<無限のファンタジアの世界>


 皆さんの冒険の舞台となる、この無限のファンタジアとは、一体どのような世界なのでしょうか?
 ここでは、冒険の舞台となる「ランドアース大陸」などについて、詳しく説明します。

 10/19「無限のファンタジア」の世界内の時間が現実よりも早く進んだ事によって、必要と思われる情報を追加しました。

■現在の世界について

 ドラゴン、モンスター、グドン、アンデッドなどの敵を全て掃討した結果、世界は平和になりました。
 大ランドアース街道や、ドリル戦艦を使った大陸間観光ルートの整備によって、各地の交流や交易なども活発に行われています。

●生まれてくる子供について
 両親の種族が同じ場合、その種族の子供が生まれます。
 両親の種族が異なる場合、両親の種族のどちらかで生まれます。どちらの種族で生まれてくるかは分かりません(自由に決めて構いません)。


ランドアース大陸ワイルドファイア大陸ホワイトガーデン地獄

■ランドアース大陸

 無限のファンタジアにおける最初の舞台は、様々な列強種族が覇権を争っていた『ランドアース大陸』です。
 ランドアース大陸の気候・文化は、どのようなものなのでしょうか?
 この世界に存在する大陸のひとつ『ランドアース大陸』について、ここで説明します。


↑ランドアース大陸の様々な種族


●ランドアース大陸の地勢
 ランドアース大陸の気候は、地域により多少の変化はありますが、おおむね温暖で四季の変化に富んでいます。
 この大陸には、約数千万もの人々が暮らしていると言われ、ヒト、エルフ、ストライダーをはじめ、ドリアッド、リザードマン、チキンレッグ、セイレーン、プーカなど、様々な種族が生活しています。

●商業の取引と国内の移動
 庶民の買い物は、物々交換で行われるのが普通です。
 ごく稀に、商人や王侯貴族、冒険者などが、貨幣で取引する事もあるようですが、それ以外ではあまり使用されていません。
 貨幣の種類は様々ありますが、材質によって価値が決まっており『金貨』『銀貨』『銅貨』があります。中でも、『金貨』が最も高価なものとして、取引されています。
イラスト:かんくろう
 同盟諸国内での人の移動は比較的自由で、各国を渡り歩く商人や旅芸人なども存在しています。

●食事
 大陸に住む人々の多くは雑食性です。主に小麦が主食とされていますが、東方の島国から伝わったという米も栽培されている他、肉や魚・果物や野菜も好んで食べます。
 食生活はおおむね豊かで、葉巻や酒なども存在します。
 また、沢山の種類の香辛料も揃っています。そのため、甘いものから辛いものまで、様々な料理を作ることが可能です。
 ですが……とてつもなく不味い物を作って、無理やり人に食べさせるようなことは控えましょう。

●服飾・嗜好品
 ランドアース大陸の住民の服装は多種多様です。
 ごてごてとアクセサリーをつけた派手な服や、動きやすさだけを追求したシンプルな服など、着る者の好みによって様々なアレンジを施されています。
 冒険者達は動きやすい服を着る者が多いですが、翔剣士と吟遊詩人などは、派手な服を好んで着ているようです。
 また、カードやダーツなどのゲームも広く楽しまれています。
 冒険のちょっとした息抜きにひとつ、試してみてはいかがでしょうか?
 意外な才能が発見出来るかもしれません。

服飾
↑ランドアース大陸の様々な服

●婚姻に関して
 婚姻は、男女共18歳以上になれば、自由に行う事ができます。
 同じ職業の家に生まれた者同士が婚姻する事が多いですが、これは、その方が結婚後の生活が安定するからで、違う職業の家に生まれた者同士の婚姻が禁止されている訳ではありません。
 商人の家から農家に嫁いだ場合などは、双方の家の仕事が大きく違うため、最初の頃はかなり苦労する事になるようです。
 また、異種族間婚姻は禁止されていませんが、生まれる子供が『よりグリモアの力が強い種族の子供』だけである為、弱い方の種族の親類などが反対する事も多いようです。ただし、同盟諸国では、そのような事はありません(生まれてくる子供の種族がどちらになるかは、ランダムで決まる為)。

