限られた時間の中で


<オープニング>


●都内某所
 時間制限つきで高級料理を食べる事が出来たレストランがあった。
 ここで使われている食材は最高級品ばかりを使っており、その割に値段はリーズナブル。
 しかし、限られた時間の中では一品程度しか食べる事が出来ず、それを食べ終わるまで次の料理を頼む事が出来ないため、ほとんど元が取れなかったようである。
 それでも、店側は『インスタントじゃないんですから、注文してすぐに料理を運ぶ事なんて出来ません。沢山、食べたいのであれば、サラダを注文してください。ほら、種類も豊富ですし』、『つーか、サラダだけ異常に種類が多いのは、そういう理由か!』、『いえいえ、そんなつもりでは……。ちなみに飲み物は別料金ですので、ご了承くださいませ』、『了承しねーよ。魚介風だの、ショフの気まぐれだの、色々と種類は豊富だが、サラダばかりじゃ飽きるだろうが!』、『健康的でいいじゃないですか。結構、評判がいいんですよ。特に女性には……』といった対応をしていたため、だんだんお客が減っていき、廃業してしまったようである。
 それから、しばらくして……。
 この場所で関係者と思しきゴーストが確認された。

「みんな、集まった? それじゃ、話を始めるね」
 運命予報士、長谷川・千春(高校生運命予報士・bn0018)。
 今回の依頼は彼女の口から語られる。

 ゴーストが確認されたのは、廃墟と化した高級レストラン。
 このレストランは料理を作るのに時間が掛かっていたらしく、制限時間内に食べる事の出来る料理は、せいぜい一品程度。
 だからボッタクリだって声も多かったんだけど、それでも考えを改める事がなかったみたい。
 そのせいで廃業しちゃったんだけど、お客……特に女性客はサラダを沢山注文していたらしく、その味が忘れられなくなっていたようなの。
 リビングデッドと化したのはそう言った人達で、『あのドレッシングじゃなきゃダメなのよ!』、『ここまで新鮮なサラダは他にないわ』、『やっぱり無農薬よね』なんて話をしながら、サラダをむさぼっているわ。
 ただし、既にサラダと呼べる代物じゃないから、彼女達が求めているものとは、確実に違うようだけど……。
 それでも、腐った脳みそで脳内変換して、安全、ヘルシーって思い込んでいるようなの。
 だから、その事を指摘されると、『ンな事はわかっているわよ!』ってブチ切れて襲い掛かってくるから要注意。
 逆に彼女達に話を合わせていると、『あなた達にも幸せのお裾分けよ』って感じで、サラダを薦めてくるから注意しておく必要があるわ。
 それと、厨房が特殊空間と化していて、シェフの格好をした地縛霊が留まっているようなの。
 特殊空間の中には高級料理が並んでいて、とってもいい匂いが漂っているわ。
 ただし、どれも毒だから、食べたらばたんきゅーだけど……。
 地縛霊はその隙をついて包丁で攻撃してくるから、料理の匂いにつられて、間違っても食べないようにしてね。

マスター:ゆうきつかさ 紹介ページ
 今回の依頼にも選択肢があります。
 どちらか選んで参加してください。

・リビングデッド達を退治する。
 リビングデッド達は野菜が好きです。

・地縛霊を退治する。
 特殊空間内には高級料理が並んでいます。
 また、田吾作は高級料理を食べるつもりでいるようです。

参加者
琴月・ほのり(鳳翼の詠媛・b12735)
綾瀬・千鞠(祝福の娘・b31068)
伊藤・洋角(百貨全用・b31191)
月乃・星(永遠の欠食児童かも・b33543)
ユウキ・スタンッア(は落着いてねとよく言われます・b43530)
鬼灯・遙(天道のディシプリン・b46409)
クロエ・ノーティス(耀く小虎・b65526)
天狐・玉藻(狐火の遊女・b73770)
八月宮・真藍(小学生真符術士・b74515)
コロナ・サンライト(超光戦士・b77156)
オリヴィエ・シンフォティア(魔法陣描く金鈴音の魔女・b77441)
裏密・辛蜜(高校生呪言士・b79222)
NPC:鬼頭・田吾作(ファイアフォックス・bn0034)




