【開港祭】海に咲く華模様


<オープニング>


 港が開港された日を祝う祭り。
 文字を読んでそのまんまだけれども、この土地では毎年恒例の大きなイベントのうちのひとつ。
 どれくらい大きいかというと、学校がお休みの日になってしまうほど。
 そうして開港祭の目玉といえば、夜に上る花火。
 これは必ず6月2日の夜と決まっている。

「この日は、船に乗る予定なの」
 馬場・ダイアナ(小学生運命予報士・bn0067)は、その開港祭の夜に港の大桟橋から出航するクルーズ船のチラシを見せていった。少し浮かれているようだ。
 チラシには花火を船上から見る特別クルーズの案内が載っている。港の公園や桟橋からでも花火は見られるが、ものすごい混みようになるのだ。あらかじめチケットを買って、定員のある船に乗ってしまったら、もみくちゃになる心配はない。
「桜井くんは港の方から見るみたいだけど……チャイナタウンでおやつを買って、それを食べながらですって」
 クルーズの方には、チケットに1ドリンクついている。コーヒーか紅茶、りんごやオレンジのフレッシュジュースだ。
「あのチャイナタウンのおっきな肉まんも魅力的だけど……私は背も低いし、人ごみじゃちゃんと花火が見られないから、船に乗っちゃうわ」
 一緒にどう? とダイアナは笑顔で誘う。
 この祭はかなりの人出が予想されているから、イグニッションはもちろん禁止。飲酒喫煙などは厳禁だ。
 昼間も沢山の人で賑わうが、夜の花火大会は更に人出が増えることだろう。
 2009年は開港150周年。
 もう再来年に近付くそれに向けて、イベントは例年以上の盛り上がりを見せるかもしれない。そんな夜の花火を存分に楽しんで来てはどうだろうか?

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参加者
NPC:馬場・ダイアナ(小学生運命予報士・bn0067)




<リプレイ>

●花火の夜
 彬は可愛い桃饅を手に取り、水咲は馬拉羔を手に取った。
 悠輝は肉饅を多めに買い、莉玖は骨付きフランクと中華菓子を買い込む。
 それから移動だ。公園へ大桟橋へ。
「ほら、はぐれないように掴んどきなさいよ」
 悠輝は莉玖の手を握って、莉玖は笑って握り返す。
「大丈夫? 私の手を離さないようにね」
 買ったチャイナドレスに着替えた沙羅は、楼心の言葉に頷く。
「それ似合うわぁ♪ 沙羅ちゃんってスタイル良いわよねぇ」
 沙羅は頬を染めながらも嬉しいですと答えて。
 公園はもう人で一杯だ。
「先輩、これで最後ですか」
 その少し高くなった所で、久遠は買ってきた栗を絶佳に渡した。
「量があると栗も重いわね」
 先に買った分もあり、絶佳の周りには凄い量の栗がある。
「桜井さんこんなに持てないかも。困ってる姿、可愛いでしょうね」
 陽が暮れる中、笑い合う。じき花火が始まる時刻だ。

「珍珠乃茶と愛玉子を」
 色々迷って少し夏向けの中華デザートを頼んだ時、成章はどんという音を聞いた。始まったのだと音の方へ向くと、職人芸の華が見える。
「こっちこっち」
 その前を友梨が一狼と通り過ぎた。目的地は点心と京劇ショー等を扱うビル。
 案内しているのは中華街に慣れた友梨。手を引かれるのは流石に恥ずかしいと一狼は頑張って友梨を追う。
 二人も音に惹かれ一瞬港の方を見、覗いた光華に短い感嘆の声を漏らした。でも二人はやっぱり目的地へ。
「ここの美味しいんだよね」
「小龍包が三種もあるのか」
 花火の音と、点心を楽しむ夜を過ごす。

 鮎隆は公園を走っていた。良い場所は場所取りされてて、ここぞと言う場所に出会えない。
「最後の大花火までには穴場スポットを!」
 と諦めずに走っていく。
 中学生もそうなのだから小学生が困ることは請け合いで。優希と忌子は肉饅、志乃は珍珠乃茶とマンゴー月餅を買って、おやつ持参で公園まで来たものの途方に暮れていた。
 はぐれないよう手を繋いだ優希と忌子はぴょんぴょん飛んでみる。
「忌子ちゃん、見える?」
「ちょっとなの……優希の方が背が高くて羨ましいの」
 でもちょっと見えると聞いて、身長が忌子と変わらない志乃は。
「お願いなんですけど」
 優希に抱き上げて貰い、身長を上げ底する戦法に出てみた。
「み、見える?」
「見えます!」
「意外に力持ちですね」
 そこで不意に声がした。声の主は優希を背中から抱き締める。
「お姉さんとデートしませんか♪」
「わ!」
 久遠は落とされそうになった志乃を支え。
「場所取ってあるんですよ」
 そう優希を覗き込んだ。

