≪≪Reve*Lune≫≫白詰草の花冠を


<オープニング>


「クローバー……きれいですよね」
 ぼんやりと旅行雑誌を眺めていたコレット・マリエール(雪少女とお伽月・b38240)は、見開きの大きな野原の写真を認めて呟いた。
「これは綺麗ですね」
 鬼魅塚・美咲(中学生真土蜘蛛の巫女・b77026)がひょい、と覗き込んで感嘆のため息を漏らす。
 一面に白詰草の咲き乱れる野原。
 季節外れのその景色は、避暑に向いた爽やかな草原だと書かれていた。

 白詰草と言えば四葉のクローバー。
 見つければ幸運になれるという曰くにも、心惹かれるものがある。
「本当に、気持ち良さそう」
 シア・ヴィアンシエール(クローリス・b51017)もそう言って頷いので、
「行きたい……です」
 銀の瞳を期待を込めて煌めかせ、コレットは幸せそうに目を細めた。
「それなら……お弁当を持って、参りましょうか」
 日向寺・翠月(純粋なる翠緑の蝶・b31165)がコレットの気持ちを察してそう紡ぐ。
 お弁当を持って、ピクニックに行こうというのだ。
 見渡す限りの野原は、眩しいくらいに白詰草だけが咲き乱れ、葉の深い深い緑色に染まった大地を飾るふわふわの真っ白な花々はとても綺麗で愛らしい。
 それを想像しただけで、なんだかほんわか、暖かな気持ちになる。
「四葉のクローバーを探したり♪」
「白詰草の花冠を作ったり……♪」
 レイフィー・レイン(蒼天の無垢なる歌姫・b54502)と長谷部・未緒(花霞と夢胡蝶・b14152)もまるで歌うように楽しげに、にっこりと微笑み合う。
 いつもは全員分の美味しいお弁当を翠月が用意してくれるけれど、今回はせっかくだから少し趣向を変えて。一人一人がお弁当を作ってきて、皆で交換したら面白いのではと、コレットは小さく首を傾げて見せた。
「それは楽しそうだな」
 同意するように月野・美希(レシミアの花婿・b75118)が頷いて笑う。
「あれ?」
 そんな中、雑誌を覗きこんだ日下部・遥(ヘリアンタスクムルス・b61258)はぱちくりと瞳を瞬いた。
 大きな写真の片隅に映る影は、そこに存在してはいけないもの。
 微かに、本当に微かに――ぼんやりと映る姿はどこか物憂げで、寂しそうな雰囲気を醸し出している……気がする。
 それを、放っておく訳にはいかないから……。
「お仕事を済ませてからになりそうだねー」
 遥の言葉に、皆が頷く。
 楽しいピクニックを過ごし、地縛霊の恐怖も排除できるのなら一石二鳥だ。

 爽やかな空の下、クローバーの幸せを見つけるのは……だあれ?

マスターからのコメントを見る

参加者
長谷部・未緒(花霞と夢胡蝶・b14152)
日向寺・翠月(純粋なる翠緑の蝶・b31165)
コレット・マリエール(雪少女とお伽月・b38240)
シア・ヴィアンシエール(クローリス・b51017)
レイフィー・レイン(蒼天の無垢なる歌姫・b54502)
日下部・遥(ヘリアンタスクムルス・b61258)
月野・美希(レシミアの花婿・b75118)
鬼魅塚・美咲(中学生真土蜘蛛の巫女・b77026)



