<運動会2009>カラフルランチタイム


<オープニング>


 10月12日、体育の日。
 運動好きな人には楽しみな、運動嫌いな人にはちょっぴり憂鬱な「あのイベント」が行われる日。
 そう、運動会だ。
 この日だけは、キャンパスや学年の枠を越え、9つのチームが優勝を競う。
 その戦いの火蓋が、今切って落とされようとしていた。

「運動会と言えばもちろん競技も楽しみだけど、いつもよりたくさん体を動かす分、お腹も空くわけで」
 舞風・透夜(中学生運命予報士・bn0280)は9本のカラーペンを手に、何かを書きながらそう口を開いた。
「よし、できた」
「何書いてるの?」
 透夜の上から、佐伯・泉(高校生ゾンビハンター・bn0225)が紙を覗き込む。
 透夜はぴらりと紙を見せ、こう提案した。
「腹が減っては戦はできぬ、って言うし、皆でカラフルなお昼ご飯を作ろう!」

 透夜の書いていた紙には、こう書かれている。

 【1A梅】赤色、
 【2B桃】茶色、
 【3C桜】黄色、
 【4D椿】緑色、
 【5E蓮】青色、
 【6F菊】桃色、
 【7G蘭】紫色、
 【8H百合】白色、
 【9I薔薇】黒色。

「括弧の中はクラスよね。その横に書かれている色は何?」
「自分のクラスの横に書かれた色をテーマに、お昼ご飯を作ろうってこと。俺はH組だから、白がテーマにする色だね」
「私は6組だから桃色ね」
「そういうこと!」

 場所は調理室。時は昼休み。
 エネルギー補給の為に、または運動会の一つの楽しみとして、皆で昼食を作ろうということだった。
 とはいえ昼休みだけでは、時間のかかる料理は作れない。
 簡単な料理にしても良いし、下準備をして来て仕上げを昼休みにするのも良い。
「俺運動はちょっと苦手だから、俺みたいな人も楽しめる事があってもいいかと思って」
 運動は苦手だが、料理の腕には自信があると透夜は話す。
「内容はお弁当じゃなくてもいいしね。折角だから凝った料理とか、お弁当には入れにくいものも作れるよ」
 材料は持ち寄って、鍋やコンロ、冷蔵庫等は調理室のものが使用できる。
 他の色をテーマにする者とコラボしてもいい。
「私は逆に料理の腕には自信無いから……飲み物でも作ろうかしら」
「俺はカリフォルニアロールでも作ろうかな。あと、デザートとかもあるといいかも」
 そして、出来上がったらカラフルな料理を並べ、皆で分けながら調理室で一緒に食べようと透夜は楽しそうに言う。

 10月12日の運動会。
 汗を流し、声援を送り、勝利を目指す。そんな一日。
 しかし昼休みのひと時に、料理に勤しみ美味しい物を食べるのも、きっと楽しい思い出となるだろう。

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参加者
霧生・颯(マンドラゴラは植物です・b01352)
高雅・熾輝(紅蓮華の涙・b09269)
正岡・寅彦(あしすべ王子らしい・b13387)
遠山・さくら(桜を愛でる雪女・b45918)
ジュリアンナ・エマフリンジ(心音リズムで詞を紡ぐ・b56453)
氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811)
リリアーヌ・ウィッティングトン(シルフィドール・b59092)
今倉・愛(綺麗な琥珀色・b61534)
リュミエール・ヴィルパン(月影煌めく翠玉・b65291)
鈴木・鈴(小学生土蜘蛛・b69668)
NPC:佐伯・泉(高校生ゾンビハンター・bn0225)




<リプレイ>


 10月12日、銀誓館学園の運動会の日。
 そして今は昼休み。午前の競技を終え、そろそろお腹も空いてきた頃だ。

 調理室に並べられているのは、色とりどりの食材。
「どんな、お昼ご飯になるか、楽しみだね」
 舞風・透夜(中学生運命予報士・bn0280)は楽しそうだ。
 それぞれ用意した食材を、あるいは下ごしらえをした物を手に取り、料理が始まった。

