【天の衣、舞い降りるは白百合の園】渦巻く黒い噂

<オープニング>


 男は私を傷つけた。
 男は私から大事なものを奪った。

 男は女を傷つける。
 男は女から全てを奪う。

 乙女たちよ。翼を引き裂かれ傷つき、泣き伏している乙女たちよ。新たな翼を授けよう。
 乙女たちよ。涙を拭え。面を上げよ。立ち上がれ。今こそ、反旗を翻すとき……!


「っとと、ごめん、お待たせっ!」
 能力者達が待っていた教室に、月島・生樹(高校生運命予報士・bn0202)が、何やら大きなダンボールを引きずって入ってきた。
 何が入っているのかと尋ねると、彼女は、後でね、と微妙に笑ってみせて資料のファイルを開き説明の態勢に入る。
「えっと、まずは結論から単刀直入にいくよ。天女の羽衣のメガリスが復活したんだ」
 一瞬、ざわついた教室。次の言葉を待つ能力者達を前に、生樹は少し難しい表情で短く唸った。
「うんと……あのね、今、天女の羽衣のメガリスを持っている人なんだけど、どうも、メガリスアクティブっぽいんだ」
 どことなく歯切れが悪いのは、詳しい内容までは見えなかったせいなのだろう。
 言葉を選びながら、たどたどしく説明を続ける生樹が言うにはこうだ。

 復活した天女の羽衣は現在、『聖アウグスチヌ女学院』という全寮制の女学校にいる一人のメガリスアクティブである女生徒の元に渡っているという事。

 メガリスアクティブの元へ渡った天女の羽衣は、その力を越えた能力を発揮しており、天女の羽衣のメガリス自体もなんらかの変化をしている可能性が高いという事。

「ごめん、なんか断片的にしか見えなくて……ただ、メガリスアクティブの人に天女の羽衣が渡ってるのは確かだよ。もし、その人が力を暴走させちゃったら、大変なことになっちゃうと思う」
 そうならないためにも、今回の事件はなるべく穏便に解決してほしい、と生樹は能力者達に頭を下げた。
「今日来てくれたみんなには、この『聖アウグスチヌ女学院』に潜入して事件を解決してもらうことになるんだけど、もし、みんなの判断で穏便に解決できないと思ったら、すぐに引き上げてきて報告してほしいの」
 そうなった場合は、報告を受けたのち検討をし、必要な措置をとるとのこと。

「で、肝心の女学院に潜入する方法なんだけど……」
 ここでようやく、生樹は先ほど引きずっていたダンボールの蓋を開いた。
 中から出てきたのは、人数分の一揃えの女子の学生服。
「今回、みんなには『聖アウグスチヌ女学院』に一時的に転校してもらう形で潜入してもらうよ。男の子でも何とか誤魔化して転校できるけど……えと、ばれないように気をつけてね。うん」
 先程と同じように少し微妙な笑顔をみせて、生樹は資料のファイルをめくって取り繕う。
「えっと……『聖アウグスチヌ女学院』は、中等部と高等部が一緒になってる全寮制の女子高だよ。じつは、今この学院内でね、悪い噂が流れてるんだよ」
 学院内に流れる悪い噂。それは、男性に対する嫌悪感を強く煽る、根も葉もないひどい噂話。おそらく、メガリスアクティブの女生徒が中心に流しているものだろう。
「だから、まず学院に潜入したらこの噂話しの誤解を解くように動いてほしいの」
 そうして動いていれば、いずれは噂の出どころ……つまり、天女の羽衣の所有者へと繋がるはず。
「もしかしたら、危険な目に遭うこともあるかもしれない。十分気をつけて……うん、みんなならきっと大丈夫。無事に事件を解決してきてくれること、祈ってるよ。それじゃ、いってらっしゃい!」