<リプレイ>

●花冠を貴方に
 澄んだ青い空が広がっていた。
 空にぽっかりと白い雲が浮かんでいて、いい天気。
 見渡す限りの鮮やかな緑。ふわふわと柔らかそうなまんまるの白い花。
 絶好のピクニック日和――だけど。
 摘んだ白詰草をぱらりと落としたお姫様が、深緑色のドレスの裾を翻してこちらを振り向いた。
 彼女を囲むようにひらひらと飛ぶ蝶がキラキラと輝く鱗粉を散らして飛ぶ。
 自分たちには、この世界には住まえない寂しげな彼女をそっと、眠らせることしか出来ないけれど。
 それでも、少しだけ贈り物をしてあげたい……、
「終わらせた後になっちゃうけどね?」
 そっと囁く鬼魅塚・美咲(中学生真土蜘蛛の巫女・b77026)の幻影兵団が仲間たちに力を与えていく。
「この世界と、この世界に生きる大切な人達を守るため……何より君自身のために、俺は君を倒す!」
 祖霊降臨の強化を受けた月野・美希(レシミアの花婿・b75118)の黒影剣が白詰草の少女を襲う。シア・ヴィアンシエール(クローリス・b51017)も同じように立ち塞がっり、炎を纏った武器を振るった。
「吹雪よ、竜巻となりて敵陣に荒れ狂え。全力全開です♪」
 レイフィー・レイン(蒼天の無垢なる歌姫・b54502)の嵐に続けて、ふ、と静かなコレット・マリエール(雪少女とお伽月・b38240)の冷たい氷の吐息が、カラスアゲハの一匹を凍てつかせ、眠りにつかせた。
 長谷部・未緒(花霞と夢胡蝶・b14152)が放つ黒燐弾がさらにもう一匹のアゲハを撃ち落とす。
 デモンストランダムの重い一撃が決まって、お姫様もふわり倒れ伏す。
「ゴーストじゃなかったら好みの子なのに残念だなぁ」
 日下部・遥(ヘリアンタスクムルス・b61258)の努めた明るい声は優しい。日向寺・翠月(純粋なる翠緑の蝶・b31165)はふわりと微笑んで頷いた。
「後で花冠をさしあげますわね」
 そっと、彼女を悼むように。

