友の旋律は永遠に


<オープニング>


●友の旋律は永遠に
「くっ……何よ、貴方は!」
 バックステップを取りながら、距離を取る少女一人。
 周りは薄暗闇に包まれており、街灯がぽつりぽつりとしか無い裏道で……正対するのは大きな剣を持った男。
 白い髪、白い肌……傍から見れば、イケメンとも言える風貌。
 だがしかし……その視線は狂気に包まれており、話を聞くことは万が一にも無理だろう。
「……ヒヒヒ……コロス」
 そして男は、再びその剣を振りかざし、的確に彼女を捉える。
 ……悲鳴と共に、動きを止める彼女。
 その返り血を浴びながら、白い男は笑みを浮かべたのである。
 
「集まってくれたな? んじゃ早速やけど、説明始めんで!」
 神丘・崔(運命予報士・bn0103)は、皆が集まると早速説明を始める。
「今回は、とある能力者の素質ある少女を助けてきて欲しいのや」
 と言いながら、崔が差しだした写真。
 そこに移っていたのは、ストリートダンス中の、とても嬉しそうな表情を浮かべている高校生位の少女の顔。
 見る限り、どこかあどけなさの残るその表情……小さな体でアグレッシブに踊る彼女は、何処か可愛い。
「彼女がナンバードに襲われようとしているのが見えてしもうたのや。このまま放置しておけば、まず間違い無く彼女は死に至る。それを皆の力で救出してきて欲しいのや」
「ちなみにナンバード……皆も既に知ってる通りやが、抗体兵器を持つリビングデッドであり、白肌、白髪の強力な敵や。人間と同様の姿をしとるが、戦闘となれば正体を現し戦いを挑んでくる。そしてナンバードは、ターゲットの彼女以外の能力者を感知する事が出来ない訳なのや」
 そして続けて崔は、詳しい説明に移る。
「ちなみに彼女は、近日に迫ったストリートダンスの神奈川県予選に出る為、友人と共に夜遅くまで練習しとるらしい。ま、彼女にとっては充実した毎日なのやが……そんな練習中のとある日、家への帰り道にナンバードが現れてしもうたのや」
「幸いな事に、彼女と遭遇するチャンスがある。彼女がストリートダンスを練習しているのは、駅裏手の余り人気の無い所……そこがストリートダンスの練習のメッカとなっている様で、そこに行けば遭う事は出来る」
「ま、とは言え彼女は練習に夢中や。彼女の気を引きつける手立ては必要やろうから、その辺り作戦を立てて欲しい」
「尚、ナンバードと出会う場所は街灯の少ない田舎道や。ここでナンバードが不意を突いて仕掛けて来る」
「更にナンバードは、自分達に対抗する相手と知ると、妖獣が10匹周りに現れ、素質ある少女を仕留めようと動き回る。妖獣については姿形は狼の風体をしてるが……牙が鋭い故、一撃一撃はかなり痛そうや」
「又ナンバード自身も、当然抗体兵器を持って仕掛けて来る。その武器は両手剣……振り落とす様に攻撃するんで動きは鈍いが、一撃が超強力や」
「無論、皆にはこのナンバードと妖獣全てを倒して貰う事になる。数が多い故、しっかり作戦は立ててくれな」
 そして最後に崔は皆を見渡して。
「人を守りながら敵を倒す……中々面倒な戦況やが、きっと皆ならこなせる筈や。頑張ってくれな……頼むわ!」
 と、肩を叩いて送り出すのせあった。

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参加者
真神・綾瀬(蒼風の舞姫・b39277)
真神・瑞貴(氷の貴公子・b45562)
金剛院・空花(妖に徒なす空亡・b56447)
桃宮・紅綺(子守唄の魔獣・b57806)
桃宮・紫戟(五線譜の綺術師・b76106)
冬城・ちか子(疾風旋律空色娘・b76885)
斉藤・縁(多分浪花の風水少女・b81259)




