海と大地の境目で


<オープニング>


 突如、活性化した、魔術兵器『オロチ』。
 その原因は、頭部に突き刺さった、緑色の破片であった。
 ただ一人、魔術兵器『オロチ』を抑え込んでいた雨堂・盾哉は、己に宿っていた力……歴代の嵐の王の記憶と力を解放し、覚醒させた。
 目覚めるであろう、魔術兵器『オロチ』に対抗する為に。

「皆さん、集まっていただきありがとうございます!」
 山本・真緒(中学生運命予報士・bn0244)は、教室に集まった能力者達に頭を下げた。
 龍脈に封印されていた巨大なる妖獣、「オロチ」。
 「嵐の王」雨堂・盾哉によって施された封印から漏れ出したオロチの力は、さらに細かく分かれながら、強大な妖獣兵器として、日本全国に実体を持って出現し始めている。
「放っておけば封印に悪影響があるかも知れませんし、出現した妖獣オロチを放っておくわけにもいきません。何が起こるか分かりませんから、皆さんの力で、オロチを止めて欲しいんです」
 そう言って真緒は地図帳を広げた。
「皆さんに向かってもらいたいのは、静岡県の中田島砂丘です」
 真央が挙げたのは、静岡県浜松市の南部に広がる砂丘の名前だった。
 遠州灘を望む中田島砂丘は、日本三大砂丘のひとつに数えられることもある雄大な砂丘だ。
 真緒の運命予報は、近く、早朝の砂丘にオロチが出現するのを捉えたというのだ。
「『アリストライアングル』では京都の大江山に八岐大蛇が出現しましたが、ああいう感じのが出て来ると思って下さい。地面から生える、とっても大きな蛇の首ですね」
 高さ十メートルをゆうに超えるような、巨大にして強大な『首だけのヘビ』。
 それが能力者達の相手となるオロチの姿だ。
「肉体的な部分だけでも充分に厄介なんですが……海に面した砂丘から出現するためか、砂丘の砂と、砂丘を作り出している海の水に由来する力を持っているようなんです」
 と、指を曲げながら運命予報士は言う。
 問題の能力の一つは砂嵐を起こし、周囲の敵全てを攻撃する能力だ。加えて、この砂嵐は魔術的なものに反応する性質があるらしい、と真央は説明した。
「エンチャントを受けている人が砂嵐を受けると、動きを止められてしまうんです」
 厄介な性質だ、と能力者達は理解する。
 使用するアビリティの選択には、注意を要することになるだろう。
「そしてもう一つは、砂の刃を放って、敵を切断する能力ですね。行動不能になっていると当たりやすくなる上に、極めて威力が高いですから注意して下さい。
 ただ、この攻撃を行った後は、少しの間ですが今言った二つの特殊能力を使えなくなるタイミングが生じるようです」
 真緒の説明に、その隙が最大の攻撃のチャンスになるだろう事を、能力者達は即座に把握する。
 ただ、と真緒は付け加えた。
「オロチと一緒に、ウミガメの妖獣も3体ほど現れるようなんです。彼女達の鳴き声を聞くと武器の使用が封じられてしまいますので、注意して下さい」
 手順としてはウミガメ妖獣を退治した後にオロチに対処するべきなのだろうが、オロチの力を考えれば、砂嵐を受け続けるだけでもこちらは倒れかねない。
 何らかの手を講ずる必要があるかもしれない。
「それから、今回のオロチ事件を解決するために、日本各地から過去の英雄の魂を持つ『ストームブリンガー』達が、銀誓館学園に合流しています。彼らとも力を合わせて、頑張って下さいね!
 あまり準備時間はないですけど、皆さんなら勝てるって、信じてます!」
 真緒の声援を受け、能力者達はオロチへの対策を考え始めるのだった。

