<リプレイ>
●踏破
「よ……っと」
絡めた鋼糸をぐいと引いて、腐敗した肉をだらりと下げたまま襲い掛かって来たアンデッドに止めを刺す翠嶂の翔剣士・マーガレット(a28680)。横合いから迫る複数体を桜一文字で流れる様に切り裂いた卯月の武人・ファルク(a20791)の流水撃に次いで、深緋の蛇焔・フォーティス(a16800)が闇色の手袋で宙を撫ぜ、ニードルスピアを降り注がせる。
アンデッドが倒れる音が続き、【神代桜】部隊の者達は、アンデッドが生きた物に容易に害を及ぼせないよう、念を入れて打ち砕いた。他に動く者は無いか耳を澄ますフォーティス。草が揺れる微かな音以外に何も聞こえず、安堵する様に息を吐いて仲間達を見渡す。
「じゃあ、この辺りを調べるとするか」
アンデッドを倒しては地勢を調べ、また移動して見つければアンデッドを倒す。
そうやって冒険者達は地獄で情報を得て来た。
時折鳥アンデッドが横切るだけの、太陽も雲も無い紫の空の下、冒険者達は未踏の大地を歩き、目にしたものを書き留めて行く。
「大きな木って中々見当たらないね」
周囲を見渡しながら、手にした羊皮紙に何事か書き加えて行く黒鶏流の紅き白翼の風・ボナ(a39195)。
「中央城砦の周囲には殆ど見かけませんでしたね」
遠くに見えるエルヴォーグ中央城砦を振り返る、ニードルスピアフルバースト・ユーリ(a42503)。木材となりそうな木は、十分と言える量は無かった。必要であれば遠くから運ぶ事になるかも知れないと、ボナは【雛鳥】部隊の皆と顔を見合わせる。
森を探索していた【空色望見隊】の紅焔揺白盾・ヨイク(a30866)が、辛うじて小川と言える位の水の流れに手を泳がせ、一掬いして顔に寄せる。
「飲めそう?」
「ああ?」
除き込んで来る赫色の風・バーミリオン(a00184)に頷きを返し、水を土に零すヨイク。ランドアースと同じように地獄にも川はあり、水は飲むに耐えるものだったが、しかし殆どが水量に乏しい。
がさりと樹上で音がする。剣の柄に手を掛け見上げる風斬りの稲妻・アーケィ(a31414)。小さな鳥が羽ばたいて、森の奥に消えて行く。
至る場所に骨の山がある荒野には草木も動物の姿もなかったが、森には骨の山は無く、動物達が細々と生きている。
この森には、本当に小さなものであったがグリモアがあった、と影舞・アスカ(a19931)はふと思い出し、それから行き合った冒険者達と共に森の奥へと入って行った。
草も木も無い荒野に、骨を砕く異音が響く。チーム【今日も行く】の大空の友と歌う・モコモコ(a00538)と畑の味方・ウィルカナ(a44130)が、衝撃波を叩き付けて骨を打ち砕く音だ。小さな骨の山の最後の一体を退けて、月明り或は陽射の下で微睡誘う・ウィリアム(a19859)は隠されていた地面に触れた。
「何もありませんね」
万年貧乏な重騎士・アシャンティ(a14189)が薙刀の先で地面を掻く。
「そうだな」
一頻り確かめて立ち上がるウィリアム。
結局、何がアンデッドを引き付けているかは分からなかった。促す凪・タケル(a06416)に頷きを返し、のろのろと山のあった場所に戻ろうとするアンデッドの一部を一瞥して、ウィリアムは仲間達と別の場所の調査へ向かう。
「さあ、もう大丈夫だ」
未だ隠れている人々はいないかと、打ち捨てられた村へと入った蒼明水鏡・ミナト(a17811)は、丈夫な作りの食料倉庫の中に隠れていた少女の腕からそっと子供を抱き上げた。あまりにも鋭いこの俺のサマー・ティエン(a33937)が、腕に傷を負っている少女にヒーリングウェーブを施す。
「アンデッドはいませんから今のうちに」