「私、2B桃連合なんですけど、桃なのに茶色なんですか?」
 今倉・愛(綺麗な琥珀色・b61534)が、疑問を口にする。
「ごめん、色は俺が適当に振ったんだ」
 透夜が言い訳すると、愛は大丈夫ですと言って、用意した物を取り出す。
「キノコグルメの名にかけて、最高級のものを探して来ました!」
 秋の味覚と言ったらやっぱりコレしかないでしょう! と掲げたのは松茸。
「わ、松茸? すごいね!」
 隣で少しぎこちない手つきで野菜を切っていた鈴木・鈴(小学生土蜘蛛・b69668)も感嘆する。
 買ってきたら高いですしね。と愛は松茸の他にも探してきた食べられるキノコを並べていく。
 作るのはキノコを炊飯器にしきつめてスイッチを押すだけという、お手軽キノコご飯だ。
「鈴さんは何を作るんですか?」
「黄色い料理と言えばカレーだから、カレー作るよ!」
 切ったジャガイモやタマネギをざらざらと鍋に投入し、水を入れて煮込んでいく。
 料理が出来ないので、割と簡単でそこそこのものが出来ると噂のカレーを選んだらしい。
 頃合を見て、市販の中辛カレー粉を入れる。
「ご、ご飯ぐらいは普通に炊ける、よ……」
 と言いながら、湯気を立ち上らせている炊飯器を心配そうに見遣る。
 大雑把ながら、今のところ至って普通のカレーが出来上がりそうだった。

「鈴もカレーか、俺達もだ」
 黒いシャツ、ズボンの上に黒のエプロン、コック帽と本格的な格好をしたリュミエール・ヴィルパン(月影煌めく翠玉・b65291)は、ルファに赤いエプロンを手渡しながら言う。
 目の前の鍋には、野菜と鶏肉が大きめにカットされ、とろみが強めのカレーがぐつぐつと煮えていた。
 家庭の味の甘口カレーになるように、蜂蜜、リンゴ、牛乳等は多めに入れる。
「リュミ、料理上手いのですね」
 手渡された赤いエプロンを身に付けながら、ルファはリュミエールの持参したもう一つの鍋を開けて言う。
「いやー、姉さんにも手伝ってもらったんだ」
 鍋の中にはビーフシチュー。火にかけると、美味しそうな匂いが広がった。
 リュミエールはカレー鍋をかき混ぜながら、ルファにビーフシチューパイのカップを出して欲しいと頼む。
「これですわね。ここに置いておき……あぁっ!」
 カップを台の上に並べようとしたが、一つがルファの手から零れ落ちる。
 がちゃん、と音を立てて、カップが割れてしまった。
「こ、これは。ど、どうしましょう」
 おろおろするルファ。リュミエールは鍋をかき混ぜる手を止めてすぐさまルファの手を取った。
「カップは多めに用意してあるから大丈夫だ。それより、怪我はしてないか?」
「え、ええ……大丈夫ですわ」
 その返答を聞き、リュミエールは良かったと安堵して箒を取りに行った。
「あ、私が片付けますわ。リュミは料理の方を」
「そうか? じゃあ頼む」
 ルファが割れたカップを片付ける隣で、リュミエールは今度はビーフシチューをカップに入れ、パイで蓋をした。
 あとはオーブンで焼くと、ビーフシチューパイ包み焼きの完成だ。
「では私は、デニッシュサンドイッチのお手伝いをしますわね」
 片づけを終えたルファが、手を洗いながら言う。
 完成した郷愁カレーをマーガリンの様に使い、ハム、レタス、トマト等をデニッシュパンに挟んでサンドイッチにするのだ。
「まぁ、今回は色味が大事だからな」
 仲睦まじく料理をする二人。周りに人がいても、ここにはどこか幸せな二人だけの空間が出来ていた。