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参加者
凪・龍一朗(写の位・b03508)
結城・円(燕脚の魔女・b10683)
玖月・王理(狗憑・b23828)
リヒター・クライデンヴァイス(風の翼・b37298)
御桜・八重(花手毬・b40444)
須々木・理(幸福の輪廻・b53026)
リーゼロッテ・ヴューラー(ブラウニー・b72505)
七奈・七海(雲煙模糊・b74904)



<リプレイ>


 静岡県、中田島砂丘。
 この地に到着した能力者達が、オロチの居場所を知るのは容易だった。
 砂丘の入り口からほんの数十メートルしか離れていないはずの海を見えなくするかのような勢いで、轟轟と巻き上がる砂の向こう、巨大な太い影が時折うねるのが見えている。
 目に砂が入らぬよう手をかざしながら、御桜・八重(花手毬・b40444)はその巨体を見上げた。
「前にも見たけど大きいねー」
「……思ってたより、でっかいかも……」
(「フェンリルにマンモスに今度は蛇さん……おーきな相手との縁があるのかなぁ?」)
 唖然としながら、リヒター・クライデンヴァイス(風の翼・b37298)とリーゼロッテ・ヴューラー(ブラウニー・b72505)も、その蛇身を見上げる。
「魔術兵器オロチ……世界結界以前の世界で用いられた、負の遺産」
 寒気を感じながら、凪・龍一朗(写の位・b03508)はその存在の名を呟いた。
「龍脈にあんな物騒なものが封じられてた上に、それを抑え込んでた人が居たなんてね。大したタフガイよね、ホント」
 結城・円(燕脚の魔女・b10683)は、『嵐の王』雨堂・盾哉の事を考える。彼によって抑えられていたオロチは異形の策謀により、こうして再び姿を現してしまった。
 彼はいまだ、そのオロチの多くを抑え込んでいるはずだが、
「本体は後回しとして、まず漏れたガスは止めておかんとな」
「ええ。零れ出たのなら、確りと拭い去りましょう」
 龍一朗の言葉に、須々木・理(幸福の輪廻・b53026)は頷いた。

 吹きすさぶ砂の中へと、能力者達は歩を進めた。
 足の裏、冬の砂丘の砂が冷たい感触を返して来る。
「オロチ退治ですか。水の気が強いオロチは結構親近感を覚えるのですが……からっからですね」
 砂嵐をまとったオロチの皮膚は、乾燥した砂丘の砂そのものであるかのように、七奈・七海(雲煙模糊・b74904)の目には映った。
 かつて鎌倉や富士に出現したオロチは、植物であったり、マグマであったりしたというが、今回も各地に出現しているオロチがその土地土地の状況を反映しているようだ。
 玖月・王理(狗憑・b23828)が、ふと彼女に問うた。
「時に……七奈様がお持ちのそれは、八塩折之酒(やしおりのさけ)の代用に御座いますか?」
 七海は王理に手にした食用酒の瓶を掲げて見せる。日本神話で八岐大蛇を倒したというスサノオノミコト。「嵐の王」の一人だったとかいう話もあるが、彼が八岐大蛇を酔わせたというのが、その八塩折之酒である。
「オロチ退治っていえば、やっぱりこれでしょ?」
「ではあのオロチを倒せば、よき剣も手に入りましょうか」
 王理が微笑する。能力者達の接近に反応したのだろう、哀しげな声が上がり始める。
「(砂の中、亀です……!)」
 リーゼロッテが皆に警告を促す。砂を巻き上げ、現れるのは亀甲に全身を包まれた巨体だ。
 亀妖獣『哭涙亀』。
 その甲羅に浮き上がった人の顔が哀しげな鳴き声を発し始めるのと時を同じくして、オロチがその首をもたげ、前進する。荒れ狂っていた砂嵐が魔力を帯び、一層その勢いを増した。
 常識を超越した能力者としての感覚が、危機を知らせて来る。
「来る!」
 円の声と共に、砂嵐は強烈な魔力を帯びて渦巻いた。
 音を立てて七海の持って来た酒の瓶が割れる中、能力者達は詠唱兵器の回転動力炉がフル稼働させ、砂嵐の影響を逃れんとする。
 その守りを抜いた砂粒が、能力者達の防具が損傷し、削り取っていくが、その程度で銀誓館学園の能力者は倒れない。
「随分と埃っぽいですね……落としましょうか」
 魔蝕の霧を周囲に漂わせた七海は酒瓶をオロチに投げつけるべく持ち上げる。だが、
「……あっ」
「あら……」
 王理が思わず口元に手を当てる。
 詠唱兵器ならざる酒瓶は、砂嵐を受けて粉々に砕け散っていた。

