幾つもの戦いを経て


<オープニング>


●都内某所
 就職難の中、なるべくハングリー精神を持った社員を雇おうと考えた会社があった。
 この会社では実力とヤル気さえあれば、例え新入社員であっても、役職に就く事が出来たらしい。
 しかし、その面接方法は随分と変わっており、ありとあらゆる方法を使ってライバル達を蹴落とし、会場に行かせない事にする事だった。
 そのため、彼らはライバル達に対してビラや電話などといった妨害工作を行い、事故に見せかけて再起不能にさせたりして、辞退させたりしていたらしく、それが原因で常にトラブルが絶えなかったようである。
 だが、この会社の社長は『最近の若いモンは他人の顔色ばかり窺って、自分の意見を言おうとしない。こんな奴はカス中のカスだ!』と言った考えを持っており、『妨害工作……? 大いに結構! イスはひとつしかないのだから、邪魔な奴らはすべて蹴落とせ!』と言った感じで煽り、車内には常にピリピリしたムードが漂っていたらしい。
 そんな事を繰り返していたせいで、野心の強い社員が残ってしまい、最後には社長の座すら奪われてしまったようだ。
 しかし、強引なやり方が災いして、あれこれと不正が明るみになり、やがて廃業してしまったようである。
 それから、しばらくして……。
 この場所で関係者と思しきゴーストが確認された。

「みんな、集まった? それじゃ、話を始めるね」
 運命予報士、長谷川・千春(高校生運命予報士・bn0018)。
 今回の依頼は彼女の口から語られる。

 ゴーストが確認されたのは、廃墟と化したビルにあった、とある会社。
 この会社は『自分以外はすべて敵! 邪魔な奴はすべて蹴落とせ!』といった方針だったらしく、例え同僚であっても信用する事が出来ないほど、ピリピリとしたムードが漂っていたそうよ。
 まぁ、それが原因で情報が共有されず、危ういバランスで会社が継続していた時期もあったようだけど……。
 ここの社長はそれを上手いバランスで調節していたけど、最後は自分の部下に蹴落とされて酷い目に遭っていたようだけど……。
 リビングデッドと化したのはここの社員で、自分以外は誰も信用出来ないみたい。
 おそらく、侵入者達を倒せば、自分達が出世できると、勘違いしているんじゃないのかな?
 それと、社長室が特殊空間と化していて、両手にゴツイ指輪をはめ、葉巻を咥えたオジサンが地縛霊と化して留まっているわ。
 この人が噂の社長ってわけじゃないけど、何らかの関係はあると思うから要注意。
 地縛霊は葉巻の煙を吹きかける事で、相手を毒状態にさせるから、くれぐれも気を付けてね。

マスターからのコメントを見る

参加者
騎島・亮(剣の聖者・b01277)
御剣・光(傍若無人な牌の音初代皇帝・b02940)
波多野・のぞみ(真紅と漆黒の淑女・b16535)
夕凪・朔哉(高校生真魔弾術士・b20365)
魔諭羅・夜魅(鬼蜘蛛闇姫・b29795)
アリシア・クリストファ(天空の花嫁・b30952)
白雪・勇姫(赤にして紅翼・b31194)
劉・麗鳳(仙道師・b41025)
姫宮・心(夢幻魔法ーナイトメアー・b42378)
伊弉諾尊・りおん(高校生雪女・b56157)
烏頭森・万葉(億千万の棘茨荊・b60331)
神楽・美沙(光輪の金剛石・b76178)
NPC:鬼頭・田吾作(ファイアフォックス・bn0034)




