<遠征結果報告(10月17日更新)>


 リザードマンに占拠された城塞都市レグルスの奪還、そして、危機に瀕するドリアッドを救う為に、多くの冒険者による救援部隊が派遣されました。
 ここでは、その救援部隊の経過について説明します。
 遠征は10月10日から17日までの期間に行われ、全4ターンでレグルスの奪還とドリアッドの聖域への救援を目指して行われました。



■第1ターン(10月13日)

●レグルス方面救援部隊
 第1ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. 偵察班で活動する (29名)
 2. 戦闘班で活動する (98名)
 3. 防衛班で活動する (44名)
 4. 輸送班で活動する (50名)

 少数精鋭に絞った編成とした偵察班と、彼らと連携を取り戦闘により逃亡するリザードマン達を一網打尽にした戦闘班との作戦により、レグルス救援部隊の存在を知られる事なく、突き進む事が出来ました。
 この情報遮断により、レグルス方面からの援軍はなく、本陣は傷つくことなく歩を進める事に成功しました。
 しかし、輸送部隊の足が遅く、本陣のかなり後方にいるという状況となってしまいました。

第1ターン地図
●ドリアッド聖域救援部隊
 第1ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. ドリアッド連絡班で活動する (21名)
 2. 偵察班で活動する       (44名)
 3. 戦闘班で活動する      (128名)
 4. 救護班で活動する       (55名)

 ドリアッドの森へと急行した連絡部隊でもある先行部隊は、リザードマン側の迎撃に遭い、壊滅しました。なんとか、無傷の者達が負傷者を連れて脱出することは出来ましたが、ドリアッド達との連絡を付ける事は出来ませんでした。
 一方、本陣の防御は非常に高く、遭遇したリザードマンの小部隊に打ち破られる事はありませんでした。しかし、逃亡するリザードマンに対する追撃が甘く、そのリザードマンからもたらされた情報が、敵側に伝わった事は否めないでしょう。
 一番の功労者は、本隊の重傷者が0という結果を出した救護班かもしれません。



■第2ターン(10月14日)

●レグルス方面救援部隊
 第2ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. 偵察遊撃班で活動する     (30名)
 2. レグルス奇襲攻撃を敢行する  (2名)
 3. リザードマン援軍を迎撃する  (89名)
 4. 本陣/輸送部隊を護衛する  (87名)

 レグルス攻略よりもドリアッド救援部隊の友軍の危機を優先にしたレグルス救援部隊は、ガウロー率いる追撃軍の撃退に成功を収めました。
 ガウロー軍は150名ほどで構成され、高レベルの冒険者が多数含まれていた為に、救援部隊も多数の被害を受ける事となりました。
 撃退したものの、ガウロー軍の戦力の高さを目の当たりにし、レグルス攻撃の難しさを知る事となりました。
第2ターン地図

●ドリアッド聖域救援部隊
 第2ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. ドリアッド連絡班で活動する       (15名)
 2. 援軍迎撃班で後背の敵を迎撃する  (63名)
 3. 本陣護衛班で本陣を死守する     (113名)
 4. 救護班で活動する            (39名)

 ドリアッド救援部隊は第1ターンの遅れを取り戻し、ドリアッドの森へ到着しました。
 先行部隊であるドリアッド連絡班は、聖域のドリアッドとの連絡には失敗しましたが、本隊の行軍を援助するという目的は充分に果たすことが出来たのです。
 しかし殿を務めた迎撃班は、自分達よりも2倍のガウロー軍を引き受け、被害は甚大でした。
 リザードマンの追撃を振り切る事に成功しましたが、全戦力の2割を失う事になりました。



■第3ターン(10月15日)

●レグルス方面救援部隊
 第3ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. レグルスに潜入し工作を行う         (6名)
 2. レグルス包囲防衛班で活動する     (83名)
 3. レグルス攻略作戦班で作戦を話し合う  (6名)
 4. 本陣(補給物資)防衛班で活動する   (61名)

 レグルスを包囲した救援部隊は、レグルス城塞に拠るリザードマン軍に対抗する為、工作班による防柵の建設に着手しました。
 この作業は、包囲防衛班の警備によりリザードマン達の妨害を受けることなく終了しました。
 レグルスからは偵察のリザードマン部隊が出たのは確認されていますが、直接の攻撃は行われなかったのです。
 その間、本陣ではレグルス攻略に関する方針を決める会議が行われ、レグルスを包囲しつつ援軍の来援を待つという持久戦を取る事が確認されました。
 なお、レグルス潜入工作は、残念ながら失敗し、部隊は壊滅状態となっています。

第3ターン地図
●ドリアッド聖域救援部隊
 第3ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. 聖域強行派遣班に参加する。      (55名)
 2. ドリアッドの森進軍班で活動する。   (33名)
 3. 本陣護衛班で活動する。         (68名)
 4. 救護班で活動する。            (39名)

 聖域強行派遣班は、多大な犠牲を出しつつもリザードマンの包囲陣を突破し、ドリアッドの聖域へと到着しました。
 本陣を含むその他の部隊は、聖域の東側1kmの所に陣を構えています。
 第2ターンで重傷を負った後衛部隊の者達は、救護班に無事回収され、本陣と合流を果たしています。
 対してリザードマン側の部隊は、本陣の兵力は500名程(冒険者は半数以下と思われる)、その他の3方向は150名程(半数以上が冒険者)が配置されているようです。



