●残念!

「よくぞ言ったっ!! その気合溢れる答えに俺はもう、そりゃあもうとてつもなく、かなり感心してしまったぞっ!! よし、お前の意気込みに免じて、嵐裸羅祭をこの場で執り行なおうっ!!」
 ケイツの声の後、あまり記憶が無い。
 なにやら艶かしい男達がくるくる回っていたような気がする。
 しかも半裸で。
 その他にもいろいろあったような気がするが、思い出そうとすると頭がガンガンする。
 きっと夢だろう。
 夢に違いない。
「ふはははははっ!! また、俺に会いたくなったら来るが良いっ!!」
 そんな声が聞こえたが、きっと夢だ。そうに違いないっ!!
 ふと気付くと、そこはスタート地点。
 今までが夢だったのだから、大丈夫だろう。
 さあ、スタート地点から登っていくぞっ!!