<プルミエール、決死の突撃現地レポ!>

■同盟諸国漫遊記:少年と、巨大ヤドカリ


はじまりは・プルミエール 「ひとつ、ひたすら好機を狙い、
ふたつ、震える諸手を押さえ、
みっつ、見つけた相手の隙を、突いてみせよう―――」
ヒトの霊査士・リゼル 「激録! お菓子窃盗24時」
はじまりは・プルミエール 「違います! 私が華麗(?)に敵を倒す描写の叙事詩なのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「フッ、どうやらプルミーに詩の才能は無いようね。それは置いといて、今回プルミエールが向かってもらうのは、ここ!」



はじまりは・プルミエール 「わー、海の近くですね。……あっ、ここはもしかして昔パンポルナの護衛士団があった付近じゃないですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「ええ、この辺りにはワイルドファイアに移動する前のパンポルナ護衛士団があって、巨大なナマモノと戦ってたの。
でも、護衛士団はなくなっても巨大生物は健在なのよね」
はじまりは・プルミエール 「という事は、今度の敵は巨大生物さんですか……」
ヒトの霊査士・リゼル 「ご名答。
今回の依頼人は可愛い男の子よ。お父さんと磯辺に釣りに行った時に巨大ヤドカリが襲ってきてお父さんは……危険な巨大ヤドカリを退治してもらうのが目的なのよ」
はじまりは・プルミエール 「男の子、可哀想なのです……」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうよね。それじゃ、頑張って巨大ヤドカリ釣りに挑戦してね」
はじまりは・プルミエール 「ええっ、そ、そこから始めるんですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「釣らない場合は巨大ヤドカリが得意な水中で戦う事になるんじゃないかしら……まあ、依頼が成功するのならどっちでも良いけどね」
はじまりは・プルミエール 「うーん……難しいですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「ま、詳しい事は冒険者の酒場で他の冒険者の皆と一緒に話すわね」
※現在、募集は締め切られています。
はじまりは・プルミエール 「はい、それじゃ早速酒場に行きましょう!」

はじまりは・プルミエール 「ただいま帰りましたー!」
ヒトの霊査士・リゼル 「おかえりー。その様子じゃ成功したみたいね」
はじまりは・プルミエール 「はい、巨大ヤドカリを釣り上げて退治しちゃいましたよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「ふむふむ。ちゃんと壊れにくい竿や失敗した時に備えて網を引いてたりしてたのね。おみごと!」
はじまりは・プルミエール 「えへへへ、そんなに褒められると照れますよぅ」
ヒトの霊査士・リゼル 「ただし! ちゃんとどこに向かえばいいのか聞いとく事! 細かいとこだし、大勢に影響したりはしなかったけど、一刻も争う事態とかでは些細なミスが致命的な失敗にも成りかねないからね」
はじまりは・プルミエール 「センパイが言わなかったんじゃないですかぁ……」
ヒトの霊査士・リゼル 「貴方達を試したのよ」
はじまりは・プルミエール (「本当かなぁ…………」)