マスター:海あゆめ 紹介ページ
【重要】
・このシナリオは、中高生の方のみが参加できます。
小学生、卒業生の方は参加できません。

・女子高への潜入ですが、男子も女装扱いで参加できます。が、男であることが潜入先で露見してしまった場合、以降のシナリオには参加できません。

以上、ご注意下さい。
=====

天女の羽衣のメガリスが復活しました。
今回皆さんには、現在のメガリス所有者であるメガリスアクティブがいる女学院へと潜入してもらいます。

まずは、学院内で流れている、男性に対して嫌悪感を抱かせる悪い噂を払拭させて下さい。
どのような方法を用いるかは皆さんの判断に任されています。
不測の事態に備えることも必要かもしれませんが、なるべく穏便に解決できるよう、よろしくお願いします。

それでは、ご武運をお祈りしております。

参加者
片桐・綾乃(猫を被った直情系お嬢様・b19717)
ティセ・パルミエ(猫ふんじゃった・b34291)
平永・玲奈(月光に舞う白銀の姫騎士・b35936)
籐村・御美子(おばあちゃんのぽたぽた焼き・b41315)
山陽・昼楕(ここにも土蜘蛛の巫女・b59999)
織原・雪紗(目覚めた眠り姫・b73159)
瀬河・苺子(道を探す少女・b77693)
菅井・レキナ(鳴神の月帝姫・b82451)



<リプレイ>


 聖アウグスチヌ女学院の中等部。ここには、山陽・昼楕(ここにも土蜘蛛の巫女・b59999)と、瀬河・苺子(道を探す少女・b77693)、籐村・御美子(おばあちゃんのぽたぽた焼き・b41315)の三人が授業を受ける事となった教室がある。
 今は午前の授業の間の短い休み時間。彼女達は事前の作戦通り、時間を見つけて集まっていた。
 辺りの様子を窺いつつ廊下で話し込んでいる二人組の女生徒達へと意識をやると、何やら憤慨した様子の話し声が聞えてくる。
「ねぇ聞いた? あの話し!」
「聞いた聞いた! もうあたし頭にきちゃった! これだから男って……」
 彼女達が話しているのは、おそらく男性に対しての根も葉もないひどい噂とやらだろう。これはチャンスだ。三人は顔を見合わせ頷き合い、彼女達の元へと近づいていく。
「その噂について、聞いてみたいな」
「えっ?」
「その男のせいで誰かが傷ついてしまったんだよね? 許せないな」
 振り返った女生徒に少し心配そうな笑みをみせて話の先を促した昼楕は、あえて男性のように振舞っている。と言うのも、男性に対して相当な嫌悪感を持っていそうな彼女達がそれによってどのような態度をとるのかを確かめたかったからだ。
「あ、うん。何でもね、最近この近くに男の通り魔が出るんだって!」
「刃物で襲ってきたあげく、鞄とかも盛っていかれちゃうって聞いたわ。あなた達、確か最近来た転校生よね? 気をつけた方がいいわよ」
 女生徒達の態度は変わらなかった。どうやら、彼女達は単純に男性を嫌っているようだった。恐々と話す二人の女生徒に、今度は御美子が明るく笑いかける。
「何、男等恐れるようなものではないぞ。現に儂も武術で男共をバッタバッタとなぎ倒しておるからのう!」
「へぇ、それは頼もしいね! けど、本当、気をつけた方がいいよ」
「そうそう。その男に限らず、男なんてものはみんな、何を仕出かすか分かったもんじゃないもの」
 御美子のように逆に彼女達に同調してみても、その男性に対する強い嫌悪感は変わらず。
「たしかに知らない内は怖いですが、実際に話してみると結構頼りになりますよ? 以前、道に迷った時に男の人に助けてもらったことがあります」
「えー? それ本当?」
「ねぇ、あなた騙されてるんじゃない? 大丈夫?」
 誤解を解こうと苺子が訴えてみると、若干自分達の意思を揺るがせたようだったが、彼女達は疑うような視線で三人を見つめてくる。これ以上は警戒を煽るかもしれない。そこへ御美子は素早く話題を逸らして会話を繋げる。
「まぁ、しかしそんな噂、どこから広まったのじゃ?」
「さぁ、それはちょっと……ねぇ?」
「そうね、皆噂してる事だし……あ、そうそう、あまり心配だったらあなた達も輝羅々様に会ってみるといいかもしれないわ」
「きらら様とな?」
 首を傾げた御美子に女生徒は大きく頷き、少し誇らしげな表情で目を輝かせた。
「ええ、高等部二学年の先輩よ。輝羅々様はね、男共に天罰を与える力を私達に授けてくれるの」
「天罰を与える力? それって一体……」
 昼楕がそう言いかけたその時、次の授業を開始を知らせるチャイムが鳴り始める。教室へ戻っていこうとする女生徒達の背に、苺子が慌てて声をかけた。
「あっ、あの、最後にもう一つだけ! この間、学校帰りに妙な影を見かけたんですが、ここって怪談とかってあるんでしょうか?」
「さぁ……もしかしたら、噂の通り魔かもしれないわね。襲われないように気をつけて?」「まあ、輝羅々様に会って力を授けてもらえれば、そんな心配しなくても良いと思うけど」
 意味ありげな笑みをみせて去っていく彼女達を見送りつつ、三人は顔を見合わせる。
「とりあえず……他のメガリスゴーストなどが絡んでいる可能性は低いでしょうね」
「うん。けど、それよりも……」
「うむ……気になるのう」
 男に天罰を与える力を授けてくれるという女生徒の存在。もしかしたら、彼女がメガリスアクティブなのだろうか。
 何にせよ、このことは他の仲間達にも知らせなければならないし、すぐに動くのは危険だろう。昼楕と御美子と苺子の三人もとりあえず学院の規則に従い、次の授業を受けるべく教室へと戻ることとした。


