　妾の名はセリカ。
　皆、『星凛祭（せいりんさい）』という祭りを知っておるかえ？　年に一度行われる、楓華列島の祭りの事じゃ。
　星凛祭が行われる日は神が降りてくる日といわれており、この日に願いを書いた笹舟を川に流すと、願いが叶うとされておるのじゃ。

　参加する者達は涼しげな浴衣を着て、祭りを楽しむ。
　広場では、軒を連ねる店を覗いたり、輪になって踊る事ができるのじゃ。
　他にも賑やかな場所が苦手なら、町外れに美しい滝や星が見られる高台に向かうと良いじゃろう。
　……そうそう、この祭りに参加するのなら、大切な者を誘ってゆくと良いじゃろう。
　なにせ、星凛祭とは、別名、恋人達の祭りとも言われておるからのぅ。
　もちろん、家族や旅の仲間と楽しむのも良いじゃろう。

　星凛祭は、７月７日（木）１３時から行われる予定じゃ。
　今から準備しておくと良いじゃろう。

＜ミナモの姫将軍・セリカ＞

＜星凛祭（せいりんさい）＞

■星凛祭とは？

　星凛祭とは、楓華列島に古くから伝わる、年に一度のお祭りです。
　７月７日の夜に、願いを書いた笹舟を流すと、神が願いを叶えてくれるというお祭りです。
　近年では、浴衣を着て恋人や家族など、親しい者と２人きりで夜を過ごすのが通例となっており、ランドアース大陸各地にも、お祭りは形を変えて伝わっているようです。

　このお祭りには、こんな言い伝えがあります。

●楓華列島の神の恋物語
　神々がまだ人々と共に住んでいた頃。
　楓華列島に住んでいた神と人間の女性が恋をしました。
　それはいつしか愛になり、女性は新たな命を宿したのです。
　しかし、幸せな時は長く続きませんでした。
　神々が世界から離れていったのです。
　もちろん、楓華列島の神も例外ではありません。
　女性は神と別れる事に酷く悲しみました。

　そして、いよいよ楓華列島の神が旅立つ時が来ました。
　神は言いました。
「年に一度、この地を訪れ、君達の事を見守ろう」と。
　女性は涙ながらも微笑み、神を見送りました。

　翌年の７月７日。
　神は約束通りに楓華列島に現れました。
　そして、女性と生まれた赤ん坊と再会を果したのです。
　再会を喜んだ神は、自分の幸せを周りの人々にも味わって欲しいと思い、次々に人々の願いを叶えていきました。
　神や女性や赤ん坊だけでなく、周りにいた人々も幸せになりました。
　こうして神は年に一度、楓華列島を訪れ人々に幸せを送っていったのです。

　星凛祭はこの言い伝えを元に作られました。
　楓華列島の人々は、７月７日に必ず神が下りてくる事を信じています。
　神に逢った者はいないようですが、人々の願いはきちんと叶えられているようです。
　星凛祭は、人々の願いを叶え、ロマンティックな夜を過ごす恋人達のお祭りなのです。

■『星凛祭』への参加方法

　星凛祭は、７月７日（木）に行われます。
　誰でも自由に参加できる無料イベントですので、お気軽に参加ください。
　イベント当日には、星凛祭の会場に『一行掲示板』が用意されます。
　詳しい参加の仕方は、以下の説明をご覧ください。

■星凛祭の夜

　星凛祭では、多くの人々が浴衣を着て祭りに参加します。
　そして、祭りに参加する人々は、川の周辺に集まり、たくさんの笹舟を流します。
　川に流した笹舟には、願いが書かれており、言い伝えにある神がそれを叶えてくれると言われているのです。
　それだけではありません。
　広場では店が軒を連ね、祭りを楽しむ人々を待っているのです。
　他にも神秘的な滝や、星を眺めるのに良さそうな広場もあり、目移りしてしまいそうです。
　お祭りの会場を回りながら、大切な人と過ごす……そんな素敵な夜を満喫してみてはいかがでしょうか？

■星凛祭の会場

　星凛祭では、４つの会場（一行掲示板）が用意されています。
　心を込めた笹舟を流したり、大切な人と素敵な夜を過ごしましょう。

笹舟橋	楓華の都にかかっている橋です。川岸には川を照らす提灯がいくつか置かれています。　この橋の下を流れる川に、願いを書いた笹舟を流しましょう。
お祭り広場	山のふもとの広場では、にぎやかなお祭りが開かれています。　屋台や出し物、輪になって踊る場所などが開かれているようです。
月下の高台	山の中腹にある静かな高台です。　眼下に笹舟橋を一望できるその眺めは、恋人達のムードをより一層盛り上げる事でしょう。
落涙の滝	高台へと続く山道を途中で外れると行き着く滝で、笹舟橋の下を流れる川の源流です。　言い伝えにある女性を想い、神が流した涙が滝になったと伝えられており、落涙の滝という名で呼ばれています。

■アトリエ商品　～イベント限定2人ピンナップ『星凛祭』～

　2人だけの幸せな夜のひと時。
　川に浮かぶ笹舟は、人々の願いを神の元へと運んでいきます……。