<リプレイ>

●力こそすべて
「ありとあらゆる方法を使ってライバル達を蹴落とし、のし上がっていく会社ですって!? 運動会で順位をつけない、主役が何人もいる劇をやるなんてエセ平等が蔓延ってる現代で、中々骨のある会社ね。でも、それが野心の強い社員を育てて、社長の座を奪われる事に繋がったんだけど……。そんなシステムを作るんだったら、自分の立場を奪われないように、ちゃんと対策を取っておくべきくでしょ。ところで、マイダーリン田吾作。こんな所で殺気だって頑張るくらいだったら、就職活動の方を頑張ったらどうなのよ? まあ、殺気だって頑張ったくらいで就職が決まるなら、誰も苦労しないでしょうけど……」
 苦笑いを浮かべながら、御剣・光(傍若無人な牌の音初代皇帝・b02940)が、鬼頭・田吾作(ファイアフォックス・bn0034)に視線を送る。
 その視線に気づいて田吾作が『最近、やけに不況で……じゃねえ。お、俺は、ほら……。世界の平和を守るっていう大事な仕事があってだな』と必死になって言い訳をし始めた。
 気のせいか、うっすらと涙を浮かべているようにも見えるが、おそらく心の汗だろう。
「あ、田吾作さん、今回はちゃんと来たんですね」
 田吾作の存在に気づき、姫宮・心(夢幻魔法ーナイトメアー・b42378)がニコッと笑う。
 その言葉を聞いて田吾作が『あの日は急に日雇いのバイトが……って、違う、違う。ただの寝坊だから!』と言い訳をした。
「本当に往生際が悪いですね。まだ就職が決まっていないなら、私が就職先を斡旋してやってもいいですよ。なーに、心配しなくても大丈夫です。田吾作先輩でもできる簡単なお仕事です。それなのに超高給という素晴らしい仕事なのです。……で、仕事の内容ですけど、そっち系の人達専用のヌードモデルです。あんな事やそんな事も当然されるですけど、初めてじゃないから問題ないですよね? くひひ♪」
 含みのある笑みを浮かべ、伊弉諾尊・りおん(高校生雪女・b56157)が田吾作の尻を叩く。
 その途端、田吾作が『オゥッ!』とアメリカンな悲鳴をあげて、激しく首を横に振る。
「それにしても……、おもろい経営方針を取っとる社長はんやなぁー。傍から見ている分には面白いだけやで、もっとやれって感じやな。まあ……、当事者達は大変なんやろうけど、そういう会社を選んだのは自分達やし、自業自得やからなぁー」
 苦笑いを浮かべながら、劉・麗鳳(仙道師・b41025)が話題を戻す。
「……とは言え、やる気と実力さえあれば相応の役職につける、と言うのは、アメリカ的ではあるが、そう悪い事ではない。しかし、それが個人主義で全体を見ぬ上、他人を蹴落とすとあれば、何の意味もなかろうに……。競わせると争わせるでは決定的に違う。結局、会社にとって益となる人間まで潰される事にもなろう。潰し潰され、結果は火を見るよりも明らかじゃ。ま、後の祭りじゃな」
 当時の様子を想像し、神楽・美沙(光輪の金剛石・b76178)が溜息をつく。
