≪大根畑≫不夜城円舞曲


<オープニング>


 気が付けば、そこは煌びやかな大広間だった。
 血を思わせる深紅の絨毯を、輝かんばかりの豪奢なシャンデリアが照らし出す。
 背景音楽として流れるのは、円舞曲の旋律だ。
 どこか退廃的で、物悲しいものを感じさせる旋律に合わせてステップを踏むのは、四組の男女。その面立ちは、明らかに日本人のものではなかった。
「ここは……?」
「どうやら、何かに『招かれた』ようですね」
 辺りを見回す川嶋・菜々香(後方の青色・b62613)に、葉中・優実(花蝶風月・b17825)が言った時、能力者達の頭上から声は唐突に投げかけられた。

『戦士諸君、ようこそ』
 正体を見せぬ中性的な声は、能力者達の反応を待たずに続けた。
『闘神の独鈷杵は、それを所有するに相応しい主を捜し求めている。戦士達よ、戦え。100の戦いが繰り広げられたのち、もっとも勝利した組織の元へ、闘神の独鈷杵は復活するであろう』

 説明が終わると共に、踊っていた男女のうちの一組が踊りを止めた。
 能力者達の側へと歩み寄り、彼らは優雅に一礼する。
「影の城へようこそ、異邦人」
「ようこそ、この愛しくも狂おしい社交パーティへ」
「聞いての通り、どうやら私達が君達のダンスパートナーを務めることになったようだ」
 言葉を紡ぎ、口元を優しげに歪めた男女の後ろで、円舞曲は流れ続け三組の男女は踊る。
 踊る彼らの視線もまた、間違いなく能力者達の方を見ていた。いや、正しくはその首筋を。
「吸血鬼か……」
 等しく笑みを浮かべた彼らが何者であるかを、沢城・カズマ(悲劇の砕き手・b31224)は口にした。笑みを浮かべたまま、男は能力者の言葉に肯定の頷きを向ける。
 とすれば、この大広間は吸血鬼の本拠、影の城のどこかなのだろう。
 そう思考するうちに、吸血鬼の男性は再び口を開いた。
「それでは、御客人。早速で大変申し訳ないのだが……」
 男は言葉を切り、笑みに細めていた目を一層細めると、告げる。
「……戦り合おうか」
 男女の笑みが、ぞくりとするような狂気に染まった。
 男性が手に嵌めていた白手袋を、こちらの足元へと投げつける。
 古式ゆかしき作法に則った、決闘の宣告だった。
「決闘を受けるならば拾いたまえ。もっとも……最初から潔く敗北を認めるというのも、賢い行いであろうがね」
「誰が……!」
 小鳥遊・祐理(封絶花・b36865)は、戦いへの決意を瞳に宿して仲間達の方を見た。
「迷うことはありませんわ」
 綾川・紗耶(青き薔薇の輝きを具現せし者・b64932)の言葉に、他の仲間達も頷く。その視線に背中を押されながら、祐理は手袋を拾い上げた。
「決闘、受けさせてもらいます!」
「その勇気に称賛あれ。今こそ決闘は受諾された……!!」
 讃えるように言うと、男は悠然とホールの中央へと立ち戻る。
 いつの間にか、フロアにいる人影は増えていた。それは柱の陰から現れた女性達だ。夜久・紀更(ノーチェブエナ・b07881)が、彼女達の正体を口にする。
「サキュバス、それにサキュバス・ドールか」
「頭数だけは多いな」
 式銀・冬華(月のエアライダー・b43308)が冷静に言う間に、8体の使役ゴースト達はそれぞれの主人の元にかしずき、詠唱兵器を手渡していった。
 ガンナイフの銃口を能力者達へと向け、男は言う。
「それでは、始めるとしよう。影の城に相応しき宴を……」
「ふふ……楽しい愉しい、ダンスパーティの開幕よ」
 女がそっと笑い、男は静かに口元を歪める。
 狂気に満たされた不夜城に、戦いの幕は上がろうとしていた。