●美味しい! 楽しい! ピクニック!
「緑がおいしい! こういうとこ好きー♪」
 思いっきり伸びをして、遥はほぅと溜め息を吐いた。
「本当に綺麗な場所」
 贅沢な気分になりますね、と翠月と一緒にピクニックシートを広げてシアは笑みを零す。
 その上にずらり、と並べられるのはいつも通りの重箱のお弁当――翠月の手作りだ。キノコの炊き込みご飯にお煮物、焼き鮭、卵焼き、ほうれん草のソテー等々、定番の和食がぎっしりと詰め込まれていてそれはそれは立派だ。
 翠月のお弁当以外にももちろん、それぞれ持ってきたお弁当を開けていく。
「いろいろあって……悩みます……ね」
 ぎゅっとフォークを握り締め、コレットはお弁当を順々に覗き込む。
「わ、美咲ちゃんの、手間のかかるお料理ばっかり……」
 具沢山の太巻きを丁寧に切り分ける美咲のお弁当を覗き込んで、未緒はぱちくりと瞳を瞬いた。おかずは少し、なんて言っているけれど鳥肉のグリル焼きはレモンと薬味のいい香りだし、トマトと玉ネギのサラダは甘酢が身体に優しい。
「ビシソワーズもありますよ」
 冷やして魔法瓶に入れてあるので、いつまでもひんやり楽しめる。
「すごいね、上手なんだね……未緒ももっと頑張らなくちゃ」
 ふんわり笑みを浮かべる未緒だけれど、彼女の手の中のお弁当箱に詰められたサンドイッチも、毎日のご飯を作っていると言うだけあって自信作だ。タマゴとツナとハムキュウリにコロッケ、白いパンと黒ゴマのパンで見た目にもお洒落に仕上がっている。
「未緒ちゃんのは綺麗で作り慣れてる感じだし、レイフィーちゃんのはカラフルで綺麗!」
 お料理上手な女の子はいいねぇ、と遥はへらり笑った。
 そう言われて、レイフィーは嬉しそうにはにかんで、小判型の小さなお弁当箱をお披露目する。
「私はお料理得意なので自信作です♪」
 可愛らしい三食ごはんにいんげんのゴマ和え、竜田揚げ、出汁巻き玉子と彩にミニトマト――定番を詰め込んだから栄養バランスもバッチリだ。
「俺は妹に作って貰ったー。おにぎりだけは自分で作ったぜ」
 トン、と美希が置いたお弁当は卵焼きにウインナー、シューマイとポテトサラダでこちらも定番だ。一方、自分で作った……と言うおにぎりは若干不格好なのが個性的だ。
「男の料理仲間! 良いなぁ、妹が作ってくれるとか羨ましい。俺の妹、自分の分しか作らないよ!」
「まあうちの妹も俺のためだけなら作ってくれない気もするぜ……」
 思わず顔を見合わせて苦笑する、美希と遥。
「ふふ、月野さんの妹さんはお料理がお上手ですのね」
 でも今回は折角ですから、と美希の手作り御握りをひとつ手にとって、ぱくりと齧った。彼の言った通りに少し塩気が強かったけれど、手作りの優しい味が身体に染み込んでくる。
「暑い日に塩分は大切ですから、大丈夫ですわ」
「やっぱしょっぱいか……まあ大丈夫ならよかった。んじゃ、翠月の煮物ももらうなー」
「あ、わたしも」
 一緒に手を伸ばしたシアは、しっかりと煮付けられた煮物に舌鼓を打って笑む。
 自分のランチボックスにはミニサンドイッチの他に、生春巻きはエビとスモークチキンと野菜だけの三種類、水菜と湯葉のおひたしに、はんぺんを混ぜてカロリーを減らした鳥肉のハンバーグ、とヘルシー料理を選んで詰め込んだけれど……皆のお弁当をがっつり頂いてしまえば、効果が無いような、気もする。
 とはいえ、美味しいお弁当を前に止められる訳も無く。
「美咲さんのビシソワーズも頂いていいですか?」
「どうぞどうぞ」
 口の中に広がるのはまろやかなジャガイモの優しい甘さ。
 シアが美味しい、と幸せそうに笑ってくれるので、美咲も少し照れたように笑みを返してから、太巻きに興味津々、といった様子のコレットに茶目っ気を含んだ眼差しを向ける。
「コレットちゃんはお箸はどう?」
「おはし……の練習……ですか? ……ちょっと……練習したけど……やっぱりあれ……は難しいです」
 美咲に渡された箸を素直に受け取ったコレットは、二三度、カチ、カチ、と噛み合わせてからじ、っとお弁当箱の中身を覗き込む。
「持てる……ようにはなしまし……た。卵……なら」
 レイフィーのお弁当箱から出汁巻き玉子を分けて貰って、そっとなんとか掴んで見せるけれど……まだまだぷるぷると震えているのが危なっかしい。けれど思い切って口に含めば、出汁の味は少し不思議だけれど、やっぱり美味しい。
 ほわ、と笑うコレットに感動したように遥がおおーっと声を上げた。
「コレットちゃんがお箸を覚えた……だと……。うわぁ、本当だ! 翠月さん頑張ったんだね……!」
「いえ、頑張ったのはコレットですわ」
「うん、頑張ったね、コレットちゃん……♪」
 まるで自分のことのように、未緒もふわりと笑顔になる。それからぱちんと大きな青い瞳を瞬いて、美希のお弁当のウインナーをそっと見詰めた。
「ウインナーもらっても、いいですか……?」
「おう、どうぞどうぞー。じゃあ俺も未緒のタマゴサンドもらっちゃうぜー」
 こくんと頷いて、未緒はお弁当箱を差し出した。
 サンドイッチなら気軽に手で食べられるから分けっこも簡単だ。
「皆の料理美味いなー、いいお嫁さんになるぜ」
「ハルさんのお弁当は……なんですか?」
「オレ? オレのは炒飯弁当だよ!」
 もちろん手作り。実は炊くのをミスしてべっちゃりしたご飯を誤魔化したのは……秘密。いや、誤魔化せるのは十分すごいけれど。
 具はネギと卵だけのシンプル仕様。男の料理と胸を張った遥にきょとんと傾げてから、渡されたスプーンですくった炒飯を口に運ぶ。
「ん……おいしい……です」
 翠月の腕と比べるのはあまりにもだけど、美味しい。
 皆が心を込めたお弁当はどれも美味しくて、心も身体もあっという間に満たしてくれた。
「わたし……はデザート……持ってきました」
 お弁当は翠月お姉ちゃんと一緒だったから、と言ったコレットはショコラにフィナンシェ、ブリオッシュ、マカロンと白い指でひとつひとつ、数えるように並べていく。
「ぁ、未緒もイチゴの入った茶巾ゼリー、人数分持ってきましたです。保冷バッグに入れてきたから冷え冷え、ですよ……っ」
 コレットの並べたデザートの隣に並べてから、淡い桃色のマカロンを貰っちゃうね、と笑みを浮かべる。舌にとろける甘さに未緒は頬を綻ばせた。
「ふふ、甘いものは別腹ですよね」
 頷いたシアもフィナンシェを手にとってバターの甘い香りに幸せそうに吐息を漏らした。

