 「これからは二人で子等を育てよう。我等の歌を子等にも教えなければならぬからな」 　穏やかに笑んでそう続ければ、これからも歌い続けましょうと彼女が囁き返す。 　独唱は二重唱になって、これからもきっと更に重ねられていく。 　離れていた時間を埋めるように見つめあい、恋人たちは心からの笑みを交わす。 　けれど感極まってか月ノ雫に誓い・ゼクティ（a66587）の眦から星明かりを映す涙が零れたから、闇夜の朧月・ジン（a67049）は今この時の幸せを楽しめばいいと彼女の手を取り引き寄せる。 　幸せを紡ぐ楽の音に、出逢えたことへの感謝を乗せて。 　話したいことはたくさんあったはずなのに、彼の顔を見た途端に全部吹っ飛んでしまった。 　耳元でなぁ〜んと響く妻の声に瞳を細め、予感・エルンスト（a18618）は星の世界からようやく戻ってきた緋の自鳴琴・ムスタルーメ（a25649）を、言葉もなくただ抱きしめた。彼女も何も言えなくなっていたのだけれど、愛しく懐かしい温もりに包まれれば胸から溢れてくる想いがある。 　星の海を眺めながら、ずっとずっと想っていたこと。 「あのねあのね、……大好き」 　誰かの幸せな様子が見られたら、何だか自分まで幸せな気持ちになる。 　色々な幸せが満ちている会場の様子に顔を綻ばせながら、薔薇樹の管理者・レティエル（a79625）は皆のために軽い飲み物を作り杯を満たし、甲斐甲斐しく給仕に勤しんだ。 　彼女から気泡が美しく煌くスパークリングワインの杯をふたつ受け取って、蚩尤・キョウジロウ（a78863）は久々に再会叶った誰かを救う機械・カラン（a79345）へひとつを手渡し、互いの近況などを語り合いながらゆるりと会場の隅へ移動する。今宵はダンスよりも、尽きぬ話を語り合っていたかった。 　踊りは得意ではないからとはにかむように微笑む真白き雪・クレハ（a09410）に頷いて、彼女と自分のためにメガネマイスター・コロクル（a08067）は月と星の明かりをほんのりと透かすカクテルを二つ手に取った。杯を片手に彼女の手を片手に、奏でられる旋律に乗せてくるくると回っていたい心地だったけれど、ゆっくり思い出話をしたいと言われればそれも吝かではない。 　随分と背が伸びたエルフの重騎士・ノエル（a90260）を眩しい思いで見つめつつ、自然に彼がエスコートしてくれる幸せに紅い魔女・ババロア（a09938） は心を溶かす。懐かしい思い出話を紡げば、過去の幸せも今の幸せも一緒に心に染みていくのが不思議で。 　子供の頃から数えて二十数年もの腐れ縁。 　これだけ縁が続く幼馴染も結構すごいけど、これだけ続いたからには今後もそうそう切れそうにないと思えるのが悪くない。結構気に入ってるんだぜ、と口の端を擡げる絶無天賦・シグムンド（a29917）に、踊ってくれない？　と天才ロリっ娘邪竜使い・ブリュンヒルデ（a29798） がねだる。 　彼の好きな娘が誰かなんて解ってるつもりだけど。 　胸中だけで呟けば案の定、ぽんこつ目覚まし時計・アルカ（a29918）がひょっこりと顔を出した。慣れぬドレスで装った彼女も当然のように彼へダンスをねだったけれど。 「シグもヒルデもだーいすき♪」 　笑顔でそんなことを言われてしまえば、文句なんて言えるはずがない。 　星明かりをあつめたような銀の髪を淑やかにおろし、普段とは異なる雰囲気で現れた愛と情熱の獅子妃・メルティナ（a08360）の姿に、紅虎・アキラ（a08684）は軽く瞳を瞠る。おかしくないかな、と髪を気にした風な彼女に笑みを向け、その手を取りリードしながら花の庭園を滑るように踊りゆく。語り合うのは旅団から離れていた間の話。 　互いの話にゆっくり耳を傾けて、離れていた間の思い出を埋めていった。 　歩調をあわせてくれるのは解っても、やはり彼とのダンスは月夜の歌姫・ノエル（a36019）を緊張させた。流れる旋律が区切りを迎えれば、更なる緊張に鼓動が跳ねたけど、誤魔化したりしないと決めたから、彼女は穢れ無き白銀の梟・フレイル（a16210）と真正面から向き合った。 「フレイルさんのことが本気で好きなの」 　今すぐでなくてもいいから、いつか返事を聞かせてくれたなら。 　言葉は交わさぬまま、けれど互いの温もりと気配に様々な想いを感じあいながら、優しい調べに乗せて黒影の聖騎士・ジョルディ（a58611）は血の海に咲く黒薔薇・アイノ（a60601）とのダンスにかつての逢瀬を重ねて心を満たす。曲の終わりに顔を覆っていた鉄仮面を外し、彼は妻を抱き寄せた。 「ただいま……アイノ」 「お帰りなさい……」 　短い言葉にすべての想いをこめて、溢れるほどの幸せを共にするために唇を重ねあう。 ● 　深い闇そのものが凛と透きとおる夜空に瞬く星たちは、今にも小さな砂糖菓子になって零れ落ちてきそうな気がした。深まる夜は冴え、夜風はますます冷たくなるはずなのに、女神の慈愛なのか庭園を包む夜気は甘い雰囲気に火照った頬を冷ます程度の冷たさでしかない。 　女神フォーナが冒険者たちへと贈る優しい優しい夜に、艶やかな夜そのもののような細身のドレスに身を包んだ蜜星の讃美歌・ルーツァ（a14434）は、正装し窮屈そうに襟元を緩めた煤の双眸・クローチェ（a38525）の手を取り花の庭園でふわりと回る。 　瞳が合えば「正装もお似合いですよ」なんて本当に幸せそうに彼女が笑みを咲かせるから、然して興味もないこんな催しにもつい付き合ってしまう。けれどこの六年我儘に付き合わせたのは自分の方だと知っていた。彼が胸に抱くのは限りない愛しさと、感謝の想い。 　けれど。 「ねえクロ、知ってる？　貴方の我儘なんて、私の我儘に比べたら可愛いものよ」 　秘めた思いすら見透かして、暖かなあかりを燈すように彼女が笑う。 　こうして踊れるようになるまで毎年練習しましたね、と囁いて、なぁ〜んと小さく彼女が笑みを零したから、初めはお互いの足を踏んだりして大変だったよなぁと楽しげに口元を綻ばせ、緋閃・クレス（a35740）は此方を見あげてくる繊月・マヒナ（a48535）の変わらぬ愛らしさに瞳を緩めた。 　初めはかなり難しく感じていたダンスも、練習の甲斐あって今はぴたりと呼吸をあわせて楽しめるまでになった。緊張するのには変わりないけれど、それはきっと相手への愛しさが募るから。 「また一緒に踊りましょうなぁ〜ん」 「これからもよろしくな、俺の可愛い奥さん」 　暖かな褥で眠りにつこうとしていたところを悪戯っぽい笑みと囁きで誘われて、そっと宿を抜け出し女神の庭園へとやって来た。足元に咲く白い小花はまるで雪のよう。ふわり温もりが感じられる距離まで身を寄せて、ゆるりと踊りだせば粉雪をも思わす花弁が柔らかに舞いあがる。 　お互い口下手は治らないままだけれど触れる温もりは愛しくて、想いはこの幾年にもずっと降り積もってきたから、七竈・エッシェ（a69115）は彼の顔を見上げて愛しさのままに笑みを零す。慣れぬダンスの途中で言葉を捻るのも難しくて、波寄・ズイメイ（a69144）は温もりをより近くで感じあえるよう、無言のまま彼女を抱き寄せた。 　普段我儘を言わない妻が控えめとはいえおねだりをしてくれたのが嬉しくて、蒼の覚醒守護修羅神・シオン（a12390）は上機嫌で自分探しの旅をする者・ユイシィ（a29624）の手を取った。咲き誇る花々へ柔らかに触れる衣装の裾を翻し、彼女は夫をリードしながら流れる旋律へと身を委ねる。ダンスが苦手な夫が付き合ってくれるのが嬉しくて、そっと耳元へ唇を寄せて囁いた。 「いつか子どもができたら……家族で来て踊りたいですね」 「そうだな……いつかフォーナ様に新しい家族を紹介しよう」 　囁かれた言葉に微かに瞳を瞠り、心に温もりが満ちていくのを感じて囁きを返す。 　何時もほんわりとしている妻が優雅にダンスを踊れるとは思っていなかったから、ぽてっと足を踏まれてもそれすらも可愛く思えて翳る紅月・リィズ（a01358）は、嗚呼、幸せ、と笑み崩れる。 　