そばに来ない方がいい、俺の右手の邪気眼が疼いてふっ、だが散ったなしかし俺は人を愛することができないんだ……くっ側によるな! がはっ!


<オープニング>


「あなたに邪気眼はありますか?」
 ノーと答えると右腕の邪気眼に貫かれる。
 イエスと答えても、仲間ではないと思えば退魔の天界Aランクで潰される。
 ほら。男の前にはかつて人だったものが散らばっているじゃないか。
 それは力を持たなかった者の末路。
 答は何か。
 そう。
 さぁ高らかに叫ぶのだ。
 中学二年生の頃に考えた『ぼくのかんがえたすごいせってい』黒歴史ノートの中身をなぁぁぁぁぁぁぁぁ!

「お前の魔界ピラミッドランクはいくつだ?」
 穂村・勇史(高校生運命予報士・bn0292)が真顔で聞いた。
 沈黙。
「…………正直すまなかったと思う。だが謝ると俺は大事なものを失う気がする」
 目を逸らして勇史は、米のジュースを使いメロンジュースとレモンジュースとシェイクしてパイナップルを添えた『若夏』を差し出した。
「ともあれ地縛霊だ。奴は中二病的……自分はすごい超すごい特別な力があるんだぜ的な言動をしない相手には、問答無用で大威力攻撃をかます」
 つまり普通の一般人はすぐに犠牲になってしまうということだ。
 幸いにして中二病全開真っ盛りで地縛霊に気に入られても……いつかはネタ尽きるよねぇという話である。
「つまりお前達に中二な言動をしてほしいと……帰らないでくれ頼む」
 勇史は九十度に頭を下げた。

「地縛霊は、戦闘不能になっておらず中二病的な言動をしていない者がいれば、全力で攻撃してくる。だが中二病的な言動をしていれば、特に連携して中二していたりなんかすると、満足げに眺めてくる」
 自分が裁定者か何かになったみたいで気分いいのかもしれない。
「というわけで全力で自分は格好良いと暗示をかけながら地縛霊を倒してくれ」
 ちなみに場所は超能力バトルに最適な廃ビルな!

「お前らの中二力を見せてくれ!」
 今まで大人しくカクテルを飲んでいた島牧・こたん(やんちゃ忍びっ子・bn0275)が無言で立ち上がった。
「……あ、あの、帰らないでくれよ」
「いや帰らねだよ? ちゃんと地縛霊倒すだよ」
「おう。お前らの邪気眼に期待……ごめんなさい依頼頑張って下さい」
「ん」
 頭を下げた勇史に、こたんは満足げに頷いた。
 そのまま「行ってくるな」と言ってから、こたんははっと能力者達に振り向く。
「あ、中二病……よくわからねだから、ご指導お願いします、だよ」
 そう言って出て行くこたんと能力者達を、勇史は親指立てて送り出した。

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参加者
水走・ハンナ(狂気を忌む庶民派吸血鬼少女・b46874)
主・人公(蛟龍を喰らうもの・b55777)
北欧・月凪(化猫月紅奇譚・b61966)
正午・密美士(遡潮轍駆・b72187)
大沢・美風(トパーズオートメタリックス・b77387)
緋神・ルシア(白翼閃光・b79245)
ミーシェ・ヴァーレル(我が鎌は悪を刈り取る為・b79461)
雨宮・定晴(スカイブルー・b81063)
春風・薫(ハニーオレンジ・b81158)
星月・杏(高校生フリッカースペード・b81622)
NPC:島牧・こたん(やんちゃ忍びっ子・bn0275)