「本当に馬鹿だよな。そんな事を言ってたら、いつかこうなるって分かりきってるのに……。そんな社員を調整してた社長は、ちょっとだけ凄いと思うけど……」
 ある程度の理解を示した上で、夕凪・朔哉(高校生真魔弾術士・b20365)が当時の新聞記事に目を通す。
 記事を読む限り、社員同士で足を引っ張り合っていた事が原因でトラブルがあっても、社長が間に入る事で解決していた問題も多かったようである。
「でも、ここの社長さんは微妙に意味を取り違えていたようね。現代社会において、会社を経営する人達のバイブルというべき、マネジメントを説いた経営学の父ドラッカーも、真摯さが求められると言っているし、方向性が違っていれば上手くいったのかも知れないのに……」
 少し残念そうにしながら、アリシア・クリストファ(天空の花嫁・b30952)が口を開く。
「やれやれ……、仲間内で蹴落としあって自滅とか、ハングリーにも程があるだろ。社員同士が協力出来ない様な会社じゃ、潰れて当然だ。まあ、放置する訳にもいかないし、早急に対処しないとな」
 ゴーストが確認された会社に辿り着き、騎島・亮(剣の聖者・b01277)がゆっくりと足を踏み入れた。
 次の瞬間、リビングデッド達が物陰から現れ、一斉に攻撃を仕掛けていく。
「う〜ん、確かにハングリー精神だけはあるようね。……でも、それだけだと私達の敵じゃないわ」
 リビングデッドのパンチを受け止め、波多野・のぞみ(真紅と漆黒の淑女・b16535)が鼻で笑う。
 そのため、リビングデッド達が再び攻撃を仕掛けてきたが、殺気立っているせいでどんな攻撃を仕掛けてくるのか、手に取るように理解できた。
「……雑魚が! 調子に乗るんじゃねえよ!」
 足元にペッと唾を吐き捨て、田吾作が指の関節を鳴らす。
「言っとくけど、そいつ等に勝ったからといって、お前が就職できる訳じゃないからな。……いや、待てよ。そういや親戚の神社が、職員を募集してたな。一人でリビングデッドを全員倒せたら、オレが推薦してやるぜ、田吾作。三食付きで、美人の巫女さんに囲まれた職場だぜ」
 ハッとした表情を浮かべ、魔諭羅・夜魅(鬼蜘蛛闇姫・b29795)が田吾作の肩を叩く。
 その途端、田吾作が『おう、任せておけ!』と叫んで、リビングデッド達に突っ込んでいったが、成す術もなくタコ殴りにされて、床に突っ伏した。
「……って、もうフルボッコッすか!? まだ前回の傷が癒えていないんじゃないんッスか?」
 邪悪な笑みを浮かべながら、白雪・勇姫(赤にして紅翼・b31194)が痔の薬を持って迫る。
 それを見た田吾作が尻を守るようにして、『勘弁してくれ!』と叫んで匍匐前進で逃げていく。
「それじゃ、ここはお願いしますね。わたしは社長を倒してきます!」
 仲間達に別れを告げた後、烏頭森・万葉(億千万の棘茨荊・b60331)が地縛霊の確認された場所にむかう。
 それと同時にリビングデッド達が後を追おうとしたが、勇姫達によって行く手を阻まれた。