<リプレイ>

●最高の味
「レストランで出されていた料理は、かなり美味しかったようですね。その分、料理に手間が掛かるのは理解できますが……」
 ゴーストが確認されたレストランが掲載されているグルメガイド本を見つけ、八月宮・真藍(小学生真符術士・b74515)が呟いた。
 念のため、満腹状態にしてきたので真藍自身は問題ないが、鬼頭・田吾作(ファイアフォックス・bn0034)がグルメガイド本を見て、『俺はこれとこれを絶対に食う!』と仲間達に宣言をする。
「時間制限付きで1品しか食べられないなんて、本当にただの詐欺ですね。……というか、お客が減って当然です。商売の基本はお客にも得したと思わせる事。それが出来ないようじゃ、どんなに料理人としての腕が良くても、商売人にはなれないのよねー」
 レストランが紹介されている記事を読み、コロナ・サンライト(超光戦士・b77156)が答えを返す。
「千鞠もお友達とケーキやスイーツ系のバイキングに行ったりしますっ。おしゃべり込みで制限時間90分、至福の時間ですよね」
 ほんわかとした表情を浮かべ、綾瀬・千鞠(祝福の娘・b31068)が食べ放題に行った時の事を思い浮かべた。
「……野菜だけでも元が取れるくらい沢山食べれば良かったのに……。自分ならそうするし、中毒になるくらいに美味しい味なら、それでも構わないし……、一度行ってみたかったなぁ」
 モグモグと肉まんを食べながら、月乃・星(永遠の欠食児童かも・b33543)思わず涎を垂らす。
「それでも、良いもんを使っていたんでしょ? 文句を言うんじゃないのよ……と思うけど、店側もどうかしらね。いっその事、ファミレスみたいにドリンクとサラダを食べ放題にして、料理を別にすれば良かったんじゃないの? まあ、考えを変える気がなかったというなら仕方ないけど……」
 不機嫌な表情を浮かべ、オリヴィエ・シンフォティア(魔法陣描く金鈴音の魔女・b77441)が溜息をつく。
「さすがにサラダばかりにこだわるのは、よくありませんね。温野菜も美味しかったようですが、お肉とお魚もバランスよく食べてこそ。多少の農薬が使われていようが、市販のドレッシングだろうが、考えて作ってくれている人達の苦労や愛情を考えたら、比べるようなものではないと思うのですぅ」
 廃墟と化したレストランに辿り着き、琴月・ほのり(鳳翼の詠媛・b12735)が口を開く。
「いくら早く出てきても、サラダで元が取れるとは思えんのぅ。妾は人を騙すのは好きじゃが、騙されるのは嫌いなのじゃ」
 だいたいの金額を計算した後、天狐・玉藻(狐火の遊女・b73770)が溜息を漏らす。
「それにしても、とんでもないレストランですね。お客さんに料理を奮って喜ばせる場所なはずなのにさ。こんな商売のやり方じゃ上手く行かないですよー。どれだけ味が良くてもサービスが悪いと駄目ですよね。それにさ、私も女だけどサラダばっかりだと流石にあきるもん」
 廃墟と化したレストランに辿り着き、鬼灯・遙(天道のディシプリン・b46409)が視線を送る。
 レストランの外観は白を基調とした高級感が漂う造りであったが、その雰囲気をブチ壊す勢いで『90分、食べ放題!』と書かれた看板があった。
「食い放題だの何だの云々以前に、外食なんてもの自体が夢のまた夢だわ……」
 どこか遠くを見つめながら、裏密・辛蜜(高校生呪言士・b79222)が肩を落とす。
 財布の中身はすっからかん。
 しかし、田吾作から金の匂いを感じたらしく、『終わったらご飯を奢って頂戴。初依頼でちょっと贅沢したい気分だから、あんパン一個で手を打つわ』と強引に約束を取り付ける。
「色々と思う事はありますが、今回は地味にやらせてもらいましょう。田吾作先輩、高級料理の方はお任せしますので、頑張ってくださいね」
 苦笑いを浮かべながら、伊藤・洋角(百貨全用・b31191)が田吾作の肩を叩く。
 その言葉を聞いて田吾作が気持ちを切り替えて自分の胸をポンと叩き、『それじゃ、ゴースト退治と行くか!』と言って扉を開ける。
「……って、あれ? 美味しいもんがあると聞いてきたんやけど、なんか変な事になってない?」
 タッパーを握りしめたまま、ユウキ・スタンッア(は落着いてねとよく言われます・b43530)が汗を流す。
 リビングデッド達は一心不乱にサラダらしきものを貪っているのだが、明らかにそれとは異なる凄まじい異臭を放っていた。
「こ、これは一体? 貴方達の食べている其れは……、サラダなんかじゃありませんよ」
 リビングデッド達に視線を送り、クロエ・ノーティス(耀く小虎・b65526)が言い放つ。
 しかし、リビングデッド達はまったく信じておらず、口から腐汁を垂らして『何、寝ぼけた事を言っているの! これはサラダよ!』と反論するのであった。