<リプレイ>

 島牧・こたん(やんちゃ忍びっ子・bn0275)は戦っていた。
「おらは……さいきょ、の……くっ!」
 相手の名は……羞恥心とか言ったかな。
「北方を守護せし唯一にして無二の最強の四天王、天地魔闘を極め全ての道に通じるニンジャマスター、地獄の業火すら焼き尽くす闇の炎アルティメットダークフレイムの根源にして死を超越する無限の力アルティメトダークマター」
 正午・密美士(遡潮轍駆・b72187)は己を指さした。
「それが、俺だ」
「自己紹介だっただよ!?」
「中二病よくわかんないってー?」
 雨宮・定晴(スカイブルー・b81063)が楽しげに顔を出す。
「とりあえずカッコよければいいんだ! カッコよくポーズを決めろ!」
 はい、お手本。
「はぁっ!」
 びしぃっ。
 どやって顔で笑う定晴。巫女服だけどな!
「『よくも私の大切な仲間を……許さない!』って叫んだり、『私の本気受けて見なさい!』って言うてみたらそれっぽいかもね」
「なるほど……」
 春風・薫(ハニーオレンジ・b81158)の実際的な助言に、思わずメモするこたん。
「もきゅぴきゅきゅー!」
「ん、どうしただよケダマちゃん!」
 北欧・月凪(化猫月紅奇譚・b61966)のモーラットヒーロー、ケダマがこたんに飛び乗った。
「中二っていうのは考えるんじゃない……己の中の光と闇を感じろ! ……だそうだ」
「光と……闇……?」
 大きく頷く月凪とケダマ。
「照れとか置いといて、肩の力抜いて楽しんじゃうのがいいんじゃねーかな?」
「そっかぁ」
 ほっとして笑うこたんの目に映る、月凪の今の服装。
 白の軍服。上に羽織るは血に濡れた白の着物。
「軍服ってのは中二っぽさ全開だと思うし……実際中二の時に着てた服だし……あ、なんかそう思うと恥ずかしくなってきた……!」
 頭を抱える月凪の背中に乗っかって、ケダマがもきゅー(訳:過去を恥ずるとは、中二の片隅にもおけぬ!)と胸を張っていた。

「常に『かっこいい空想キャラに近づく』ことをイメージするのだ」
「思いつかなかったら?」
「魂に聞け!」
 ミーシェ・ヴァーレル(我が鎌は悪を刈り取る為・b79461)がきっぱり言った。
 こたんの頭には疑問符がいっぱい。
「とっとと思い出せ」
 自分が何者だったのかを、とだけ言い放ち、主・人公(蛟龍を喰らうもの・b55777)は背を向ける。
 彼の中で、眠りし初代の魂が目覚めようとしている。
 今代の本来の継承者は、人公をかばって死んでおり、彼への継承は不完全なものだ。
 古来生み出された数々の退魔武法の中でもとりわけ攻撃的な流派『七星羅刹陣』において、『その苛烈さ流れ落つるる瀑布の如し』と謳われる『瀑布の型』の使い手。それが、本来の人公の――否。人公の中に住む『初代』の姿だ。
 ふー! 以上、設定集でした!
 思い出せってのは人公の実体験からの言葉なんですよ!
「思い出すって言っても」
 緋神・ルシア(白翼閃光・b79245)が懐から何か取り出した。
 紐の先端を持って、それをこたんの前に垂らす。
 ……五円玉じゃないか! 催眠術かける気か!
「自分が何者であるか。それは他人がどうこう言う物ではなく、自身の心の内にある力によって示されるものだ。さあ、その力と名前を解き放て」
 やっぱり催眠術だ。
「島牧はん、えらい有名な忍者やったんやろ? 噂はかねがね聞いとったよ」
「にゃ?」
 星月・杏(高校生フリッカースペード・b81622)が刷り込みにかかる。
「その忍者は美しい姿を武器として、どんな任務もこなすという伝説よ」
 大沢・美風(トパーズオートメタリックス・b77387)がこたんの耳に囁く。
「でもおら……いえ、私、が……」
 だんだん一人称が変わって来たぞ!
「知らない? そやったら思い出せばええ話やね」
 杏がしたりとばかりに笑んだ。
「自分は伝説の忍者の生まれ変わり、自分は伝説の忍者の……」
 耳元でミーシェが十回繰り返す。
「いいな! こたん! まずは己が心の奥底に眠る真の自分を目覚めさせる事、これが重要だ」
 密美士がポーズを決めながら叫ぶ。
「貴女の望むモノは、何?」
 水走・ハンナ(狂気を忌む庶民派吸血鬼少女・b46874)の言葉に、こたんの目が剣呑な光を帯びる。
「……任務の達成。私は、その為に作られた存在」
「それが、貴女の力よ」
 肩に手が置かれ、こたんの目が輝く。
「そう」
 ルシアが、五円玉をさっと手の中に掴んだ。
 こたんの目がはっと見開く。
「お前にはその資格があるのだから」
「……さぁ今一度聞こう、島牧・こたん。貴様の魂の真名は何だ?」
 ミーチェの言葉にこたんは――嫣然と、笑んだ。
「天下一九の一、死魔撒・孤断。私の美貌は、任務を果たすためにある」
 よし成功と、能力者達がガッツポーズする。
 ……え、洗脳? 同行NPCに催眠術かけるとか前代未聞ですよ?
 ともあれ一同は戦場に向かっちゃったのである。

