●残念!

 1人ではかわいそうだ。
 手伝ってやろう。

 あなたはそのときの事をこう、振り返る。
 何故、あのとき手伝ってあげようと思ってしまったのか、未だにわからない。
 だが、あの哀愁漂う背中。
 そして、哀愁漂うハチマキと穴。
 全てが一致し、あなたの心を揺り動かし、その行動を取らせたのである。

 さて、もうすぐ仕事も終わる。
 若いストライダーが言うには、後で送ってくれるという。
 それに期待しながらも、あなたは最後の仕事をこなした。
 そう、その先にスタート地点があるとも知らずに………。

 スタート地点から頑張ってやり直そう!