<第3作戦:粘り谷の戦い>
グドン地域強行探索部隊の活躍に拠って判明したギガンティックピルグリムの居場所。
それは、洞窟を抜けた先にありました。
蜘蛛の巣にように張り巡らされた白い糸に囲われた場所。ピルグリム達が拠り合せられたように連なる糸は、粘液で粘つき、侵入者の動きを封じようとします。
そればかりか、糸の一部となった筈のピルグリムが腕をのばして侵入者の足をつかみ、鋭い針をはいて、攻撃をしてくるのです。
勿論、危険はこれだけではありません。
巣の主でありギガンティックピルグリムを護る巨大な敵ピルグリムワームが、冒険者達の前にたちはだかります。
ピルグリムワームは『ぶよぶよとした白濁色の芋虫』に蜘蛛のような8本の脚があるという不気味な生物であり、巣の上を機敏に動いて侵入者を攻撃し谷に突き落とします。
谷底には、無数の針を持つピルグリムワームが待ち受けており、落下した者をその鋭利な針で串刺しにしてしまいます(落下すると重傷或いは死亡となります)。
それぞれのピルグリムワームの数は、谷全体で数百匹を数え、完全に駆逐する事は不可能です。
今回の作戦では、最初の奇襲により『第4作戦の参加者が中心にいるギガンティックピルグリムに取り付く』隙をつくり、その後は、ピルグリムワームがギガンティックピルグリムを救援に向かうのを阻止しつつ、第4作戦旅団の退路を確保する事になります。
ピルグリムワームとの戦闘は、右翼前方、右翼後方、左翼前方、左翼後方の4つの戦域で行ないます。
第1ターンは、それぞれの戦域に2体ずついるピルグリムワームの足止めを行います。
この足止めに失敗すると、第4作戦旅団の突入が失敗し、グドン地域掃討戦も失敗となります。
ピルグリムワーム1体の足止めには平均的な冒険者30名程度の戦力が必要です。
次々に集ってくるピルグリムワームに対抗する為には、ピルグリムワームを撃破する事も重要となるので、更なる戦力の集中は不可欠でしょう。
前方が洞窟に近い場所で、後方はギガンティックピルグリムのいる中央付近になります。
■作戦結果
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