●都内某所
「こ、これがサラダって……。リビングデッド達と同じで立派に腐っているのさ。さすがにそんなサラダを食べたら、お腹を壊すわね」
 引きつった笑みを浮かべながら、オレヴィエが魔弾の射手を発動させる。
 だが、リビングデッド達はその発言に腹を立て、『これが腐っているですって!? 虫がついているのは無農薬って証拠よ!』と言い返す。
「無農薬……ねぇ。予想以上に高くて、まったく手が届かないわ。これがブルジョワジーって奴なのね。……妬ましいわ! それ以前に食べ物ですらないようだけど……」
 傍にあったメニュー表に目を通した後に放り投げ、辛蜜が恨みつらみを込めた呪詛呪言で攻撃する。
 そのため、リビングデッド達がダメージを受けつつ、『見た目で判断しちゃ駄目よ。とってもヘルシーだから、食べてみて!』と迫ってきた。
「ちゃんと頑張って、このお仕事終える事ができたら、美味しいものを作ってあげますから、あんなものに興味を持っちゃ駄目ですよー」
 モーラットピュアのぱおにーに声を掛けながら、ほのりが距離を取って隕石の魔弾を放つ。
 その途端、リビングデッド達が傷ついた体で立ち上がり、『せっかくのサラダが散らばっちゃったじゃないのよ!』と叫ぶ。
「……まったく。サラダぐらいで騒ぐとは、低能な者ばかりじゃのぅ。無農薬もドレッシングも自分で作った方が、より良い物が食べられるのじゃ。所詮、ドレッシングなど配合に過ぎんからのぅ。妾はなど自分で素材を厳選して作っておるのじゃ。安直に無農薬が良いだの、これは新鮮だなどと、良く確かめもせずに情報に流されおって。そんなお前達は石にでもなればよいのじゃ!」
 リビングデッド達を叱りつけながら、玉藻が幻楼七星光を炸裂させる。
 その間もリビングデッド達は文句を言っていたが、途中で石化して大人しくなった。
「うっ……、何だか気分が悪くなってきましたね」
 青ざめた表情を浮かべながら、洋角が出来るだけ目立たないようにして暴走黒燐弾を撃ち込んだ。
 次の瞬間、黒燐蟲が着弾地点で勢いよく弾け飛び、次々とリビングデッド達に食らいついていく。
 リビングデッド達はサラダについている虫かと思い、最初は警戒していなかったようだが、黒燐蟲に襲われて『な、何よ、これ!』と悲鳴をあげた。
「それは……、あなた達にとっては、死神のようなものです」
 リビングデッド達に答えを返し、クロエが素早くナイフを突き立てる。
 しかし、リビングデッド達は『まだサラダを食べている途中なのよ!』と叫び、腐った拳でクロエを殴った。
「あー。はいはい、わかった。特製ドレッシングとサラダですね、今すぐ……見せてあげるよ、現実をっ!」
 リビングデッド達をなだめながら、オリヴィエがパラノイアペーパーを放つ。
 そこに描かれていたのは、サラダとドレッシングの山で、それを食べようとして伸ばした手が腐っている、というもの。
 それを見たリビングデッド達が怒って文句を言おうとしたが、それよりも早く体が切り裂かれて辺りに悲鳴が響き渡った。
「やっぱり、サラダばかりだから、カルシウムが足りなくて、イライラしているのですねぇ〜」
 しみじみとした表情を浮かべ、ほのりがリビングデッド達に視線を送る。
 その途端、リビングデッド達がブチ切れて襲い掛かったが、ぱおにーの放った火花に驚いて尻餅をついた。
「やっぱり、カルシウムが足らぬようじゃな。しかも、自分達が食べている物の新鮮さも分からぬとは……。あの世で味覚を勉強してくるのじゃな!」
 リビングデッド達に冷たい視線を送り、玉藻が光の槍を撃ち込んだ。
 その一撃を食らってリビングデッドが『そ、そんなのお断わりよ』と答え、糸の切れた人形のようにして崩れ落ちていく。
「私の明日のご飯の為に、大人しく逝って頂戴」
 リビングデッド達の背後に回り込み、辛蜜が再び呪詛呪言を発動させる。
 それに合わせて仲間達も次々と攻撃を仕掛け、リビングデッド達にトドメをさした。
「それにしても……。何なのよ、あのサラダへの執着心は〜?」
 リビングデッド達が全滅した事を確認した後、オリヴィエがどっと疲れた様子で愚痴をこぼす。
 リビングデッド達はサラダに執着するあまり、両目が血走っていて怖かった。
 それだけサラダが好きだったのかも知れないが、あそこまで怖いと今夜の夢に出そうである。
「いっそ、サラダしか出す時間がなかったのなら、時間制限とか撤廃してサラダ専門店にしちゃった方がよかったんじゃないですかね?」
 不思議そうに首を傾げ、洋角が疑問を口にした。
 だが、レストランのやり方から考えて、利益を優先している事は間違いないため、そう言った考えは思い浮かびもしなかったのだろう。