抜き身のサーベルを両手に、倉庫の外で敵を警戒していたとんかつ定食八百円・アリス(a17323)が、扉の向こうから此方を見て言う。
水鏡明月・カナタ(a17832)の手を借りて立ち上がった少女を守る様にしながら、村を出て避難所へと向かうミナト達。
また、補給路からやや外れた別の村では、【坐主罵組】の者達が手酷い拒絶に会っていた。
「俺達は俺達でやって行く。お前さん達は帰ってくれ」
村に残っていた数人の村人達が、そうだそうだと頷く。
「でも――」
言い募りかけた斬空術士・シズマ(a25239)を遮る様に、息子だろうか、ひしとしがみ付いている子供の頭を撫でながら、男は静かに首を振る。
ただ、同盟の冒険者達を警戒しているのかも知れない。
地獄で起こった一連の変事の最中に行方が分からなくなった誰かを待っているのかも知れない。
何も語らず頑として避難所へ行こうとしない村人達を残し、冒険者達は村を去る。
村や隠れ場所に留まる奉仕種族の人々が100にも満たない少数である事だけが、せめての慰めとなった。
一方避難所では、冒険者達が奉仕種族の誘導や手当てをしながら、情報収集に努めていた。
未だ打ち解けない者達も多かったが、避難所へやって来た奉仕種族の難民達は、冒険者達の問いに答えてくれる者もいたのだ。
「ノスフェラトゥ様たちがねぇ、守っていて下さったから……」
賢者の石を作りし者・セルム(a41809)問いにそう答えた奉仕種族の女性が、ねえ、と周囲の者達を見回せば、それに応えて幾人かが頷いた。
ノスフェラトゥは冒険者ではない一般人でも、アンデッドに命令を下せる。
そうして地獄に暮らす奉仕種族達をアンデッドから守っていたのだ。……それが自分達の財産を護るためだったとしても。
無敵大帝・ザンギャバスが敗れてからは、マルヴァスの圧制により厳しい生活を送っていたけれど、それまでは制約はあれど比較的文化的な生活を送っていたらしい。
これは、単純労働をさせるだけならばアンデッドで事足りる列強種族ノスフェラトゥ故なのかもしれない。
避難所に落ち着き、疲れが癒えた頃になると、ここから出て行きたいと零す者も見受けられる様になった。
同盟の冒険者達が当面の敵では無い事は理解できても、いつでも自分達を殺せる相手と共に過ごすのは不安があるのだろう。
もっと、自分達を信頼して欲しいと言う言葉は喉まで出掛かったが、この彼らを蹴散らしてアンデッド軍に向かったのも自分達であり、そう強く主張する事はできなかった。
せめて、少しでも過ごし易すい場所に出来ればと、冒険者達は心を砕く。
「やはり手がかりは無い……か」
新たに来た難民を護衛しがてら、何がしかの情報を得られるかと聞き込みをしていた【破軍】の緋炎砕撃・ゴウラン(a05773)が、難民を避難所へと見送って溜息を吐く。破軍の剣アンサラーから逃亡したノスフェラトゥの少女テネレッツァの行方はようとして知れない。
更に探索とアンデッドの掃討を続けるべく、ゴウランは仲間達とまた地獄の荒野へと向った。
質の悪いざらざらとした土の手触り。
瞬殺菓子製造人・スクルド(a17085)は地面を触っていた手を払い、立ち上がった。
色の悪い、どこか病的な草花。発育し切らないひょろりとした木々と、いかにも不味そうな実。地獄の植物を見ていると、太陽に向けて枝葉を伸ばすランドアースの植物の色や匂いを忘れてしまいそうになる。
溜息をひとつ。それから、情報をしっかりと羊皮紙に書き止め、周囲を警戒していた星降る夜の翼・ルミリア(a18506)や、うたかたのゆめ・ロン(a33766)を促し、オウリはエルヴォーグ中央城砦へと向かう。