<リプレイ>

●踊りし心
 神奈川県のある駅。
 その駅へと向かう能力者達の手に握られた写真には、ストリートダンスに精を出す、練習中の一場面を撮った写真。
「彼女ですか……今回お守りする能力者の卵さんは」
「そうやね。ナンバードに狙われた能力者の保護……と。ウチがそないな依頼に入れるようになったとはなぁ……まさに、縁。この学園的に言うたらば『運命の糸』やったか?」
「そうですね。運命の糸……偶然繋がりし奇跡、と。そういえば、縁さんもナンバードに狙われた経験をお持ちなのでしたよね?」
「そやで? あの時は、ホンマに皆には感謝やったわ。が、わいが今度は護る立場になるなんて、思いもしなかったけどな」
 桃宮・紅綺(子守唄の魔獣・b57806)、桃宮・紫戟(五線譜の綺術師・b76106)、そして斉藤・縁(多分浪花の風水少女・b81259)の会話。
 今回は抗体ゴーストが能力者の素質ありし少女を殺そうとし……その殺害を防ぐ依頼。
 縁は3ヶ月ほど前に、同種の事件へと遭遇した。結果、銀誓館に転入し、そして力を振るう。
 逆に言うならば、能力者の皆と出会っていなければ、今頃その命は無かっただろう……感謝する気持ちを持つのは至極当然。
 だからこそ、己が今度は助ける役目となる……その思い入れは大変に重い。
「ふむ……貴殿はその経験者じゃったのか。まぁ……経験者の前でこういうのは何じゃと思うのだが……」
 そんな縁の言葉を受けながら、金剛院・空花(妖に徒なす空亡・b56447)は少し考えながら。
「ナンバード……能力者を殺さねばナンバードは殺されてしまう。つまりは生存競争なのじゃな。だからこそ彼らが襲う事というのは、理解出来なくも無いのじゃ。無論、無抵抗の者を襲うのは論外じゃがな」
「うん、それは理解しとるよ。ウチもあん時は占い師として街をふらついとったし、襲われた事もあったわ。ただ、命狙われるだなんて思っとらんかったわ……ナンバードも、唐突に命の終わりを知り、無我夢中なんかもしれんな」
 色々と達観した見方をしている縁。学園に入ってからナンバードの事についても理解した。
 正しく弱肉強食の世界……それがトラウマにならなかったのは幸い。
「しかし……でもダンスを生き甲斐にする少女。どんなひとときになるんだろうね?」
 紅綺がふと問いかけると……ぐっと拳を握りしめながら真神・綾瀬(蒼風の舞姫・b39277)が。
「……ダンスに未来を掛ける楽しさを知るものとして、彼女だけは絶対に守り抜きます! 私もダンスを職業とするプロダンサーなのですから。ダンスに命を掛ける同士の命、それをむざむざと奪わせたりはしません!」
 力強く宣言する綾瀬。いつもと違う、熱血と行った雰囲気。
「……何だろう、何だか綾瀬さん、凄く気合い入ってるけど?」
「うん。アヤねえさんいつになく真剣……ま、無理もないかな。プロダンサーでフリッカーハートのアヤねえさんにとっては、同士である子が殺される事は絶対に我慢出来ないだろうしさ」
 冬城・ちか子(疾風旋律空色娘・b76885)に、弟の真神・瑞貴(氷の貴公子・b45562)が頷く。
 綾瀬としては、同士が目の前で殺される事……それは絶対に許せない。
 ダンスに全身全霊で向き合う彼女だからこそ、その思いは強い。
「ま、何にせよお姉さんを惨禍に遭わせん様にせんとな。しっかりがんばるで!」
「ええ!」
 声を張り上げる綾瀬、縁。
 絶対に助ける……その意思は、どちらも並々ならぬ物であった。