●最高の御馳走
「おいおい、見ろよ。あっちを見ても、こっちを見ても、御馳走だぜ!」
 仲間達に声を掛けながら、田吾作が瞳をランランと輝かせる。
 最近、まともな食べ物を口にしていなかったせいか、目の前に並んだ料理がすべて毒である事も忘れて、すっかり食べる気になっていた。
「うっわぁ〜♪ 確かに凄くいい匂い〜。毒だって分かっていても、食べたくなっちゃいますね〜」
 美味しそうな料理に心を奪われつつ、遙がプロトフォーミュラを発動させる。
 最高級品を使っているというだけあって、どの料理も美味しそうに見えるため、腹の虫も『早く食わせろ』と鳴り始めた。
「此れ食べてもええんやろ……ん? クローセル、どうした。おいしそうやん??」
 ケルベロスオメガのクローセルが必死で服を引っ張っていたため、ユウキが不審に思って田吾作の口に思いっきり詰め込んでいく。
 その途端、田吾作が『美味ぇ〜!』と大声を響かせ、そのままブクブクと泡を履いて動かなくなった。
「……確かに、どれも美味しい。この触感、この後味……。どれをとっても最高。さすが高級料……ううっ」
 プロッケンジャイアントを発動させ、星が目の前の料理を食べていく。
 その途端、激しい眩暈と腹痛に襲われ、食べている途中で崩れ落ちた。
「クローセルはほんまええ子やなぁ〜。うちのピンチを助けてくれるなんて! しかし、食べ物をこんな事に使うゴーストは許せんな!」
 クローセルの頭を撫でた後、ユウキが拳をギュッと握りしめる。
 それと同時にシェフの格好をした地縛霊が現れ、『遠慮しなくていいんですよ。どうぞ、好きなだけ食べてください』と言ってニンマリと笑う。
「こんな事もあろうかと、ここに来る前に美味しいケーキ一杯食べてきちゃいました! ………解ってます、千鞠もちょっと暴挙だったと思ってます」
 少し後悔した様子で語りながら、千鞠がギンギンパワーZを口に含む。
 だが、その事に反して腹の虫が鳴っており、『どうして、お腹が鳴るんですか!?』と大声を上げた。
「そこまでだよっ! この世に正義がある限り、世に悪が蔓延る事はない。愛と勇気と友情の戦士、超光戦士サンライト、ここに参上ッ! 高級料理に毒込めて人々の食を、喜びを恐怖に陥れるデスコック怪人! その危険な作戦は超光戦士サンライトが必ず打ち砕くわ!」
 自ら名乗りを上げて旋剣の構えを発動させ、コロナが高い所から勢いよく飛び降りる。
 次の瞬間、地縛霊が『料理を楽しんでいただけないのなら……、仕方がありませんね』と言って両手に持った包丁を構えた。
「みなさん、回復いたしますわ」
 仲間達に声を掛けながら、真藍が浄化サイクロンを使う。
 そのおかげで田吾作達が我に返り、再び高級料理を食べて気絶した。
