●残念!

 あなたは燃え盛る闘志を拳に乗せて、目の前の壁に当てるっ!

 どがしゃーーーんっ!!

 がらがらがらっ!!!

 な、なんとっ! あなたは自分で壊した壁の瓦礫の下敷きにされてしまった。
 そうか、これがあの看板の言っていた事だったのか……。

 と、そこで心優しき青年が、あなたを助け出してくれた。
「どんまい。あ、スタートに戻る前に壁を直していってね」
 そう言ってにっこり微笑む青年。
 前言撤回。
 青年は、優しくなかった。
 あなたは、くたくたになりながらも、あの壁を直してスタート地点へと戻ったのである。