「さて……んじゃ接触は任せるのじゃ。妾はナンバードの襲撃ポイントを目星を付けておこうかと思うのでな」
「ん……何か目星でもあるの?」
 そして駅に到着すると共に、空花は提案する。
 ちか子が尋ねると、ふふ……と微笑みながら。
「ういむ。候補としてナンバードである限りは、抗体空間に奴等が潜む事は出来ぬ。なれば手下の妖獣が10匹も居るのならば、ある程度の広い場所で仕掛けて来る、と考えるのが妥当じゃろうて」
「ふーん……ならあたしも手伝うよ。接触は綾瀬さん、瑞貴さんに任せれば大丈夫そうだしね?」
 ちか子が微笑むと、胸を叩く綾瀬。
「ええ、任せて下さい!」
 その意気込みに苦笑……そして残る縁、紅綺、紫戟は。
「ならうちらは少し離れた所で警戒しとくとするかな? 彼女に気付かれへん様にせんとあかんか」
「そうですね。自然に振る舞いながら、見失わないようにする……言葉にすると単純ですが、結構難しそうですね」
 縁に紫戟が顔を曇らせる。が、紅綺は。
「でも、悩んでいても仕方ないですし……習うより慣れろです……♪ 少なくとも二人がしっかり気を引いてくれる事を信じましょう……♪」
 という感じで、皆に微笑む。
 その微笑みに頷きながら、空花とちか子は一端その場を離れ……そして綾瀬と瑞貴の二人が、ストリートダンスの練習場所のメッカである、閉店後のショーウィンドウ前に向かうのであった。

『……ふぅ』
 そして……その練習場所。
 何人かの仲間と共に切磋琢磨と練習している彼女の表情は、僅かな疲れと共に清々しい笑みを浮かべる。
 踊りは女性ながらもアグレッシブなダンス。その小柄な体を活かして、アクロバティックな動きも取り入れたダンスは確かに人目を引くだろう。
「……ふふ。凄いですね」
 そんな彼女に向けて、拍手しながら声を掛ける綾瀬。一瞬きょとんとしつつも、振り返り綾瀬を見て。
『……あ? ありがとう』
 少し照れながらもその拍手に頭を下げる彼女。そんな彼女に瑞貴と共に接近。
「こんばんわ、楽しい音楽に誘われて来ちゃったよ。私は現役のプロダンサーの真神綾瀬。後ろにいるのは弟の瑞貴」
「瑞貴です、こんばんわ」
 美しい顔立ちで微笑む瑞貴に、女心がくすぐられる……が、すぐに顔を振って。
「プロダンサー……? えっと、何かご用ですか?」
「うん……もしかして、神奈川のストリートダンスの予選の練習? 職業柄知ってるよ。ん、こんな風に、でしょ?」
 そう言うと、軽くブレイクダンスを踊ってみせる。
 プロと名乗るだけの力量……素早く回転しながらも、パフォーマンスも組み入れる。
 その踊りに目を奪われる彼女……そんな彼女に。
「ねえ……ちょっとそんな貴方に話しがあるの。ちょっと来てくれないかな?」
『え、それって……?』
「あなたの将来に関わる、凄い重要な事なんだ……人目のある所じゃ、ちょっと……」
 瑞貴の追句に、少し考える彼女……視線を仲間達に配すと。
『行ってきなよ。そーいうチャンスは逃さない方がいいよ!』
『そーだよ。アタシ達は大丈夫だから、さ』
 送り出す仲間達。その言葉にほっと顔をほころばせながら。
「解りました……ちょっと待ってて下さい」
 そう言いながら身の回りの物を片付ける彼女。
 そして……少し離れた、人気の余りない所。勿論紫戟、紅綺、縁の三人は、気付かれない様に三人を視認出来る位置に居る。
「あのね。あなたのダンスを見て思ったの。時には思いのこもったダンスに魔法が宿る事があるのよ……見て確信したわ。貴方のダンスには、魔法が宿ってる」
 突然の話に、首を傾げる彼女。しかしそんな彼女に更に綾瀬、瑞貴は続ける。
「私もダンスに魔法が宿った人の一人なの」「ボクもアヤねえさんと同じ能力者の一人……そして、キミの危機を察知した人もちゃんといるんだ」
『えっと……魔法とか、危機とか……良く分からないんだけど……』
 頬を掻きながら、言葉を選ぶ彼女。綾瀬は彼女の手をぎゅっと握り締めて。
「タチの悪い事に、貴方のダンスに引き寄せられて、貴方を殺そうとする奴がいるの。これは本当よ? だからわたしたちに、貴方を護らせて欲しい……貴方のダンスを、悪い奴に絶えさせたくないの」
「ねえさんの話は本当。君を狙う危険な奴がいるんだ。ねえさんは同じダンスの楽しさを知る者として、キミを守り抜きたい情熱は凄いよ。こんな真剣なアヤ姉さんを見るのはボクも初めて……どうか、信じて欲しいな」
 二人の言葉……戸惑いこそあれ、二人の瞳を見て、嘘をついている様には全く思えない。
 ただ、空を掴むような話で、にわかには信じがたい……暫し黙り、そして彼女が出した結論は。
「……二人とも、悪い人じゃなさそうだし、ね。うん、信じるわ」
 微笑む彼女に、二人とも頷く。そして。
「それじゃ、仲間を呼ばせて貰いますね?」
『仲間?』
「うん。貴方を護る為に集まった、銀誓館学園の仲間達……みんな、集まったら、自己紹介でもしましょ?」
『あぁ……うん、解ったわ』
 と、頷くのであった。