■最終ターン(10月16日)

●レグルス方面救援部隊
 最終ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. 周辺偵察班で活動する           (21名)
 2. レグルス包囲防衛班で活動する     (52名)
 3. 本陣(補給物資)防衛班で活動する   (47名)
 4. 周辺村落への救援班で活動する     (42名)
 5. ドリアッド方面援護班に参加する     (31名)

 救援部隊は、第3ターンで決められた方針に従い、レグルス城砦への攻撃を行わず、もっぱら偵察や周辺地域への救援活動を行いました。
 偵察班はレグルス攻略に必要な地勢や戦略拠点の確認、および、東方との交通路の確認などを行いました。また、城内を偵察していた冒険者は、レグルス城内で同盟軍の来援を知って、反乱を起こしたレグルス市民が鎮圧された様子を確認したようです。
最終ターン地図
 レグルス包囲防衛班は、実数よりも部隊の人数が多く見えるような工夫を行い、長期対陣に向けた準備を進める事が出来ました。今後は、冒険者が交代でレグルス包囲の任につく事にもなりました。
 本陣では、リザードマン軍の奇襲もなく、救援物資の配布などの補助に回りました。
 救護班が、実際に救援物資の補給や治安回復を行ったところ、レグルス近郊の治安は悪く、冬になる前に更に大規模な救援物資の配布が必要だということが分かりました。その他にも、焼け出されて無人となった村も多く、完全な再建には数年以上の年月が掛かるだろうとの予測も立てられているようです。
 また、ドリアッド方面への援軍に向かった30名余りのドリアッド方面援護班は、戦闘の最終段階で戦場に到達し、黒水王アイザックの軍勢の前に崩れようとする本陣を救う事に成功しました。

●ドリアッド聖域救援部隊
 最終ターンは以下の班と人数に分かれ、作戦が実行されました。

 1. ドリアッドと共に反撃作戦を展開する    (30名)
 2. 共同作戦を行う為の連絡を引き受ける    (9名)
 3. 聖域の戦い攻撃班で決戦に挑む      (76名)
 4. 聖域の戦い援護班で決戦に挑む      (58名)
 5. 本陣の護衛を引き受ける            (42名)

 最終ターンで救援部隊が取った行動は、北東からの攻撃による打通作戦でした。
 聖域のドリアッド軍との挟撃により、序盤は優勢に戦いましたが、予側していたよりもリザードマンの側の援軍が素早く行われた為、戦況は膠着して泥沼化していきました。
 乱戦になった事で、聖域への撤退が難しくなってしまったのです。聖域への出入りの際には、敵軍をいったん退ける事が必要なのです。
 乱戦による聖域への突入作戦。それがリザードマン側の用意した作戦の一つだったのです。
 この戦いは、非常に厳しい戦いとなり、途中北方のリザードマン軍の聖域攻撃等もあり、泥沼化した戦いは数時間続きました。
 さらに防御の薄い救援部隊の本陣には、黒水王アイザック率いる新鋭部隊からの攻撃がなされ、大打撃を受ける事となりました。それを救ったのはレグルスから送られた救援班です。
 この戦いでドリアッド救援部隊は、ドリアッドの聖域を守りぬき、ドリアッド領の東方を解放する事に成功しました。  しかし、リザードマン軍に霊査士のエスタが攫われた上、甚大な被害を被ってしまったのです。



■遠征後の情勢

●城塞都市レグルス周辺
 遠征の結果、城塞都市レグルスの奪回には到りませんでした。
 現在、レグルス近郊に部隊を配置して、レグルス駐留のリザードマン軍とにらみ合っている状態です。
 レグルス付近に居たリザードマンの多くは、レグルスに入ったらしく、周辺地域の略奪などの被害は格段に減っているようです。
 また、レグルス周辺の地域への救援物資の配布なども始まっています。
 しかし、レグルスに駐留するリザードマン軍を率いるのは、守城戦に長けるという老将、カディスの石壁・ガウローであり、数十名のグリモアガード(高レベルの冒険者)と200名弱の冒険者を要している為、レグルスを正攻法で陥落させるのは難しいかもしれません。
遠征結果地図
●ドリアッド領
 遠征の結果、ドリアッドの聖域を防衛しドリアッド領の東方を開放する事には成功しましたが、ドリアッド領全てからリザードマン軍を撤退させるには到りませんでした。
 現在、ドリアッドの聖域にはドリアッドの冒険者を中心とする防衛部隊がおり緊張が続いているようです。
 ただ、ドリアッド領に侵入したリザードマン軍には、大きな被害は無く、西方を中心に勢力を保っています。
 また、リザードマンの国の王弟だという黒水王・アイザックは、同盟諸国の攻勢の背景に不思議な力があると疑い、その謎を解く為に、遠征に同行していた霊査士の捕縛を行っています。
 黒水王・アイザックの軍団の規模は正確には判っていませんが、ガウローのレグルス駐留軍よりも少ないという事は無さそうで、こちらも簡単に勝利するのは難しいかもしれません。


※この結果を受け、既に円卓の間では、対応策が話し合われています。
 10月26日(日)には大作戦の決行も予定されていますので、同盟を勝利に導く為、冒険者の皆様には是非ご参加下さるようにお願いします。
(リアルタイムイベントの参加は無料です)