＜第８回　他の冒険者と交流しよう！＞ 　冒険をしていると、様々な人と出会います。 　ここでは一緒に冒険する仲間と、どのように交流を深めていけばいいのかを勉強しました。 　どのような所に気をつけたらいいのか『他の冒険者と交流しよう！』で復習してみましょう。 【課題】他の冒険者と交流しよう！　リボンの紋章術士・エルル(a90019) 場所：勉強室　　　2005年04月11日 19時　　　発言数：1 　週末の課題では、たくさんの人が、旅団に入って他の冒険者さんとの交流を楽しんだみたいですね。 　私も、色々な人と交流するのは、とっても楽しい事だと思います。でも……交流する時には、いくつか気を付けなくちゃいけない事があると思うの。 　あなたのキャラクターが出会って、交流している相手は、みんなあなたと同じように、無限のファンタジアを楽しみたいと思っている人達ですもの。お互いに、気持ちよく交流していきたいですよね♪ 　でも、時には交流の事で困ってしまったり、悩んでしまう時もあると思うの。もしかしたら、他の人と、トラブルが起きてしまう事もあるかもしれないわ。 　例えば…… ＝＝＝＝＝ ●その１ 「新しい団員さんが来たよ。○○くんです！」 「○○くん、よろしくね〜」 「仲良くしてね〜」 「歓迎パーティを開こうよ！」 「いいねいいね〜♪　すぐに準備しよう〜」 　旅団の人達は、入団したあなたを歓迎し、とても盛り上がっています。 　でも、あなたのキャラクターは、無口でとても無愛想という設定。 　プレイヤーとしては一緒に盛り上がりたいけど、キャラクターとしては難しそうで、なんだか場の雰囲気を盛り下げてしまいそう……こんな時は、どうしたら良いのでしょう？ ＝＝＝＝＝ ●その２ 「今日は○○さんの誕生日だよ！　おめでとう〜☆」 「○○さん、おめでとう！　これ、私からのプレゼント！」 「もう立派な大人だな。一杯飲むか？」 　旅団では、○○さんの誕生日を祝うスレッドが盛り上がっています。 　でも、あなたはのキャラクターは、クールな一匹狼タイプ。 　プレイヤーとしてはお祝いの言葉をかけたいけど、でも、こういった場面で、相手にお祝いの言葉を言うようなキャラクターではありません。 　こんな時は、どうしたら良いのでしょう？ ＝＝＝＝＝ ●その３ 「うーん、真っ二つに分かれちゃったね。どちらにしようか？」 　相談の最中に投票を行なったところ、意見がちょうど半分に分かれてしまいました。 「１だよ１。絶対に１の方がいいに決まってるって。どうして２なんか選ぶんだよ、２を選ぶやつの気がしれねぇな〜」 　結果を聞いたＡくんは、１の方がいいと主張しています。 　Ａくんは口が悪く、思った事を何でも口にするというキャラクターだからか、不満の言葉を繰り返します。 「……そういう言い方は良くないと思うよ？」 　そんな彼の様子を不快に思ったＢくんが、真剣な様子で注意します。 「なんだよ、別にいいだろ。俺はそう思ったんだから。文句あんのかよ」 　……と、発言しようとしましたが、プレイヤーはそれを止めました。Ａくんのキャラクターとしては「らしい」発言ですが、それではＢくんと喧嘩になりそうだと思ったからです。 　Ａくんがこういうキャラクターならば仕方ない……のでしょうか。 　こんな時、他に何か出来る事は無いでしょうか？ ＝＝＝＝＝ 　……上の例のような状況は、たびたび起こってしまうものなの。 　キャラクターの設定によっては、困る事なんて全然ない状況かもしれないけど……シチュエーションとキャラクターの設定によっては、どうしたらいいのか、悩んでしまうわよね。 　でも、だからって「こういったキャラクターだから仕方ない」なんて諦めてしまわないで、他の方法が無いか、もう一度考えてみましょう。 　こういった状況の時には、他の人と上手にお付き合いするためのコツが、いくつかあるの。 　そのいくつかの事に気をつけながら行動すれば、きっと上手くいくはずよ♪ 　……では皆さん、一体どんな事に気をつけてみればいいのか、解りますか？ 　それでは、今日の課題です♪ 　皆さんは、このように交流の最中に困ったり、悩んでしまう状況の時、一体どんな事に気をつけて行動したらいいと思いますか？ 　