●試練

 あなたはジェラシーちっくな困難に負ける事なく、正解の道を選ぶ事ができた。
 他人のジェラシーなんて、全然怖くないぞっ!!


 ……人気のない道にポツンと一人ぼけっと突っ立っている少女。
 少女は怒っているのか悲しんでいるのか、なんとも複雑そうな表情だ。
 この祭りに一緒に行く者がいないからなのか、あるいは違う理由なのか。
 ふと、その少女がこちらに気付きものすごい表情で全速力でかけてくるではないか。
 これは厄介ごとに巻き込まれたのかもしれないな……。

 少女は自分を息を切らせながら口を開く。

「あらあら、貴方は誰かとランララに行きますの? いいですわね…っ。私はせっかく姉様の為にチョコをつくって、姉妹水入らずで楽しもうと思ったのに、姉様ったら何故かそれを嫌がって、今日起きたら消えていましたの!? …信じられます?」

 どうやら自分はこの少女のグチを聞く役目を担ってしまったらしい。
 さて…このままこの哀れな(?)少女の話を聞くべきかどうか。

●出題者



ふむ…せっかくだ、話を少しは聞いてやろう…。
私は君などにかまっているひまはないんじゃーー!!