<【総合案内】2006年10月期>

 この月から、いよいよ闘技大会の準備が始まりました。
 アイザック王もじっとしていられなかったようで、自分から準備に赴いたようです。
 その他、業務も滞りなく行われました。

【総合案内】10月期 薄明の霊査士・ベベウ(a90103)

場所:聖域前広場   2006年10月09日 17時   発言数:1
●概況
 
 今月に入ってからというもの、黒水王の動きが慌ただしい。護衛士依頼への出発を控えていることもあるのだろうが、どうやら九日が鍵となっているらしい。十日ともなれば、彼はすでに『金杯の練場』なる遺構へ護衛士たちを引き連れ――あるいは、引率されて?――旅だった後であろう。
 出発前の腹ごなしならぬ、腕ごなしに付き合わされたのは、暗き業宿りし者・キオウである。なお、黒水王の様子にただならぬものを感じた霽月の蝶・ユズリアは「失礼でなければ……」と尋ねたようだ。王いわくところ、贈り物は形の無いものこそ最上である、とのことであった。
  
 闘技大会の開催に向け、護衛士たちによる話し合いが続けられ、通常任務における働きかけも行われている模様。
 永遠を律する為の道標・クレアは砦工房へと赴き、闘技大会開催についての職人たちの意向を確かめた。おおむね歓迎の様子であるという。ただ、仕事が増えることについては大変だ、とも伝えられている。そこで、自己紹介もそこそこに手伝いを申し出たのは神速の青龍・レイヴン、暁の継承者・アクラシエルも加わって、職人たちの一日を体験した。
 耕具を北方拠点へと送り終え、一段落といった職人たちをねぎらいつつも、儚き花・セラフィンは今後の生産についての打ち合わせを行った。砦工房でも、闘技大会に使用される武具などの生産が予定されている
 
 天地を裂く黒炎の重戦車・ナムールと世界を駆巡る暴風・ノーラが中心となり、砦工房に在駐する一般人の工兵らの訓練が進められた。闘技大会への出場を考えている者もあるようで、「気張ってガンガン」であるとか「ビシバシ」といった勢いのある言葉で表現されるほどの、熱い特訓が行われたようだ。
 
 北方拠点に隣接する避難民たちの集落では、重点任務で訪れた冒険者たちのふた月にまたがる貢献により、豊かな実りの時が近づいていることもあって、収穫祭なるものの計画が進められている。内輪だけのささやかなものらしいが、深林の思索者・カスミが準備を手伝っているようだ。他の護衛士の参加も、きっと歓迎されることだろう。
 
 闇撫の人形使い・デアカルテは王都の周辺で情報を収集した。地道に噂話を聞き込んだのだが、怪しい動きは特に掴めなかったようである。棘石竜子・ガラッドもまた、闘技大会に合わせての反体制派による凶行を警戒しているようだ。
 油断は禁物、と恐竜殿下・クロコは街道の巡察を行った。王都から北へ、あるいは、南へと延びる街道の治安は安定している。
 反体制派たちは、お得意の地下への潜伏を続けているのだろうか。それとも、何喰わぬ顔で隣人となり、暮らしているのだろうか。
 黒への案内人・アムリタは南方へと向かい、『旧派閥よりの有力者』ならびに『商人のつながり』の再統合を試みている。後者においては、ホアキン商会のバリッチがその人脈を活かしての助言を与えてくれた。実態の掴めぬ新興の商家が繁栄を極めているというのである。
 
 極楽蜻蛉式武装少女・アムルによれば、闘技大会の開催に絡んだ書類の数が『史上最大級の勢力』で、ベベウの執務室や隣接する書庫の棚という棚を襲っているという。縁・イツキが他の書類の整理にあたっているようだが、嵩高く積もれてゆく羊皮紙の束や筒の速度には、とてもではないが追いつけていない。
 手伝いが必要であろう。
 
 なお、ベベウより、今月も【青】ならびに【赤】の護衛士による通常任務を、前半と後半の二部構成ではなく、これより月末までの一期としてほしい旨の連絡がなされている。
 
 
 
●王都の様子
              (先月比)
 【農 業】701/???  +10
 【商 業】545/???  +17
 【貢献度】814/999  +275
 【治 安】100/100  +18
 
   ――砦工房――
 【兵訓練】100/100  +6
 【製 造】524/???  +10
 
 数値は、国の象徴たる王都のものです。領内の状況を王都の様子から概観することができるというわけです。ですが、数字に置き換えられぬ部分も多々あり、すべてを把握できるものではけっしてありません。
 この数値化は、キシュディムを担当するMSである水原が、独自に管理しているものです。通常任務などの効果が反映されますので、護衛士としての活動の目安としてください。
 毎月、一度の更新となります。
 
 
●護衛士の任務
 
――通常任務【青】――――――
 ・訓練所で兵士たちを鍛える
 ・治安の維持
 ・国境哨戒
 ・アイザックの護衛
 ・リザードマンGGとの修好
 
――通常任務【赤】――――――
 ・砦工房の運営
 ・農業の発展
 ・商業の発展
 ・公共事業への協力
 ・リザードマンGGとの修好
 
――【重点業務】―――――――
 ・その時点での最も重要な課題
 ・食糧問題
 
 キシュディムでは、所属する護衛士たちが【青】と【赤】の班に別れています。それぞれが、担当する領域は上記の通り。ですが、他班の活動に参加することに規制はなく、むしろ、自由な行き来を奨励しています。
 