皆さんの答えを、私宛てのお手紙で送って下さい。 　解答の締切は、明日１２日の朝８時半まで。 　お手紙は、それまでに送って下さいね。 　たくさんの解答のお手紙が届くのを、待ってます♪ 【講座】他の冒険者と交流しよう！　リボンの紋章術士・エルル(a90019) 場所：勉強室　　　2005年04月12日 19時　　　発言数：1 　こんにちは、エルルです。 　今日は、課題に答えてくれた１６人からお手紙が届きました。 　……今回の課題に答えてくれた人の中には、「今回の課題は難しかった」って人が何人もいました。皆さん、それでも頑張って答えてくれたんですね。頑張ってお勉強してくれる人が多くて、なんだか嬉しいわ。 　今日は、皆さんの解答を元に、他の冒険者さんと交流する時には、どんな事が大切になるのかを、お話していきますね。 　今日の内容は、とってもとっても大切な事ですから、皆さん、最後までちゃーんとしっかり聞いて下さいね♪ （１）交流のコツって？ 　他の冒険者さんとの交流は、キャラクターを通じて、無限のファンタジアに参加している他のプレイヤーさんと仲良くなる事が出来る、とっても素敵なものです。 　せっかくの交流なんですから、お互いに楽しく過ごしたいわよね。 　でも、時にはちょっとしたすれ違いによって、他の人に不愉快な思いをさせてしまったり、他の人とケンカになってしまう……なんて、トラブルが起きてしまう事もあるかもしれません。 　こういったトラブルは、出来るだけ避けたいですよね。 　じゃあ、そのためにはどうしたら良いのかというと……自分の行動で、相手の冒険者さんがどんな気持ちになるかを考えながら、行動するようにしたら良いと思うの。 　あなたの発言や行動は、相手を不愉快にさせてしまったり、傷付けてしまいそうなものになっていませんか？ 　もしそれが、あなたのキャラクターにとっては自然な内容だったとしても、相手の人にとっては、ちょっと傷付いてしまう内容かもしれないわ。 　キャラクターの個性を生かした発言だからといって、他の人を傷付けたり、不愉快にさせてしまうような内容は、避けるべきですよね。 　そういった内容がないか、よく確認してから発言する事によって、相手の人に不愉快な思いをさせてしまう可能性が、ぐーんと減るんですよ♪ 　いつも相手の冒険者さんがどんな気持ちになるか考えて、思いやりの気持ちを持ちながら行動するようにすれば、どんな状況でも、トラブルになってしまう可能性は、大きく下がります。 　交流は、自分一人だけでは出来ません。相手がいなくては成り立たないわ。 　だから、自分のキャラクターの事だけを考えるんじゃなくて、相手への思いやりの気持ちを持ちながら行動していく事が、お互いに気持ちよく交流するためのコツなんですよ♪ （２）こんな行動に注意しよう 　他の人に不愉快な思いをさせてしまう行動の例は…… 「他の人を悪く言う」 「他の人を自分より見下す（自分が他の人よりも優れているという）言動」 「自己中心的・自分勝手な行動ばかりする」 「他の人に何かを無理強いすること」 　……などかしら。 　こういった行動は、どれも自分がされたら嫌な事ですよね。だから、「自分がされて嫌な事は、他の人にもしない」と注意していけば良いと思うわ。 　それから「Ａ、これまでの恨みだー！（Ａを殴り、全身ボコボコにして、立ち上がれないほどの怪我を負わせる）」……という感じの行動も、嫌がる人が多いわ。 　どうしてなのかは解るかしら？ 　上の行動は、Ａさん本人の承諾なく、Ａさんを殴って、起き上がれないくらいの怪我を負わせていますよね。この行動で、Ａさんは自分自身の知らない所で、殴られて起き上がれないくらいの重い怪我を負ってしまいました。 　こんな風に、相手の行動を勝手に決めてしまう事は、「確定ロール」と呼ばれています。 　こんな状況になっていると知ったら、Ａさんは、一体どんな気持ちになるでしょう。……きっと、とてもとても嫌な気分になりますよね。 　この場合は、「Ａ、これまでの恨みだー！（Ａを殴ろうとする）」なんて感じにするといいと思うわ。Ａさんが本当に殴られるか、それともパンチを避けるか、殴られたあと殴り返そうとするか……どうするかは、Ａさん本人が決めるべきですものね。 （３）うまく行動できない時は？ 　相手への思いやりの気持ちを持ちながら行動していけば、トラブルを避けながら行動していけると思うわ。 　でも、もしかしたら皆さんの中には「キャラクターとして発言すると、相手を嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない。でも、相手を気遣いながらだと、今度はキャラクターらしい発言が出来なくなってしまう！」なんて人もいるかもしれないわね。 　交流する相手への思いやりはとっても大切な事だけど、キャラクターの個性を表現しながら行動する事も、交流の楽しさの一つ。キャラクターらしい発言が出来ないのは、何だか寂しいわよね。 　もしかしたら、この設定では発言がしにくいから……って発言を控えて、他の人との交流を諦めてしまう人もいるかもしれません。 　こんな時は、少し考え方を変えてみましょう♪ 　発言しにくいと思うなら、発言しやすくなるように、あなたの設定を変えてしまえばいいのよ。 　昨日の課題の一つ目のシーンのキャラは「無口で無愛想」という設定でしたけど、これを「無口で無愛想だが律儀な性格」なんて変えてしまえば、入団の挨拶をしたり、皆さんの歓迎に「ありがとう」とお礼を言う事が、不自然じゃなくなりますよね？ 　あなたのキャラクターも、交流しやすいように設定を付け加えてみたり、逆に交流する時に「こういう設定は難しいなぁ」と思った設定を削ったりして、交流しやすい設定に変えてみてはどうかしら？ 　無限のファンタジアは、交流する事が全てのゲームではないけど、でも、他の冒険者さんと交流しながらの方が、より無限のファンタジアを楽しむ事が出来るものね♪ （４）じゃあ、こんな時は？ 　それじゃあ、昨日の課題で挙げたシーンのような場合は、どんな風に行動するのが良いのかしら？ ＝＝＝＝＝ ●その１ 「新しい団員さんが来たよ。○○くんです！」 「○○くん、よろしくね〜」 「仲良くしてね〜」 「歓迎パーティを開こうよ！」 「いいねいいね〜♪　すぐに準備しよう〜」 　旅団の人達は、入団したあなたを歓迎し、とても盛り上がっています。 　でも、あなたのキャラクターは、無口でとても無愛想という設定。 　プレイヤーとしては一緒に盛り上がりたいけど、キャラクターとしては難しそうで、なんだか場の雰囲気を盛り下げてしまいそう……こんな時は、どうしたら良いのでしょう？ ＝＝＝＝＝ 　無口で無愛想なキャラクターでも、入団の挨拶はちゃんとするべきね♪ 　挨拶は人間関係の基本だもの♪ 「○○だ、よろしく……」のような短いものでも良いから、挨拶はきちんとしましょう。 　歓迎パーティに対しては「……（たまにはこういうのもいいか、と思いながらグラスを手にする）」なんて感じで、キャラクター自身は無言でも、（）を利用して、考えている事や、行動を表してみるのが良いんじゃないかしら。 　こんな風に発言すると、他の人達にも、あなたがどんなキャラクターなのか伝わりやすいと思いますよ。 　他には、私が上で例として話したように、設定を少し変えてみるのも一つの方法ね。 　私は「無口で無愛想だが律儀な性格」なんて変えてみたけど、この場合は、あなた自身が発言したり行動しやすいような設定にするのが良いですね♪ 　ちなみに、「無口で無愛想だが律儀な性格」に設定を変えた場合は……。 「俺は○○だ。今日から世話になる……皆、よろしく」 「わざわざ、パーティまで……ありがとう」 　なんて感じの発言になるかしら。 ＝＝＝＝＝ ●その２ 「今日は○○さんの誕生日だよ！　おめでとう〜☆」 「○○さん、おめでとう！　これ、私からのプレゼント！」 「もう立派な大人だな。一杯飲むか？」 　旅団では、○○さんの誕生日を祝うスレッドが盛り上がっています。 　でも、あなたはのキャラクターは、クールな一匹狼タイプ。 　プレイヤーとしてはお祝いの言葉をかけたいけど、でも、こういった場面で、相手にお祝いの言葉を言うようなキャラクターではありません。 　こんな時は、どうしたら良いのでしょう？ ＝＝＝＝＝ 　この場合は、そうね…… 「（パーティの様子を見て）……こういうのは、俺の柄じゃないな……（と、静かに立ち去る）」 　なんて感じかしら。 　お祝いの言葉は言っていないけど、誕生日を祝うスレッドで発言するのは、お祝いする気持ちがあるからよね。きっと、そんなあなたの気持ちは伝わるんじゃないかしら。 　その１と同じように、キャラクターの設定を変えてしまうのも勿論アリね♪ 「クールな一匹狼タイプ。だが、受けた恩は決して忘れない人間で、いつも親切にしてくれる旅団の面々には感謝している」なんて感じにするのはどうかしら。 　いつもの礼だ……なんて感じで、感謝している相手の誕生日を祝うのは、そんなに不自然な事じゃないわよね。 「クールな性格だけど、仲間は大切にしている」 　のように、今までの設定にも手を加えてみるのも良いわね♪ 　これまでとは違う印象のキャラクターになってしまうかもしれないけど、こうする事で、キャラクターとしての発言や行動が、ぐんとやりやすくなると思いますよ♪ ＝＝＝＝＝ ●その３ 「うーん、真っ二つに分かれちゃったね。どちらにしようか？」 　相談の最中に投票を行なったところ、意見がちょうど半分に分かれてしまいました。 「１だよ１。絶対に１の方がいいに決まってるって。どうして２なんか選ぶんだよ、２を選ぶやつの気がしれねぇな〜」 　結果を聞いたＡくんは、１の方がいいと主張しています。 　Ａくんは口が悪く、思った事を何でも口にするというキャラクターだからか、不満の言葉を繰り返します。 「……そういう言い方は良くないと思うよ？」 　そんな彼の様子を不快に思ったＢくんが、真剣な様子で注意します。 「なんだよ、別にいいだろ。俺はそう思ったんだから。文句あんのかよ」 　……と、発言しようとしましたが、プレイヤーはそれを止めました。Ａくんのキャラクターとしては「らしい」発言ですが、それではＢくんと喧嘩になりそうだと思ったからです。 　Ａくんがこういうキャラクターならば仕方ない……のでしょうか。 　こんな時、他に何か出来る事は無いでしょうか？ ＝＝＝＝＝ 　この場合は、ケンカにならないように気をつけながら、Ａくんらしいセリフを考えてみるのが良いわね。 　自分に非があって、ケンカを避けたいと思っているのですから……Ｂくんに謝ってしまいましょう♪ 「んだよ……ちえっ。確かに、俺もちょっと口が過ぎたな、悪かったぜ」 　なんて感じかしら。 　Ａくんは「思った事を何でも口にする」という設定ですから、Ｂくんに注意されてハッとし、すぐに謝る……というのは、そんなに不自然じゃないですものね♪ ※ワンポイント♪ 　実際に顔を合わせて話をしていても、互いに誤解してしまう事はよくある事ですよね。旅団などでの交流は、実際に顔を合わせていない分、より誤解が起こりやすくて……そんな、ちょっとしたすれ違いによって、他の冒険者さんとケンカになってしまう時もあります。 　こんな時は、深呼吸深呼吸。落ち着いて冷静になりましょう。 　お互いに冷静になって、ゆっくりと話し合って誤解をとけば、必ず仲直りできるはずよ。 　でも……言葉を繰り返しても誤解がとけなくて、話し合いがヒートアップしてしまう、なんて事もあるかもしれません。 　そんな時は、相手との会話を止めてしまうというのも、解決方法なんですよ。 　誰だって、いつまでもケンカを続けたくないですよね？　一度話を切り上げて、クールダウンするための冷却期間を置くんです。 　会話からしばらく離れてみる事で、お互いに見えてくるものもあるはずです。 　もし、途中で相手の返事が無くなったとしたら、相手はそんな風に考えて、返事を止めたのかもしれませんね。 　そんな時は「どうして返事をしないんだ！」とか「○日までに返事をしろ！」なんて言わないで、あなたも少し、この話からは離れてみるといいと思いますよ♪ 　……皆さん、今日のお勉強はどうでしたか？ 　この他にも、行動に悩んでしまう状況は、たくさんあると思うわ。 　でも、どんな状況でも、ここまでに勉強した事を元に行動していけば、きっと他の人との交流を、楽しんでいけるはずよ♪ 　皆さん、他の冒険者さんとの交流を、楽しんで下さいね♪ ●次の講座へ ⇒⇒⇒第９回　冒険者の酒場に行ってみよう！