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参加者
夜久・紀更(ノーチェブエナ・b07881)
葉中・優実(花蝶風月・b17825)
瀬名・雪乃(こねこねここたつでねころんだ・b30841)
沢城・カズマ(悲劇の砕き手・b31224)
小鳥遊・祐理(封絶花・b36865)
式銀・冬華(月のエアライダー・b43308)
川嶋・菜々香(後方の青色・b62613)
綾川・紗耶(青き薔薇の輝きを具現せし者・b64932)



<リプレイ>

 不夜城のダンスホールに流れていた音楽は、いつの間にか止まっていた。
 麗しき旋律に代わって戦いの場に満ちるのは、戦うことを決めた両者から放たれる殺気だ。麗しきダンスホールには、互いの殺気が満ち満ち、血を求めずに止まぬ戦場となり果てている。
 貴種ヴァンパイアの男性が、ガンナイフの撃鉄に指をかけた。
「では、いざ開演と行こう!」
 男の指に力がこもる。だが、
「「待った!」」
 制止の声は、銀誓館学園の側から起こった。開戦と同時に一気に前進しようとしていた美女と美少女達が、一斉につんのめった。
「……案外ノリがいいですわね」
 川嶋・菜々香(後方の青色・b62613)にそんな評価を受けながら、貴種ヴァンパイアの男は呆れた様子で問うた。
「……今さら、何かね。決闘を取り止めでもする気になったとでも?」
「違うって、そんなわけないだろ」
「ダンスには最初の位置取りが重要ですよね」
「そっちの方が頭数が多いんだ、それ位いいだろう?」
 制止の声を上げた沢城・カズマ(悲劇の砕き手・b31224)と葉中・優実(花蝶風月・b17825)が釈明する間にも、瀬名・雪乃(こねこねここたつでねころんだ・b30841)と小鳥遊・祐理(封絶花・b36865)がなるべく多くの敵を射程に入れられるよう、そそくさとやや前に出る。
 一方で菜々香、それに使役ゴーストを使う優実と綾川・紗耶(青き薔薇の輝きを具現せし者・b64932)は敵から距離を取る。
 雪乃達の動きに対応し、敵前衛もまた狙いを動きを見せた彼女達に変えたのが、夜久・紀更(ノーチェブエナ・b07881)には感じられた。
 優雅さを気取ってはいても、決闘の場に臨んで勝利を求めるのはこちらと同じのようだ。
(「互いの出方に応じた動きを取るのは、ある意味ダンスのようではあるがな……」)
 内心で苦笑しながら、紀更は両手の長剣を構えた。式銀・冬華(月のエアライダー・b43308)もまた、優実のフランケンシュタインFWと肩を並べる。
「そろそろ良いかね?」
 能力者達の様子を観察していたらしい貴種ヴァンパイアが、肩をすくめて言った。
 雪乃がスカートをつまみ、優雅に一礼する。
「はい。ダンスのおつき合い、お願いします」
「では……いざ!」
 貴種ヴァンパイアが声を上げる。敵の美女達が、一斉に動き出す。

