●残念!

 ここが近道だというのに、わざわざ迂回する必要は……ないっ!!
 あなたはずんずんと先へ進み。

 ヒュウウウウウ………。
 冷たい風があなたを撫でる。
 どうやら、崖のてっぺんに来てしまった。
 しかも、高い………。

「……………(涙)」

 ふと後ろを見ると、さっきの看板を持っていた女性が、涙を流しながら、こっちを見ている。
 どうやら、彼女の立て札の方が正しかったらしい。
 あなたは、とぼとぼとスタート地点へと戻っていったのであった。