●命奪う美しき風
 そして合流後の帰り道……街灯は薄暗く灯り、人の気配はさほど無い。
 とは言え……8人と1人、合わせて九人。会話は尽きぬ儘、帰り道は賑やかに進む。
 そんな中、暫し歩いて行くと……先に待つは、白銀に輝く髪の男。
「……どうやら現れた様やな」
「うむ」
 縁に頷く空花。そして立ち止まると……彼はヒヒヒと笑いながら……一気に駆けてくる。
「っ!」
 その一撃を咄嗟に前に出て受ける紫戟。合わせちか子、縁が左右に配置。
 そして彼女は、綾瀬がすっと後方に下がらせて。
「……大丈夫。下がってて、絶対に護ってみせるから」
 力強い彼女の言葉に、こくりと頷く。そしてちか子、紫戟が。
「おねえさんには近づけさせないよ。素敵なダンスを見せて貰うんだからっ!」
「そう。ナンバード……君はダンスの心得は……無さそうだね。その重そうな武器からして、素早いとも思えない」
 その言葉に、ナンバードは剣を振り上げる。すると周りから一挙に現れる狼妖獣10匹。
 彼らはそのまま襲いかかる……前衛三人に対し、10匹という数は余りにも多い。
「くっ……させぬ!」
 それに即座に反応したのは空花、紅綺、瑞貴。
 彼女の四方を取り囲み、完全なる守護体制を取る。
 無論、前衛三人も必死に塞ぎ止めるが、数匹がその前衛網を抜けて後衛へ……四人に対し、攻撃。
 更に妖獣達の動きに合わせ、ナンバードがその大きな両手剣を振り上げ、駆けて、仕掛ける。
「っ……危ないわぁ。でも避けてもられへん……いくで! 木行の力、解放や!」
 縁はそれに応じつつ、周囲全部に茨の領域。突如地面から現れた蔦が敵陣の足元に絡みつくと共に。
「眠って下さい!」
 紅綺のヒュプノヴォイスが、眠りへと誘う。
 妖獣達の動きが一挙にバラつき始める。が……ナンバードは力業で以て蔦を振り払う。
 そして次のターンになると、両手剣を振り回し前衛陣に攻撃。
 妖獣とナンバードの二重攻撃は、さすがに全てを防ぐ事は出来ず、血が噴き出す。
『だ、大丈夫……!?』
 声を上げる彼女。だが頷くのみで、妖獣への攻撃を継続。
 護る人が居るからこそ、相手が10人でもかなり厳しい戦いである。更に彼女には、素質こそあるが、制御は難しい。
「く……絶対に、護る……!」
 静かに呟く声。綾瀬の声は皆の意思と同じくして……彼女を護る事、それは必須。
 次なるターン、旋剣の構えや雪だるまアーマーで回復を施すが、疲弊した量には満たない。
 再度足止めと眠りを縁と紅綺が放ち、そして。
「……来るなら、容赦はしないよ!」
 瑞貴も幻楼七星光を使い、石化を加えていく。
 相対的に数は減る……しかし安心は出来ない。
 ナンバードの動きに合わせ、妖獣達は動ける者は動き回る。ダメージは与えているものの、中々致命傷には居たらず……。
「……ちょっと、キツイかもね、ね」
 紫戟が呟いた一言。
 と、その時……護られて居た彼女は、半ば無意識に……ステップを刻む。
 そのステップは、何処かに誘うステップ……不意にナンバードも、その踊り心奪われたのか、一瞬鈍る。
「……今や!」
 その隙を逃さず叫ぶ縁。
 未だ動ける数匹の妖獣を、集中攻撃で一匹、二匹と一瞬の内に倒す。そして残る妖獣を、再度拘束と眠りに叩き落とす。
「ナンバードを抑えるから、一気に妖獣を!」
「うん、解った」
 ちか子に頷き、ナンバードを抑えている間に後衛陣四人が続けて連続攻撃。
 着々と妖獣を討伐し、数ターンの内に、次々と殲滅していく。
 そして……残るはナンバードのみ。守護体制は取ったまま、半ば包囲網で対峙する。
 白き髪と肌のナンバードは。
『コロス……コロス……』
 ただそう呟き続け……剣を振り回す。
 しかしよく見ればその動きは大ぶりで、警戒していればこそ交わすのはそこまで難しく無い。
 剣が振り落とされた所に、ヘヴィクラッシュやクレセントファング、八卦浄銭剣を五月雨式に与えると、ナンバードは……大ダメージに苦悶の声を上げる。
「お主は未来ある少女を糧にしている……その行為は決して容認出来ぬ。すまぬが常世に送り返すが必定……さらばじゃ」
 そして空花のさよならの指先が決まると、ナンバードは断末魔の悲鳴を挙げるのであった。