●教育制度
 生まれた時に将来の職業が概ね決まっている為、ランドアース大陸では義務教育等は行われていません。職業に必要な知識は、親兄弟や先輩から習います。
 逆に、武術の道場、料理教室、読み書きを教える私塾、器楽教室などの習い事を教える場所は数多く存在します。
 中でも最も人気があるのは、冒険者に必要な知識や技術の基礎を教えるという物で、引退した冒険者等が指導を行っている事が多いです。

●同盟諸国の祭り
 豊作を祝ったりするときなどに行われる祭りも、同盟諸国では盛んに行われています。

 種撒きの時期に行われる『春女神の花祭り』
 夏至の夜に『リスアット・カーニバル』
 収穫祭でもある『ザウス大祭』
 冬至の『雪のフォーナ感謝祭』

 などが代表的な祭りとなっています。
 また、国の連携を深めるという理由で、各国から参加者を募った大きな祭りも多く開かれています。
 こういった大きな祭りでは、冒険者による特別な競技が行われる事が多く、その祭りの特色となっています。


ランドアース大陸ワイルドファイア大陸ホワイトガーデン地獄

■ワイルドファイア大陸

 ランドアース大陸の遥か南に位置する、常夏の大陸。
 それがワイルドファイア大陸です。
 常夏の大陸であるワイルドファイアは、変化に富んだ大自然に溢れています。
 熱帯雨林のジャングル、荒涼とした荒野、果てしない大砂漠……。この大陸には、自然の恵みと厳しさが同居しているのです。
 人々は、毎日を精一杯、そして楽しく過ごしながら暮らしています。

 ワイルドファイアの特徴といえば、やはり『怪獣』と呼ばれる、巨大な動物や植物達の存在でしょう。
 このワイルドファイアでは、体長10mを超える巨大な動植物達が、普通の動物達と同じように、群れをなして暮らしているのです。
 マンモーと呼ばれるマンモス型の怪獣の群れが荒野を駆け巡るさまは、このワイルドファイアでしか見る事が出来ない、大迫力の光景です。

 ワイルドファイアには、ヒトノソリンを筆頭に、エルフ、ストライダー、リザードマン、プーカなどの種族が暮らしていますが、グリモアを巡る激しい戦いが行われた事はほとんど無く、皆、穏やかに暮らしていたようです。

●ワイルドファイア大陸の人々の生活
 主に、狩猟や採集、漁などをしながら生活しています。
 狩猟の為に村や集落ごとに移動しながら生活している場合もあり、移動しやすいように、テントで暮らしている人々も多いようです。
 種族が異なる集落や、町同士での交流はあまりないようですが、グリモアを巡る争いには、あまり興味が無い為か、戦いとは無縁の状態が続いているようです。

●ワイルドファイア大陸の植物
 ワイルドファイア大陸に生えている植物は、どれも巨大化する傾向にあるようです。
 ランドアース大陸では、拳くらいの大きさのリンゴですが、ワイルドファイア大陸には、ヒトの頭ほどの大きさのリンゴがたくさん実っているのです。
 この巨大な植物は、他の大陸では育たず、このワイルドファイア大陸だけにしか生息できないと言われています。

 他にも特殊な植物があります。
 それが、ワイルドファイア大運動会でも使われた『ウレタン』です。
 ウレタンとは、ワイルドファイア大陸に棲息する樹木の一種ですが、非常に軽くて柔らかく、水を含みにくい性質を持っています。
 『ウレタン』という名前から想像できるような特徴だと、考えるといいかもしれません。
 ワイルドファイア大陸の住民は、このウレタンで作った船を生活に役立てています。

