●残念!
曲がってから少し進むと、いきなり「お前、参加者だな?」と声がした。気付くと、いつの間にか見渡す限り冒険者の軍勢が……。
「おとなしくスタート地点に戻るならそれで良し、嫌なら俺たちを倒して行きな!」
圧倒的な劣勢に絶望したあなたの耳に、Y字路の方から、
「あ、また向こうに飛び込んだ方がいますね。」
「大方、看板を深読みしたか、分かっていて試練に立ち向かったかだろう。」
「愛の力の前には、親切心など無意味ですか…。」
といったやりとりが聞こえた気がした。