 そんなわけで戦場である。
「懐かしい匂いがするわ……」
 ハンナがすっと目を細めた。
「刺され、斬られ、焼かれ、撃ち殺される人々の匂い……戦の、匂い」
 彼女は、それを愛している。それでも戦いに赴く、人の心の強さを。
 ハンナは古の吸血鬼。有り余る力を持て余し、強敵を求め彷徨う者。
「よもや、今代の継承者がこれほど未熟とはな」
 人公。人でありながら、人よりもずっと優れた力を――使いこなすは初代。彼は不完全な『魂承の儀』を受けた、今代。
「まぁいい、結界で弱った異形共の相手などこの程度のもので十分だ。流派・七星羅刹陣・瀑布の型、主・人公推してまいる!」
 人公の体を借りた初代……面倒だから以下人公は、霧をまとう。
「さぁ、こたん」
 密美士、彼も人。けれど彼はニンジャマスター。
「俺の体には隠されし第三の目が顕在し、解放するとその力は制御不能、この世界の破滅をもたらす。その封印は俺の左手が全てを握っているのだ。その俺が特訓をつけてやるのだ。最強の名に恥じない力を手に入れないと……死ぬ」
「デスオアコンプリート。わかりやすくていい」
 にやりと笑むこたん。これ、本当にこたんだろうか。
「次は最も自分に適した属性を見極め、そして極める。可能性は無限大、だがそれを引き出せる才能は定められた者にしか与えられていない」
 大きく手を開く。
 夜逆邇之真赤汰鎌が、その中に現れた。
「だが、ニンジャという属性を持つこの俺が手助けしてやれば、世界の常識という枷すら軽く打ち破れるだろう。さあ、……解き放てッ!」
「応ッ!」
 密美士が、こたんが叫ぶ。それを月凪は高みから見下ろしていた。
 生まれながらの暗殺ドール。触れる奴は全て傷つける、悲しくも狂おしき人形は、堕天使ブルーの髪をなびかせ血に染まる瞳で獲物を見つめた。
 その瞳に、超高速の計算式が流れる。
「さぁ……楽しい楽しい遊戯を始めよう……。悲しき亡霊に蒼き終焉を与えるゲエムを――!」
 音一つ立てずに月凪は地に降りた。
 そんな人間達の営みを見ながら、ハンナの胸は躍る。
 愛おしくて。
「行くわよ……高速制御、開放!」
 言葉と同時に、吸血鬼の血に潜む魔力が高まる。
「さあ、長い夜になりそうね」
 ちらと赤き瞳が――今度は人ならざる者を見た。
「高校生とは世を忍ぶ仮の姿……俺は楽園から追放されし黄金の堕天使ハル!」
 その背に黄金の翼が光る。
 対して翼の無い堕天使が、薄く自嘲的に笑う。
「俺は楽園から追放されし白銀の堕天使。天使の羽は堕天使た時にもぎ取った」
 天使名はオレア・エウロパエア。
 太陽の力を使って回復、闇の力を携えた剣ダークハウンドで敵を浄化。