●出世のために
「随分と殺気立っているな。まぁ、いいや。みんな纏めて掛かって来いよ」
 リビングデッド達を挑発しながら、夜魅がクルセイドモードを使う。
 その言葉を聞いてリビングデッド達がファイティングポーズを取り、『当然だ。この戦いには出世が関わっているからな』と言い放つ。
「なるほどねー。ひとりひとりは優秀というか、姑息な感じで強そうだけど、仲間と連携を盗れていないせいで、まったく相手にならないわね。あなた達が軽視した仲間と協力する事による団結の力を見せてあげるわ!」
 仲間達と連携を取りながら、アリシアがケルベロスオメガのリューイに、死がふたりを分かつまでを発動させた。
 それを見たリビングデッド達が、『俺達はひとりでパーフェクト。それだけだ』とフンと鼻を鳴らす。
「いつもなら呪言突きで突き刺してやるところだけど、今回の相手を考えるとブラックヒストリーで攻撃した方が面白そうね。就職に失敗して路頭に迷い、最後には惨めに死んでいくトラウマ漫画を描いて精神と肉体の両方にダメージを与えてやるわ。路頭に迷う主人公のモデルは、もちろんマイダーリンよ」
 リビングデッド達に微笑みかけ、光がブラックヒストリーを発動させる。
 次の瞬間、リビングデッド達よりも田吾作の方が驚き、『み、見るな。見るんじゃねえ!』と悲鳴をあげた。
「せっかく人がいい就職先を紹介してやったのに、全然乗り気じゃねーから、そう言う事になるんですよ。しかも、リビングデッド達相手に『俺の就職が決まらないのは、お前らが妨害工作をしてるからだな!』とか、勘違いして逆恨みしてるんじゃねーですか? 本当にムカつくですよー。この怒りをリビングデッド達にぶつけて、ストレスを発散してやるですよ」
 不機嫌な表情を浮かべ、りおんが吹雪の竜巻を使う。
 その途端、田吾作が『えっ? 違うのか!?』と目を丸くさせ、ガックリと肩を落とす。
「やっぱり、ダーリンがボロボロになっていく姿は、見慣れてるから描きやすいわ。漫画の中だから現実ではできない酷い事もいっぱいできるわね。さあ、みんな読みなさい! そして、絶望に打ちひしがれるといいわー!」
 高笑いを響かせながら、光が再びブラックヒストリーを放つ。
 気のせいか、リビングデッド達よりも、田吾作の方が焦っているようにも見えるが、単なる錯覚に違いない。
「どうでもいいですけど、落ち着いてください、田吾作さん……。そこ邪魔です……」
 田吾作の事をなだめながら、心が激しくこめかみをピクつかせる。
 これが心でなければ、いまごろ田吾作は血祭りにあげられている事だろう。
「それにしても、協力が出来ないとは、なさけないッす。社会じゃやっていけないッす」
 リビングデッド達を叱りつけ、勇姫が暴走黒燐弾を撃ち込んだ。
 一瞬、田吾作も巻き込んだように見えたが、おそらく……気のせい……だと思いたい。
「まったく。田吾作先輩はどこまでもヘッポコですね。就職が決まらないのは自分のせいなのに、リビングデッドのせいにするなんてカッコ悪いですよ」
 田吾作に対して生暖かい視線を送り、りおんがリビングデッドめがけて吹雪の竜巻を発動させる。
 それでも、リビングデッド達は気合と根性で立ち上がり、『これも出世のためだ!』と叫んで特攻を仕掛けていく。
「おっと、うっかりッす!」
 すぐさま田吾作を盾にして、勇姫が棒読みで呟いた。
 数多くの戦いを潜り抜けて来ただけあって、田吾作シールドの強度は強かったが、時折『尻だけは勘弁してくれ!』と悲鳴が響いたため、ほんのちょっぴり鬱陶しい。
「リューイ、同時に仕掛けるわよ!」
 色々な意味でげんなりしつつ、アリシアが穢れの弾丸を放つ。
 それに合わせて、リューイがブラックセイバーを仕掛け、反対側から回り込んだ夜魅が紅蓮撃を叩き込む。
 だが、リビングデッド達は『ライバルが減った分、チャンスが増えた以上、ここで引き下がるわけにはいかねえ!』と叫んで襲い掛かってきた。
「夢の力をたっぷり乗せて、夢の中から走り出せー。マジカルらんぺ――じ!!」
 リビングデッド達をギリギリまで引きつけ、心がナイトメアランページを発動させる。
 次の瞬間、リビングデッド達が次々と薙ぎ倒され、グチャッと嫌な音を立てて落下した。
「田吾作、無事か? まぁ、健闘したみたいだから、神社にはオレから連絡しとくぜ。オレの姉様が高校卒業したら、その神社の後継ぐ予定だから、そん時はよろしくな」
 リビングデッド達を全滅させ、夜魅が田吾作に駆け寄っていく。
 だが、田吾作はあの世とこの世を行き来している真っ最中だったため、返事を聞く事が出来なかった……。