 だが、兎にも角にも 魔蝕の霧を受けた哭涙亀の1体はその攻撃力を損なっていた。
「あいつから行こう!」
「分かったよ!」
「落とす──!」
 その一体に向けて円、リヒター、龍一郎の3人が、いまだ止まぬ砂嵐を突き破って迫る。
 壁のようにオロチへの道行きを遮る亀の巨躯は、さながら防壁といったところか。
 砂を蹴って跳んだ円の足がその、甲羅を穿つべく連打で繰り出される。
 硬い音を聞きながら、龍一朗は両手両肘に構えられた四つの刃を意識した。刃の先まで感覚が繋がっているような一体感。心が澄んだ水のようになるのを感じながら、彼は刃を閃かせた。
「見えるか妖獣。この四刃は、お前たちの如き敵のための鎧通しよ」
 踊るように次々と繰り出される刃が、哭涙亀にとって己を守るべき武器であり防具である甲羅の守りを失った。さらにリヒターのチェーンソー剣が甲羅の亀裂を押し広げるように切り裂き、妖獣を大きくよろめかせる。
 オォーン……!!
 窮地に陥った哭涙亀が泣き声を上げる。その憐れみを誘う泣き声は、回転動力炉に絡み付き、回転を止めんとする。だが、
「それを許すわけには行きませんね」
 慈愛を宿した王理の舞は、容易くその影響を振り払っていた。
(「ひっくり返せば、動けなくなるかな?」)
 フルートをタクトのように振って、リーゼロットはヤドリギ使いの力を振るう。
 砂浜の上に茨が不意に生い茂り、亀妖獣の一体をからめ捕った。
 同族の危機と見てか、哭涙亀の1体が、甲羅に浮かんだ人面をさらに濃くしながら前進して来る。その身を覆う涙声は、近付く者の動きを鈍らせる障壁でもあるかのようだ。
 だが、理の放つ呪いは、その身に帯びる呪いさえも呪うものに他ならない。
「少々、お静かになさって下さいませ」
 どこか酷薄に放たれた呪言が、哭涙亀の動きを食い止める。動きを止めた妖獣の位置に、八重は指を一つ鳴らした。
「その位置、いいよ〜!」
 オロチと妖獣たちは、全て彼女の射程に入った。それこそは、彼女の待ち望んだ機だった。
 八重の周囲に浮かぶのは、ルナエンプレスの力、3つの赤い月。
「いっけー!!」
 熱を伴わない赤い月光が、いまだ舞う砂を溶かし、消滅させながら突き進んだ。
 一瞬だけ砂嵐が晴れ、オロチの肌の一部が溶け落ちる下で、円達の攻撃を受けていた亀妖獣が消え去っていく。
「まず1体!」
 八重の快哉が上がり、オロチの巻き起こす砂嵐が、再び渦を巻き始める。


