<グリモア>
■グリモアとは?
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グリモアは神々の力の結晶であり、無限のファンタジアの世界で最も大きな力を秘めた存在です。
グリモアは『純粋な力』が『結晶化』した姿を持ち、それを支配する種族に大きな力を与えているのです。
この世界には数多くのグリモアが存在し、最初のゲームの舞台となるランドアース大陸だけでも、百以上のグリモアが存在すると伝えられています。
神々の力であるグリモアは破壊する事はできず、また、移動させる事も出来ません。
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グリモアの存在する場所には人が住み街が生まれます。この世界の地勢は、グリモア抜きに語る事はできないでしょう。
しかし、このグリモアには大きな欠点があります。
それは『異種族間で同じグリモアの力を共有する事』ができない事です。
この為、この世界では常に『グリモアを巡る異種族間の争い』が起こっています。
この争いに勝利し、その地のグリモアを支配する事が出来た種族は『列強種族』と呼ばれ、グリモアを持たない『奉仕種族』を召し使っています。
列強種族の本拠地にあって、冒険者に護られたグリモアは『列強グリモア』と呼ばれ特に区別されています。
列強種族の冒険者によって征服され支配されたグリモアは『従属グリモア』と総称されています。従属グリモアにはグリモアを護る冒険者は存在せず、列強グリモアに力を与えるだけの存在となってしまいます。
そして、列強グリモアは、支配する従属グリモアの力を吸収し、だんだんと成長していきます。
成長したグリモアは、更に大きな力を冒険者に与え、その冒険者が新たなグリモアを征服し支配する事で、グリモアは更に力を手に入れます。
これにより、強力な列強グリモアを擁する種族は、より強い力を手に入れ、この世界の覇権を狙う事ができるのです。
■グリモアの聖域と聖域の支配
グリモアを中心に、城の広さ程度の一定の範囲を『聖域』と呼びます。
この聖域を支配している種族が、そのグリモアの所有者となります。
聖域を支配する方法は、一つだけです。
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これが成立すれば、グリモアの所有権を得ることが出来るのです。
ランドアース大陸で行われる列強種族同士の戦いは、いわばグリモアの聖域を奪い合う戦いです。
グリモアを失えば種族の力が弱まるため、聖域を巡る戦いが平和的に終わる事は、まずありません。
特に本拠地にある列強グリモアを奪われる事になれば、グリモアを奪われた冒険者全てが、暴れまわるだけのモンスターとなり、国は滅びてしまうことになるのです。
その為、聖域での攻防では、聖域内の敵を全て排除されるまで行われる総力戦となるのが普通です。
■聖域の戦いと冒険者
先に述べたように、この世界では強大な力を持つ列強種族達の覇権争いが続いています。
が、この戦いは世の常の戦争とは大きく異なっています。
1つは、グリモアに認められ、その力を行使する『冒険者』達が戦いの中心となる事。
もう1つは、どんなに大規模な戦いが展開されようとも、最終的には限られた場所での『中小規模の戦い』となる事です。
列強種族の目的は『多くのグリモアを手に入れ、強大な力を得る』ことです。
そのために『グリモアの聖域』にいる者達を滅ぼし、新たにグリモアを手に入れようと戦いを仕掛けるのです。
グリモアの聖域というごく狭い地域の攻防では、グリモアの力を引き出し、一般の兵士の数倍の力を行使する冒険者達に勝る者はいないのです。
彼らに立ち向かうには、冒険者の力をもってするしかありません。
グリモアを守る冒険者と、奪おうと戦う冒険者……列強種族の戦いは、それぞれの種族を代表とする冒険者同士の戦いともいえるでしょう。
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■グリモアガードと護衛士
列強種族との戦いは、グリモアの聖域を守ることが非常に重要となります。
この為、各グリモアには聖域を守る、守備組織が置かれるのが普通です。
守備組織が弱ければ、そのグリモアは簡単に敵種族に奪われてしまうので、この守護の任には実力のある冒険者がつくのが慣例となっています。
この聖域を守護する冒険者達の組織が『グリモアガード』です。
グリモアガードに所属する冒険者は『護衛士』と呼ばれ、聖域及び聖域周辺の警備を行い、国の護りの要となっています。
■希望のグリモア
インフィニティマインドに搭載された希望のグリモアは、この世界のグリモアの中でも、唯一とされる特徴を持っています。
それは、異なる種族同士で、そのグリモアの力を共有できるという能力です。
ランドアース東方に居住していた3種族『ヒト・エルフ・ストライダー』が団結し、同盟諸国を成立させる事ができたのも、この地に存在した希望のグリモアの力によるものなのです。
希望のグリモアの力の全貌は、まだ判っていません。
全ての列強種族が、この希望のグリモアの同盟に参加する事ができるのか?
それは、まだ判りません。
1つだけ判っている事は、ランドアース大陸東方に伝わる伝説では『希望のグリモアは世界を救う要である』という事です。
希望のグリモアが、伝説の通りとなるのか。或いは、列強種族との戦いに敗れ支配されてしまうのか……。
それは、希望のグリモアの冒険者の活躍に掛かっているのでしょう。
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