●白詰草の宝物
 お腹もいっぱいになって人心地。
 思い思いに四葉野原で賑やかな声を上げる女の子たちに目を細めていた遥はお弁当の最後の一口を、もぐ、と噛み締めた。さすがに、自分のお弁当を少なめにしておいて正解だった、と思う。女の子の比率が高いからたくさん作ってくる翠月のお弁当は余ってしまうだろうと踏んだのだ。
「ごちそうさまー。翠月さんのお弁当食べるの久々だったー!」
「お粗末さまでした、わたくしも久々ですから緊張いたしましたわ」
 卒業以来、結社の皆と出掛ける機会も減ってしまったから、変わらない雰囲気がなんだか不思議な気分にさせる。
「後片付けも手伝うよ」
「ありがとうございます、ゴミは分別して持ち帰りましょうね」
 食後の後片付けも、しっかりと。

「よーし、俺が一番いっぱい見つけてやるぜっ! いっぱいみつけりゃいっぱい幸せになるはずだ、多分」
 きりり、と気合を入れてそう宣言した美希は真剣に広い野原と睨めっこ。
「はぅ、なかなか見つからないです……」
 レイフィーも一生懸命探すけれど、そんな簡単には幸運に巡り合えるはずも無く、少ししょんぼりとしたその時。
「あった!」
 たくさんの葉の中から美希が見つけ出したのは、見紛うこと無き四葉のクローバー。
 陽の光に透かすようにして、深い緑に満足げに唇の端を持ち上げてわらった。
「わぁ! 美希さんには、どんな幸運が訪れるのでしょうね♪」
 目的のモノが見つかれば、テンションも上がろうというもの。頬を紅潮させたレイフィーも、気を取り直して四葉探しを再開する。美希もまだまだたくさん探そう、と身を屈めた。
 ひとつ見つかれば、またひとつ。
「はぅ♪  四葉のクローバーありました♪」
 レイフィーの弾む声。
 藍色の澄んだ瞳をキラキラさせていち、にぃ、さん、しぃ、と四葉であることを確認してから幸せそうに満面の笑みを浮かべた。
 きっと、幸運が訪れると……信じて。

