<アビリティ講座〜明日の依頼成功の為に〜>
■Lesson4:牙狩人のアビリティ
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「アビリティは、冒険者だけが使える強力な力です。アビリティを使いこなす事で、敵を倒し依頼を成功に導く事ができるでしょう。
逆に、アビリティを使いこなす事ができなければ、敵に倒されたり依頼に失敗したりするかもしれません。
このコーナーでは、使いこなすのが難しいアビリティを選んで毎月1つづつ説明を加えていきますが、今回はちょっと趣向を変えてみました。
第4回の今月は『牙狩人のアビリティ』を徹底特集します」 |
■特徴
牙狩人のアビリティは現在、貫き通す矢、ホーミングアロー、影縫いの矢、ナパームアロー、危急の一矢、声の矢文、ライトニングアロー、鮫牙の矢、ハートクエイクアローの9種です。
これらのアビリティには共通した2つの特徴があります。
●特徴1:アビリティの矢
1つはアビリティの矢を作り出す、という事です。何もない所から武器を作り出すというあたり、気で刃を作り出す忍びのアビリティ、飛燕刃に似ています。
発射器具がないと十分な威力を発揮することができませんが、そのかわり矢は必要ないのです。
この発射器具とは弓の他にチャクラムとブーメランが当てはまります。
弓を装備できない冒険者クラスでも、チャクラムやブーメランが装備できるのならば、弓と同様の射程距離で牙狩人のアビリティを使用できるのです。
ゲーム的には「アビリティの矢がチャクラムやブーメランに張り付き、対象に命中した所でアビリティの矢が消滅、その後武器に秘められた魔力により武器が手元に戻ってくる」といった手順を踏んでいます。
そのままでは不恰好な為、リプレイの雰囲気に合わない場合などには、ただチャクラムが着弾点で爆発するといった、省いたりぼかした描写になっている場合もあるのです。
●特徴2:弓30m
もう1つは射程が『弓30m』という事です。作り出した魔法の矢を弓やチャクラムで発射する事によって30mまで矢を飛ばす事ができるのです。
ちなみに、『矢を作り出して射出する』までが牙狩人のアビリティの効果ですので、1ターンでアビリティを使用する事ができます。
(矢を作るのに1ターン、その矢を放つまで1ターンで合計2ターンかかるという事はありません)
■注意点
●弓を装備していない時の射程距離
弓やチャクラム、ブーメランを装備せずに牙狩人のアビリティを使用した場合、射程距離は近接(3m)になります。
「手投げで対象へ魔法の矢を投げつけている」、または「魔法の矢をそのまま手で突き刺している」という扱いになるので、狙った場所に確実に矢を命中させる事の出来る距離は3mほど……つまり射程は近接までと処理されるのです。
以下に具体的な例を挙げて説明してみましょう。
【プルミエールと貫き通す矢】
プルミエールは依頼の真っ最中。今回は硬そうな外見のモンスターと戦っています。
装甲を無視してダメージを与えようと、貫き通す矢を作り出すプルミエール。
しかし、ポールアームを装備しているプルミエールに、魔法の矢を飛ばす手段は手投げ(3m)しかありません。
そこでプルミエールは魔法の矢を手に持ったまま、モンスターの腹部へ貫き通す矢を突き刺すのでした。
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●番外編〜弓を装備して射程10mのアビリティを使った場合〜
エンブレムシュートやブラックフレイムなど、牙狩人のアビリティ以外にも遠距離(10m)まで攻撃できるアビリティは存在します。
これらのアビリティは魔法の矢を作り出すアビリティではないので、弓を装備してアビリティを使用したとしても、射程は10mのまま変わりません。
射程が30mになる訳ではないので、注意しましょう。
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