終焉の戦い〜宿題がやべぇえええええええ!!!


<オープニング>


 それはたまたま高篠・紗希(高校生運命予報士・bn0217)が夏休みにもかかわらず、学校に来ていたときのこと。
「ぁあぁあああ」
「?」
 どこからともなく、何か怨霊じみた声が聞こえてきた。
 紗希が、くるりと後ろを振り向くと。
「ああああああああああああああああ!!」
「ひっ……!?」
 凄まじい叫び声と共に、築嶋・憐(へたれ拳士・bn0247)が駆け込んできた。その形相に紗希は一歩だけ後ずさる。
 しかし、飛びついたは良いが、憐はそのまま力なく崩れ去る。
「高篠さん、うぅっ。うううぅぅぅっ!」
「ど、どうされたのですか?」
 そのまま涙を湛えて泣き出した憐におろおろとする紗希。あれほど傍若無人な彼女が泣くとは何が起きたのだろうか。
 もしかすると、とんでもない大事件が起きたのかもしれない。
「私で良ければ、相談に乗りますよ」
 心を落ち着けて。このまま力なく項垂れる彼女を見るのは心苦しい。
 自分にできることなら。
 是が非でも助けたい。
 そう思って尋ねると。
「しゅくだいが……宿題が終わらないよぅ!」
「はい?」
 がくりと紗希の肩が崩れた。

 夏休みも明けかけた日。唐突に何人かの能力者が紗希に呼ばれた。集まった一同はどうしてこんなところに呼ばれたのか。
 まぁ、何か憐が夏休みの宿題に困ってると。だから、紗希に助けを求めたと。そういう説明がなされる。
 ふんふんとか、またかよとか能力者一同は、頷いたり呆れたりしている。
 で。
「山奥にて夏休みの宿題を終わらせましょうと言う訳ですの」
 何かそういうことらしい。
 そんなもん図書館でやれよという話だが。
「築嶋さんが『あんな堅苦しいところで勉強なんてしてられるか』とか仰られましたので」
 それで困った紗希が、どうするのか聞いたところ。
『山の空気で脳をリフレッシュさせて勉強すれば効率も良いんじゃね?』
 とか訳のわからないことをのたまったらしい。
 それにほいほい頷く紗希もどうかと思う。
 というか現実逃避して遊びたいだけだろ、と彼女を知る者は思ったりした。ただ紗希曰く、今回は割とそれなりに真面目に悩んでいるらしい。まぁ、いつ現実逃避に走るかは分からないのだが、それはさておき。
「場所は一般人も寄らないほどの山奥ですわ。ただ、さすがにアビリティの使用は控えてください」
 さすがに、勉強にアビリティはいらないだろう。アビリティをぶっ放して、ストレス発散とかやりたくなるかもしれないだろうが、それは駄目。人の邪魔、良くない。
「それに、もちろん机なんてものもありません。申し訳ありませんが、代用品は適当にそちらでご用意ください」
 ダンボールとかが良いのだろうか。山奥にダンボールを持っていって、そこで勉強。何だかちょっと空しい気分になれそうである。
「あぁ、そうですわ。宿題の終わってない方だけでなく、教えてくださる方もいらっしゃると良いかもしれませんわね」
 そちらの方が効率よく終わらせる事はできるはずである。当然のように紗希も宿題は終わらせているため、教える側に回るとか。
「戦いとはゴーストたちとの戦いだけではありません。力を合わせて、この試練を乗り切ってください」
 こうして、戦いの火蓋は切って落とされた。

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参加者
NPC:築嶋・憐(へたれ拳士・bn0247)