「……貧乏だった頃は腐っていても食べられるものなら、迷わず食べていたから胃腸は強いつもりでいたけど……」
 持参した毒消しを頬張りながら、星がフラフラと地縛霊に瞬断撃を放つ。
 しかし、地縛霊は『そんなへっぴり腰じゃ、わたしに傷一つつけられませんよ〜』と叫び、十字を切るようにして包丁を振り下ろす。
「それなら風の一薙ぎ、避けられるものなら避けてみなさいな!」
 一気に間合いを詰めながら、遙がクレセントファングを炸裂させる。
 その強烈な蹴りを食らって地縛霊が吹っ飛び、持っていた包丁が音を立てて床に転がった。
「あんなに大冒険をしたのに、お腹が空くなんて……。悔しいですけど、速攻で倒させていただきます」
 悔しそうな表情を浮かべ、千鞠がスピードスケッチを放つ。
 その言葉を聞いて地縛霊がニヤリと笑い、『そんな簡単に私を倒せると思っているなんてお笑いですね』と答えて床に落ちていた包丁を拾う。
「正義の光を纏い、いま必殺のシャイニン・スパーク!」
 仲間達と連携を取りながら、コロナがライジングヘッドバットを炸裂させた。
「撃ち貫け、火と霊のダブルショット!」
 クローセルと挟み込むようにして地縛霊を狙い、ユウキが雑霊弾を撃ち込んだ。
 それに合わせてクローセルがレッドファイアを放ち、地縛霊の体を魔炎に包み込む。
 それでも、地縛霊は包丁を振り上げて襲い掛かってこようとしたが、魔炎からは逃れる事が出来ず、断末魔をあげて特殊空間もろとも消滅した。
「……はぁ、お腹すいた……」
 物足りない様子で、星がグゥッと腹を鳴らす。
 特殊空間内に料理の匂いが漂っていたせいで、腹の虫達が『何か食わせろ!』と暴れている。
「確かにちょっともったいなかったですね。気晴らしに美味しいものでも食べに行きませんか?」
 ガイドブックを片手に持ち、真藍が仲間達を食事に誘う。
 その言葉を聞いて田吾作がムクッと起き上がり、『もちろん、オゴリだよな!?』と何度もしつこく確認する。
「これだけのもの魅せられて匂わされて、何も無いまま帰るなんて絶対に無理! ぜひ連れて行ってください」
 田吾作を押し退ける勢いで、遙が真藍の誘いに乗ってニコリと笑う。
 それでも、田吾作が何か言おうとしたため、仲間達が一斉にドツいてその場に放る。
 そのため、星が妙な仲間意識を持って田吾作に肩を貸し、『……フリーターにはきついだろうから奢ってあげる』とキツイ事を言って店まで運ぶのだった。


マスター:ゆうきつかさ 紹介ページ
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いまいち
参加者:12人
作成日:2010/12/06
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