「ドラゴンズゲートとか、見つかると良かったんですけれどね」
紫暗の荒野を振り返り、呟く小さき盾・リーリ(a03621)。
「そうですね。まあそれでも、有事の移動に支障の無い程度の地図はできたでしょうから」
狩人・ルスト(a10900)が羊皮紙の束を掲げて見せた。
情報を付き合わせれば、冒険者達が調査した点を結んだ地図ができるだろう。
まだ未知の部分が多いが、それは追々埋めて行くしか無いだろう。
それでも得た情報に満足して、冒険者達は帰路に付くのだった。
●小康
砂塵を巻き上げて、風が亀裂を渡って来る。
城門を抜け、また堅固な城壁を乗り越えてエルヴォーグ中央城砦へと吹き寄せた風は、城砦の堅固な石壁の隙間から僅かな葉を伸ばした雑草を揺らす。
急を知らせる報も無く、巡回をしても敵の姿を見つける事は無く、悲しみ絶ち切る刃となる・アルム(a12387)は少し休もうかと城砦の外階段に腰掛けた。
「……嵐の前の……静けさ……かな?」
城壁の外側を見通す様に、微かに目を細めてアルムが呟く。
「そう……ですわね。そろそろ活路が開けると良いのですけれど……」
並んで腰掛けた無垢なる茉莉花・ユリーシャ(a26814)が、物想う風に頬へ手を当て、敵地と接する最前線の緊張に包まれているエルヴォーグ中央城砦を振り返った。
いつまた、この小康状態――仮初の静けさが破られるのだろうか。
未だここは戦地である事を確かめる様に、冥刀「魅剣慟衡」を握り直し、半分幻の辻斬り・ジョセフ(a28557)は敵の領地と地獄の同盟領を隔てる亀裂の縁を歩んでいた。ただ深淵なる闇が蟠る亀裂の下から吹き上げる風に、黒髪が揺れる。頬を弄る髪を片手で抑えて、同じチーム【アルテ1】の囚われし戒めの鎖・セルティアーナ(a40817)は、対岸に広がる敵地を見遣る。
しかし、赤茶の瞳が見詰める薄紫の大地には、何も動くモノは無かった。
弓を手に、異質の大地に紫色のほの光を注がせる地獄の空を見詰める【GNP遊撃部隊A】の天泣・アイゼン(a05078)。同じ隊の真珠色の晧き四星・ゲンマ(a05079)達へ止まるよう声を掛け、白夜に灯る銀の烏座・アルキバ(a00413)は小首を傾げた。
「何かいたのか?」
「いいえ。鳥アンデッドくらい、来ていても良いと思うのですが、静かなものです」
空から目を離したアイゼンは、アルキバにゆっくりと頭を振って見せ、隊の仲間達を促して城壁外の巡回を続ける。
朱き焔・リール(a27896)、水面の銀月・フィール(a14145)、黄金の林檎姫・ルゥル(a14115)の3人は、偶々行き合った差し伸べる手・シェリス(a37390)と城内の見回りをしていた。
薄暗く狭い廊下を抜け、所々に先の戦いの残滓がこびり付く石階段を下りて、人が頻繁に出入りする開けた場所に出、ほっとした様にフィールは息を吐く。
「何も無くて良かったね」
「そうですなぁ〜ん。わぁーい♪ ですなぁ〜ん」
白色のノソリン尻尾を振り振り、ルゥムがにっこりと笑う。
「そろそろ交代の時間なんですね、皆さんが出てきました」
振り向くシェリスに、リールはこくんと頷きを返す。
食堂から三々五々出て来る冒険者達で、開けた場所も直ぐに一杯になった。行き交う人々の足音、仲間を呼び、予定を言い交わし、少ない珈琲や水を飲み下して外へと出てゆく冒険者達。
その背中を見送って、フィール達は少し早い夕食を取る為に、食堂へと入って行った。
「お疲れさんだな。どう?」
器用に珈琲カップを3つ持って現れた清澄なる浄玻璃の金鏡・ラジシャン(a31988)は、五鏡銀尾の・ヒエン(a05183)と甲斐の・チアキ(a07495)に差し出した。
「随分と、長引いているようでございますよ」