●実力が全て
「うわ、見るからに成金のオジサンって感じね。この人が社長の座を奪った張本人って所かしら? まあ、誰だとしても結局退治する事には変わりないんだけどね」
 特殊空間内に留まる地縛霊を見つけ、のぞみがノーブルブラッドを使う。
 地縛霊は両手にゴツイ指輪をはめ、偉そうに葉巻を咥えて、豪華な椅子に座っていた。
「随分と分かりやすい格好の奴じゃな。社長を蹴落としてその座についた良いが、結局会社を維持できずに潰した無能な輩か何かかのぅ」
 生暖かい視線を地縛霊に送り、美沙がリフレクトコアを展開する。
「……と言うか、葉巻が偉い奴の特徴とでも思ってるのか。なんかよく分からんが、俺こいつ嫌いだ」
 嫌悪感をあらわにしながら、朔哉がパラライズファンガスを使う。
 それと同時に地縛霊が『こんなもんで、ワシが怯むと思っていたのか!』と叫び声を響かせた。
「アンさんがここのおもろい社長さんから、その座を奪い取った社員かいな? ……でどうや? その座を手に入れた感想は? 自分ひとりだけの王国、空しいだけやろ? 漫才もボケ役とツッコミ役が必要なんや。ひとりだけじゃでけへんのやで!」
 皮肉混じりに呟きながら、麗鳳が地縛霊を囲むようにして仲間達と陣取り、ライカンスロープを発動させる。
 その問いに地縛霊が『所詮、社員は単なる駒。金さえ出せば、いくらでも代わりがいるわい!』と高笑いを響かせた。
「なんか嫌な感じですね。蹴落としてやりましょう!! ……というかその社長のイスはわたしが貰うのですよ♪ 覚悟するがいいのです!」
 地縛霊の言葉にイラッとしつつ、万葉が幻影兵団を使う。
 だが、地縛霊はまったく悪びれた様子もなく、『ひょっとして、わしを倒すのか? 止めておけ。後悔するだけだ』と答えて鼻で笑う。
「さあ、いきましょうか、騎島君」
 すぐさま亮に合図を送り、のぞみが地縛霊を二人で挟み込むようにして、スラッシュロンドを炸裂させる。
「貴様という歪み、俺達が断ち切る!」
 一気に間合いを詰めながら、亮が地縛霊に黒影剣を叩き込む。
 次の瞬間、地縛霊が一気に葉巻を吸い込み、真っ白な煙を吐きかけた。
「ちょっと、最近は終日禁煙が当たり前よ。喫煙をやめなさい!」
 仲間達にも警告するようにして後ろに下がり、のぞみが不機嫌な表情を浮かべてライトニングヴァイパーを放つ。
 それに合わせて、麗鳳石兵気脈砕きを仕掛け、地縛霊が反撃する機会を奪う。
「ただ偉そうにして、人を陥れる事くらいしか能のない輩が! その身にしかと、敗北を刻んでくれようぞ!」
 地縛霊を叱りつけながら、美沙が天妖九尾穿を炸裂させる。
 その一撃を食らって地縛霊が断末魔を響かせ、特殊空間もろとも消滅した。
「新しい社長さんは、つまらない社長さんやったな。前の社長さんの方がおもろかったで……」
 特殊空間が消滅した後、麗鳳が疲れた様子で溜息を漏らす。
 前の社長を動物で例えるなら獅子だが、地縛霊と化した男は、良く言っても猪止まりだ。
「例え、どれだけの富や力を得ても、協力すべき仲間同士で足の引っ張り合いをしてるようじゃ、こうなるのも当然か……。俺達も気をつけないと、な」
 地縛霊が消えた場所を見やり、亮が自らを戒めるようにして呟いた。
「ま、他人を蹴落とすくらいの意気込みは必要なのじゃろうがな。それでも、全体を見る目を養いさえすれば、このような結果には、ならなかったじゃろうに……」
 やれやれと頭を振ってから、美沙が踵を返して帰路につく。
「……って、なんですか、このボロボロの椅子は! 特殊空間の中にあったのは、物凄く豪華だったのに……」
 唖然とした表情を浮かべ、万葉がその場に崩れ落ちる。
 廃墟と化してからしばらく時間が経っていた事もあり、椅子はボロボロになって、葉巻は崩れてスカスカになっていた。
「結局、あの偉そうな奴なんだったんだろうな……。そして、田吾作は落ち着いたんだろうか」
 色々な疑問を解消する事が出来ぬまま、朔哉が田吾作達のいる方向に視線を送る。
 おそらく、田吾作は……、大丈夫ではないだろう。


マスター:ゆうきつかさ 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:12人
作成日:2011/05/13
得票数:楽しい11  笑える2 
冒険結果:成功!
重傷者:鬼頭・田吾作(ファイアフォックス・bn0034)(NPC) 
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。