<リプレイ>

 山の中。木々の萌ゆる季節。輝く太陽も木陰に入れば、痛くはない。むしろ、風景のアクセントとして映える。
 でもね。
 そんなの関係ないんだよ、これが。

●宿題という名のぢごく
「まったくもってケシカラン!」
 龍麻の怒声が周囲に響いた。
「もう夏休みが終わるというのに皆何事か! しっかりしなさい!」
 ファルクも耳に痛いお小言をくれるが。
「私もだがね」
 目を反らす。ファルク、お前もか。
 神妙に項垂れる者……は、ほぼいない。こんなところに集まるくらいだから、ある意味で当然か。必死に数学の問題集から目を反らそうとしている煌とか、え何これ騙されたとかいう顔も。もう、何か色々と酷い。
 でも、もちろん真面目な者も何人か見える。
「頼む、誰か数学と英語と化学教えてくれ!」
 必死の形相で琥鉄。遊び呆けたツケがここに来て回ってきたのだが、まだ気力があるだけでも、相当にマシである。
「文法とか教えてもらえれば……」
 英語の一冊の本を片手に弥琴。彼の敵は英語だった。
「理数系だけはどうしても」
 一人で考えても分からないのならば、誰かに聞けば良い。それを期待して静馬はここに来ていた。
 もちろん、彼らに対する教師陣の備えもばっちりだ。
「私もあれ以来、少しは分かるようになりましたから」
 朱里もじわじわと学力を伸ばしつつあった。そのために宿題は当然の如く終わらせ、今回は教師陣としての参加だ。
「あぁ。高篠先輩、お久しぶり」
「あら、御神さんもお手伝いでしょうか? よろしくお願いしますね」
「こちらこそ。俺は理系科目を担当しよう」
 紗希に声を掛けた深月は数少ない理系メインだ。
「わたくしもお手伝いさせていただきますわね。教えられる人は多い方が、より広い範囲をカバーできると思いますわ」
 フォアも物理、生物、世界史、地理に現代文と教えられる教科は多岐に渡る。それぞれの苦手分野は人数でカバーする。
 まさに態勢は万全。
「さぁ山奥で気分も良いだろう? ほら、行くぞ!」
 シュヴールに嫌々ながら引きずられていくカイト。志帆もいまだに納得できない様子で同じようにずるずる。
 態勢は問題ない。それでも大丈夫なのか、一抹の不安が過ぎる。

●悲喜交々
 開かれた問題集を前に弓矢が呆然としていた。対する妹の笑弥はツンとした顔のまま。
「わたしには宿題より大切な事があったのですっ!」
「まさか、凄い勢いで机に向かっていたのは」
 彼はそれが、てっきり宿題をやっていたものと思い込んでいたのだが。
「夏の祭典に向けてですね……!」
「………」
「ご、ごめんなさい」
 返ってくる無言のプレッシャーが痛い。趣味にかまけてばかりいたら、怒られても当然です。
「はぁ……ま、仕方が無い。手伝うから、ちゃんと終わらせるんだぞ?」
 たまには兄らしく。笑弥もさすがに反省したのか、真面目に取り組み始めた。

「これがこうなった時、じゃあこっちはどうなると思いますか?」
「う、うーん……」
 マサトの指導に、弓弦が眉間に皺を寄せて小首を傾げる。どんなに熟考しても分からない。
 となれば。チラッと綾香の方に視線を向け。
「これはーこうー、こっちはーこうーだよー」
「ちょっ、羽京さん!?」
 教えられた答えをさらさらと写していく。お礼を言われた綾香も満更ではなく。
 でも、それだと意味がない。その点をマサトが指摘する。
「うぐ。や、やりますよ? もちろん、自分で……」
 そう言って、再び問題に取り掛かる。もちろん、先に綾香へは釘を刺しておいて。
 自分がいると教えてしまいそうだからと、ちょっと距離を離して眺める。順調そうな二人に思わず笑みが零れて。