 砂嵐が間断をおかず荒れ狂う中、能力者達は残る哭涙亀を撃破していった。
「これなら、なんとか凌ぎ切れる!!」
 魔力を帯びた砂嵐が削り取っていく防具を、王理と理とリーゼロッテそれでも傷が残る時は円と、4人がかりのアビリティが回復させる。
 七海のクレセントファングでよろめいた哭涙亀を、リヒターの手にしたチェーンソー剣が切り崩す。甲羅を切り飛ばされた妖獣は、その体を霧散させた。
「よし……!!」
「待って、何か変だよ!」
「砂嵐の魔力が収まった……?」
 極月煌光・散華を使い切り、白燐侵食弾を撃ち始めた八重が、オロチを見やり皆に警告するのに、七海もはっと上を見た。
 オロチの頭部から首の付け根へと、強烈な力が一瞬走るのを能力者達は見る。
 次の瞬間、砂の刃はリヒターの足元から来た。
 噴水のように吹き上がった砂が刃を形作ったのだ。
 足を通って肩にかけて迸った刃が、体を大きく開いていく。
 砂の上に溢れ出す自分の血を、リヒターは愕然と見下ろした。
「く……ッ!?」
 顔をあげ、歯を食いしばり、ぎりぎりのところで踏みとどまったリヒターの元に駆け寄った八重が即座に白燐蟲の力を発動、砂の刃の一撃がもたらしたぞっとするような傷跡が癒えていくのに安堵を覚えながらも、彼女は皆に警告を飛ばす。
「これ当たりどころ悪かったら、わたしや凪先輩でも耐えられないよ!?」
「(……!!)」
 強大な魔力流の具現たるオロチが自らを構成する魔力の制御を一時止めて放つ一撃。その威力は、まさに必殺級だ。理は呼び出した祖霊をリヒターの元に飛ばし、その傷を癒させつつ、前衛達に呼びかける。
「ですが、魔力の流れが止んでいます……今のうちに!」
「分かっている!」
 強力な一撃を放った反動は、明確な隙となって現れていた。
 砂嵐の魔力が収まる中、肘から刃を伸ばした龍一朗の体が独楽のように回転し、刃の竜巻となって残る1体の哭涙亀の体を微塵に切り散らしていく。
 妖獣はそれでも抵抗の動きを見せかけるが、そこにそっと触れるのはリーゼロッテの拳だ。
 片手で持ったフルートが響く中、その拳から伸びた見えざる振動は甲羅の中で荒れ狂い、妖獣は体の内側から弾け飛ぶ。
「もう大丈夫。僕も前に!」
「OK!」
 八重に背中を叩かれ、リヒターは駆け出していく。
 いまだ完全に修復されていなかったリヒターの防具が、王理の慈愛の舞を受けて癒されていった。
 戻って来たリヒターと確認するように一瞬視線を交わし、龍一朗は叫ぶ。
「ここからは全力……行くぞ、皆!」
 オロチへと一気に距離を詰める能力者達。
 彼らへと向け、オロチはその巨体を真っ向から鞭のように振り下ろした。


「散れッ!!」
 砂のオロチの巨体が津波のように砂丘を揺らし、その攻撃を受け止めた龍一朗がまるで打たれた杭のように腰まで砂に埋まる。
 オロチの巨体がもたらす威力は、特殊能力に頼らずとも、強烈なものだった。
「冗談でしょッ……!!」
 冷や汗が漏れるのを感じながら、円の足がオロチの砂肌に食い込んだ。回し蹴りとなった一撃で反動をつけると、彼女はオロチの視線から逃れるように横へと動く。
「それにしても、変な動きするね……」
 潜望鏡のように砂の中から伸びたオロチの太い首は、まるで砂に影響を及ぼさずに水平移動していた。オロチが近付いて来ると、対象物が無いがために、まるでこちらが敵に引き寄せられているようにも感じられる。七海は軽く顔をしかめ、呟いた。
「まさに動く天災ですね……」
「(こんなのが昔はいっぱいいたなんて……地球、大丈夫なんでしょうか?)」
 リーゼロッテのフルートを持つ手が微かに震える。