今みたいにほにゃっとしたときも、格好いい姿を見せてくれるときも大切に思うから、大好きと全身で伝えたくてぽわふかのおふとん・ティフェル（a05986）は満面に笑みを咲かせて夫に抱きついた。 　ずっとずっと愛しくて、ずっとずっと大好き。 　躊躇うことなく彼女の手を取ることができて、当たり前のように共に踊りだせることがこんなにも嬉しい。淡い光を抱く花が足元から優しい輝きを満たしてくれるように、胸には暖かな幸せが燈るから、猪突妄進・スズ（a02822）は素直に身を預けてくれるヨハナ・ユディト（a90346）へと笑みを向けた。 「あのね、ユディト。俺の人生の中で、一番の奇跡は君に出会えたことだと思うんだ」 　柔らかに還る囁きは、ただ彼ひとりだけのもの。 「あれからずっと着ていなかったけど……えへへ、似合うかのぅ」 「とても素敵だよ。……今夜は僕だけのコトナさん、ね」 　出逢ったばかりの頃に纏っていたものと同じドレスを纏った妻の姿を見れば、結婚前の恋人時代に戻ったような心地になった。妻としても母としても可愛らしく愛しい彼女だけれど、今宵は久々に独り占めできるのだと思えば夜鳴鳥・カルロ（a61747）の胸も高鳴った。これからもずっとよろしくじゃよぅ、と甘えたように囁くあったか戦法にこにこの術・コトナ（a28487）を抱きしめて、満ちる至福に心を委ねた。 　永遠の絆を結び夫婦となって、二人の間に子供を授かっても。 　何度手を重ね想いを重ねても、まだ触れ合う手から伝わる相手の温もりに、胸の高鳴りを抑えられないでいる。初めて恋した時みたいと囁く朱陰の皓月・カガリ（a01401）が、ずっと恋をする相手は旦那様だけ、と紡ぐから、語る者・タケマル（a00447）は愛しさを重ねていくようなダンスの果てに妻を抱き寄せ、愛しさを溶かし込むように唇を重ねた。 　不意に微笑みを浮かべた夫が、まるで恋人に戻った気分だな、なんて囁くから、幻紫水の青薔薇・マリンローズ（a37119）は耳も心も優しくくすぐられた様な心地で幸せな笑みを零す。重ねてきた幸せな日々を手繰るように手を取って、こうして一緒に手を取り合い歩めるのが幸せです、と少女の様な笑みで彼に応えた。妻の変わらぬ美しさに笑みを深め、蒼き風追い人・クロイツ（a37152）は花の庭園へと妻を誘う。 　結婚前のことを思い出しますねと涼やかな青花を飾った耳元へ囁けば、一生懸命ダンスを練習したことやあれやこれやの様々な出来事が一気に甦ってきたのか、あっと言う間だったよね、と応えた陽だまりの花・グリュエル（a63551）が百面相を始めた。可愛らしいその様に笑みを零し、すっかり慣れた様子で紅焔揺白盾・ヨイク（a30866）は妻をリードしてやる。これからもよろしくと改めて紡げば、ずっと隣に居るよと花咲くような笑みが返った。 　清麗な艶を帯びた青の衣装に身を包んだ妻を引き寄せれば、華やかでけれど甘い薔薇の香が蒼剣の騎士・ラザナス（a05138）の鼻先をくすぐった。昔、女神様の祝福を受けた夜のように甘えたい、とねだる彼女に、寂しい思いをさせてごめんとまるで吐露するように囁いて。 　お互い仕事や子育てが忙しなかったから、こうして二人の時を過ごすのは本当に久し振り。 　一寸寂しかったんだよ？　と拗ねた様に紡ぎ、麗滝の薬師・カレン（a17645）は夫の顔を覗き込む。夜が明けるまでどうか離さないでと囁けば、今宵はずっと二人で甘い夜を過ごしましょうと、吐息にも似た、けれど熱を帯びた囁きが落とされた。 　淡い光と共に舞いあがる花と共に踊れば、不思議と今までのことが思い起こされた。 　ひとつひとつの思い出を語り合い、支えとなってくれたことへの感謝を紡いで、そこでなにやら思い出したらしい錬鉄師・ライアス（a47080）はむっと眉根を寄せる。 「そういえば、この前の結婚式での件……ちゃんと貴方の口から返事を貰ってないのだが？ 」 　訊けば微かに笑みを浮かべた未来を想う霊査士・ジニアス（a90375）が、貴女があと３秒待ってくれたなら、と妻に囁きを返した。 　緩やかな舞曲に乗せて、彼が優しい唄を歌ってくれる。 　自分だけに聴かせてくれるのが嬉しくて、月夜の闇に吹く風・マニナ（a25919）は陶然と瞳を細め、ダンスを続けながら平和を祈る楽天家・シュライス（a71400）の歌声に聴き入った。 　歌うのに夢中で聴くのに夢中で時折互いに足を踏んでしまったけれど、それすらも楽しくて。 　舞曲と唄が終わりを迎えたなら二人杯をとって乾杯し、幸せを零すように笑い合って互いの温もりを確かめ合うように戯れた。 　暖かな色合いに惹かれて選んだドレスは、柔らかな月の輝きを帯びた指輪を引き立ててくれる。 　澄んだ銀の煌きを纏って降りてくる星明かりの中、優しい夜風に白花の花弁が舞いあがる様は何処か幻想的で、彼女の手を取り緩やかなステップを刻みながら、君の幸せの為に愛を謳うよ・ニオス（a04450）は柔らかに口元を綻ばせた。曲が終われば優しいドレスの色合いよりも温かな月影・ザビネ（a76245）の身体を抱きしめて、彼は小さな囁きを紡ぐ。 「これからも、一緒にいよう」 　高鳴る鼓動が苦しくて彼の顔をまともに見られずにいた彼女は、微かに肩を震わせ顔をあげ、蕾が咲き綻ぶような笑みを浮かべ、愛しいひとの背にそっと手を回した。 　月光纏う指輪が輝くその手で、誰よりも大好きなひとを抱きしめる。 ● 　満天に散りばめられた星達から降る光は、細やかに輝く糸のようにさえ感じられた。 　星明かりの経糸に仄かな光を孕んで舞いあがる花弁が横糸となって、星と花の美しいタペストリーが女神の庭園に織り成されている。華やかに艶やかに綴られる図柄は、花の庭園に踊る人々の恋模様。 　流麗な調べに乗せて舞うたびにふわりと周りに揺れる花弁が綺麗で、何時の間にかすっかりダンスが上達した真紅の風の自由戦士・ラムナ（a41962）のリードに身を委ねるのが幸せで、逆十字の白術師・ライ（a51231）は蕩けるような笑みを湛えて恋人の顔を見あげてみる。上手になりましたねと囁いて、甘いひとときに心を浸した。 　季節外れのフォーナ感謝祭と言ったところでしょうかと微笑して、珍しく前髪をおろしタキシードに身を包んだ浄火の紋章術師・グレイ（a04597）は、この数年で共に過ごすことがすっかり多くなった放浪者・アム（a23582）の手を取った。踊り出せば考えるまでもなく彼女の動きが解る。 　共有する時間が心地好くて、この関係をずっと紡いでいけたならと思うから。 「そろそろ私達、恋人同士になってもいいと思いませんか？」 　密やかに甘く落とされた言葉に彼女は艶やかに笑んで、笑みを湛えたまま彼を引き寄せ心のままに唇を重ねた。言葉には嘘が忍び寄るから、どうか唇で、心で想いを受け取って。 　この夜が明けてもこんな風に手と時間を重ねて生きていかない？ 　――あんたのこと、好きよ。 　彼の軸にあわせ心のままに旋回すれば身体が外に飛ばされそうになるけれど、強い腕がしっかり支えてくれるから怖くはなくて、己の心が幸せに満ちている様を感じて夜蝶嬢王・ペテネーラ（a41119）は笑みを咲かせた。白夜を渡る紫石英の霊査士・ラクリマ（a90340）の顔に浮かぶ笑みは己の笑顔によるものだと解るから、眩暈がするほどの幸福に酔う。 　貴方と踊るようになって、前よりも踊るのが好きになった。 「愛していると告げたのも……こんなダンスパーティーの場だったよな」 　気紛れな魔女・シラユキ（a24719）が紡ぐ言葉は、オーディーンの槍・カミュ（a49200）甘い果実酒を呷ったときのような酩酊感を齎した。言葉だけでなく、手が触れ合うだけで、視線が絡むだけで、身も心も甘やかな微熱を帯びていく。 　彼女が仄かに掠れた囁きで甘えてくるから、黒のドレスに包まれた肢体を抱き寄せ熱をこめた口付けで応えてやる。痛いくらいに、と望む彼女を望まれるまま心のままに抱きしめて。 　踵の高い華奢な靴を履き、官能的な香りをつけ、ドレスを纏い薄化粧を施して。 　水月蓮歌・ハニエル（a67044）が淑女らしく礼をとれば、翠月奏歌・ジェイド（a44971）が仰々しいくらいに紳士な礼で応えてくれたから、甘やかな笑みを浮かべて彼の手を取った。