 そして久遠は小学生を連れて絶佳の待つ場所へ。
「いらっしゃい♪ 栗どうぞ……余ったら桜井クンに全部あげる。沢山食べないと帰り大変よ?」
 ええっ! と絶佳に差し出された大量の栗に優希が思った通り慌てたので、高校生二人は笑いを堪えられなかった。

「互いで買った物を半分こ。益々仲良くなれる気がしない、かな?」
 公園で彬は桃饅を二つに割り、小首を傾げる。
「そうね、きっともっと仲良くなれると思うわ……誰かが見たら妬かれてしまいそうな程」
「え?」
 水咲は微笑んで馬拉羔を割り、夜咲く華はいつも綺麗ねと話を変える。
 彬も華を見上げ、土産に持ち帰りたい位だと呟いた。
 また公園の一角では、楼心が夏の風物詩に目を細め、来年も来たいと想いを馳せている。
「今年の夏は始まったばかりですよ。色んな所に遊びに行きましょう」
 微笑んで沙羅はそう答えた。

 大地は大きくない体を逆に活かして、下を潜り大桟橋の前へ出た。
「わぁ!」
 そこから海に上がる花火は大きく見えて。
 声を上げ、買ってきた春巻を食べるのも忘れて見入る。
 莉玖と悠輝は肉饅とフランクを奪い合いながら空の華を見上げる。
「あ、最後の1個が」
「まだ食べる気?」
 そんなことをしながらも莉玖は誘われたことに感謝し、悠輝は誘って良かったと思っていた。

●海に咲く大輪の
 出航の汽笛が鳴る。直貴は人を避けつつ走り、階段が上げられる寸前で船に転がりこんだ。
「どうしたー……?」
 だきにとダイアナが覗き込むと、その鼻先に直貴は肉饅を差し出した。
「食べたかったんだろ?」
 ダイアナは一瞬吃驚して、それから「バカね」と微笑った。
「でもありがとう」
 夜の海に船は走り出し、じきに大輪の花火が港に上がり始める。
「やっぱり船はいいわね」
 七つの海を渡った国の血が騒ぐのか、シアリーズは上機嫌でデッキを歩いていた。
 その頭上に花火が咲く。惹かれるように見上げ。見続けて。
「……綺麗……あら?」
 感動で涙すら溢れる。
 ジュースを手に、蓮は上ではなく下を見ていた。
「何かいるの?」
 隣に来たダイアナも、下を覗こうとして。
「あ、違うんだ。海にほら、花火が映って」
「あ!」
「足元にも空があるみたいでー……少し怖いー……」
 そう思うと、どーんとかぱーんとか言う音が空なのか海なのかわからなくなりそうだと、だきには思う。
 夜空に咲く華に、梅華はビデオカメラを向けていた。デッキのテーブルにはフレッシュジュースを置いて。
「深き闇夜の中色鮮やかに咲く花火……とっても綺麗ですね〜♪」
「本当ですの、もう夏ですのね」
 浴衣姿のアウレリアは海風に髪を靡かせて、花火を見上げる。

 デッキ後部には、結社Aquariumのメンバーが集まっていた。今日の乗船は、連雀の七夕船上誕生パーティーの下見だ。花火が上がっていない間は、ずっとその話をしていた。
「笹舟にケーキを乗せて流すってええやん」
 紅茶を手に、粋に浴衣を着た遊弥が強くプッシュしているのも連雀の誕生パーティーの企画だ。
「だから普通でいいってのよ……!」
 連雀は笑いながらも突っ込むが、皆ノリノリで止まらない。
「七夕パーティーはどんなケーキがいいでしょうか……」
 紫陽花の浴衣に黒扇子を併せた花影は、リクエストがあったらと微笑む。
「皆、本気で笹舟にケーキを乗せて流すのかい?」
 文悟も、そう言いながらも笑いを堪えられない。
「ケーキを発砲スチロールで作ったら沈まないし、食べ物も勿体なくないです!」
 寧などはもう本当に、真剣に考えているようだ。
「そーだ。七夕のパーティは、皆で浴衣着てお祝いってのもいーんじゃねえ?」
 遊弥と花影の浴衣を見て、リサが提案する。
 話が盛り上がっている間に、どぅんと花火は上がり始めた。
「始まりましたね……!」
「わ、綺麗……」
 夏の花火を愛する理駆は、少し早い夏の夜の芸術に目を細めて見上げた。寧は感動に言葉を詰まらせる。
「花火職人は、僕らのアビよりすごい魔法を持ってるっスね」
 惑星、枝垂れ、文悟は火花の魔法に酔いしれて。連雀は夜空の華を、携帯電話の動画で切り取り。
「わぁ♪ またあがりました♪」
「陸で見るのとはまた違う迫力があって、面白いですね」
 はしゃぐ花影の横に出て、シャロームも手すりに身を乗り出す。花火は陸よりも近くに見える気がして。
「ほら水面にも映ってっし、腹に響くこの音も……日本の夏って感じだな」
 リサが水面を指差すと、夜の海は空の光をゆらゆら映していた。

