<オープニング>
銀河連邦と犯罪帝国ワルモーン。
この多層宇宙すべてを支配する2大勢力の戦いは、遂に最終局面を迎えようとしていた。
決戦の場はスペース関ヶ原。
宇宙の覇権を掛けた戦いの幕がいま切って落されようとした。
●銀河連邦サイド
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「「ついに、ワルモーンの本拠地を発見しました」
銀河連邦特一級捜査官・スペースユリシアの言葉に、スペース酒場のスペース冒険者達は色めき立った。
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ワルモーンの本拠地……全長3000宇宙キロの機動要塞スペースパンポルナ。
深宇宙の何処かにあるという伝説の存在を、ついに発見したというのだから!
「スペースパンポルナの周囲にはスペーストーテムポール砲が展開しております。このスペーストーテムポールから発射される交響砲弾は、恒星を塵に変えるだけの力を持っています」
この攻撃の直撃を受ければ、スペース冒険者といえども無傷では済まないだろう。
まさに命を掛けた戦いになるだろう。
「しかし……命を捨ててこそ得られる勝利があるはずです。さぁ、今こそ総攻撃です!」
スペースユリシアはスペース光線銃を振り上げてスペース冒険者達に激を飛ばした!
そのスペースユリシアの言葉にスペース冒険者は奮い立った。
そう、命を捨てて得られる勝利……これこそ、スペース冒険者達のロマンなのだから。
ゆけ! 銀河連邦スペース冒険者達よ。
君達の活躍だけが、この世界を動かす事ができるのだ!
●ワルモーンサイド
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「スペース怪人を全て投入するのだ。出し惜しみをするでないぞ!」
ワルモーン宇宙軍スーパー旗艦、機動要塞スペースパンポルナ上で、犯罪皇帝・スペースヴルルガーンがほっかむりを被りなおした。
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それを見たスペース怪人達は震え上がった。
犯罪皇帝がほっかむりを被りなおす……その恐怖を知らぬものは、この世界には存在しないだろうから。
「帝国の興亡この一戦にあり! スペース怪人達よ奮闘努力せよ!」
スペースパンポルナから打ち出された青い信号弾は、スペース怪人達を最後の決戦へと導くのだった。
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