互いに贈った腕輪やペンダントが揺れる様に瞳を緩め、ダンスの合間にそっと掠めるようなキスを頬と唇で交わす。 　何時かのフォーナ感謝祭で纏ったドレスを身につけて、また着られてよかったと春陽の・セラ（a60790）が小さな安堵の息をつく。少しくらいふっくらしてた方が、なんて言えば彼女が複雑そうに眉を寄せたけれど、そんな表情も愛しくて、ヒトの武人・ヨハン（a62570）は嬉しげに瞳を細め、綺麗だよと妻に囁きかけた。 　女神の加護か、流れる夜風も寒いという程のことはなかったけれど、充分に温かいということもなかったから、己の胸を示して見せる夫の仕草にほんのり照れながら、彼女は彼の外套へと潜りこんだ。 「……僕と結婚してくれませんか？」 　柔らかな絹が水の流れに揺れるように流麗なダンスを続けていたのに、不意に真直ぐ瞳を覗きこんできた月下行人・アズレイ（a38608）にそう申し込まれれば、思わず歌姫・フロル（a46717）は動きを止めてしまった。けれど見開いた瞳で彼を見つめれば染み入るように想いが伝わってきて、知らず眦から涙が零れ落ちる。 　はい、と応えてくれた彼女を抱きしめれば優しい抱擁を返されたから、花の香と彼女の温もりに酔うように暫しその場で瞳を閉じた。 　舞いあがる花と共に柔らかに回り、そのまま彼女を抱きこむようにして、朧銀の破魔矢・ユキト（a65770）は薔薇色に頬を染めた白銀の誤字っ子術士・マリー（a57776） の耳元へ、ずっと一緒にいて欲しいと願いを紡ぐ。それが求婚の言葉だと気づけば彼女は耳まで真っ赤になったけれど、それでも囁きの様に小さな声音で応えをくれた。 「喜んで……ユキトさんでないとイヤです」 　星の輝きを紡いだような白の衣装と、華やかな色彩に彩られた楓華風の衣装が、星と花の狭間に流れる優雅な旋律に乗って幾度も翻り幾度も重なり合う。 　幸せなひとときに彼女が心奪われている隙に火燐狂喜・チェリッシュ（a35956）は気づかれぬようにそっと清浄なる茉莉花の風・エルノアーレ（a39852）の指に結婚指輪を嵌めてやる。踊り終えたあとにようやく指の輝きに気づいた彼女は瞳を瞬かせ、 「離してなんかあげませんわ、ふふふ♪」 　笑みの形に綻んだ唇で、歓びのままに彼の頬へと口付けた。 　礼装にもダンスにも慣れないのか何処かうろたえた様子で此方に合わせようとしている彼が可愛く思え、殲姫・アリシア（a13284）は重ねた手や足元に視線を彷徨わせる彼の顔を見あげ、くすくすと笑みを零す。む、と瞬いた拍子に思わず彼女の足を踏みそうになったから、獣哭の弦音・シバ（a74900）は周りの恋人達を真似て、すまんと謝りつつ彼女の腰を抱き寄せ頬を寄せた。 　思わぬ彼の行動に一瞬焦ったけれど、彼の鬣も温もりも心地好くて、今度は吐息のように優しい笑みを洩らす。ぎゅっと抱き返してくれた彼女の温もりを感じて、不思議な心地好さに瞳を緩めた。 　星と花の狭間で淡い光に抱かれ、緩やかな調べに身を委ねれば、重ねた日々と想いが甦る。 　胸の内で終焉の夜・トウヤ（a37447）が想いを手繰れば、心の奥に仕舞いこんでいた想いが溢れてくるように彼女の頬を涙が伝ったから、彼は微笑みを湛え指で撫でるようにして、誠実なす飛翔・パフィシェ（a17629）の涙を拭う。 「幾ら年老いても、こうして……胸を高鳴らせています」 「ああ……今までも、これからもずっと……共に歩こう……」 　何時の間にか慣れてしまっていた愛が堰を切ったように溢れだすのを感じつつ、彼女は瞳を濡らしたまま彼に微笑んでみせた。 「……ね、鳥のお姫様」 　舞いあがった花弁がふわふわと降りてくる中で踊り続けながら、銀の忘れ音・セレ（a32156）は私に頼ってくれますか、と彼女に囁きかける。冒険好きで危なっかしくて、目が離せないお姫様。 　ひとりでは踊れないダンスのように、一緒に笑って泣けたならと紡がれる言葉がくすぐったくて、天烏の花衣・ツバメ（a32416）は風に溶けるような笑みを零し応えの代わりにそっと身を寄せた。 　夜明けまで踊ってくれるなら、今夜は貴方のことだけ見てるから。 　初めて二人で踊ったフォーナ感謝祭も、もう随分と前のこと。 　重ねてきた日々を二人手繰りながら、誇り高き白鱗・ゴードィ（a07849）は妻を抱き寄せ花の庭園に踊る。もうあの頃のように二人だけの恋人同士ではなくて、二人の間には新しい家族も生まれている。愛しい想いは時と共に降りつもるばかりだから、蒼く揺れる月・エクセル（a12276）は、愛しているわと夫に囁いて、彼からの優しい口付けを受けとめた。 　柔らかな髪を結い上げて、彼女は淡い揺らめきを抱く薔薇色のドレスを纏う。 　淑やかさを帯び始めた彼女の姿に重ねた日々を思い、足を踏まれた日の記憶を懐かしく手繰った。僅かに綻んだ口元から見透かされたのか、もう踏んだりしません、と彼女が此方を見て笑う。 　流れる音色に合わせるように朧月の紋章術士・ネフィリム（a15256）の手を取って、紫空の凪・ヴィアド（a14768）は彼女の薬指に柔らかに口付けた。 「……予約」 　花の上に揺れる衣装を映したように彼女は頬を染め、恥ずかしそうに瞳を揺らしたけれど、やがて彼の瞳を見つめ、そっと彼女は頷きを返した。 ● 　永遠に続くかに思えた黒玻璃の夜空が僅かずつ色を変えていく。 　星々は砂糖菓子の煌きめいた光を変わらず世界へと撒き、女神の庭園に咲き誇る花々は星明かりを受けて淡やかな光を孕む。けれどほんのりと色づきを増した様にも思える月は天の旅の終盤へと差し掛かり、この宵が永遠ではないことを知らしめていた。 　旋律を変え曲調を変え、楽の音は途切れることなく女神の庭園を満たすけれど、花の庭で踊る恋人たちはゆるゆると入れ替わっていく。庭園の片隅で杯を手に過ぎた日々へ思いを馳せる者や、瀟洒な長椅子に腰をおろし、或いは薄桃色の薔薇の傍で寄り添いながら、小声で愛を囁き交わす者の姿も、少しずつ少しずつ数を増していった。 　しかし、踊るのが楽しくて、或いは重ねた手を離し難くて、花の庭で踊り続ける者たちの姿も――決して少なくはなかった。 　正しい踊り方は解らないと言いつつも、彼女が声を弾ませ嬉しげにダンスに付き合ってくれるから、朽葉の八咫狐・ルディ（a00300）は幾度も曲を重ねてベストヒヨコニスト・ジーニアス（a02228）の手を取り踊る。けれど流れる曲が終わりを迎えるたびに手を離し、次の曲が始まればまた手を取る、その繰り返しでは何も変わらないのだとは解っていた。 　振り仰ぐ夜空に流れる星を見つけて、願いをひとつ。 　次の曲が終わっても、彼女の手をずっとずっと離さずにいられるように。 　難しいねと囁きあいながらも、気づけば随分長く踊り続けていた。 　思い出を語り合うのも、慣れぬダンスで互いの足を踏んだりしてしまうのも何だか楽しくて、向かい合う二人はずっとずっと笑顔のまま。ありがとうと南星の彼方・ラエン（a14705）が伝えれば、驚いたように瞬きした赤いひまわり・アウローラ（a34374）は輝くような笑みを咲かせ、思いきり彼に抱きついた。 　大好き。 　彼女にそう告げられて、彼も破顔して想いを返す。 「大好きだよ」 　最愛の彼女が美しく装った姿に見惚れないはずはなくて、けれどそれに気づかれるのも何だか気恥ずかしくて、朱の蛇・アトリ（a29374）は花の庭で彼女と踊りながらも、彼女の足元にばかり目を向けていた。足踏まれねーようになんて言う彼が少しばかり小憎らしくて、けど一緒に踊れるのは楽しくてときめいて、くるりと綺麗に回れば「踊り上手くなったな？」なんて彼が笑ってくれたから、泡箱・キヤカ（a37593）も溢れてくるような喜びのままに破顔した。 「俺の教え方がいーんだな」 　巫山戯て彼がそう言うから、彼女も「御礼に」と優しい口付けを彼へと贈った。 　交わす微笑みも触れ合う温もりも愛しくて、募る愛しさに瞳を細め吐息の甘さに心を酔わせて。 　だけど星と花の狭間に漂うこのひとときが永遠ではないように、自身の生も永遠ではないから、如月・アオト（a55093）はきつく睡郷・ユル（a46502）の身体を掻き抱き、熱と共に口付け愛を注ぐ。 