●残念!

「おおっ!! わかってくれるか、同士よっ!! 俺は今はフリーだが、こう見えても甘酸っぱい思い出の1つや2つ持っているんだ。そう、故郷でのことだ……」
 彼の話は長い。
 どこまでも長い。
 長くて気が遠くなりそうなほど長かった。
 けれど、ちょっぴり面白かった。
 最後に彼は言う。
「よし、最後まで聞いた同士に近道を教えてやろう、こっちの道だっ!!」
 あなたは、彼に礼をしながら、教えてもらった道を歩いていくと…………。
「!!!」
 そこはスタート地点。
 どうやら、あなたは彼にまんまとやられたようだ。
 悔しい気持ちをバネに、もう一度、スタートから始めようっ!!