●試練

 あなたはジェラシーちっくな困難に負ける事なく、正解の道を選ぶ事ができた。
 他人のジェラシーなんて、全然怖くないぞっ!!


ふと気配を感じた貴方が立ち止まると、木陰からストライダーの青年が現れた。

「おやおや、貴方も試練に挑まれている方ですね」
素晴らしい、とひとしきり頷くと青年は言葉を続ける。

「二人の間を阻むハードルが高ければ高い程に愛の炎は燃え上がると言うもの。
そして燃え盛る二人の炎はいつしか火山の如く噴火し、周囲の人にただひたすら迷惑を掛けるバカップルの頂へと行き着くのです!

…と言う訳で不肖このユーリ、ハードルなどご用意させて頂きました次第。
さあ、二人の愛の前ではこの程度は障害にすら成り得ない事を見せ付けてやるのです!」

そう言いながら、青年ことユーリは無駄に優雅な仕草でハードルを指し示したのだった。

●出題者



いざ行かん、ハードルの向こうへと!
馬鹿にされてる気がするし無視しよう。