「天界の踊り手の名手だった俺の踊りは見る者全てを魅了するぜ……天使と堕天使の力をあわせもつ俺はまさに最強!」
 堕天使の力は黒い輝き、要は黒燐蟲である。
「癒しと破壊の力を使いこなし水陸両用な俺カッコいい……」
 ハル――真名シノニム・クレメンタインが悦に入る。ちなみにオレアしか知らないから秘密☆
「……気づいていないようね。とうにあなたは私の手の内よ」
『!』
 いつの間にか地縛霊の後ろに、美風が回り込んでいた。
「私は世界特殊機密機関によって造られた、超高性能バイオヒューマノイド『MIKAZE-SR2008WX』。世界中のネットワーク、人類を支配し、世界神の代弁者となる存在よ」
 その気になれば、生体電流を用いて地球上の人類を支配することもできると美風は語る。
「機関も考えたわね……人間世界に知られないよう、器と人格をプログラムする際、世界のマザーとなるべく女性体を与えたのよ。だから殊に支配するのは全ての男性。あと可愛い女性よ。可愛いは正義よ」
 いやそういう意図で女性体を与えたんじゃなかろう。
「……誰の趣味かしら」
 知らねぇよ!
「わかった? 私がマザープログラムを発動させれば、世界中の男と可愛い女の子は私の支配下……嗚呼、なんて素敵なのかしら」
 うっとりしている美風の背後、三階建ての屋上から足を投げ出して座り、ルシアはため息をついた。
「天使や異能の気配が多いと思って来てみれば……」
 黒い六対の翼を広げ(アクセサリーです)、ルシアは呟く。
「オレを再封印する為に神に遣わされたか? それともオレと同じく地上に堕とされたか」
 愛用の死鎌をくるりと回す。同時に足で壁を蹴り、飛び降りる。
「何にせよオレの邪魔をするならば塵も残さず消し去ってやろう」
 あ、旋剣の構えじゃなかったんですね。強化は白燐奏甲ですね。
 杏がふっと笑み、彼が落ちるだけの場所を開けた。
 彼女は零の歌姫と呼ばれる歌の精霊。その歌声は、自然の力すら扱うことが出来る。
「声は何処へ行っても聞こえる武器やからねぇ? うちの歌声聴いて、あんたらいつまで立ってられるかね?」
 胸の前で手を組み合わせ、声を張り上げる。
「聞け、我が破滅の歌声を……!」
 両腕を広げれば強く、強く衝撃を与える歌が響く。
「おいそこの、お前の歌は中々悪くないな」
 定晴がニヤリと笑い、ステップを踏む。
「だが俺の踊りについてこれるかな……さあ踊れ! 死の舞踏の始まりだ……!」
 ふふ、と杏がつられるように微笑んだ。
「ハル君の踊りも中々のもんやね、うちも負けてられへんわ!」
 もっと魂込めて歌ったらないとね、と再び杏は手を組み合わせ。
「聞け、夢へと誘う歌声を……!」
 次は安らぎの歌に、声を張り上げた。