「飲物取ってくるなー」
 別の一角では結社Streitenのメンバーが集っていた。彩矢が言うと、涼が自分のもと手を挙げる。陽早の分もと言ったら、持てるかと彩矢に切り返されて涼も立ち上がった。
「あ、俺も手伝うよ」
 と、陽早も追う。
「朱璃は何がいい?」
「オレンジジュースを」
 颯生にエスコートされてきた朱璃は、デッキチェアに腰を降ろし颯生に答える。
 自分で見に行くと言う羽月について、龍臣もドリンクカウンターへ行き。
「あ、なんだろうこれ?」
 羽月は流行りのホップ飲料を頼んだので、龍臣も主に倣って同じ物を頼んだ。
「苦……」
 飲酒運転対策のビールを模した物は羽月には苦かったようだ。顔を顰めた様子に龍臣は笑みが零れそうになる。
 飲物を手に戻ると花火が上がり始めていた。
「わ〜綺麗綺麗!」
 冷めた反応をしていた羽月も美しい花火に素直にはしゃいで。今度こそ龍臣も微笑む。
「うさぎ、もっとこっち来いよ……寒くないか?」
 涼の無理矢理の標準語には、恋人の陽早も胡散臭いと笑う。でも、くっついてるのは嫌じゃない。と思った所で。
「お前らなぁ、少しは俺らに気を遣え!」
 世界を作っている二人に彩矢のデコピンが飛んだ。
 その向こう隣には、颯生が朱璃の手を引いてきていた。
「朱璃、こっちだ。おいで」
「颯生兄さま、飲物は飲まれないのですね」
 問うと、朱璃に何かあった時に手が塞がっていてはと颯生は答える。それで朱璃は、自分の分を差し出した。
 朱璃が持っていれば良いのだろうと。
 颯生はそれに少し口をつけ。
「彩矢も見てるかい」
 世話役の団長を気遣う。
「ああ……綺麗だな。ありがとう」
 綺麗な花火に照らされて、心まで綺麗になる、そんな夜。

●夜の華に想いを映して
「喉渇いちまったな」
「ナラカ、俺アイスティ」
「オレは自分のを取りに行くんだ」
 と言いながらもナラカは「ついで」に取ってきて、ひむかは笑顔になる。
「そだ。誕生日イヤリングありがとね」
 花火が耳の石にきらきらして。花火もきらきらで。これからもこんなの一緒に見ていけるかな……と呟けば。
「いつだって傍に居てやるさ。オレが死なねえ限りな」 
 ナラカは花火の様に潔い。けれどそれが気に入らないと、ひむかはその頬を抓った。

 デッキのテーブルにクリームソーダと紅茶を並べて。
 智成とアヤの話題は、お互いの髪型のイメチェンのことだった。
「髪、長くすると落ち着いて見えるよな。似合ってるけどよ」
「あ、ありがとうですの……その、笹木さんも黒く染められた髪が良く似合っておりますし、えと……」
 恥ずかしさにかえって自爆していた話も、花火が始まると途絶え。
「おー!」
「わぁ……」
 感嘆の声だけが漏れる。

 知杞と歩生子は昼間は他を歩いてきて、ゴールがこの船。二人はオレンジジュースを貰って、乾杯とグラスを合わせる。
「って、何に乾杯?」
「歩生子ちゃん、明日お誕生日でしょ? だから、おめでとうの乾杯!」
「……そういえばそうだったわね。どうもありがとう♪」
 誕生日のプレゼントは金色のピアスだ。
 手を繋いだ二人は、花火と夜景に見入る。
「ね、また来よう! 来年も一緒に」
「来年も? ええ。また一緒に来ましょうね」
 そんな優しい約束を重ねて。

「脩、お誕生日おめでとう!」
 もう一つの誕生日のお祝いは、コーヒーと紅茶で。結梨は笑顔で脩にコーヒーを差し出した。
「……そうか。ありがとな」
 脩はそこで自分の誕生日を思い出したような風情だったが、けれど本当に嬉しい笑顔でコーヒーを受け取って乾杯する。
 花火を見上げ、脩は結梨の家に拾われてからを思い、結梨は脩が来てからを思う。
「花火、凄く綺麗……♪」
「ああ……」
 けれど、答は一つだ。これからもきっと一緒にいる。それぞれに大切な人が出来ても、変わらぬ絆があるから。