 オロチの行動が序盤から変化しているのを、能力者達は感じていた。
 無為な砂嵐の連打を止め、巨体を利用した攻撃と砂の刃を中心に、こちらの1人1人に痛打を入れて来る。
 その攻撃は着実に負傷者を増やし、元々少なかった八重と理の回復回数は尽きていた。
「砂嵐を撃っているだけでは俺達を倒せないことを理解したか?」
「そんな知恵がある存在とも思えませんが……」
 旋剣の構えを取り、一気に態勢を立て直した龍一朗が皮肉げにいうのに、念動剣を飛ばしながら、王理が応じる。
「まったく、硬くってやんなっちゃうな〜」
 八重が愚痴るのも無理のないことだっただろう。全員での攻撃を受けているにも関わらず、オロチは一向に応えた様子が無いのだ。
「だとしても、弱まっているよ!」
 オロチに食らいつきながら、リヒターが言う。
 だが、一頻り暴れたオロチは、再び魔力を渦巻く砂へと漂わせ始める。
「なるほどね……」
「そういう意図か!!」
 回復のため、術力を身に帯びた能力者達を襲う再びの砂嵐。
 魔力を帯びた砂は、まるで砂鉄が磁石に貼り付くように能力者達の体を覆い、その動きを封じていく。だが能力者達は、毅然とオロチを見上げた。
「その封じ、わたくし達ならば……!!」
「戒めは全て祓います。確と、前を」
 この時のために控えていた王理と理の2人が、共に慈愛の舞を発動させた。
 動きを取り戻した能力者達が動く中、七海は自分を睨むオロチを見上げる。
「正面から、不意を討つ。それが、私の流儀……!」
 絶妙なタイミングで放たれた魔蝕の霧が、オロチの魔力を急激に弱める。
 だが、彼女が砂の刃をかわすことは敵わなかった。威力を大幅に殺されながらも、砂の刃のもたらした衝撃はそれまでに受けていた攻撃と合わせ、七海を戦闘不能にして余りあるものだ。
「……さ、鱗は剥ぎました。後はお任せしますよ」
 深々と切り裂かれ、砂の上に崩れ落ちる七海の声に、能力者達の。
「(うん、少し、休んでて)」
「あとは、こっちでなんとかする……!!」
 返答とばかりフルートを鳴らしたリーゼロッテの拳がうむ振動波が、円の繰り出す蹴りの連打が、オロチの砂肌に揺らぎを生む。苦痛に身をくねらせるオロチの上に飛び乗った龍一朗は、その両手足の刃に影をまとわせた。
「……いざ!」
 影を帯びた刃をオロチの体に突き立て、龍一朗がオロチの体を滑り降りる。
 刃の筋がオロチの背に生まれ、苦痛の響きが生まれ、砂色の体内が能力者達の視界に移った瞬間、リヒターが飛び込んだ。従属種ヴァンパイアの力を解き放ち、オロチにとっての血液……魔力の流れを思うさま奪い取る。
「それじゃ、わたしもいただきますっと!!」
 白燐蟲の塊が、リヒターを追うようにしてオロチへとぶち当たり、その体を侵食していった。
 オロチの背を断ちながら砂丘の上に達した龍一朗は、巨大な力が急激に弱まっていくのを背中で感じ取る。
「俺達との運命の糸が繋がった時、すでにお前の命運は尽きていた」
 轟然と音を立てて倒れ込み、砂丘を揺らしたオロチの巨体は、その形を失い崩れて消える。
 頭部であった場所に見えた小さな緑色の輝きもまた、すぐに砂煙の中に溶けて消え去った。


 重傷を負った七海を学園に送り、一息ついた能力者達の中、リーゼロッテがふと道に立っていた看板を見て声を上げた。
「(そういえばここって……浜松……うなぎ!)」
「そうだな……せっかくの浜松。うなぎでも食って帰るか? 無論、先輩の奢りだ」
「え、うなぎ? 行く行く!」
 龍一朗の言葉に、八重もまた目を輝かせる。王理が皆の様子に微笑した。
「それは楽しみでございますね。食事前の運動も終わったことですし」
「重い運動だったなぁ……」
 勝利を得た能力者達を、朝の陽ざしが照らしだしていた。


マスター:真壁真人 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2012/03/07
得票数:カッコいい13 
冒険結果:成功!
重傷者:七奈・七海(雲煙模糊・b74904) 
死亡者:なし
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