●ワイルドファイア大陸の生物
 ワイルドファイア大陸に住む生物も、植物と同様に巨大化する傾向にあります。
 これらの巨大化した生物は『怪獣』と呼ばれています。怪獣は、ワイルドファイアの人々にとっては脅威ですが、同時に「狩りに成功できれば、みんなで大宴会を開くようなご馳走」でもあります。
 ワイルドファイアの人々は、集落の仲間と協力して、この怪獣を狩って食べて暮らしているのです。
 もちろん、ワイルドファイアにも普通の動物や植物は存在していますが、やはり人々のご馳走といえば、この怪獣なのです。


ランドアース大陸ワイルドファイア大陸ホワイトガーデン地獄

■浮遊大陸ホワイトガーデン

 ランドアース大陸にある巨大な山、さいはて山脈。
 その、てっぺんの空に浮かんでいる大陸こそが、「浮遊大陸ホワイトガーデン」です。

 ホワイトガーデンは、人々が楽しく、豊かに暮らせるような「不思議な自然現象」が起こる大陸です。
 たとえば、気温は常に過ごしやすい温度に保たれていますし、雨が降っても嵐になる事はありません。冬に降る雪も、楽しく雪遊びが出来る以上に降り積もる事はありません。
 もちろん、水不足や食糧不足に困るような事は、絶対にありません。

 神様が、かつて最後の楽園として創った理想郷。それが、このホワイトガーデンなのかもしれません。

 ホワイトーガーデンには、この他にもいくつか、特徴的な自然や現象などが存在しています。

●歩ける雲
 ホワイトガーデンに満ちている雲は、その上に人が乗って歩く事ができます。
 地面と地面をつなぐ橋のような雲もありますし、雲の上に畑や家を建てる事もあります。

●巨大な豆の木
 歩ける雲の他に、ホワイトガーデンの浮島同士を結ぶものとして、巨大な豆の木が存在します。
 あまりの大きさに、それ自体が大陸かと見間違う巨大な豆の木は、まさにホワイトガーデンの不思議の最たるものでしょう。

●まんまるの虹
 ホワイトガーデンの空には、大きな円形の虹が掛かっています。
 いつまでも消える事の無いこの虹は、ホワイトガーデンのどこからでも見る事が出来る、とても不思議な虹です。
 この虹は、ホワイトガーデンを支えている、神様の力のあらわれであるとも伝えられています。

●光の海
 ホワイトガーデンの下に広がっている、不思議な層です。
 この層が、ランドアースから空を見上げる人々の目から、ホワイトガーデンの姿を隠していました。
 この光の海に落下してしまうと、エンジェル以外の種族は死亡しますが、エンジェルは意識を失うだけで、数日から数十年で、風に運ばれて戻って来ます。

●動植物とフワリン
 動植物に関しては、地上と大きく変わりはありません。
 大きく違うのは、「この大陸にノソリンはいない」という事です。
 代わりに、「フワリン(ふわりん)」という、ノソリンに似たのんびりと浮遊する生物がいて、エンジェル達の友として暮らしています。

●ピルグリムとギア
 平和だったホワイトガーデンに、突如として現れた恐ろしい敵。それがピルグリムです。
 ピルグリムは頭部から生えた「産卵管」を生物に突き刺し、卵を産み付ける事によって繁殖します。
 かつて、同盟諸国の冒険者の活躍によって、ピルグリムの中枢である「ピルグリムマザー」は撃破されましたが、残存するピルグリムは、エンジェル達の脅威となっています。

 また、それ以外にも「ギア」と呼ばれる古代機械が存在しています。
 ギアはピルグリムに敵対的な立場を取り、ピルグリムとの戦いを繰り広げています。
 ですが、ギアの中には「エンジェルを取り込み、力の源にしている」ものがあり、ギアもまた、エンジェルにとっては脅威と呼べる存在です。