 次の瞬間、雪乃のつまんだままのスカートの裾の下から、見る者を内から侵す大量の漫画原稿がダンスホールに溢れ返った。
 黒歴史の到来である。

●短期決戦
「……うわぁ」
 なんだか台無しな気がして、紗耶は思わず呻いた。ブラックヒストリーの毒を受け、従属種ヴァンパイア達は出鼻を挫かれた形となった。
「な、何なの!?」
「で、できれば見ないでほしいの……」
 前方では、雪乃が慌てた様子で原稿に視線を落そうとする敵を制止している。
 それまでの耽美さとかゴチックな雰囲気とか、そういった名前の素敵なサムシングに両足が生え、全速力で逃げ去っていくかのようだった。
 そんな中でも畳み掛けるように、祐理は氷雪地獄を解き放つ。
「封絶花……この世界に咲き誇る、名も無き花よ」
 白い漫画原稿と凍て付く冷気が、吸血鬼達を急襲する。冬華は即座に漫画原稿と冷気が生む白銀の輝きの中へと飛び込んだ。手にしたナイフが吹雪の白を受けて煌めく。
「使役使いが前に出るとは敵ながら天晴れだ。なら、こちらも合わせてやろう」
「くっ……!」
 飛び込みざまに繰り出した蹴りが弧を描き、体重と勢いを乗せた爪先が従属種ヴァンパイアに突き刺さった。
 跳ね飛ばされた女性はダンスホールを転がり、ギリギリのところで堪えて立ち上がろうとする。
「カズマ!」
「ああ!」
 だが、その時には既にカズマが彼女へと突進している。冬華の声に応える形で繰り出された断罪の拳が女性の体を撃ち、その姿はたちまち掻き消えた。雪乃に迫っていたサキュバス・ドールの一体が、僅かに遅れて消え失せる。
「OKだ。やっぱり使役ゴーストは主人を倒せば消えるな」
「ならば主人を一気に狙いますの!」
 リフレクトコアを展開した紗耶が応じる。
 敵本人の実力は、おおよそ自分達と同等とカズマは見た。敵の頭数が多い以上、押し切られるより早く敵の数を減らすしかない。
 だが、能力者達が続けて動くよりも早く、ヴァンパイア達が舞う。
「今度はこちらがリードを取らせてもらおう!」
 能力者達が生んだ白を塗り潰すように、貴種ヴァンパイアがバットストームを一斉に発動させた。ホールを埋め尽くすかのような無数の蝙蝠が現れ、能力者達へと群がっていく。
「一度に使われると、厄介なものですわね……」
 菜々香はクロスシザーズを振り回してコウモリを追い払いながら呟く。優実の指示で退避している彼女達後衛は良いものの、前方にいる者達の被害は大きい。
「ん……!」
 蝙蝠に吸い付かれないよう細かく動き回っていた雪乃は、蝙蝠の翼の向こうから小さな指先が自分へと伸びるのを見た。敵を可能な限り多く射程に収めるように移動していたことの帰結として、彼女の位置は敵が接近できる範囲だ。
 伸ばされて来るサキュバス・ドールの小さな手を、雪乃は咄嗟の動きで振り払った。
 白い原稿を踏みながら続けてステップすると、両手を広げて抱き着いて来たもう1体が、両手を交差させて行き過ぎる。
「リードにおどらされるんじゃなくて、ちゃんと自分のステップふむの……」
 だが、その瞬間、新たに飛びついて来た1体が彼女にしがみついた。
 見る間に精気が奪われていくのを感じた時には、サキュバスと同期して動いていた従属種ヴァンパイアが雪乃を掴んでいる。
「貴女達は、危険そうだものね……!!」
 一瞬の間を置いて、雪乃の喉笛に吸血鬼の牙がめり込んだ。白いドレスの上に、こぼれた血が赤い線を描く。
「雪乃さん!」
「チッ……! 俺を無視するとはいい度胸だ!」
