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改めて御挨拶させて頂きます、荊棘の霊査士・ロザリーです。
私たちは戦闘をするために向かうのではありません。 目的は「調査」です。
最長「2ヶ月」での帰還を目標とします。 2ヶ月が経過しても私たちが同盟に戻らなかった場合、 同盟は「調査隊は全滅した」と把握することになります。 でも、安心してくださいね。全滅することも任務のひとつです。 それだけの脅威が潜んでいたのだと同盟に認知されただけ、私たちの活動は有意義なものだったと言えるでしょう。
ただ、本来の護衛士団設立理由は「調査」にあります。 出来得る限りにおいて、私たちは任務を成功させなければなりません。 2ヶ月以内に結果を出し、必ず、情報を持ち帰りましょう。 例え1人でも生きて帰ることが出来たなら、私たちの任務は成功です。 逆に言えば、その1人を帰すため、他の全員が死ぬことになるかもしれません。
状況が危険であればあるほど、 誰かひとりの独断先行で全員の死ぬ可能性が高まります。 今回の任務はとても重要で、とても危険なものだと認識してください。 また、戦闘は主目的でこそありませんが、 何が生じるか判らない以上、護衛士には一定の経験を要求させて頂きます。 そうね、大体だけれど、60レベルくらいが最低基準かしら? もちろん、依頼経験も考慮に入れさせてもらうつもりよ。
それと……、ひとつだけ、お願いさせてね? どうか、私のことを信頼して下さい。 私はこの任務が成功するよう、全力を尽くすつもりです。 私の命は、護衛士に預けます。 だから、皆の命を私に預けて欲しいの。
……団長からの挨拶は以上です。 覚悟が出来た方に、護衛士として名を連ねて欲しく思います。 |