●残念!

 こうなったら、相手の隙を見て囲みを突破するしかないっ!
 相手の行動を注意深く、一瞬の隙も逃さぬように目を凝らす。

 今だっ!!
 あなたは、僅かに開いた隙間に飛び込んだ!

 ガシイイっ!!
 ほっとしたのもつかの間。
 すぐさま隣にいた覆面集団に腕を捕まれ……そして。

「・・・・どうやらこの方・・帰りたいそう・・丁寧入り口・・送ってあげて・・なぁ〜ん・・・・」

 覆面集団の内の1人から、そんな声が漏れた。

 しばらくして、あなたはスタート地点に置かれた。
 身包み剥がされたが、覆面集団のお情けか、服の替わりに、体にはシーツ大の大きな布が巻かれていた。
 あなたは服を着替えると、もう一度、試練へと向かうのであった。