「……飽きるまでで構わない。どうか、それまでは俺と一緒にいてくれないか」 「飽きるだなんてそんなこと……。この愛しさが貴方なら、潰えることなどないでしょう？」 　密やかに囁き返し、流れる夜風にそっと水の髪を揺らす。 　やがて空の彼方に薄ら闇を透かす菫色の光が揺蕩い始め、柔らかに煌き瞬いていた星達は緩やかに、ひとつ、またひとつと透きとおるようにしてその数を減らし始めた。 　けれどまだまだ人の多い庭園で「お持ち帰りです♪」なんて抱き上げられればやはり恥ずかしい。 　皆見てるわよっと太陽抱く光の乙女・ミレイナ（a39698）は囁き声で抗議したけれど、何処吹く風で常闇の牧師・エリク（a45543）はそのまま愛しむように彼女を腕と胸へと抱え込む。大好きですよ、なんて微笑まれれば文句も引っ込んでしまったから、もう、と少し唇を尖らせながらも彼女はそっと彼に頬を寄せた。 　お昼寝してきたから眠いのも平気なのですと語る晴天陽光・メリーナ（a10320）はいつもにも増して元気だったから、凪・タケル（a06416）は彼女の手を取り心ゆくまで舞いあがる花と流れる旋律の中に身を委ねた。やがて夜の果てが見えれば小さな彼女を肩まで抱きあげて、明けを迎えようとする空の彼方へと共に瞳を向ける。 「時の果てまで一緒に参りましょうね」 　他の誰にも届かぬほどの小声で囁かれ、彼女はきゅっと彼の身体にしがみついた。 　瞳を見交わし緩やかにステップを刻みながら語るのは、何故だか今この時のことではなく。 　今日までに重ねてきた想いやこれからのことを尽きることなく語り合い、やがて恋人たちは夜の果てへと辿りついた。金色の閃光・フェイト（a50291）は意を決して、これからの時を重ね合わせていきたいのだと言葉を紡ぐ。 「私とずっと居てくれますか？」 　彼女の耳元にそっと、セイレーンの重騎士・ユウキ（a90384）から囁きが返った。 　涯ての空から薄らと光が射し始め、庭園に咲く白花は花弁に纏う淡い光を少しずつ溶かしていく。 　離れていた六年の時を埋めるかのように見つめあいながらダンスを続け、灰色の守護騎士・ヴィクス（a58552）は光の粒子を散らしたようにほんのり煌く白のドレスに包まれた白き大鴉・セシル（a72318）の身体を抱きしめる。返事は貰えなくてもいいと前置きして、どうしても言っておきたかった言葉を囁いた。 「結婚……してくれないか」 　絶対幸せにするからと決意をこめて宣言し、くるくる頭の・メイロゥ（a30466）は双風天回・アジュ（a40622）の左手を取り用意していた指輪をそっと彼の薬指に嵌めた。 「思えば長いお付き合いでした。これからもーっと一緒にいたいな」 「……あはは。そう、ですね。長い時間がたちました」 　けれどこれから先の時間の方が、ずっとずっと長いはず。 　結婚しようかと明るく彼女に言われて、彼は照れを滲ませつつも頷いた。 　ずっとずっと、これから先のもっと長い時間を、ずっと一緒に。 　誰よりも傍に居るようになってそろそろ十年が経つだろうか。 　けれどこれといった進展はなくて、共に星の世界を旅していた間にも二人の中が進むことはなくて、いい加減この辺りで何とかしてくれなきゃもう知らん、と挑むように相手を見据えながら天下無敵の爆裂拳士・パティ（a20549）は今宵のダンスに挑んでいた。しかしそこは流石に十年、決めどころは心得ていたのか、曲の終わりに武道刃脚・キヨカズ（a01049）はしっかり彼女を抱き寄せた。 「パティ、僕と結婚しよう」 　瞳には仄かに不敵な光を宿し、口元には余裕の笑みを刷くけれど、桜色に頬を上気させる白雪・フリーデルト（a36053）の手を取れば、ステップを刻むごとに黒白異端狂想曲・シャリオル（a33960）の鼓動は逸っていく。楽しそうに幸せそうに零れる彼女の笑みが耳を胸をくすぐるから、流れる音色が途切れた折に左手を引き抱きしめた。 「大好きなフリーデルト、僕とずっと一緒に居て下さい」 　引いた手の薬指に指輪を通しながら囁かれ、彼女は大きな瞬きの後に破顔する。 　吃驚したお返しですよ？　と柔らかな唇をそっと彼の頬に寄せた。 「ずーっと、一緒ですのよ。……わたくしも、大好き」 　黒玻璃の夜は少しずつ明けていくけれど、恋人たちを見守る夜の女神の笑みは変わらず優しいまま。 　空には白銀に透きとおっていく星達が震え、庭園に咲く花々も幽けき光を抱いて風に花弁を震わせる。咲き溢れる花と星月夜、そして女神フォーナに見守っていて欲しかったから、己の髪から静かに髪紐を抜いて、宵闇ノ天蓋・ジン（a45463）は愛しい少女に向き合い言葉を紡いだ。 「リレィシァ、結婚しよう」 「はい……喜んで……！」 　驚きに瞳を瞬き喜びに笑みを咲かせて、宵闇に灯る薄紅の薔薇・リレィシァ（a48114）は彼の胸へと飛び込んだ。薬指に捧げられる誓いは彼が髪紐で結ぶ不器用な蝶々、彼女も髪のリボンで彼の薬指で蝶々を結び、どちらからともなく見つめあって誓いの口付けを交わす。 「今宵の絆に、幸いがありますように」 　温かな微笑みを湛えたまま二人を見守っていた女神フォーナは、彼らを、今宵集ったすべての冒険者たちが抱く絆を言祝いで、私の招待に応じてくれて本当にありがとうと感謝を述べた。 　楽しい時間を過ごせましたと笑みを深め、女神は夢のひとときの終わりを告げる。 　闇から紺青へ、紺青から青へと透きとおり始めた空にはもう星はなく、空の涯てを柔らかな珊瑚色に染めながら、清冽な曙光を連れて朝陽が顔を出した。 　星の世界を旅した日々は終わり、旅に出たひとを待つ日々も終わる。 　果てのない夜がないように、明けぬ夜がないように。 　ひとつの時代が終わりを迎え、新たな時代が幕を開ける。 ＜参加者人数＞ 深夜のダンスパーティに参加する 386 名

＜結果発表＞ ⇒⇒⇒深夜のダンスパーティに参加する ●深夜のダンスパーティに参加する 名前 一言 若草の医術士・カティ（a00078） こんな私だけど……ずっと、一緒にいてくれる？ エルフの医術士・メイ（a00178） これからも一緒に 六風の・ソルトムーン（a00180） 口から紡ぐ旋律に乗せねばどんな愛の想いも届かぬ。 朽葉の八咫狐・ルディ（a00300） これからもずっと共に過ごしてみませんか？ 爆乳翔剣士・ルナ（a00331） あんた達だけで楽しませないわよ 笑劇の伝道師・オメガ（a00366） せっかくだから無理矢理参加してみたぜ。 語る者・タケマル（a00447） 本当に夢のようなひと時ですね 武道刃脚・キヨカズ（a01049） パティ、これからと君と時間を共にしたい。 界廻る選定の志・エルス（a01321） ずっと一緒にいるよ……君と。 翳る紅月・リィズ（a01358） 愛しい、何よりも大切な、俺のティフェル。愛してる 剣難女難・シリュウ（a01390） ありがとう。 朱陰の皓月・カガリ（a01401） ふっふっふ…足踏まんよう上手になったやろ？(にこ 紅蓮の幻影・ユーリ（a01412） リードしてくださいね？　お願いします♪ 桜月玲瓏冴雲水・ウイング（a01562） 一人で参加…あれ？ご一緒いたしますか、れでぃ 安らぎを奏でる吟遊詩人・フェイリス（a01708） 皆楽しそう…私もいつか誰かと踊りたいな… 看板娘の妖精さん・フェリス（a01728） ♪〜〜 緑陰・ピート（a02226） 懐かしいなぁ。 ベストヒヨコニスト・ジーニアス（a02228） うれしい、たのしい、でも、てれる！てれるよー！！ 猪突妄進・スズ（a02822） 楽しい夜にしよう。ずっとずっと忘れられない夜に 月吼・ディーン（a03486） ……ああ、そうだな 義の武人・ショウ（a03665） 俺の幸せは、君を幸せにすることだから。 闇夜の鴉・タカテル（a03876） この時間が永遠になれば良いとは思いませんか？ 