<リザードマン聖域電撃戦・作戦提案の状況(1月19日朝時点)>


エルフの霊査士・ユリシア  ユリシアです。皆様、作戦会議お疲れ様でした。
 皆様から寄せられた作戦提案をとりまとめさせて頂きましたので、以下の確認をお願いします。
 後半の話し合いでは、今回の提案を受けてより実践的な作戦提案を行う事ができると思いますので、どうぞよろしくお願いします。


●電撃戦の考え方について

 今回の電撃戦の考え方について、多くの方から提案や確認を頂きましたので、まずは基本の考え方について説明します。

 リザードマン領は、西にソルレオン、北にモンスター地域という危険地帯をもっており、戦力は分散されています。
 また、力で押さえつけるリザードマンの支配手法は、各地の拠点に一定以上の冒険者を配置しなくてはならず、その人数も北や西への備えに匹敵する人数となっているようです。
 その上で、我々の同盟領への再侵攻の為に東にも軍を集結させていますので、結果として中央の備えはかなり希薄になっていると考えられるのです。

地図
???  電撃戦の目的は、この備えが薄くなった中央の聖域を奇襲によって奪う事です。
 勿論、列強グリモアの聖域の危機となれば、各地に散っていた冒険者達は聖域を守る為に集まってくるでしょう。
 電撃戦を成功させるには、この各地の冒険者が聖域に殺到する前に聖域周辺の障害を突破し聖域を占拠しなければなりません。
 時間が掛かりすぎれば、電撃戦を行った部隊は包囲されて壊滅してしまうでしょう。
 電撃のように素早く、相手の心臓部を叩く……それが電撃戦なのです。

 また、補給線に関しての質問も多くありましたが、冒険者ならば食料が枯渇しても数日は闘い続けますので、リザードマン領の補給線を叩く事は、今回の作戦上意味は少ないと思われます。
 聖域および周辺のリザードマン勢力が、補給の心配をする程に作戦が長期化した場合、敗北するのは私達なのです。


●前線のリザードマン勢力に対して

 前線のリザードマン勢力に対しては、同盟領侵攻の準備を遅らせる遅滞作戦を続行するという提案が、鈍牛・リヴ(a00516)さん等から行われました。
 この作戦の目的は、同盟諸国側が防衛的な方針を取り続けているとリザードマン側に認識させる事にあります。
 また、遅滞作戦の展開により、リザードマン側が同盟侵攻軍の増強を行えば、それだけ聖域周辺の防備は薄くなり『電撃作戦』の成功率も上昇するでしょう。

 この作戦に関しては、近日中に襲撃部隊の派遣を行います。
 この襲撃作戦によって敵前線の警戒状況などの情報入手も可能でしょう。
鈍牛・リヴ(a00516)


●情報収集と協力者への対応

 リザードマン領内の情報収集に関しては、黒水王・アイザックからの情報を疑う事はしない事で意見がほぼ一致しました。
 疑心暗鬼は同盟の最大の敵であり、それに打ち克つ事こそ希望のグリモアの冒険者の力であるとの意見は、とても素晴らしいと思います。
 これを受けて、黒水王・アイザックへの直接の質問を行いますので、確認したい事があれば、作戦選択の一つとして行ってください。

 勿論、黒水王が国を離れてからの情勢の変化はありますので、聖域までの道程を確認する事も必要でしょう。
 この作戦に関しては、最も多くの支持を得た紅魔医師・ルビナ(a00869)さんの作戦提案を元に、偵察の為の依頼を行います。
 偵察を行う冒険者は、聖域までの道を確認し、かつ、同盟領への侵攻の為に集結しているリザードマン軍が聖域に殺到するのを防ぐ為の防衛拠点も確認します。
 同時に、かなり危険な任務となりますが、北方のアイザックの元部下達への再度の接触も必要かもしれません。
紅魔医師・ルビナ(a00869)