 午前の授業が終わって昼休み。織原・雪紗(目覚めた眠り姫・b73159)、ティセ・パルミエ(猫ふんじゃった・b34291)、片桐・綾乃(猫を被った直情系お嬢様・b19717)の三人は学食に集まっていた。
 寮生活であることも手伝ってか、お弁当を持参してくる生徒の数は少ない。そんな中で、雪紗は寮のキッチンを借りて作ったお弁当を広げていた。それが少し目立っていたのかもしれない。
「すごい! ねえ、ちょっとみんな見て見て!」
「えー、なになにー?」
 こちらから動かずも、何人かの女生徒のグループが近づいてきた。
「わ、すごいね。自分で作ったの?」
「これ? 全部、智巳が……私の、恋人が大好きな料理……一生懸命覚えたんだよ」
「こ、恋人……? あなた、もしかして男とお付き合いをしているの?」
 小さく、こくりと頷いてみせた雪紗に、女生徒達の表情が凍りつく。
「だ、だめよ! すぐ別れた方がいいわ! そのうち酷いことをされてしまうわよ!」
「そうよ、男なんてどうせ皆女性を物みたいにしか思ってないんだから!」
「そ、そんな残念な男の人ばかりじゃないと思うのです」
 ずい、と迫ってくる女生徒達から雪紗を庇うようにティセが割り込み、慌てて弁解した。だが、彼女達の主張は変わらない。
「酷い男が多いのも事実よ。この間だって! 男のグループが寮に襲撃してきたって話をきいたわ!」
「まぁ本当ですの? 怖いですわ。それは警察に通報した方が良いんじゃないでしょうか?」
 興奮気味に話す女生徒に対し、もっともな意見を投げかけてみる綾乃。だが、彼女は激しく頭を横に振り、続ける。
「警察は信用できないわ! あそこはまだまだ男社会だもの!」
 この女生徒達の男性に対する警戒心は異常だ。いくら噂が流れているとはいえ、こうもなるものだろうか……。
 けれど、諦めるわけにはいかない。疑念の色に染まった彼女達の目をまっすぐに見つめ、紗雪は訴える。
「……あのね。智巳は私の作った料理を食べ終わったら、頭を撫でてくれるんだよ。本当に、本当に優しい顔で」
「……そうなの?」
 女生徒達の男性に対する警戒や嫌悪が、一瞬だけ和らいだ気がした。この隙を突き、ティセが続ける。
「確かに、あたしも、身長が小さくて男の子にいじめられたこと、あるのです。けど、そんな人ばかりじゃないはずです。いつか、あたしもカッコイイ彼氏が欲しいのです」
「……そう、ね……私達も、そ、そういうことに別に興味がないわけじゃないわ。けど……ねぇ?」
「う、うん……」
 ようやく、年頃の女の子らしい事を言う女生徒達だが、まだどこか釈然としない口振りである。理由があるとすれば、きっと……。
「誰か、男性に酷い目にあわされた人がいるんですね?」
 彼女達は何かを知っている。そう踏んだティセが投げかけた問いに、女生徒達は顔を見合わせ、そして声を潜めて話し始める。
「あのね、数学の戸田先生。婚約者に裏切られたんだって」
「可哀相よね。先生、今じゃすっかり変わっちゃったわ。昔はとても幸せそうだったのに、それから男の人自体も嫌いになったみたいで……」
「……お気の毒ですわね」
 しゅん、とうな垂れる女生徒達に、綾乃は気遣うように声を掛けてやる。
 自分達のよく知る人が実際にそういう目に遭っているのを知っている彼女達だからこそ、男性に対する疑念が濃いのかもしれないが、はたして本当にそれだけだろうか。
 できれば、わかって貰いたい。いつの間にか、すっかり勢いをなくしてしまった女生徒達の顔を覗き込み、雪紗は僅かに笑みを作ってみせた。
「智巳は、私に酷いことをしたことなんてないよ。私、智巳の料理を食べてくれる時の顔が一番好き」
「……今のあなた、とても幸せそうね」
「私達も、いつかあなたみたいになれる……のかな」
 ふと、安心したような笑顔が返ってくる。
 想いは伝わったようだった。
 雪紗とティセ、綾乃の三人は、それから彼女達と話を弾ませ昼食を共にした。彼女達についてはもう聞き出すこともないだろう。
 婚約者に裏切られたという女性教師の話。これが全てではないかもしれないが、大きな収穫のひとつだということは確かである。