銀閃の・ウルフェナイト（a04043） 眺めるだけも良いが、手にとって楽しんでこその壁の花 煉獄の刻印・ウィルフォード（a04130） 今夜はゆっくり楽しもうか、ユーリ 君の幸せの為に愛を謳うよ・ニオス（a04450） 飽くまで、共に踊ろうか 浄火の紋章術師・グレイ（a04597） まさか、こんな時期にフォーナ祭があるとは。 快傑ズガット・マサカズ（a04969） 楽しみながらテロから守るぜ。 蒼剣の騎士・ラザナス（a05138） カレン…愛しているよ 潤心の治療師・ダフネ（a05226） 大好きだよ、誰よりも 生命実る緑風・ヴァリア（a05899） いい雰囲気です。 ぽわふかのおふとん・ティフェル（a05986） 旦那様、……ずぅっと、大好きですよ〜 凪・タケル（a06416） 今日の笑顔はとても素敵ですよ 朽葉・エリファレット（a06546） …… 緑薔薇さま・エレナ（a06559） 黙って星の世界に出かけて、怒って(下さい)ました? 風来の冒険者・ルーク（a06668） 今までお疲れ様かな 灰色の剣風・ミストティーア（a07198） 皆楽しそう、これからはずっとこうであって欲しいな 屍・チアキ（a07495） ち、違…！今日はマトモに参加しようと！ 白楽天・ヤマ（a07630） この先もずっと、アレクはわたしの『還る場所』だよ 誇り高き白鱗・ゴードィ（a07849） エクセル。この世の果てまでずっと一緒だ（笑） メガネマイスター・コロクル（a08067） クレハさん、いつまでも…いつまでも一緒や。 無邪気な笑顔の・エル（a08082） 消閑の放浪者・ウル（a08180） …ありがとう…。 愛と情熱の獅子妃・メルティナ（a08360） 髪…おろしてみたんだけど…変かな？ 饗宴の思索者・アレクサンドラ（a08403） ……踊ってみるか？ 紅虎・アキラ（a08684） 思い返せば随分と長い間、傍に居てくれてたんだな… 風舞彩月・シリック（a09118） 翔剣士たる者、女神様とでも華麗に踊ってみせますよ。 倖涙花・イオ（a09181） 真白き雪・クレハ（a09410） たまにしっとりとした時間もいいですね…。 金色夜想・トート（a09725） 約束、だな。 嵐との契約者・ヴィナ（a09787） …幸せですか？　私は幸せです。 紅い魔女・ババロア（a09938） ありがとう。受け取った幸せは未来に贈ります。 赤烏・ソルティーク（a10158） 晴天陽光・メリーナ（a10320） 素敵な一夜に感謝なのですよ 風上の赤い鷹・ティムス（a10358） 君と一緒だと…楽しいね 護涙氷・マオ（a10509） …有難う。 琥珀の揺籃・シア（a12072） …どうかな？楽しんでくれてると嬉しいん、だけど…。 蒼く揺れる月・エクセル（a12276） ……愛しているわゴードィ。 蒼の覚醒守護修羅神・シオン（a12390） そうだな…いつかフォーナ様に新しい家族を紹介しよう 母猫翔剣士・ニナ（a12953） 〜♪（幸せで言葉はいらない） 笑顔のヒロイン・リーナ（a13062） いつも一緒だよ♪ 殲姫・アリシア（a13284） 私、貴方に会えて手を取る事が出来て本当に良かった 白鴉・シルヴァ（a13552） oＯ（…あ、足踏まないように…っと） 鬼影・カヤ（a13733） ふーんだ。 ヒトノソリンの狂戦士・マゼンタ（a14151） 楽しいなぁ〜ん 蜜星の讃美歌・ルーツァ（a14434） （くすくす、）うん、良いのではないかしら。 南星の彼方・ラエン（a14705） うん、君と会えてよかったって思う。 紫空の凪・ヴィアド（a14768） これからも、共に。 スペース・ラスキュー（a14869） ダンス相手を脳内でイメージしてリアルシャドー！ 夜風を纏う流星・ヨゥミ（a15145） 誰か、知り合いは居ないかねぇ?(・_・ ) ( ・_・) 朧月の紋章術士・ネフィリム（a15256） 信じられないくらい、幸せ。 月輪熊・オズロ（a15444） 楽しかった事つらかった事…今夜は沢山聞かせてくれ 幼き眩惑の狐姫・セレス（a16159） にゃはは〜♪ここで…クルッと回転、出来た出来た♪ 蒼静の奏風・アルス（a16170） またあったら来たいものだな…。妻と共に…。 巫女みこのな〜すえんじぇる・リリカ（a16179） ダンスパーティは楽しいのう…♪ 穢れ無き白銀の梟・フレイル（a16210） ボクの気持ちはどうなんだろ…。 此岸に咲く緋の華・クスリ（a16757） あなたとフォーナ様に感謝を。 生涯未完・ジェド（a17065） 俺もありがとうッスね。フォーナ様と、俺の女神様に。 獅子の剣を鍛える者・ディラン（a17462） これからもオレ達で、幸せな日々を作ろうな。 誠実なす飛翔・パフィシェ（a17629） いつか家族全員で、この様な時を過ごしましょう… 麗滝の薬師・カレン（a17645） ラザナスさん（耳元近く甘やかに囁き） 帰ってきてしまった・イッキュウ（a17887） フェリシア殿……。 月煌の舞姫・フェリシス（a18063） 夜はまだまだ長いから、いっぱい楽しもうね。 時の道標・カイエローズ（a18075） ストライダーの忍び・シオン（a18079） なんか…楽しいな… 銀翼の光輝・ガル（a18436） よし、踊ろうか？ 予感・エルンスト（a18618） …おかえり。…まってた。ずっと。 囀り風見烏・サガン（a18767） まだまだこれからも、よろしくお願いしますね。ヤチヨ 虹兎・イーリス（a18922） 妾はとってもとっても幸せなのじゃ〜〜♪ 不規則な秒針・レジィ（a18984） うん、いい思い出になったね。 永遠の飛鳥・ポム（a19507） ラギさんに出逢えた事を心から感謝しますぅ（微笑み 朝夜の境目・リツ（a19690） 忘れないで、下さいね（うれしそうに指きり） 雲穿銀華・チハヤ（a19827） でも永遠じゃないからこそ、今が幸せなんでしょうね。 追憶の白姫・ルリス（a20039） また機会がありましたら、夫と一緒にまたきますね♪ 愛と正義と黒バニーの使者・アリス（a20132） 夢のようなひと時ですぅ〜 解放を望む獣・ロッド（a20463） ありがとなヒウイ。俺、ほんとに幸せもんだ… 天下無敵の爆裂拳士・パティ（a20549） あ、あんまジロジロみてんじゃないわよぉ たまひよ・コッコ（a21063） う…うにゅ！（必死にステップを踏んでいる模様） 双刀の女装護剣士・ファル（a21092） ん、星が綺麗ですね 緑の記憶・リョク（a21145） みんなが楽しければそれでいいっす♪ キリ番の華を望みし戦女神・フィリス（a22078） たまにはこういうのも良いですわね？ 華紬の伶・ミンリーシャン（a22811） 誘ってくれてありがとう…。すごく嬉しい。 月詠み賢女・シリア（a23240） ……縁が…繋がりました……。 放浪者・アム（a23582） ご希望のものをあげるわ。これがあんたへの「特別」よ ウィング・クリス（a24007） うんうん、お疲れ様 護りの蒼き風・アスティア（a24175） そうですね。一緒に幸せになりましょう。 天使を守護する獅子の王・ラオコーン（a24556） おぅ、今日は一段と美人だぜ。 気紛れな魔女・シラユキ（a24719） 大好きな人と一緒に過ごせる時間……うん、悪くない。 黒狐の長・ヴァゼル（a24812） にぎわってますね。 緋の自鳴琴・ムスタルーメ（a25649） 一緒に居られればとっても幸せなぁ〜ん 月夜の闇に吹く風・マニナ（a25919） いつまでも、いつまでも、いっぱい大好き 狂月兎・ナディア（a26028） 星明りが、ヨキを瞬かせてるみたいだ…ぜ、なぁん？ 聖剣の騎士・アラストール（a26295） 此処より生まれる恋と愛に、フォーナの祝福がある事を 燦涙・メイフィルフィ（a26538） 何時かぎゃふんと言わせてね？出来るは貴方だけだから 紅い城塞・カーディス（a26625） 君を愛してる。この手は絶対に離さないからな。 灰禍刀・クロト（a26860） 気分はどうだ？ 野良ドリアッド・カロア（a27766） ふーんだ。