●残念!

 よし、この布団の中にもぐりこんで近道をしよう!
 こんな布団、自分の力で押しのけてやるっ!!

 そう、力強く先へ進んでいたのだが……。

 あ、あれ………?

 気が付いたときには、もう遅い。
 哀れあなたは布団の下敷きに。

「ご愁傷様。これだけあると布団といえど重いぞ?」

 そういえば、彼はこうも言っていた。
『くれぐれも布団に潰されないようにな』と。
 今更気づいてももう遅い。

 あなたは布団から助け出され、ついでにスタート地点まで戻されたのであった。