●残念!

 燃えカスのような勇気を振り絞って、あなたはその、熱い漢の像に口づけを交わした!
 妙な感触、不可思議な気持ち、そして……山ほどの嫌悪感。
 ……………もう、だめ……だ……。
 あなたは、一瞬、既に亡くなった大切な人の姿を見た気がした……。

 どうやら、あなたは気絶していたようだ。
 しかも……ここはスタート地点ではないか!?

 癒えるのに時間の掛かりそうな、深い心の傷を胸に、あなたはもう一度、丘を目指したのであった。