「黒色がメインのお弁当……やっぱりおにぎりかな?」
 海苔で巻けば何でも黒になる。と霧生・颯(マンドラゴラは植物です・b01352)はおにぎりを作り始める。
 緑色の長い髪は邪魔にならないようシニヨンにして、妹の楓とお揃いのフリルの付いたエプロンを着用する。
 お揃いでも色合いが違い、颯は淡い青色、楓は淡いピンク色のエプロンだった。
 おにぎりの具には鮭、おかか、筋子、えびマヨ、シーチキン等が並ぶ。炒飯のおにぎりもある。
 楓は出来上がったものを皿に並べていく。
「お兄ちゃん、私も自分の料理を作ってきて良いですか?」
「あ……うん、頑張ってね」
 颯が言うと、楓はいそいそと自分の料理を作り始めた。
「楓ちゃんは椿組だから、緑色のものを作るのかしら」
 佐伯・泉(高校生ゾンビハンター・bn0225)が自分の使う果物を持って、颯の後ろを通る。料理に励む楓の様子を見て颯に尋ねた。
「緑色……に、なるのかな? 佐伯さん、後で試食してもらってもいい?」
「もちろん良いわよ。試食ぐらいしかお手伝いできそうにないし……」
「お兄ちゃん、出来ました」
 泉と颯が会話をしていると、楓が手を後ろにして颯の所へ戻ってきた。
「出来た?」
「出来ました」
「見せてみて?」
「出来ました」
「……いいから、見せて」
 再三見せるように颯に言われ、楓は仕方なく、後ろに隠していた料理を颯に見せる。出来上がったのは……紫色の物体X。
「また……やっちゃったんだね……」
「はい……」
 途方に暮れながらも、物体Xを小皿に取って泉に差し出す。
「む、紫色……?」
「あ、あとこれも」
 小さな包みも一緒に手渡す。「胃薬」と書いてあった。
 泉が口に入れるか少し迷っていると、向こうで名前を呼ばれた。
「ごめんなさい、行ってくるわ。後で勇気が出たら食べてみるわね」

 泉を呼んだのはジュリアンナ・エマフリンジ(心音リズムで詞を紡ぐ・b56453)だった。
「桃を取りに行ってから随分経っていたので、どうしたのかと思いましたわ」
「ちょっと試食を頼まれてたの。桃は持ってきたわ」
 並べてあるのはミキサー、桃、イチゴ、牛乳等。ミックスジュースを作るつもりらしい。
 料理が苦手だと言う泉は、ジュリアンナとジブリールに手伝ってくれないかと頼んでいたのだった。
「簡単な物なのに、私どうしても細かい作業が苦手なのよね。手伝ってくれるとすごく助かるわ」
「桃の皮を剥くのって、結構大変ですものね」
 湯剥きが楽ですけど風味が落ちると言いますし、とジュリアンナが桃を洗っていく。
 この時の力のかけ具合で、後々皮が向きやすくなるのだ。
「イチゴはヘタを取って切っておくとして……あと桃色の食材と言えば、ハムとかかしら?」
「私は緑色担当なので、野菜を用意しました。ハムも入れて、サラダにしましょうか」
 ジブリールがボウルに様々な野菜を入れて持ってきた。
 そうしましょう、と泉も賛成し、ジブリールが野菜を洗い始める。
「わたくしの方はお野菜が少し足りないので、さらだなどがあると良いですね」
 氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811)が俵型のおにぎりを作りながら、ジュリアンナ達の方を見て言う。メニューに少し野菜が足りないらしい。
「紫……食材では、多くは見かけない色にございますね」
 それでも最善を尽くし、美味しいものを作るのが食材に対する礼儀、とひさめは手際良く料理を進めていく。
 握っているおにぎりには古代米を使う。紫米とも呼ぶらしい。
 そのまま使うのではなく、白米に混ぜることで薄い紫色に仕上がる。
 具には茄子のぬか漬けを。自宅のぬか床で作っているものだ。
「お肉も必要でしょう」
 今度は鶏ささみに塩胡椒で下味をつけ、紫蘇を巻いて素揚げにする。
 揚げている間に使い終わった器具を洗ったり、片付けておくのも忘れない。
「ひさめさんは一人暮らしで自炊してますから、やっぱり慣れてますわね」
「洋食は苦手でございます」
「でも、すごく美味しそうです」
 ジブリールの言葉に、ひさめは少し微笑んで返す。
 素揚げに紫のプチトマトを添えて、また二人に向き直る。
「いつか、洋食の作り方を……教えていただけますか?」