「……なんか……毎年……作ってるような……気がする……けど」
 時々、花冠の編み端をぎゅっと握り締め、きょろきょろと辺りを見回しながらコレットは小さく呟いた。四葉のクローバーを見つけたいけれど、探すのは大変そうだから……ふと、見つかったらいいのになんて思うとつい、そわそわしてしまう。
「昔、山にいた頃にはよく作ってましたが……最近はすっかり作ってないですし懐かしいですね」
「ふふ、わたくしもこういった自然の遊びを行うのは幼少以来ですわ」
 そう言いながらも手際良く、花冠を作り上げていくのはシアと翠月。シアはふと目に留まった四葉のクローバーも編み込んで……なんだか幸せを届けてくれそうだ。
「四葉を探すのも楽しそうだけれど」
 こちらもなかなかに手際よく、花冠を編みながら――美咲が口を開く。
「気に入ったクローバーの葉に一枚、好きな花びらを添えて自分で四葉を作るの」
 それは、四葉が幸運の証なのに対して、自分らしさや努力して幸せを掴み取る、と言う意味があるらしい。
「とっても素敵な……考えですね」
 その話を真剣に聞いていたコレットは、こくこくと生真面目に頷く。
「意外と……覚えているものですね」
 編み上がった花冠のなかなかの出来栄えに目を細めた翠月も、こくりと頷いてからそっとコレットの柔らかな白い髪の上にふわりと乗せる。
「あ……えへへ」
 きょろきょろと辺りを見回していたコレットは、ぱちくりと瞳を瞬いてから気恥ずかしそうに小さく笑みを零した。それから自分の花冠を素早く編み上げて、翠月に差し出す。
「翠月お姉ちゃん……にあげます」
 いつもお世話になっているお礼、と言われて翠月も照れたようにはにかんだ。
「はぅ、可愛いです、お姫様みたいですね♪」
「よし、結構見つけられたな……コレットは見つかったか? よければ俺の幸せお裾分けするぜー」
 たくさんの四葉のクローバーを手に、レイフィーと美希が花冠を作る輪を覗き込んだ。
「あ……美希さんくれる……ですか? ありがとう……ございます」
 分けて貰った四葉のクローバーは、なんだか温かい気持ちが溢れ出すよう。帰ったら押し花にしよう、とそっと唇に寄せてホッと吐息を漏らす。
「あ、未緒も」
「お裾分けしようか?」
 差し出された四葉に小さくお礼を言って、でも自分で見つけたいから――と言う未緒に、美希はニッと笑って頷いた。
「俺はあの辺で見つけたぜー、きっともっといっぱいあるぜっ」
 ととと、と駆けて行く未緒の背を見送って――。
「できました!」
 大切そうに持ち上げて、シアはほう、と吐息を漏らした。
 丁寧に作った白詰草の花冠は、似合いそうなあの子へのお土産に。
「今度はまた、もっと沢山の方と遊びに来れると良いですわね」
 皆の笑顔を見回して、翠月はホッと、そう呟くのだった。

「んー」
 ドサ、と勢い良く遥は広い野原に寝転がった。
 空にぽっかりと白い雲が浮かんでいて、相変わらずいい天気。
 たくさんの白詰草はふかふかで気持ちがいい。
「いい風だな、絶好の昼寝場所だ」
 さわさわと流れていく風を頬に感じながら、美希も大きく息を吸い込んだ。
 女の子たちの賑やかな声が風に乗って運ばれてくる。
「これで誰か膝枕でもしてくれれば言うこと無いけども」
「いいねぇ、膝枕。オレもそんな彼女が欲しい」
 美希の呟きに一旦は同調した遥だったが、ふと、過ぎった考えに眉根を寄せた。
「……って美希彼女持ちだったな、爆発しろ」
「ん、そうか、今度彼女にしてもらえばいいのか俺は……悪いな遥」
 ニッと悪戯っぽい笑みを浮かべて、美希は笑った。

 未緒はお祈りするように目を閉じて、お姫様の姿の消えた場所に皆で作った花冠を置いた。
 どうかこの穏やかな時間がずっと、ずっと続いていきますように……そんな願いと賑やかな声を残して、静かな時間は過ぎていった。
 皆で見つけた幸せを携えて、帰途に着く。

 夕焼けの野原に、白詰草の花冠がひとつ。
 おやすみなさい、お姫さま。今度は一緒に遊ぼうね。
 今度はもっと、もっとたくさんのお友達を、連れてくるから。


マスター:有栖りの 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2011/07/22
得票数:ハートフル10 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。