●リザードマン領での進軍方法に関して

 電撃戦本隊の進軍方法は作戦の成功を左右する重要な物です。これは、六風の・ソルトムーン(a00180)さんの言葉の通りです。
 本隊の到着が1時間でも2時間でも早くなれば、それだけ作戦全体の成功率が上昇するのですから。

 この進軍方法に関しては、多くの作戦提案がありましたが、どれも決定的な物では無く、支持もまちまちの状態となりました。
 進軍方法に関しては、大きく3つの問題があります。これらを解決する良い作戦提案を考えてみてください。
六風の・ソルトムーン(a00180)
(1)移動速度の問題
 重装備(イニシアチブのマイナスが多い装備)の冒険者は移動速度が遅い。
 ノソリンを利用した場合は移動速度が遅い。
 街道を離れ、沼沢地を大きく迂回するような行路を取った場合は聖域への到着が遅れる。

(2)敵の妨害の問題
 関所や警邏のリザードマンに発見された場合、戦闘が発生し、聖域への到着が遅れる。
 また、移動中に発見される事で、リザードマン側の聖域への援軍が早まる危険もある。

(3)戦力の維持の問題
 奉仕種族の難民のふりをするなどした場合、聖域での戦いで充分な武装が用意できず、劣勢になる危険性がある。
 戦力を分散して突破を図る場合、運悪く敵に遭遇した冒険者が各個撃破される危険がある。

 なお、船や水陸両用台車の使用という案もでていましたが、冒険者全員に必要なだけの船や台車の確保は難しいでしょう。
 全く不可能という事ではありませんので、工夫次第で有効な作戦がありえるかもしれません。


●部隊の編成と指揮系統について

 部隊編成では、救護班の設置を推している方が多くおり、本隊に、救護班の部隊を加える事は確定として良いでしょう。
 指揮系統に関しては、現時点では有効な作戦は無く、今後の作戦提案に期待します。
 編成については、祈りを奉げる者・アブドゥーラ(a00183)さん等から、移動時の機動性を保持する為、武装のみを運ぶ輸送部隊を先行させるという作戦が提案されています。
 これについては、近日中に依頼として実行を要請したいと思います。
祈りを奉げる者・アブドゥーラ(a00183)


●聖域周辺の戦いと聖域占拠、『青鱗の大沼王・バグウォッシュ』の扱いについて

 聖域占拠については、決戦部隊を無傷で聖域に突入させる事を目的とした作戦が、古き神の使徒・サビル(a00958)さん等から提案されています。
 ただ、聖域周辺の戦いに関しては、情報不足という事で大胆な作戦案はありませんでした。
 聖域周辺の戦いは、大きく2つの方向性があると思いますので、作戦案を詰めていただければと思います。


(1)守備部隊の壊滅を目指す
 聖域周辺の部隊を壊滅させ、全軍をもって聖域になだれ込みます。
古き神の使徒・サビル(a00958)
 充分な戦力を用意し、かつ、敵の援軍を阻止する事ができるのならば確実な方法です。
 作戦提案は戦術的な物がメインとなるでしょう。

(2)聖域攻撃部隊が突入できる隙をつくる
 聖域周辺の部隊を聖域から切り離す事が目的です。
 グリモアガード以外の戦力を一定時間、切り離す事ができれば、敵を壊滅させる必要はありません。
 作戦提案は搦め手的な物となり、素早く聖域攻撃が可能ですが、失敗した時は総崩れになる危険もあります。


エルフの霊査士・ユリシア  勿論、この両方の特性を持つような作戦があっても良いでしょう。
 リザードマンの君主である『青鱗の大沼王・バグウォッシュ』については、捕縛という意見が強くありました。
 が、捕縛は『殺してはならない』という制限である為、難易度は高くなります。
 また、逃亡される位ならば殺すのか、生かして捕えられないのならば逃亡を許すのかといった線引きも行う必要があるでしょう。