●残念!

 あなたは饅頭を一気に飲み込んで、先を急ごうとした。

 うぐっ!!

 饅頭の粘りのある餡。
 饅頭のしっとりとした皮。
 そして、饅頭のとんでもない甘さ。

 それが口の中でハーモニーをかもし出した瞬間、あなたの喉にずぎゃんと詰まった。
 というか、苦しくて切なくて悲しくて悔しくて。

「ふふっ、甘いよー? 丸飲みできるほど、ボクの饅頭は甘くなーいv 出直してきなさいっ!」

 あなたは急いでスタート地点ある水を求めて、走り出したのであった。