受け取った珈琲カップを軽く掲げるヒエン。廊下に寝転がって菓子を食べていたチアキものそりと起き上がってカップを受け取る。
「何せ議題が――――」
チアキの声を遮るように会議の間の扉が開く。ぱたぱたと手で顔を仰ぎながら飛び出して来たのは吉永さん家の・アリシア(a28304)だ。
「珈琲も紅茶も水も無くなっちゃったのよ〜」
大きなポットを抱えて廊下を走って行くアリシアの後姿を追う様に、会議の間から意見を交わす声が流れ出て来る。まだ続きそうでございますねと呟きながら、ヒエンがぱたりと扉を閉めた。
●長き会議
会議の間と呼ばれる広間には、数十人の冒険者達が詰めていた。議長の席に腰掛けたエルフの霊査士・ユリシア(a90011)が、水を手に取り軽く喉を湿す。
マルヴァスの領地への橋の掛け方に関しては、様々な意見が出ていた。
鉄の巨大な塔を作って倒す方法、リゥドゥラの領地側に掛かっている石橋を移設する方法、また迂回路を探して亀裂を辿ってみるのが良いという意見もあった。
しかし、鉄の塔は資材不足と何より重量の問題があり、石橋の移設は時間が掛かりすぎるしリゥドゥラの領地と此方を結ぶ橋が無くなってしまう。亀裂を辿る方法も、果てに行き着く事は大変な困難に違いない。
沢山のどこでもフワリンを召喚して資材を持った数百人が一斉に亀裂を渡れば良いのではという提案も、攻撃を受けた際の被害や効果時間の問題も考えれば実現は難しそうだった。
「橋を倒して渡すより、橋を組み立ててスライドさせた方が確実です。また一度に大きい橋を渡すのではなく、細い橋を何枚も横に並べて渡した方が楽でしょう」
図を描く手を止めて、皆を見渡す銀隷・ルシェル(a16943)。
「並べた丸太の上に長い板を渡して、対岸まで一気に押し出すか?」
横合いから図を覗いて、流浪の日和見風見鶏・デラガ(a39324)は真っ白な羽毛に覆われた喉下を撫でる。
「その方法だと、板の長さを亀裂の幅の倍にするとかして、重心を調節しないといけないけどね」
肉眼を凌駕する・タクト(a16286)の発言を受けて、同様の考えを持っていた冒険者達が頷いた。 攻撃されれば簡単に落ちてしまう可能性がある事は、今まで考えられて来た橋の掛け方と変わらない為、長期の使用には向かないだろう。
十分な強度を持った長い板を作成できるか、また本当に対岸まで動かす事が出来るのか。予想される問題は様々だが、上手く動かす事ができれば、有事の際、冒険者をマルヴァスの領地に渡す事は可能かもしれない。
問うように見る冒険者達に、柔らかな頷きを返すユリシア。
そしてまた会議は続いて行く。
「敵軍の配置、特に冒険者と、リゥドゥラ軍とかアンデッドがどの程度巡回を行っているかを調査するのが良いんじゃないかな」
「奉仕種族の分布……街などの位置や街道がどの様になっているかも必要じゃのう」
笑顔の剣士・リュウ(a36407)と番紅花の姫巫女・ファムト(a16709)の言葉に賛意を示す冒険者達。
「リゥドゥラの領地をマルヴァスの領地を繋ぐ橋か何かがあるかって事も必要だろ。まあ、何を調べるとしても、表立って動きゃ何くれと問題が起きかねねェ。その辺は注意しねェとな」
「他階層への接点もあると良いのですが……」
紅石八咫烏・シンザ(a45473)の言葉を受けて、桐一葉・ルカ(a05427)が呟く。
偵察の方法については、殆どの者達が、数人単位で班を組んでの偵察を押していた。
「では、偵察の内容は基本的にその様にしましょう。援軍も無く孤絶する可能性もありますから、とても危険な方法ではありますが、少人数の班単位での偵察が一番良いでしょう」