 放課後。人もまばらになった教室で一生懸命何かを書く、菅井・レキナ(鳴神の月帝姫・b82451)を、平永・玲奈(月光に舞う白銀の姫騎士・b35936)は側で見守っていた。
「……貴方の事が好きでした。そして今も……」
「……素敵ですわね」
 最後の一文をそっと口にして顔を赤らめるレキナに、玲奈は優しく微笑みかける。
「あなた達、何やってるの?」
 と、そこへ、レキナのクラスメイトとなった女生徒のひとりが近づいてきて、レキナの机の上を覗き込んだ。
「……これ、誰に渡すの? 相手は男?」
「え、ええ……前の学校の寮で一緒だった外国の男性へ。たった4か月一緒に過ごしただけなのに。離れた今になって愛おしくて堪らないの」
 照れた様子でそう説明するレキナ。実のところ、手紙はあえて見つかるように書いていた。ここから何とか話題を引っ張って話を聞きたいと思っていた次の瞬間、女生徒はレキナをもの凄い形相できっ、と睨みつけ、机の上から手紙を奪い、それを思い切り引き裂いた。
「……っ!?」
「ど、どうしたの? 落ち着いて?」
 彼女の突然の激しい行動に面食らって固まってしまったレキナを庇いつつ、玲奈は女生徒を宥めようと穏やかに声を掛けた。しかし、女生徒はそんな彼女達を冷たい目で一瞥すると、ぐしゃぐしゃに丸めた手紙を床に投げ捨て、踏みつけてみせる。
「ふん、下らないわ。あなた達、早く目を覚ましなさい。男なんて汚らわしいだけ。物欲と性欲の塊よ。その外国の男だって、あなたのことそういう目でしか見てないわ」
「そんなこと……彼は、異国の方なのに、私の大切なこの国のことも深く理解して愛してくれているの。それってとても素敵なことではないかしら。私、彼のそんなところに惹かれたの」
 努めて笑顔をを作り、レキナは穏やかに言って聞かせる。だが、聞く耳も持たないといった顔で、女生徒は深いため息をついた。
「そこまで言うなら勝手にすれば? ひとつ言っておくけど、男なんて女を食い物にすることしか考えてないの」
「そんな……そういった事をする男も居ますけど、私の恋人は酷い事なんてしませんでしたわ」
「……あなた、名前は?」
「……? 平永玲奈です」
「平永玲奈……あなたは確か、菅井とかいったわね? 覚えたわ。せいぜい気をつけることね」
 もう一度、厳しい目で二人を一瞥し、彼女は教室を出ていった。
 この反応は、もう異常といっても過言ではない。一体、彼女の身に何が起こっているというのだろうか……。