義弟のバーカ！ 狂戯夜・ヨキ（a28161） お傍におりますよ、この縁が続く限り。 暗黒火竜・デスペル（a28255） ほら、早くしないと。夜は短いんだぜ。 あったか戦法にこにこの術・コトナ（a28487） これからもずっと、よろしくじゃよぅ…ｖ 玉兎の弓士・トモユキ（a28501） 夜明けまで舞姫の踊りを独り占めしたいが、如何か？ 銀蟾・カルア（a28603） はいはい、全部俺が悪かった。 岩鉄の刃・エリアン（a28689） さて、どういう結果になるのかねぇ〜？ 森淑気泉の水仕・アキュティリス（a28724） 星空に手がかりがあると思ったんですけど、ね 朱の蛇・アトリ（a29374） （こっそり耳元で）────。 火月乃竜・ユミ（a29508） さぁ、夜は更けた……子は寝る時間ぞ。 自分探しの旅をする者・ユイシィ（a29624） いつか子どもができたら…家族で来て踊りたいですね 天才ロリっ娘邪竜使い・ブリュンヒルデ（a29798） …あたし、やっぱりあんたの事、好きよ。 絶無天賦・シグムンド（a29917） …別に二人一緒に選んでもかまわんだろ？ ぽんこつ目覚まし時計・アルカ（a29918） シグもヒルデもだーいすき♪ 馳蛟龍・イサヤ（a30041） 一生、大切にします デタラメフォーチュンテラー・スイト（a30043） 幸せだよ。 マーブル・チョコ（a30214） 貴方に逢えて沢山の幸せをくれてアリガトなぁ〜ん♪ くるくる頭の・メイロゥ（a30466） 絶対絶対幸せにするから、結婚しようかアジュさん！ 紅焔揺白盾・ヨイク（a30866） これからもよろしく 紫月姫・シュビレ（a31087） ふふっ、素敵な夜ですわね。 銀の忘れ音・セレ（a32156） 平和な世界でこうして居らることが…幸せ、ですね 天烏の花衣・ツバメ（a32416） ずっとこの夜が続いたらええのに、なんて 城壁の姫騎士・サクラコ（a32659） ヒマなのでフォーナ様に恋話を振ってみるテスト 永久に我が舞姫の側を望む者・ファル（a33563） フェリシス…… 飛熊・ティエン（a33937） （ニヤニヤ） 黒白異端狂想曲・シャリオル（a33960） 大好きなフリーデルト、僕とずっと一緒に居て下さい 終夜の幻影・エンド（a34108） 貴方と出会えたこの幸福に…感謝を 黒百合と歩む意志・ティア（a34311） とても、とても楽しいです！ 赤いひまわり・アウローラ（a34374） 誘ってくれて、ありがと。…ラエン、大好きだよ！ 開放者・エイト（a34504） こうして夜は更けていったとサ 末期症状・ムユウ（a34516） 出会えて本当によかったなぁん・・っ/// 風舞姫・レイクナッド（a34661） ふふ、そうね、最高に楽しかったわ。ありがと、ネロ… 夢から醒めたあの日の仔狐・シラサキ（a35084） ……うまく…踊れてる、かな…？ 緋閃・クレス（a35740） 普段の倍は練習したのに、やっぱ緊張するなー… 狂幻師・ギフト（a35794） この時間を過せる事が最高に幸せだよ 心に暖かく咲く花でありたい・ヒウイ（a35827） どうかこれからもお傍に居させて下さい 火燐狂喜・チェリッシュ（a35956） これからも、ずっと一緒ですわ。マイシトラス。 月夜の歌姫・ノエル（a36019） 陳腐だけど、この夜がずっと続けばいいのにね。 蒼海の水面・キュール（a36040） シルスくん、誘ってくれてありがとうね。 白雪・フリーデルト（a36053） ずーっと、一緒ですのよ。……わたくしも、大好き。 風弦・アスタ（a36216） 長い付き合いになるけど、よろしくね。ジェフ 青金石の魔女・ルリ（a36273） ふふふっ、何年ぶりかしら。こういうの♪ 夜より昏き蒼・ヒュウイ（a36291） ふふ、共に踊りましょうぞ…… 笑顔のヒーロー・リュウ（a36407） リーナ、これからもずっと一緒にいようね♪ 流れる白波と潮風に舞う・ハルト（a36576） よければ踊ってくださいますか？ 黒鴉韻帝・ルワ（a37117） 限りある生、お前と過ごしていたい 幻紫水の青薔薇・マリンローズ（a37119） 私は今、幸せです。これからもこの幸せを貴方と…。 蒼き風追い人・クロイツ（a37152） ふむ、こういうのも悪くない…な 終焉の夜・トウヤ（a37447） これからも…子供達と共に…だな…。 泡箱・キヤカ（a37593） 素敵な夜のダンスを、大好きな人と一緒に。 精粋に身を沈めし水玉・フィルフィス（a37827） 一生、今日の日の幸せ…絶対に忘れない、です。 護法の戦姫・アオイ（a38120） 私は……これからも生き続ける、姉様と共に… 煤の双眸・クローチェ（a38525） ……とりあえず、回ってればイイんだよな？ 月下行人・アズレイ（a38608） 僕は幸せだ。傍に貴女が居てくれる限り 小さな探究者・シルス（a38751） はじめてのフォーナの夜を思い出しますね 猫と人を愛す司書・コハク（a39685） 奇跡じゃーー！！！！！！ 太陽抱く光の乙女・ミレイナ（a39698） まるで夢を見てるみたい… 清浄なる茉莉花の風・エルノアーレ（a39852） これからもよろしくお願いしますわね♪ くるみ割り人形・アレス（a40238） ティエさんのこの美しさ…忘れない。 無垢なる一撃・ティモカリス（a40355） ずーっといっしょ、ねー？手ぇつないでてね 双風天回・アジュ（a40622） ……はい。（静かに、若干照れて頷き 夜蝶嬢王・ペテネーラ（a41119） 前も思ったけれど、実はダンス上手なのね 初恋薊・ヤチヨ（a41187） 妾の踊りもだいぶうまくなったであろ？ 光纏う白金の刃・プラチナ（a41265） ふふ、リードは任せたのじゃよ？ 玲瓏なる萩華・ユヅキ（a41453） 以前のフォークダンスを思い出しますね 青色・ネロ（a41458） どうだ！我輩ダンス上手いだろ？（ニカッ） 真紅の風の自由戦士・ラムナ（a41962） ライにリードしてもらっていた昔が懐かしいな 憂いの白鷹・エルサイド（a41993） 運命ですか… ドリアッドの吟遊詩人・ノルン（a42388） 皆さん楽しそうですね・・・ 悪の妖術師・クーカ（a42976） べんとら〜、べんとら〜！　（//へ// ） 白銀疾風・メイヨウ（a43559） こういう機会は滅多にないから、精一杯楽しむでござる 鍋神・マラー（a43588） …また逢えるでしょうか？ 月の姫を抱く者・ミレイラル（a43722） これからも、ずっと一緒にいてくださいね 青荊の狂戦士・アイラ（a44254） どうか、幸せでありますように。 南国の薔薇・ジョージィ（a44355） ば〜か。なのなぁ〜ん。 翠月奏歌・ジェイド（a44971） ありがとう、ハニエル。…愛してる。 宵闇ノ天蓋・ジン（a45463） リレィシァ、愛しとるわな。ずっと傍に。 常闇の牧師・エリク（a45543） 貴方の存在自体が、私の夢ですね… 希望を謳うもの・エリーシャ（a46060） 私…すごく幸せです… 弥終・セリハ（a46146） 黄昏の山猫・エル（a46177） う〜ん、みんな雰囲気に飲まれてるね（ぁ 月夜天炎姫・リア（a46291） ちょっとドキドキするけど…嬉しいね 睡郷・ユル（a46502） …たまには、こういうのも。 歌姫・フロル（a46717） 私初めてです、生まれてきてこんなに楽しいこと 錬鉄師・ライアス（a47080） ありがとう。私は、貴方を愛せて幸せだ……。 朝影の韻律・ツヅ（a47728） キラキラした毎日もこういう思い出も、全部宝物だね 宵闇に灯る薄紅の薔薇・リレィシァ（a48114） ジンさん、ずっとずっと一緒だよ…愛してる 繊月・マヒナ（a48535） また一緒に踊りましょうなぁ〜ん 幻葬舞踏・エミリオ（a48690） 愛してるぜ、世界中で一番 瑠璃色の魂抱く大地の守護者・ペルレ（a48825） ……これからも、よろしくお願いしますね♪ その手に取るは鋼鉄の剣・ジェフ（a48874） みんな、おつかれさまっ。 