ユリシアがゆっくりと皆を見渡す。
こうして会議はようやく、最後の議題に入ろうとしていた。
同盟の今後を決める会議はやはり、白熱した議論の場となった。
「地上の領地を分けることは無理として、エルヴォーグ全域を渡すくらい思い切ったことを提示して同盟を組んではどうかな? かわりに、死者の祭壇、及びエルヴォーグに数箇所同盟直轄の拠点を置くことを要求するんだ」
「他にも、マルヴァス陣営の領土所有権返却や民への援助の継続など、交渉材料は大いにあると思うのですが」
交渉を主張する万物を玩ぶ紫焔龍・ゼクト(a38424)の意見に続く八葉蓮華・セリハ(a46146)。それが駄目でもと、闇を照らす光・アイ(a02186)が口を開く。
「停戦交渉ならどうかしら。最低目標として地獄側の拠点作れた分けだし」
「ノスフェラトゥと交渉はしないと円卓決議は為された筈」
遮って言ったのは、牙商人・イワン(a07102)だ。
「我々は第一層を制圧する積りで来た。王子も軍師も倒すべき敵、状況は全く変わっていないだろう」
やはり全面攻勢を主張する冒険者達が同意する様に頷く。
「……この状況が長引けば、同盟にとって不利は明白であるはず。偵察の結果次第になってしまうが、リゥドゥラ軍の戦力が少ないと判断した場合、速やかに攻撃に移るべきだ」
淡々とした口調で自論を語る渇きし者・ウェイン(a48904)が着席する。次いで発言許可を求めた復讐姫・シュゼット(a02935)にユリシアが頷く。
「橋、落したら良いんじゃないかな。今はまず、民を守ることが大事なはず。橋を落とせばしばらくはリゥドゥラからの進軍をとめられるしね」
ノスフェラトゥの干渉を防ぎ、トロウルなどに備える為にはそれが良いと、複数の冒険者が主張する。
「取り敢えずは、リゥドゥラの領地への偵察を行い、情報が出揃うまで議論を保留しましょう」
白熱する議論を宥める様に、唄と舞とつまみ食いの化身・リゥ(a49705)が声を上げた。星夜の翼・リィム(a24691)が立ち上がり、その後を引き受ける。
「んでさ、交渉か全面戦争か、これからどうすんのか、円卓で白黒付けても良いんじゃねぇかな?」
どうだろうかと最後に付け足し、着席するリィム。
「リゥドゥラの領地から冒険者の皆様が情報を持ち帰れば、判断に足る情報が出揃う事でしょう」
一瞬の静けさを得た会議の間に、ユリシアの普段と変わらぬ声が響く。
「交渉、全面攻勢の他に、リゥドゥラの領地へ掛かる橋を落して防衛に徹するのも1つの選択です。骨の橋を作成する為にはかなりの数のボーンウォールが必要ですから、ノスフェラトゥ側がその準備をしている間に、防衛態勢を整える事ができるからです。
結論を先延ばしにし、こう着状態を長引かせる事になるかもしれませんが、結論を急ぐ事が正しいとは限りませんので検討に値するでしょう」
まずは、今回の作戦提案に従いリゥドゥラ領の情報を確認し、その情報も合わせて円卓に決断を委ねる。
その為にも、正確かつ的確な情報が必要となるだろう。
「皆様の良き行動に期待しています」
ユリシアは最後に、穏やかに付け加え、それが最後の議論の総括となった。
<作戦参加>
エルヴォーグ中央城砦の防衛を行う(500名必要) 675
エルヴォーグ中央城砦でユリシアの護衛任務につく 48
補給線から離れた場所のアンデッドの掃討および同盟領内の調査を行う 536
橋の建設についての意見を交換する 36
リゥドゥラ軍の領地の偵察方法などについて提案する 16
今後の作戦方針について提案する 25
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