 これらの脅威から、ホワイトガーデンのエンジェル達を守る事。
 それもまた、冒険者の仕事なのです。


ランドアース大陸ワイルドファイア大陸ホワイトガーデン地獄

■地獄

 ランドアース大陸の中央部には「死の国」と呼ばれる地域があります。
 そこにあるドラゴンズゲート「死者の祭壇」を通り抜けた、その先にある大陸こそが「地獄」です。
 地獄の最大の特徴といえば、やはり、死者がすぐにアンデッドとなって甦るという事でしょう。
 人間だけでなく、ペットの動物や植物、更には骨付き肉や魚の切り身までもが、アンデッドとして甦り、辺りを徘徊する光景は、まさに地獄と呼ぶに相応しいものかもしれません。

 地獄には「ノスフェラトゥ」という、尖った尻尾を持つ列強種族が暮らしています。
 ノスフェラトゥと同盟諸国は、これまでに繰り返し戦いを行ってきましたが、現在は戦いよりも対話を重んじる事によって、穏便な関係が築かれています。
 また、地獄はいくつかの階層に分かれており、これまでに第4層までの存在が明らかになっています。地獄には第4層以降にも、更なる階層が続いていると言われています。

●死者とアンデッド
 地獄は、死者がすぐにアンデッドとなって甦ってしまう大陸です。人間、動物、植物はもちろん、蓄えられている食べ物までもがアンデッド化し、そこら中を動き回るのです。
 アンデッドは、倒しさえすれば元の死体に戻りますが、しばらくすると、またアンデッド化して動き始めます。地獄の村では、死者が発生した場合には「村から遠く離れた場所に死体を運び出す」などの行動が取られます。
 倒しても倒しても、繰り返しアンデッドとなる事を止めるには、二度と動き回れない程に死体を打ち砕くしか術はありません。

●太陽のない空
 ランドアース大陸の地下に存在しているからなのか、地獄には太陽がありません。
 かわりに、地獄はいつも「紫がかった薄暗い光」によって満たされています。
 この光が周囲を照らしているので、太陽が無い地獄でも、明かりに困る事はありません。

●地獄の各地域
 地獄はいくつかの階層に分かれていて、それぞれ全く違う特徴を持っていると言われています。
 これまでに判明した地獄の階層は、次の通りです。

・第1層:終着の地エルヴォーグ
 地獄の第1層であるエルヴォーグは、地上の死の国に近い景観を持った大陸です。
 太陽の光がさすことはありませんが、薄暗い明かりが世界を満たしており、奉仕種族であるヒト・エルフ・ストライダー達も生きていく事が可能です。
 勿論、ランドアース大陸に比べれば大地は痩せており、決して暮らし良い場所では無いでしょう。
終着の地エルヴォーグ
 現在エルヴォーグには、護衛士団「終着の都エンデソレイ」が滞在しており、団員達がエルヴォーグの人々の為に活動している他、冒険者有志による活動も行われています。

・第2層:姦淫の都ミュントス
 地獄第2層であるミュントスは、ランドアース大陸にも勝るとも劣らない豊かな自然と、その自然がもたらす恵みの恩恵を受けている大陸です。
 ノスフェラトゥの支配地の中では、比較的安全地帯である事から、ミュントスにはノスフェラトゥ貴族達の館が数多くあり、退廃的な文化を形作っています。
 また、ミュントスにはメイド村・シェフ村・ファッションデザイナー村などの「特定の職業の奉仕種族だけが暮らしている村」が多数ある事も特徴です。
 奉仕種族達は、それぞれの村で自分の力を発揮したり、一人前になる為の修行に勤しんだりしながら生活しています。

・第3層:至高の宮殿エル=メトラ=カリス
 地獄の第3層は、国王代理である地獄の王妃がいる宮殿、「エル=メトラ=カリス」があるという大陸です。
 その宮殿は、地獄のどの宮殿よりも美しいと言われています。

 地獄の第4層以降については、詳しい事は分かっていません。
 これまでに、第4層の名が「ナビア」であること、ナビアには第一皇子ラグレイダークがおり、下層の列強種族との戦いが行われていることが判明しています。