オーディーンの槍・カミュ（a49200） 浮かぶのは…どうしよもないくらい、ありきたりの言葉 ガラクタ製作者・ルーン（a49313） 華やかな雰囲気はいいですね 星晶響く空の碧・ミリア（a49609） またひとつ、素敵な思い出が増えるね。 金剛を目指す・ヒイラギ（a49737） 夢の一夜でござるなｖ 憩嶺の孤虎・サヤカ（a50175） 愉しいですね？ 金色の閃光・フェイト（a50291） とっても楽しいです、夢みたいに。 紫地白狗・シキヤ（a50327） フォーナ様に見守られては、去年以来ね 水の戯れ・ティーゼ（a50335） Σ…足、踏んだ人は、ごめんなさい…。（平謝り） 小さな風の舞姫兎・ユキ（a50587） 恋人さんたちに祝福を〜なのです 湛盧之剣・アセレア（a50809） 楽しめましたか？ 紫天黒狗・ゼロ（a50949） こんな時間を過ごせるのも、シキヤがいるからだな。 逆十字の白術師・ライ（a51231） ラムナん、ダンス上手になりましたね(にっこ) 白闇の月・ニーヴェス（a51515） はい、楽しいです。 突撃鉄壁重戦車・モイモイ（a51948） 今夜はちょっぴり大人なぁ〜ん…♪ 星喰らう蒼き闇・ラス（a52420） フォーナ様の祝福が、皆にありますように 白イ華・ルイゼ（a52525） ふふ……とても楽しい。 砂埃の中でも眠れる・ジーク（a52685） ・・・ん、楽しいもんだな・・・・・ 高空の戦娘・エミルリィル（a52732） …なぁ〜ん♪ 無法的なツンアネ・タチ（a53498） あ、足踏んづけたりしなかったかな…？ 暁煌く焔の騎士・カイ（a54191） これからも沢山、楽しい思い出を作っていこうな。 如月・アオト（a55093） 今だけは、一緒にいて欲しい… 蒼き激流の舞闘士・ニルギン（a55447） 貴女とこうして踊れる…幸せです。 夢を贈る狐・ネイヴィ（a57376） ありがとうね、すごく素敵な時間やよ 瑠璃の太公望・アリア（a57701） 胸がドキドキしてきちゃった 白銀の誤字っ子術士・マリー（a57776） 喜んで…ユキトさんでないとイヤです。 蒼き炎・アーリス（a58055） 今夜は可愛いお姫様とダンスを 灰色の守護騎士・ヴィクス（a58552） ありがとう。……楽しいよ、本当に 蒼狼・アレン（a58599） まぁ、…たまにはいいか、こういうのも。 黒影の聖騎士・ジョルディ（a58611） ただいま…アイノ 祖前霊止・アスト（a58645） 愛してる。アイも子ども達も、みんなな 混沌と調和の不死鳥・エイフィス（a58646） ……ん。 柳緑・ツクモ（a58835） 今宵この時だけは、恋人だった頃の心で 金盞銀台・グリンディエタ（a58959） 恋とは、かくもくすぐったいものか 黒猫のロンド・カシュー（a59103） …いるかな？（きょろ） 寂しがりやの天邪鬼・レギル（a59133） 約束、ずっとずっと忘れねぇからな（指きり） 爆発乙女な永遠の姉御様・クロル（a59137） じ、じーくん…あ、あの…あのねっ…！ 悪戯な春風・クィステレーア（a59269） ふふ、ここから先は二人っきりで…ね♪ 紫闇に映える紅い閃光・シュウト（a59281） 「今ぐらい、恋人当時の気分で・・・な？」 爆走する玉砕シンガー・グリューヴルム（a59784） ふ、こういうのも悪くはない・・・・よな 復讐を誓いし黒翼なる刻死天使・マサミ（a59923） 素敵な思い出をありがとう…… 身についた待ち癖こそが甘え癖・ローライン（a60213） カイン様…どうかこれからも…お側に置いて下さい 紅戦士・ルナ（a60264） …最高だな。 最近寝不足の・フォー（a60308） 楽しもうよ〜！ 遠い国の漆黒王子・ストライ（a60392） こうやって楽しく踊るのも久しぶりだな♪ 花紅・イク（a60414） ねぇ、九十郎。僕もね、 血の海に咲く黒薔薇・アイノ（a60601） これからもずっと、一緒だからね…。 春陽の・セラ（a60790） そうね、面白そうだわ（体力持つかしら……） 暴食の獣魔導士・ギーエル（a61051） 本当にありがとう、マサミ……。 月宮・カタリナ（a61417） 愛する人とずっといられますように…… 青き騎士人形へのセレナーデ・ティエネリア（a61726） 夜鳴鳥・カルロ（a61747） 共に在る幸福に感謝を…いつまでも傍にいてね 紫眼の魔導士・セロ（a62030） 藍水晶の詩・システィナ（a62288） アレンさんも楽しんでいますか？ 緋翼の銀狼・ルキア（a62290） 恋人時代が一番さびしかったんじゃないのか？ 豪鷲侯・ゼパニオン（a62547） ディア、今夜のお前は一際輝いているぜ… ヒトの武人・ヨハン（a62570） このまま夜明けまで踊ってみる？ 守護拳士・クゥ（a62976） はぅ〜♪楽しいですね♪ その祈りにおまけをつけて・シュエリン（a63002） 永遠に愛させて貰おう！ ほたる〜！ 者語・ヤイバ（a63475） ダンスって初めてだけど・・楽しいね 陽だまりの花・グリュエル（a63551） 一緒におじいちゃん、おばあちゃんになろう？ 黒淵月・ファインディア（a63634） …きっと、幸せにする、から。…結婚、してくれる？ 黄昏の守護竜・ラーズ（a64111） 貴方の傍にずっといます 深淵に守護されし蒼璧の神竜姫・ミナルディア（a64280） ずっと、こうして踊っていたい…。 龍剣の剣士・ショウ（a64960） ヒナ、愛してる 暁天の修羅・ユウヤ（a65340） この夢のような時間が死ぬまで続く。果報者だな俺は 暁の医療従事者・ガザン（a65358） まあ、ダンスは苦手だ。 深淵の騎士・ホレイト（a65543） …楽しい一時だな（微笑） 方向音痴な医術士・エリカ（a65643） 「ずっと…時間の許す限り、貴方のお傍に…」 朧銀の破魔矢・ユキト（a65770） …目が回りそうです……。 癒しのそよ風・ナティル（a65912） あの人がずっと幸せでありますように…。 遠き夢の君子・ショウ（a65964） こうしていられるのも、皆やきみがいたから…だよね 火竜炎舞・レギナ（a66243） ……何だか初めて会った気がしませんね 咲き続けることを望む・サクラ（a66405） 一緒にいる時間が、何より幸せ。 月ノ雫に誓い・ゼクティ（a66587） ジンさん、大好きです。…愛してます。 猫遣い師ミル・フィーユ（a66979） ……フィーユで、いいのか…なぁ〜ん？ 水月蓮歌・ハニエル（a67044） 一緒にいる時間が一番好き。大好きだよ、ジェイド。 闇夜の朧月・ジン（a67049） ……ゼクティ……愛して…る…。ずっと……永久に。 疾風の幻舞龍・レイト（a67181） とっても、幸せだよ〜♪ 祈憐花・レイチェル（a68355） すごく、幸せ。大好きだよ、プルートくん。 蒼紫の描き手・ソウジ（a68633） …仕返し、受け取ってもらうよ？ 強がりの黒い風・レッカ（a68656） 俺の踊りって奴を見せた事、なかったよね 愛書狂・ホタル（a68700） たまにはこうやって、踊るのもいいですねぇ♪ 月下黎明の・アオイ（a68811） 本当に、素敵な時間ですね…。 七竈・エッシェ（a69115） 波寄・ズイメイ（a69144） こんなもんで良かったか？ 紅炎炎舞・エル（a69304） 踊るのって楽しいね。ご一緒してくれてありがと〜♪ 汚れた手のひら・レイ（a69323） 子供達には悪いけれど、深夜のママはパパだけの物だ 炎舞の優しい風・コンシェリス（a69348） 今日は想い出に残る一日ですね 剣舞二重奏・カレル（a69454） 来てくれてありがとう。嬉しかった…。 紫月の華・テラ（a69456） 今日はありがとう。嬉しかったよ。 流天の剣・ティエン（a70173） 恋人…ということでいいんだな？ 灰簾の冬牡丹・エクサ（a70271） 楽しい時間をありがとう セイレーンの新米医術士・アビス（a70399） うまく、踊れたかなぁ。 