「これは、大変カラフルな昼食となりそうですわね」
 リリアーヌ・ウィッティングトン(シルフィドール・b59092)は周りの料理を見て呟いた。冷蔵庫に向かい、朝のうちに寝かせておいた物を取り出す。
 取り出したのは、紫芋のスイートポテトの生地。デザートにと用意していたのだ。
 形を整え、オーブンに入れる。焼いている間に、紫キャベツと赤玉ねぎを刻む。
「サラダと……おむすびも作れそうですわ」
 ふりかけには赤紫蘇と胡麻を使う。見事に紫色で揃えられている。
 サラダとおにぎりが出来上がり、しばらく待つとオーブンから良い香りが漂ってきた。スイートポテトが焼けたようだ。
 キッチンミトンを手に嵌め、気をつけて取り出す。焼き色が付いても、紫色はしっかり残っていた。
 満足そうにそれを見て、皿に並べる。自分の料理を終え、リリアーヌは他の者の手伝いに向かう。
「さて、皆様は何を御作りになられますの?」
「俺はカリフォルニアロールを……あ、ごめん、そこに胡麻出してもらっていい?」
 透夜は巻きすで具材を巻きながら、皿を指差す。
「ありがとう。助かるよ」

「青色って難しいけど、一緒に考えましょうね〜♪」
 遠山・さくら(桜を愛でる雪女・b45918)は青色担当の澄と料理をする。
 さくらの担当は赤だった。
「さぁて、私は何を作りましょう〜♪」
 赤い色で、秋の味覚で……と色々と考えたらしい。ニンジンやリンゴが並べられている。
「リンゴを使うのが意外で良いですよね」
 澄はリンゴのヘタ付近を切り落し、実をくり貫いていく。切り落した部分はまた使うので、捨てずに置いておく。
 さくらはニンジンや茸を切って炊き込みご飯を作る。
 炊き上がったらくり貫いたリンゴを器にして中に入れ、切り落した部分を蓋にする。
 真っ赤な器の蓋を開けると、もみじの形のニンジンが彩を添える、秋の味覚たっぷりの炊き込みご飯が現れるという寸法だ。
「お弁当ですから、やっぱり見た目も楽しくなのです〜♪」
 炊き込みご飯が炊き上がるまで、デザートの準備も忘れない。得意料理をはりきって作り始めた。

