●残念!

 あなたは、相手を眠らせるために華麗に攻撃を仕掛けた。

 ばちこーーーん。
 しっかりジャストミート!

「アンタ…いい右持ってるじゃねぇか……世界狙いなよ」
 エルフはばったり倒れながら、そう呟いた。

 世界か……。
 世界は広くまだ未知な場所も多い。
 そう、あなたのような強い者も数多く存在するだろう。
 挑戦するのも悪くは無いかもしれない。
 世界を狙う。
 それは甘美な果実のように聞こえた。

 が、そこであなたの意識は途切れた。
 倒れたエルフがむくりと起き上がり、そして。

「……はい、いっちょ上がり♪」

 世界は広い。
 どうやら、世界を狙うにはまだまだ修行が足りないようだ。
 あなたはエルフの一撃を受けて気絶。
 気が付けば、スタート地点まで運ばれていたのであった。