「お待たせしました、夏輝お嬢様。サンドリオンでございます」
 このクルーズ船は豪華で、ギャルソン服の恵は普通にスタッフのように見えた。受け取る夏輝のゴスロリ風のドレスも少しもおかしくはない。
「ありがとうございます」
 お礼を言って綺麗なノンアルコールのカクテルを受け取り、これにミントを落としてみたらなんて夏輝は瞳を輝かせる。
 それから恵に抱き上げて貰って――空に近くなったと、夏輝は無邪気にはしゃいだ。

 そんな様子も視界に納め、アーバインは同じカクテルを傾ける……シンデレラを意味する名前に、魔法の解けた姫君を想いながら。
「今度はスマートに終わらせたいものです」
 呟きは未だ見えぬ先を見て。

 気持ちも未来も思い通りにはならぬもので。
「もし今、誰とも付き合っていなかったら、良かったら私と付き合って下さい」
 赤いワンピースの麗奈は正面から、遼二に言った。花火のような潔さで。
「ありがとう。僕も麗奈さんのことは好きだよ」
 それは答えねばならないと遼二に思わせた。
「でもそれは仲間として、友達としての感情なんだ」
 好きだから正直に。
「……そっか」
 麗奈は笑顔で、また花火を見上げる――涙が零れないように。

「雪那ったら」
 華凛は雪那と終凪、そして紅羽の四人で花火を楽しむつもりだったのだが、デッキに出たら雪那と終凪は姿を消してしまった。
 紅羽は自分に気を遣ってくれたのだろうと察するが、だからと言って華凛に何か言えるわけでもない。
 華凛はどこか悲しげに見える。死んだという恋人との思い出が、その胸には浮かんでいるのか。
「花火見てたら戻って来るよ。きっと」
「……そうね」
 二人はただ静かに……夜空の華を見る。
 安らぎが想いになるまでは、このままで。

 雪那と終凪は二人の目に入らない所で、風に吹かれて花火を見上げていた。靡く雪那の髪に見蕩れ、終凪は思わず呟く。
「雪那は可愛いよな」
 口にしてから終凪は自分が雪那に惹かれていることを悟った。
 だが雪那には通じてはいなくて。
「こうしてると私達もカップルに見えるのかな? なんてね☆」
 笑顔を向けてくる雪那に、今はこのままでと……終凪も自覚した気持ちを仕舞い込んだ。

「大丈夫か?」
 章人は靴擦れでデッキチェアに腰を降ろした是空を気遣った。お洒落に身を包んだ是空だが、しゅんとしていると幼さが戻って見える。
 チェアを寄せ、章人も腰を降ろして。手を繋げば思い出す――
「年越しにも来たよな」
「ええ。あの時、まだ私子供っぽくて」
 今日は大人でと思っていたのにと、是空は呟く。
「いや、俺にとっては花火より――」
 綺麗だよ愛してると、章人は囁いて是空を抱きしめる。

 舞兎は花火が始まる前は話に夢中だった。だが花火が始まると舞兎の反応がなくなって。花火とは言え恋人の心を奪うものは許せなくて。
 一際大きな花火が上がる一瞬に、フォーカスは接吻で舞兎の視界を塞ぐ。
「花火にだって、まとの心が奪われるのはやだな」
「フォーカス君みたいだなって……思って見てたんだよ……?」
 花火にさえ妬く恋人に舞兎は微笑んだ。
「……大好きだよ」
「わたしも……」
 照れ隠しの言葉に、照れ隠しのキスを再び。

「わぁ! すっごい綺麗な花火〜!」
 和沙は空を指して、英二を振り返る。もう片方の手は英二と繋ぎたくて、そちらに伸ばして。でも、言うのは恥ずかしくて。
「ああ、花火綺麗やね〜」
 そんな手を、掴まえるように英二は握った。
「……ずっと一緒にいれたらいいね」
 以心伝心に嬉しくなって、和沙が囁けば。
「うん、ずっと一緒にいようね……」
 答と共に、頬にキスが舞い降りる。
 和沙は真っ赤になって、それが見えないように英二の腕に顔を埋めた。

 いくつかの見られたくない想いも恥じらいも、きっと花火が隠していた。
 それは優しい夜の華に溶けて……海に散りばめられていったのだろう。


マスター:黒金かるかん 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:65人
作成日:2007/06/09
得票数:楽しい8  ハートフル16  ロマンティック5 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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