「カラフルとは言うけど……白って逆に難しい気がするなぁ」
 大抵の食材には何らかの色が付いているし……と悩む正岡・寅彦(あしすべ王子らしい・b13387)。その隣では高雅・熾輝(紅蓮華の涙・b09269)が腕まくりをしていた。
「黄色……よっし腕によりを掛けて作るぞ〜。と言うことで、そこで悩んでる寅彦君!一緒にやろーよ〜」
 熾輝は同意を待たずに寅彦を連れて行く。連れて行くと言うよりは引きずっていくと言った方がいいかもしれない。
「あの、熾輝さん、今度は何を企んでるの……?」
「ドッキリ料理だよ」
 寅彦にだけ聞こえるように、熾輝は声を潜めて言う。
 色形はその料理なのに、味が違う!? というものを作るのだ。
「……へぇ、ドッキリ料理ね。熾輝さんにしちゃまともじゃない。いいよ。面白そうだし」
 寅彦は白いカレーを作り、共闘して熾輝が黄色いシチューを作る事になった。
 熾輝が取り出したのは、ヨーグルトに漬け込んでおいた鶏肉。そのまま焼いて、仕上げでシチューに投入する。
「使うスパイス次第でどうとでもなるかな」
 寅彦は鶏腿肉、人参、タマネギ、ジャガイモ、と並べ、ジャガイモの皮を剥き始める。
 寅彦がタマネギを炒めている間に、剥いたジャガイモが剥けていない物に摩り替えられた。
「次はジャガイモを……あれ? 剥いておいたのに」
 熾輝を見ると、何食わぬ顔で剥けたジャガイモを切っている。
「何? ボクは何もしてないよ?」
 熾輝はジャガイモを鍋に入れ、切っておいた人参に手を伸ばす……がどこにも見当たらない。
「あ、あれ? 人参……?」
 きょろきょろと見回していると手元に丸ごとの人参が転がってきた。
 寅彦を見ると、何食わぬ顔で没収した人参を鍋に入れていた。
 そんなプチバトルを挟みながらも、料理は着々と進んで行く。
 寅彦は野菜をしっかり炒め、水の代わりに牛乳でじっくり煮込む。味付けにはクミンにガラムマサラ、ジンジャー。ホワイトペッパーも軽く振る。
 灰汁と脂を取り除き、最後にヨーグルトを少し入れるとホワイトカレーの出来上がりだ。
 一方の熾輝は梔の実を袋に入れ、野菜と一緒に煮ていた。こうすると黄色い色が付くのだそうだ。
 シチューの元を入れ、仕上げによく裏ごしした濃い目の南瓜スープを混ぜ込み、焼いた鶏肉を入れれば黄色いシチューの完成。
 ナンを添えて更にカレーらしく装い、隣に寅彦のホワイトカレーを並べれば匂いもどちらの物かわからない。


 料理が全て完成した。カラフルな昼食を前に、透夜は満足そうに頷いた。
「全部の色が揃うとは思わなかったよ。皆、お疲れ様!」
 ひさめはお茶を淹れて配る。では早速と、皆は食べ始めた。
 颯は楓に気付かれぬよう、こっそりと泉を見遣った。目が合うと、泉は微妙な笑みを浮かべる。手元の胃薬が開封されていた。
「季節の味と香りを楽しんで貰えたらうれしいです〜♪」
 さくらはリンゴを並べていく。
「リンゴ丸ごと?」
 不思議そうに見る透夜の目の前で、蓋を取ってみせる。湯気と、美味しそうな匂いが広がる。
「すごい! 器だったんだ」
「デザートにジェラートを用意しちゃいました〜♪」
 宝物だという、ジェラート保存用寸胴鍋を取り出す。各クラスの色のジェラートを作ってきていたのだ。
「ちょっと季節外れですけど……」
 澄はカキ氷を差し出す。ブルーハワイのシロップを掛けた、青色のデザートだ。
「小鉢なら運動の後で火照った体に調度良いんじゃないかなと思って」
「どの御料理も美味しそうですわね」
 リリアーヌも少しずつ貰い、口に運ぶ。
「皆は昼からどの競技に出るの?」
 鈴は鬼のような勢いで食べながら言う。残り物は絶対に出さない、とでも言うような勢いで鈴の前から料理が消えていく。
「私は出られるだけ出るわよ。たまには思いっきり体を動かすのも楽しいわよね」
 泉は透夜のカリフォルニアロールをつまむ。ジュリアンナとジブリエールに手伝って貰ったおかげか、ミックスジュースは無事に完成した。
「いやー、色とりどりって正にこの事だな。熾輝のカレー貰うよ」
 やり遂げた、と満足げなリュミエール。ルファも楽しそうだ。
「……ん? これシチューか? じゃあこっちは……」
「こっちはカレーです。見た目は逆なのに、面白いですね」
 愛は白いカレーを口に運び、驚いていた。キノコご飯と、キノコ満載のコンソメスープも並べて勧める。
「黒のデザートです」
 楓がゴマプリンを持ってくる。寅彦は折角取った料理を熾輝に狙われ、必死でガードしていた。
 たくさんの料理が並んでいたが、あっという間に無くなっていく。
 しっかりエネルギーを補充しておけば、午後からも頑張れるだろう。


マスター:兎村縷々 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2009/10/12
得票数:楽しい16  ハートフル3 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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