 蝙蝠を凌ぎながら菜々香が叫び、紀更はその従属種ヴァンパイアを呪いの魔眼で睨みつけた。だが、雪乃の血で回復しつつあった女性は視線に耐える。
 同様の状況になっているのは、祐理も同様だ。
「とにかく集中攻撃ですか……妥当ですが、厄介ですね」
 後方にいてほとんどバットストームの被害を受けていない優実は、敵と同じ使役ゴースト使いとしての立場からそう判断する。
 集中攻撃を受けているのは雪乃と祐理。
 いずれも先程広範囲に対する攻撃を行った者だ。
(「敵にとっての優先順位は、『広範囲攻撃を使う者』『倒しやすい敵から倒す』というところでしょうね」)
「敵も自分達の弱点は十分に把握しているようですね……」
 紗耶も同時に理解する。頭数が多い以上、一瞬の爆発力では相手が上だった。
「……雪のダンスは、まだ……」
 ようやく従属種ヴァンパイアを振り払い、雪乃は限界を越えて踏みとどまる。だが、続けて飛んだ投げキッスが、彼女の精神を打ち崩した。
 雪乃の体が床に倒れ、彼女の姿はそのまま消えていく。雪乃に集まっていた美女達の狙いが、自分に向くのを祐理は感じた。
(「次に集中攻撃を受ければ耐え切るのは不可能ですね」)
 ならば、その前に少しでも多く敵の戦力を削ぐしかない。その理解は能力者達の一致するところだ。
「私を倒したければ、全力で来なさい。よそ見していると、この雪に飲み込まれますよ……♪」
 祐理の宣言と共に、吸血鬼達は彼女を攻撃せんと牙を剥く。
「ですが、まだこちらの攻撃は終わっていませんわ……!」
 菜々香の手元に集うのは、白く輝く白燐蟲の群れだ。集結した白燐蟲は、吸血によって体力を回復しつつあった従属種ヴァンパイアへと飛ぶ。
 続けて優実の長槍の先端に集まった有象無象の雑霊が結集、弾丸となって従属種ヴァンパイアの一人を撃つ。さらに紗耶のケルベロスオメガが放った赤き焔に撃たれ、女性の体は消えて行った。彼女の使役ゴーストであるサキュバス・ドールの1体も、その運命を共にする。
「残り6だ!」
 カズマが床を蹴り、残る従属種ヴァンパイアへと躍り掛かる。その勢いを後押しするように、祐理は自分を狙う従属種ヴァンパイアの胸元へと、そっと指先を触れさせた。凄まじい冷気が即座に従属種ヴァンパイアの体温を奪う。主の窮地を間近としながらも、サキュバス達は無言だ。
 その静寂を飛び越えて繰り出されたカズマの拳は、しかし従属種ヴァンパイアが構えたホームランバットに受け止められた。
「やるな!!」
「だが、足元が御留守のようだ」
 冬華の叫びは、敵が反撃の動きを取るよりも早く起こった。
 カズマの攻撃を受けた従属種ヴァンパイアへと、冬華は下方から跳び上がるように弧を描く蹴りを放つ。女性の胸元に直蹴りが叩き込まれ、行き過ぎる脚の勢いに漫画原稿が舞い散る。
「聖なる光よ、かの禍々しき力を滅せよ!」
 たたらを踏んで後退した女性を目掛け、紗耶の光の槍が飛ぶ。槍に貫かれた従属種ヴァンパイア3人目の姿は即座に消滅する。
「怯むな!」
 だが敵もまた勝利を掴むべくあがこうとする。
 再び荒れ狂うバットストーム。蝙蝠の群れに飲み込まれ、祐理の姿が消えていく。
「……後は任せます」
「任された!」
 消え去る直前、祐理が残した言葉に応じて紀更は呪いをこめた視線で最後の従属種ヴァンパイアを射抜く。膝をつかいた彼女に向け、優実のフランケンが、その従属種ヴァンパイアへと鉄槌のような拳を振り下ろす。
 床に叩き付けられ動かなくなった従属種ヴァンパイアの姿は、瞬く間に消えて行った。