「夏は遊びすぎて、宿題真っ白です!」
 翔太の爆弾発言が炸裂した。
「は、白紙!? 幾ら毎年追い詰められているとは言え、私でも多少はやってあるのです!」
 驚きのあまりに、麻花も声を上げる。
「別に絶望で涙してなんか……」
 翔太の横でほぼ真っ白なノートを広げて暁が凹んでいた。
「でも、ほら、今日片付ければ問題なし!」
 ある意味で潔すぎる。
 ところがどっこい現実はそう甘くない。ペラペラとめくっただけで絶望の未来が垣間見える。
「すいません無理そうです手伝って下さい」
「はっはっは、蒼い馬の人にドーンと任せとけ!」
 卒業生の蒼馬が頼りになる発言。全力で先輩風を吹かせるつもり満々なのだが。
「英語!? いやー、それは蒼い馬なお兄さんの方が解るんじゃね?」
「い!?」
 蒼馬の顔が少女漫画風に白目をむいた。
 苦手科目だなんて言えない。というか、そもそも勉強方針がヤマカン100%だったなんて今更言えるわけがない。
「い、一緒に英和辞典引くとかだったら手伝えるぞ?」
 すごく頼りない味方だった。
「あ、フォアさん。数学を是非」
「構いませんわよ。古文でしたら、他の方に聞いた方がよろしいでしょうけど……」
 麻花がクラスメイトのフォアに挨拶して引き込む。今は、頼りがいのある味方が一人でも欲しかった。

「喉もと過ぎれば何とやら、ですか」
 溜め息を吐いて太一郎。それに対して、どこ吹く風の憐。
「ほらほらー、どうせ宿題は終わってるんでしょー? 見せてよー」
 あまつさえ、こんなことをほざき出す始末。
「簡単な問題を解いていって、そこから勢いに乗れば意外と問題は解けますから、ほら」
 動かない。真面目に取り掛かろうとする気さえないのだから始末に負えない。
 そんな時。
「憐チャン終わってないの〜? 写させてあげよっか?」
「うん、もちろん! いや〜、やっぱり戦友は話が分か」
 紅音がちらちらと問題集をちらつかせると、憐は高速でそれを奪い取る。ペラペラと問題集をめくって。
「あ、あれ? 白紙?」
 憐が訳の分からないといった顔で前を見ると。
 満面の笑顔の紅音。そして、堪えきれずに。
「ふははは! やーい、騙された〜♪」
「うぎぃいいいいい!!」
 憐の喉の奥底から悔しげな咆哮が上がる。
 実は紅音も単純にやっていないだけとかいう最悪の結末なだけなのだが。
「というか、そのまま答えを丸写しは、良くないと思います」
 笑顔のまま朱里がそう諭す。もちろん、憐がそんな一言に言うことを聞くはずがない……ことはなかった。全力でこくこくと頷いている。
 目が笑っていない。それだけで憐はびびっていた。
「あの人を見習ってください」
 ズビシと指差した方向はウィルの姿。真面目に黙々と取り組んでいる。
「うーん、やっぱり古文が相手では苦戦するヨ」
 だが、苦手科目が相手では分が悪い。そこに紗希が通り掛かり。
 さっと問題の箇所を見て、言葉を発そうとしたとき。
「ヒントだけお願いネ」
「それが良いですわね。ここは……」
 答えを言いそうになった紗希を制して、ヒントだけをウィルは聞いて続ける。
 その様子を見て、憐もさすがに反省したのか。
「自分で考える事、考える癖をつける事が大事です」
「う、うん……頑張る」
 克乙の一言がダメ押しになったのか、ようやく真面目に取り掛かり始めた。 

「うーす、お互い大変ですね」
「うぎゅ〜」
 涼介の挨拶に憐の妙な声が返ってくる。苦笑しつつも自分の残った宿題に目をやる。
「涼介って宿題は早めに終わらせるタイプだと思ってた……」
 イセスが意外そうに呟く。とは言え、残っているのは自由研究のみだ。一緒に参加している沙希も社会と自由研究だけ。
 こちらはさほど問題がないと思ったのだが、沙希が爆弾をばら撒いていた。
「ご、ご協力ありがとうございました〜」
「ぐぇええええ」
 色んな材料で作ったクッキーを差し出す自由研究。それに憐が巻き込まれていたり。
 というか、自由研究としての方向性を間違いまくっている。
 もちろん、イセスに見つかり延々と叱られる羽目になった。