 
●施設の紹介
 
 【グリモアガード(GG)本部内の施設】
  ・聖域前広場  :丘の上。宿舎とノソリン小屋がある。 
  ・護衛士詰め所 :塔の二階と三階。
           武器庫、書庫、くつろぐための居間がある。
  ・グリモアの間 :丘の内部に広がる、湿原のような地下空間。
  ・ベベウの執務室:霊査士が控える。隣はその寝室。
 
 【リザードマン王国首都】
  ・首都市街地 :武骨な建築物が立ち並ぶ、国家の中枢。
  ・訓練場   :市街地と郊外の境にある施設。
 
 【砦工房と新村】
  ・砦工房   :王都の南東、主要街道に面する施設。
          200名のリザードマン兵士が常駐する。
          24基の炉が設けられ、精鉄の技能を学ぶことができる。
          クワやスキ、刀剣や盾、装身具など生産可能。
          10匹のノソリンが配備されている。
  ・農地    :新しい農業を国内へ頒布させるためのモデルである。
  ・街道    :王都から砦工房へと伸び、さらに北へと進む主要な道。
          ごくごく限られた区域のみ石の舗装が成されているが、
          多くは人の足で踏み固められただけの隘路である。
          花咲く季節となれば、金木犀などが縁を彩る。
          陽光の砦リドマーシュへと伸びる、
          西方への道が開通した。
 
 【北方拠点】
  ・本部    :7本の柱からなる堅固な建物。
          たくさんのベッドが連なる寝所を持つ。
          大きな丸いテーブルは、会議や親睦の場。
          小さな隠し部屋が地下にあるが、用途は不明。
          チリひとつなくきれい。
          窓辺には風鈴が下げられている。
  ・物見櫓   :高さ5メートルほどの石の塔。
          狼煙を装備。
  ・石垣    :堅牢な護り。上部には通路が設けられている。
  ・側溝    :石垣に沿って掘られている。
          今のところ穴だけだが、ほぼ垂直で登りにくい。
  ・医療施設  :清潔な病床を持ち、調理施設も備えている。
          屋内に井戸を持つ。
  ・避難地   :泥濘んだ土地のため、たまに水が漏れだす。
          避難民のテントが並ぶ。
          農地や、鍛冶のための炉が築かれている。
 【西方街道】
  ・天幕本部  :数十のテントからなる。
          リザードマン護衛士と工兵が滞在中。
 
 以上、これらの場所で、護衛士の皆さんは活動を行えます。
 国土は広大ですから、他にも農地や河川、湖、都市や村々といったものが多数あります。地形の特徴は、沼地が多いものの平坦な場所が多いようです。
 
 
●NPC人物紹介
 ・アイザック :愚直な戦士として未だに多くの信望を集める王。
         最近は領内の探訪にご執心。
 ・ルタ    :影の宰相と目される有能な文官。
         現在は王都を離れ、マルツの元に身を寄せる。
         彼との間に生まれた子は男児であった。
         現在、体調を崩している。
 ・マルツ   :南部の若き領主。
         ルタとは深い絆で結ばれている。
 ・バルマン卿 :その館は焼け落ち、行方知れずに……。
         旧体制派の首領と断定された。
 ・カルロ   :バルマンの子息。危険な旧体制の信奉者。
         現在、その身分はマルツに預けられている。
 ・ザマー   :リザードマン護衛士団で団長を務める重騎士。
         ルタとは友人であるらしい。名はモニカ。
 ・ミラスラス :ザマーの元で副団長を務める、切れ者。
         丸顔で童顔だが、人の間に立つことが上手い医術士。
 ・バリッチ  :亡き友の名を冠する、ホアキン商会の若き当主。
         チキンレッグ領との交易路を切り開いた有能な人物。
 
 
●リザードマングリモアガード
 複数の護衛士団が、国内に点在している。所属するのは、いずれもリザードマンの冒険者のみ。
 体制の転換期に、自ら引退した冒険者も少なくなく、規模は50名程度の護衛士によって構成される程度となっている。
 反体制派に与し、離脱する者が続発した結果、さらにその勢力は弱められてしまった。
 
 
●MSより
・護衛士シナリオは、すべての皆さんが目を通しているとの前提で、今後、展開を広げていきます。名前付きのNPCの性質や、彼らとの関係が、ゆくゆくは王国の政情にも絡んでくる……やもしれません。
・ついでに、評価もしてやっていただけると、根が単純な水原がものの見事に喜びますので見物です。
・いちばん上のスレッドには、重要な内容を記載するようにします。
・基本的に、雑談や護衛士シナリオに関する相談のスレッドは、自由に立てていただいてかまいません。
・各スレッドは、50を越えたあたりを目安に、適宜、有志が立て直すようにしてください。
 
 
(総合案内に、追加したい事柄がある場合のみ、このスレッドへの書き込みを許可します。皆で、使いやすく、わかりやすい案内にしていきましょう)

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