●夜会終幕
 既に敵は半減した。残るは貴種ヴァンパイアと、彼らの操る使役ゴースト達のみだ。紀更は手にした長剣を貴種ヴァンパイアへと突きつける。
「さあ、俺が相手だ。かかって来やがれ!」
「貴様のような、あからさまにタフな奴を相手にするのは後だ!」
「何だと!?」
 瞬間、残る4体のサキュバス・ドールは二手に別れ、紗耶と優実に飛び掛かった。ほとんど手傷を負っていない2人とはいえ、この行動は能力者達にとっては予想外の形だ。
「く……!」
「手筈は変わりません、今のうちに貴種を!」
 サキュバスに絡み付かれた紗耶の声に、前衛の者達は後方に控える貴種ヴァンパイアを倒すべく一気に前進する。

 偶然ながら、敵味方は似た戦術を選んでいた。
 『狙った前衛を倒した後は、残りの前衛を無視して後衛を叩く』。
 この激しい叩き合いの状況では、敵の数を減らした方が有利。
 能力者達の側に利があるのは、後衛陣が互いに大きく距離を取っていることだろう。
「これ以上……調子に乗らないで欲しいですわ!」
 菜々香が紗耶に絡み付かんとするサキュバスを白燐侵食弾で撃ち、その生命力を奪い取る。

「来る!」
 魔法陣を描きつつ前進した冬華が警告するのと同時、3度目のバットストームの乱流が巻き起こる。冬華は多くをかわし切るが、能力者達と共に前進していた優実のフランケン、レッドファイアを放たんとしていたケルベロスの姿が、蝙蝠に貪られて消えていった。
「ぷぅ……休んでいて。貴方の分まで踊り抜くから!」
 消えゆくフランケンの姿に、サキュバスに絡み付かれながらも、優実は最後まで戦い抜かんと決意を固める。

「へ……いい加減、きついな」
 疲弊した様子でカズマは拳を固めた。
 対する敵に負傷は無い。敵のバットストームは攻撃と共に敵の生命力を奪う技だ。雪乃と祐理による攻撃でダメージは受けていたはずだが、それも既に回復されている。
「敵の残りが少ないとはいえ、時間をかけても仕方が無いな」
 幸いと言えるのは、相手が使役ゴースト使いである以上、使用回数の限度が近いということだろうか。だが、その限度を待つ気は能力者達には無かった。
「回復する暇さえ与えず、一気に倒す!」
「ああ、遊んでられねぇからな」
 味方の残りは6人、敵は4人。あと1人でも落とせば大勢は決すると能力者達は判断する。

「行くぜ!」
 リーダー格の男の眼前に走り込み、カズマは強く一歩を踏み出す。
「く……」
 咄嗟の判断で一歩を退き拳をいなそうとした男の足の間に、カズマは交差するようにもう一歩を踏み込む。
「幕と行こうぜ。もう十分踊ったろ?」
 かざされたガンナイフをすり抜けるようにして、拳は敵の顔面を捉えた。端正な顔を歪ませる男へと、冬華はナイフの切っ先を向ける。
「まだ踊り足りないのなら、炎の舞でもリクエストさせてもらおうか」
 浮かぶ魔法陣の中心に生まれた炎の魔弾は即座に飛翔、ガンナイフで魔弾を受け止めた男に、紀更はゆっくりと剣を振り下ろす。
 影を帯びた刃は男の肩口から入り、夜会服ごとその体を袈裟懸けに切り裂いた。
「パーティーはいつか終わるんだぜ、夜は明けるんだ」
「……成る程、それも道理か。ならば決闘の敗者は、早々に消えるとしよう」
 紀更達を讃えるように言い、男の姿は消えて行った。

 リーダーが消えた事に動揺しながらも、残された貴種ヴァンパイア達は抵抗を続けた。
 だが、能力者達の力は、その抵抗を打ち破り、確実に勝利へと近付いていく。
「これで終わりですわね」
 疲労感を漂わせつつも菜々香の放った白燐侵食弾が、最後に残っていた貴種ヴァンパイアを体内から食い荒らす。
 8人目の敵と、最後に残されたサキュバス・ドールが消えると共に、再びあの声が響き渡った。

『勝者、銀誓館学園』

「……今宵のダンスパーティ、勝者は我らか。麗しき淑女、毅然たる紳士と踊れて、彼らも本望だっただろう」
 内心で、『どえすとどえむだが』と付け加える冬華に、紀更は大仰に溜息をつくと言った。
「ったく、こんな場所で踊るってのはやっぱ俺たちの柄じゃねーわな」
 皆が思わず苦笑する中、菜々香はふと思う。
「近いうちにメガリスが復活しそうですわね……復活前でも大波乱ですから、復活後はもっと大波乱になりそうですわ」
 近い未来を想像するうち、彼らの姿は元いた場所へと戻っていった。


マスター:真壁真人 紹介ページ
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知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2011/03/19
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