●宿題を適当にこなす者たち、あなたがネ申か
「宿題なら俺も終わっているぜ」
 挟まれる休憩時間。教えるなり宿題に焦るなりどちらの立場にもない二人を見て憐が動いた。
 ともあれ、返ってくる答えにげんなり。だが、実態はそんなものじゃない。
 烈人はにやりという笑みを浮かべて、こっそりと耳打ち。
「なーに、夏休みの宿題なんて『終わらせた』って事実があればいいのさ!」
「!?」
「答えが合ってるかどうかなんて関係ないぜ!」
 ばっと見せびらかせられたノートには文字がびっちり。ただ選択肢とか確実に適当。
「うーむ、ためになる」
 駄目な方向に感慨深く頷き、憐は移動する。

 もう一人。
「夏休みの宿題?」
 何故か漫画を描き続けている智秋。
「もちろん、ぜんぜん問題ありません」
 自信たっぷりなその表情。
「提出期限は九月一日ですが、言い訳を繰り返せば九月の中旬くらいまでは引き延ばせます」
「な、何ですと!?」
「だから、問題ありません」
 なるほどー、などと呟く憐。
 智秋はすでに漫画の下書きに移って集中していた。

 これらの一言が、憐の脳内を書き換えていく。
(「うん、宿題なんて夏休みが終わってから終わらせれば良いや。しかも適当に」)
 憐のへたれ回路が全力で作動し始めた。

●目の前から逃げても現実は追いかけてくる件について
 んで。黙々と、時間が過ぎていく。周囲には木々のざわめきと、鉛筆の走る音。
 でも、時間が過ぎれば、次第に不満も鬱積していく。
「ガーーッ、やってられるか! っしゃ! シホ! あいつらの魔の手から逃げるぜ!!」
「も、もちろんです!」
 ほぼ白紙の宿題は抑止力にすらならない。カイトと志帆が休憩時間の隙に逃亡を開始する。途中でやる気を放棄した憐もそれに加わって。
 ただ、何て言うかね、うん。
 森はトラップの巣窟と化していた。
 いくらなんでもやりすぎだろってくらい、すくつになっていた。
「あびゃっ!」
 真っ先にトラップに憐が引っ掛かる。金ダライの軽快な音が周囲に響いた。

「おい! あいつら居ないぞ!」
「ちょ!? カイト先輩は早速って志帆さんまで!?」
 休憩時間が終わって、シュヴールと無双が二人の脱走に気付く。
「あー、築嶋も見かけないな」
 ぼんやりと彰人が呟いて、仕方がないといった様子でゆっくりと動き出す。
 直後に金だらいの音が響いて。
「引っ掛かったか。まぁ、ゆっくり行くとしよう」
 三人を連れ戻すべく、何人かが動き出す。

「いたたた……何だ、このロープ」
 深月の仕掛けた罠で思いっきりこけたカイトがぼやく。あれからほとんど進めていない。というか、罠の数がおかしい。このままでは。
「バカ兄ぃいいい! 人の手を煩わせてぇえええ!」
「げ!」
「追手の魔の手が勉強に強制で宿題は危険です!」
 志帆の言葉はすでに日本語としての意味を成していない。それでも、今は逃げるのみ。
「ほら〜甘いお菓子も美味しい飲み物も用意したんだよ?」
「う、うぅっ!」
 崇の誘惑に志帆の足が鈍る。
 途中、ケルベロスベビーが降ってきたり、憐が罠に引っ掛かって脱落したり、色々と起きたが二人は長々と逃げ続ける。
 だが、唐突に水着の女の子の姿。思わず、カイトが手を伸ばす。瞬間、頭上から籠が降ってきた。カイト逃亡失敗。
「うぅ、お二人の犠牲は無駄にしないのです……!」
 涙して志帆は逃亡を続ける。だが、涙で前が見えない。気付いたときには目の前に大木。
「に゛ぎゃぁ゛ぁぁぁぁぁぁ」
 走り出したものは急に止まれない。真正面から大激突して引っくり返った。

