冒険者達の力は既に限界に達しようとしていた。
 魂が肉体を凌駕したとしても、肉体の限界は『冒険者の死』という最悪の事態を呼び寄せるのだ。

 そして、その『死』の危険は、時間と共に大きく膨れ上がり、同盟全軍をも飲み込もうとしていた。

 この危機の中、ザンギャバスとの決戦を担っていた、第4作戦旅団も、遂に退却の断を下した。
 作戦旅団から、伝令が飛び、撤退の決断が伝えられる。

「遅れるなっ! 重傷者を助けて撤退するんだ!」
 狼牙の守護神・アールグレイド(a15955)らが先導する中、冒険者達は、一路、死者の祭壇へと歩を進めた。

 友人を失い、復仇を誓うもの。
 敗北を認められず、命の限り戦おうとするもの。

 様々な思いが交錯する中、冒険者達は、苦い敗戦の思いを胸にゲート転送し、希望のグリモアの下へと帰還したのだった。

<冒険者の選択>


引き続きミュントス軍(+エルヴォーグ軍)を迎撃する 147
ミュントス軍(+エルヴォーグ軍)を掻いくぐってザンギャバスに突撃を敢行する 95
前線治療班で活動する 84
死者の祭壇の防衛を行う 134
死者の祭壇からの全軍撤退を進言する 475

 死者の祭壇からの全軍撤退を進言する冒険者が『全ての選択肢の中で最も多かった』ため、全軍撤退となりました。