「くっくっく、上出来だ。しかし一つ教えておかなければならない事がある」
 密美士が鋭くこたんを見つめる。
「この力は制御不能、いつ世界を破滅に導くかわからん諸刃の剣……くっ、俺の左手が……勝手に!」
「師匠!?」
 こたんが叫ぶ前で、密美士は左手を押さえ悶えだす。
「欲望が溢れ出す! 全てを壊してやりた……い?」
 そこに折よく通りかかる地縛霊。
「俺の力、存分に知らしめてくれるわ!」
 黒いオーラをまとった密美士は巨大な力を手裏剣にこめて投げつけた。

「ふっ、力を御せぬとは未熟。封印と制御に力の九割を使っているため、本来の力は出せぬが……」
 ミーシェが顔を上げた。手に持っていた数色の蛍光チョークを、手の中に握りこむ。
 地面には魔法陣(手描き)。
「闇より生まれ、しかし正義に目覚めた、アストラル七次元の特異点である私の敵ではない。一割で十分だ」
 そして――世界に破滅をもたらす彼らの力は。
「この私が、私の法により裁く!」
 ふっと微笑み、ミーシェが手を上げる。
「我が力、披露しよう! 我、封印を一部解放せん。堕天ミシュエルよ、その守護の力を示せ!」
 魔方陣が、リフレクトコアに照らされて輝いた。
 蛍光チョークだからね!
「第一の策略……ピアス・ザ・スカイ!」
 ガンナイフからの上昇気流。
「第二の策略……デッド・エンド」
 ヴァンパイアクロスは地縛霊の墓場。
 そうハンナが次々に力を放つ。
「六対の翼から放たれる百万の光弾、かわせると思うな!」
 白燐拡散弾が羽の形を取り、吹き荒れる。
「そいつは残像だ」
 分身を貫いた地縛霊に、人公が笑みを浮かべて。
「落水の勢いは竜さえ呑む――瀑布竜落撃」
 分身と二人、水の力を前後から勢いよく流し込む。
「大地の恵みよ、我が歌声に目覚めよ……!」
「……感謝する。地上の者に助けられるとは……俺も腕が落ちたな」
 オレアが呟く。
「天の扉よ開け……楽園の息吹!」
「シノニム、……いつもすまない」
 さらにシノニムの回復を受けたオレアが、太陽の加護を呼んだ。
「太陽光波紋疾走! 我が闇の手は貴様を逃がしはしない……!」
 黒き腕が華麗に地縛霊を引き裂いた。

「光よ、輪が内なる闇でその輝きを増し敵を貫け! エタニティア・ランス!」
 光の槍が発射されるのに、杏が笑んで。
「ええよ、うちの全身全霊、ぶつけたろうかね!」
 渾身の歌が高く低く、響き渡る。
「力の活性化は奴が原因か。いいだろう、俺の力とくと見よ」
 人公が手を開く。その一撃、自然界に耐えうるものなしと呟いて。
「――虎龍砕」
 渾身の一撃が地縛霊を押し潰す。
「――ただ、狩るのみ」
 こたんがその背後から、獣爪を鋭く薙いだ。
「俺の雷は闇に煌き、突き刺すように走り抜けるアヴァントゥリガ・レイピア……お前のすべてを今貫く!」
 雷が月凪の手から駆けた。
「素敵だわ。やっぱり人間は……素晴らしい」
 ハンナは言って目を細める。
「ならば見せてあげるわ。私のアウトピッチをね」
 ガンナイフを構え、片目を閉じる。
「ポイント・ブランク……ワンショット・ワンキル!」
 銃声。人間の道具の力を極限に引き出した一撃。
「……時間はここまでのようね」
 美風が目に手を当てる。
「マザーシステムプログラム『ラジカルフォーミュラ』起動。個体捕獲システム稼働」
 瞳を流れる計算式に、迷宮と化す路地裏。
「不適切個体排除採決。カウントダウン入ります。3」
 美風は腕を引く。
「2」
 一蹴りで地縛霊の懐を目指す。
「1」
 文字列が彼女の拳を取り囲む。
「実行!」
 デモンストランダム、発動。
「封印を解き放った我が最大の一撃、ジャッジメントクラッシュ」
 地縛霊の背後から現れたメイデンが、ルシアの合図でばちりと扉を閉める。
「オレア行くぞ! さぁ、解放してやろう……」
「ふん、……問題ない……喰らうがいい!」
 シノニムとオレアが舞い描くは十字。
「「超銀河鉄十字天竜彗星撃!」」
 綺麗に吹き飛ばされ消えていく地縛霊。
「フッ……俺にかかればこんなものだ」
「お前の罪――それは、お前の存在そのものだ」
「冥土で貴様の罪を数えるがいい」
「化け物を殺すのは――いつだって人間よ」
 決めポーズ。
 端っこでごふっと崩れ落ちるハンナ。
「あぎゃががぐがぎゃがばあうわああ! 殺せー今すぐ殺せえええ!」
 恥ずかしくなったらしい。
「……え? おら一体何してただよ?」
 こたんの顔も赤い。さては覚えてるな。
「恐ろしい敵だったぜ……だが俺たちの戦いはまだまだこれからだ!」
 というわけで第一部、完!

 ……続きがあるのか? 知らん!


マスター:旅望かなた 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2011/07/23
得票数:楽しい7  笑える13  泣ける1  カッコいい2  せつない1 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
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