 三十分に渡る逃亡劇も終わりはあっけなかった。
 逃亡を図った三人は甘んじて説教を受ける。まともな志帆はまだ良い。正座してお小言を受けているが。
「狼というよりは猿ですね!」
 カイルがカイトをなじる。もう、何か色々と蔑んだ目。
「ずりぃ! すげえずりぃ!」
「ずるくないです。これが知性です」
 罠のことを根に持つカイトを無双が引きずっていく。その後ろから竹刀を持ったカイルが続く。もう、力尽くしかないことが身にしみて分かった。
 憐もだらっとしている。ちょっと彼女にはスパルタ過ぎたのか。写させてもらえない現状と何やかんやでやる気が尽きている。
「諦めずにがんばろうよ!」
「うー」
 そんな憐に悠樹が声を掛けた。ゆっくりと顔を上げると、目の前には冊子と標本。
「築嶋さん、どっちにする?」
「う、うぅっ」
 悠樹は自由研究のテーマと道具を用意してくれていたのだ。憐がその優しさに涙する。
「ほら、チョコでも食えよ」
「う、うん、ぐすっ」
 もそもそと彰人のくれたチョコを頬張り、憐は動き出す。ようやく更生したようである。
 
●宿題は終わらせませう、だって―――
「こういうのを絵にするのも良いよね」
 斎が一人呟いて、周囲を見ながら筆を走らせる。周りは勉強に勤しむ者たち。
「あー、監視が女の子だったら良かったのに、い、痛い!」
「ほら、鉛筆が止まってますよ、バカ兄」
 まぁ中には行き過ぎている面もあるのだが、それはさておき。
(「夏休みを謳歌している、とも言えるよね」)
 静止画よりか出来は悪くなるかもしれない。それでも。
 思いのこもった絵の方が、風景を描くよりも良いに違いない。

「そっか、受験だっけ……? 今からでもしっかり見直さないと、か」
 木の上で英単語の勉強をしていたはずのレイアスに声を掛けた神壱郎。
 帰ってきた答えに、自分より二つ年上の彼女を見上げる。教える事はさすがにできない。それが少しだけ悔しい。
 神壱郎も木の上に登って、風を感じる。教え疲れたのか、少しだけ眠い。
「膝枕? いいよー。落ちないようにきをつけてねー」
 了承を得て、そっと膝に頭を乗せる。勉強のことを忘れれば、風はこんなにも気持ちい。
 それでも、今は。レイアスは眠りに落ちる神壱郎を見ながら、英単語の勉強を続ける。

「夏休みはまだ終わっちゃあいない……終わっちゃあいないんだよ!?」
 それだけを連呼しながら、戒一郎は机に向かう。そこはかとなく悲愴感が漂っている気がする。
 しかも、強制的に勉強を続けていたら、どんどんと睡魔が勝ってくるわけで。
「んぐ……誉め過ぎですよぉ……むにゃむにゃ」
 何か幸せそうな夢を見ているのか。しかし、目の前にある紙は真っ白なまま。

「あーあ……夏休みがあと一ヶ月くらいあれば良かったのにな」
 ようやく埋め終わった問題集を前にダウン。折角の野山だが、もはや遊ぶ体力は残っていない。それでも、役得はあった。
(「別に女子にばっかり聞きに行っていたのは下心からじゃないぞ、うん」)
 つまりはそういうことだ。

「うっしゃ、終了!」
「よく頑張りましたわ」
 文句を垂れたり、答えを教えてもらおうとかしていた緋邑だったが、紗希の指導の下、何とか普通に終わらせていた。結社でこつこつやったりしていた結果が何とか形として現れていた。
 それでも、直後には彼の顔色も陰りを見せた。
「でもこの後には、期末テストが控えてんだよなぁ……」
 緋邑のうんざりしたような声が木々のざわめきに消える。

 そう、銀誓館学園生の戦いはまだまだ続く―――!


マスター:屍衰 紹介ページ
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知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:44人
作成日:2009/09/14
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