●問題

 あなたは無事、正解の道を選ぶ事ができた。
 この調子で、幸せハミングしながら、丘を目指そう!

あなたは今、複数の別れ道の前に立っている。

どちらかの道が正しい順路のはずだが、肝心の道標が壊れて倒れてしまっている。
矢印がどちらを向いていたのか、これでは解らない。
途方にくれているあなたの後ろから、声がかかる。
振り返るとそこには、瓶底眼鏡をかけた頼りなさげな若者と二頭のノソリンがいた。

「やぁ、お困りのようだね。よかったらこの送迎ノソリンを貸してあげるよ。これに乗って行けば、正しい順路へ送ってくれるから」

・・・なんて間が良いんだ。明らかに、怪しい・・・
この若者の突然の申し出に、あなたは一瞬戸惑った。
しかし、ここで立ち止まっていても仕方がない。
あなたはこの申し出を受け、そのうち一頭のノソリンに跨ろうとしたが、若者があなたを呼び止めた。

「そうそう、一つ言うのを忘れるところだったよ。うち一頭は間違った順路・・・スタート地点に戻ってしまうんだ。残念ながら、どちらが正解のノソリンかは僕にもわからない・・・よく考えて選んでね」

・・・さて、あなたはどのノソリンに乗って行く?

●出題者



ガッシリした体躯のノソリン
細い体躯のノソリン