 次の日の放課後。今までメールなどでやりとりをしていた能力者達は、一度直接集まろうと決め、学院内の図書室に集合していた。
 幸い、他の生徒の姿はない。能力者達は掴んだ情報についての話し合いを始める。
「おかしいね。私達のところにきたみんなは、話せば少しわかってくれたみたいだったのに」
 レキナと玲奈の報告に、雪紗は表情を曇らせた。
「それも気になるが……確かそっちでは男に裏切られた教師の話があったんじゃったな」
「はい。戸田先生と言ってました……」
 御美子の問いにティセがこくりと頷いてみせると、横で苺子が本棚から引っ張ってきた教員名簿をパラパラとめくり始める。
「戸田玲子先生……高等部の数学の先生ですね」
「あともう一人。高等部二年の輝羅々っていう人。すごく気になるんだよね……男に天罰を与える力を授けてくれるって、女の子達が言ってた」
 昼楕の言ったことも、見逃せない程気になる情報だ。だが、得られる情報は多々あれど、どうもそれが繋がっているようには見えない。
 どこから切り崩して行けば良いかと能力者達が頭を抱えていたその時、図書室のドアが激しい音を立てて開いた。
 そこに立っていたのは、ただならぬ殺気を漂わせた数人の女生徒達。中には、昨日話したレキナのクラスメイトの姿もあった。
「……っ、狩矢さん……?」
 控えめに、レキナはクラスメイトの名を呼ぶ。
「……それ、あなた達の仲間?」
「え? 仲間、というかその……同じ日に来た転校生同士で……」
「ふぅん? ……あぁ、あなたもいたの」
 レキナのクラスメイト、狩矢・唯は席にじっと座っていた玲奈を一瞥した。
「……!? あなた……」
 玲奈をはじめ、能力者達の間に強い緊張が走る。
 玲奈は、闇纏いを発動させていたのだ。なのに、唯は玲奈が見えている。しかも、それは彼女だけではなく……。
「……っ、こやつら……全員……!?」
 咄嗟に王者の風を発動させた御美子が目を剥いた。
 誰一人、動こうとはしない。銀誓館の生徒でもない彼女達が、揃いも揃って全員能力者である可能性は低い。
 かといって、彼女達はゴーストではない。
 他組織の差し金か……いや、そうではない。
「あなた……いえ、あなた達一体……?」
 息を飲み、玲奈はゆっくりと立ち上がる。
「隠そうとしても無駄よ。色んなところから情報が入ってるの。あなた達、何を嗅ぎ回っているの? しかも、事もあろうか男の味方をするなんて……」
 能力者達を睨みつける唯。彼女の肩に、何やら薄いオーラのようなものが見える。
「……っ、天女の、羽衣……いえ、でも、これは……?」
 戸惑いつつも、綾乃は身構える。
 唯の肩に見えたのは、羽衣状の薄い光。だが、実物がそこにあるわけではない。オーラのようなものが浮かんで見えるだけだ。しかも、それは唯だけに起こっている現象ではなかった。
 能力者達を取り囲んだ女生徒全員、だ。
「男に味方する者には天罰を……! 輝羅々様に仇をなす存在には死を!!」
 羽衣のオーラを纏った女生徒達が、能力者へと襲い掛かる……!


マスター:海あゆめ 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2012/02/20
得票数:カッコいい11  知的3 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。