●異変を前に
「ふぅ……救出出来て良かったですね♪ 僕も嬉しいです♪」
 ナンバードの姿が消失し……イグニッション解除と共に、満面の笑みで振り返る紅綺。
 しかし彼女は……発動したその力に、少々戸惑いを覚えている様で。
『えっと……あれ……?』
「……どうやら意識せず、力の片鱗が発動した様じゃな。素質ある者の証明じゃな」
「そうですね……その力こそが、能力者の所以です」
 空花、紫戟の言葉。そしてその言葉に、縁が。
「……そや、ちと見ててな?」
 そう言うと共に、その場に簡単な祭壇を作り、そして祈る。
 辺りに立ちこめていた、不快な気配は一気に消え去っていく。
『……何、これ……?」
「これが除霊建築士の能力や。説明するより早いやろ?」
『じょれい……けんちくし?』
「建物に取り憑いた不浄な気配を取り除く人達の事。能力者の一つじゃ。先に言うた通り、妾らは様々な能力を操る能力者なのじゃ」
「うん。そして……君やボクたちの様な能力者が集まる場所として、銀誓館という学校があるんだ。ねえさんはその学校の卒業生だけどね。でも、君のような能力……いや、魔法を使える人がたくさんいるんだよ」
「そう。それに学園には踊りで仕事している人も多いの。あたしもここに来て、もっと鍛えられたんだよ。おねえさんの踊り、みたいなぁ……学校で、本格的にダンスやってみない?」
「うん。私も学校なら時々帰るし……一緒にダンスしたいな?」
 瑞貴の問いに、ちか子と綾瀬が加える。
 しかし突然の暴露に、まだ整理はつかない様で。
「……少女よ」
 そんな彼女の肩を叩く空花。そして。
「迷いがあるのならば、断るのも恥ではない。己が道の判断は自らが決められよ。妾らがそれに口出す事は出来ぬしな」
「うん。このままで居るのも、一つの選択肢だし、ね」
「……しかしアレですね。こうして苦しい戦いを乗り切った後は、皆でカラオケでも行ってパーッと歌おうよ! ね、いいでしょ?」
 空花から紫戟と空花の言葉に……ぱっと顔を明るくさせて。
『そうですね……行きましょうか!』
 と頷くのであった。


マスター:幾夜緋琉 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:7人
作成日:2011/08/28
得票数:カッコいい15 
冒険結果:成功!
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死亡者:なし
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