我が道をゆく白きサザンクロス・シュトーカ（a70658） 結局、振られたってことなんかな、やっぱ 駈け上る奏者・ギイナ（a70690） 一緒に過ごせて嬉しい。ペンダント、似合ってるよ。 甘美で温かな音色を奏でる天使・リンディーユ（a70776） ふふふ、ダンスを一緒に踊るのはフォーナ以来ですね♪ 流星を継ぐ射手・フーラ（a70918） いつまでも一緒だよ♪ね？ふぃーゆん♪ 応援し隊の隊長・クレスト（a71091） …隙アリ、なぁ〜ん♪ シュヴァルツェ・キリア（a71164） 楽しめたかなぁ〜ん 天狐の巫女・レイヤ（a71186） 今日はありがとう… 紫薔薇の花戯・ビショップ（a71270） 僕のかわいい花嫁さま。…ずっと君を愛してる 螺旋の刻竜・ペオース（a71347） ずっと一緒にいてね 七色の花冠・リヴィートゥカ（a71397） またこんな時があったら…いいなぁ＊ 平和を祈る楽天家・シュライス（a71400） 二つ同時ってやっぱり難しいですねぇ 冗談の通じない・ハーリー（a71524） こ、こ、こ、これがダダダダダンスというものかッッッ 静心の吟遊詩人・ヴィーネ（a71769） いつもお祝いしてくれて有難うなの♪ 星めぐりの花・ユキ（a72129） 今夜は星がきれいですね… 星の導き・チユ（a72290） 緊張しちゃうけど・・・楽しいね♪ 白き大鴉・セシル（a72318） ……貴方が許す限り、ずっと。手を繋いでいてくれる？ 歌姫修行中・マナヤ（a72408） 会えるかな…… 殺戮旋風・リャイン（a72514） 思い切って告白して良かったわね 風来の翼・リリア（a72539） 今までありがとうございました。 蒼焔花の守護者・フォンティウス（a72821） こんな幸せが、いつまでも続いてくれたら... 白面の道化師・アズライル（a73042） ……この時が、永遠に続けばいいのにね。 幻想鏡・イゼロウ（a73380） 折角のパーティだ。…暇つぶしと思って踊って見るか？ 夕涼み・レフィ（a73524） アルくんと一緒で、よかった。 にゃんこリザードマン・ロイクル（a73528） 勇気って大切な物ですね。 悔い無き美貌・ラベルダーメ（a73552） 夢のよう…今夜がずっと続けば良いですのにね… 偽黒・エス（a73695） ダンス上達したな。来た甲斐があった。 玄天卿・クリス（a73696） 幸せな雰囲気にはこちらまで和むし……楽しかったよ 白月・ミネルバ（a73698） ……楽しかったです。本当に エンジェルの医術士・プラストス（a73763） ガンマ…嬉しいのー。とにかく、うれしいのー。 レッドトパーズ・ガンマ（a73767） ゆっくりでいいんだぜ？　ほら、右、左… 優しき夢想う白き花・アイリス（a73874） ずっと…一緒に居られたら…良いのです… 銀雷閃・アルジェン（a74039） …この日々が本当に大切なものだと判りました。 力を求める者・グロウスグロウ（a74145） お前が好きだ、アリス 狂鳴の審判者・プルート（a74319） 上手いなぁ〜。僕より君の方が、ずっと上手だね（笑） 蛇神の加護を受けし者・ミズキ（a74396） 燕尾服・・普段着物だから・・不思議な感じ・・・。 赤眼の紋章術剣士・アセルス（a74501） 相変わらず、ボクらってバカップルなんだろうね(微笑 蒼穹に真実の矢を放つ・ゼルガ（a74556） どうだ、様になっているだろう？ 朱華・オーム（a74565） 一晩じゃあ短すぎるけど……楽しかったよ。 白い子ネコ・ルーク（a74613） ウェルシェ、ダンス上手だね♪ 風纏う月光・マニラギ（a74781） いつまでも貴女と共にいるよ 獣哭の弦音・シバ（a74900） 良く判らんが、ダンスは不思議と温かいものなんだな 海の魔術師・アクアリス（a74908） ……（うっとり）……ｖＶ 月虹の輝き・ティーエ（a75011） ふふ・・・。 ヒトノソリンの武道家・エイビィ（a75149） ギイナ、いっぱいありがとう…、大好きなぁ〜ん 審判の日の奏者・ヒナ（a75181） 暁に荒ぶ・タユ（a75218） 踊り易いように合わせてくれて、ありがと（にこ）。 大地を駆け響き渡る鼓動・リンヴィ（a75539） フロちゃん…あたし本当に幸せ…。愛してるよ…♪ ヒトの重騎士・カチャリーナ（a75555） はらら…目が…回っちゃいましたー。 蛇神に仕えし者・アオイ（a75567） ダンスって難しいね・・・。 月影・ザビネ（a76245） またひとつ、幸せを頂いたのです…v 惑ひ夢路に秘めの月・イザ（a76422） これからも一つ一つ、幸せを紡ぎましょう 怠惰の女狐・ホノカ（a76547） この手の催しは好かぬが、相方が行きたいと… 冥闇を纏いし紫眼の走狗・レィウ（a76642） 共に参加してくれたことが嬉しいよ… 書きかけのカルテを脇に抱え・ハインツ（a76828） 何だか凄く幸せな気分だな… 銀髑髏の狂戦士・ゼルガ（a76838） 今日は忘れられない日になるね〜 静寂に奏でるのは水音・ファン（a77246） 今、本当に幸せですよ♪ 三元八力の掌・ハイル（a77468） 一緒にダンスなんてなんだか懐かしいね 無影の医術師・レヴァン（a77489） ……まぁ、アレだ。これからも、宜しくね……助手。 機械の熱血バカが歌う小夜曲・ファルケ（a77635） 俺の魂の叫びを聴けぇえええええ 霊樹の語り部・ノキナ（a77847） んー、かわいい！ 繰り返される無限の誤り・トモヤ（a77980） チョコに会えてよかった。今夜は目一杯楽しもうな。 植物を愛する者・ウェルシェ（a78001） 楽しいね♪ルーク♪ 闇と鬼灯と仮面の狭間・ツバキ（a78458） 勿論。夜明けまでとは言わず、貴方の腕を独り占めです 白鱗女顔の紋章術士・フロウ（a78693） リン……愛してる……。/// 戦うセレブレディー・フリージア（a78705） 君のことが好きですわ。 蚩尤・キョウジロウ（a78863） 色喰みの獅子・ガルガドール（a79164） お前と共にいられるのが何よりも幸せだ 光と闇・フェイエ（a79270） とりあえず…また暫くはお世話になります、先生。 誰かを救う機械・カラン（a79345） 魅惑と物欲の冒険女・ナイトイリア（a79475） あの人はやっぱり来てはくれないわね……きっと。 薔薇樹の管理者・レティエル（a79625） 今日まで生きていられたのが、この上なく幸せですわ。 ヒトノソリンの医術士・イリス（a79687） 楽しいのなぁ〜ん♪ 竜巻斬岩剣・アリシア（a79745） 本当に…いい男ね 月光の詩・エステル（a79930） ダンス、お上手ですね おひさま笑顔な翔剣士・レナ（a90027） たのしいねっ♪ はじまりは・プルミエール（a90091） 私、エルスさんを好きになって良かった。今も大好き♪ 護りの幻影姫・キラ（a90153） 一緒に踊ってくれて、ありがとうだよ…♪ 花車の霊査士・ヴァルナ（a90183） うん…相変わらず、下手だけど…よろしくね？ エルフの重騎士・ノエル（a90260） 夜中にそっと抜け出すなんてドキドキしますね。 葵桂の霊査士・アイ（a90289） （感極まり）ああアスト、私は……今もあなたに夢中だ 幼さ残る白き交渉人・レイメイ（a90306） ゆっくり、２人らしく、踊ろうなぁ〜ん♪ 白夜を渡る紫石英の霊査士・ラクリマ（a90340） ダンサーをリードするというのも緊張するな ヨハナ・ユディト（a90346） これからもずっと……こういう風にして欲しいな。 刹那五月雨霊査撃士・ショットガン（a90352） なぁ〜ん。(尻尾ゆらりゆらり) 未来を想う霊査士・ジニアス（a90375） 私も幸せです…今後とも宜しくお願いしますよ、奥様 セイレーンの重騎士・ユウキ（a90384） フェイトさん、二人で……幸せになりましょうね 霊査修士・デリンジャー（a90397） 踊り踊られ夜は更けて。明けの空まで続くや否や。