卒業旅行2012〜銀雪湯煙おもひで旅行


   



<オープニング>


「わたし達もついに卒業かあ……なんだか寂しいわねえ。そう思わない?」
 言いながら、旅行のパンフレットをめくる野々宮・乃々香(高校生月のエアライダー・bn0045)。彼女が運命の糸に導かれて銀誓館学園に転入したのも、もう五年も前のこと。
「とはいえ、せっかく長い春休みになるんだし、卒業旅行に行かなきゃね♪」
 じゃーん、と乃々香があなたの目の前に広げたのは、スキー場のパンフレットだ。
「この季節だし、スキー旅行は楽しそうよねっ。ここなら送迎バスが横浜から出てるし、道具のレンタルもあるから、気軽に行けると思うわ。スキーにスノボ、それとホテルには露天風呂もあるみたいよ♪ 雪見の露天風呂って、なんだか風流よね」
 あなたは広げられたパンフレットに目を通す。
 夜に横浜を発ち、車中泊で一路新潟のスキー場へ。到着したら、朝からたっぷりスキーを楽しんで、疲れた体は温泉で休める。その翌日も、帰りのバスが出る昼過ぎまでは滑ることができるようだ。
 土地柄、積雪は十分。アクセスは今ひとつのようだが、それが幸いしてシーズン中でも大きな混雑はないのだとか。パンフレットに載っているホテルの食事に、美味しそうね、と乃々香が目を輝かせている。夕飯はバイキング形式のようだが、さり気なく書き添えられている「カニ食べ放題」の文字がついつい気になるお年頃。
「思いっきり体を動かせば、温泉もご飯も魅力倍増って感じよね。えっと、コースは……」
 パンフレットをめくる。ゲレンデには初級から上級まで、難易度の違ういくつかのコースがある。ゆるやかなファミリー向けのコースから、障害物競走のようなスノーボードクロスのコースまで。自分の実力に合ったコースで滑るのが良いだろう。
「そういえばわたし、スキーはいいとして、スノボはやったことないのよね。いい機会だから、たまにはやってみようかしら」
 スキーやスノーボードの経験がなくても、指導員によるレベル別の講習が用意されているし、一緒に行く友達に教えを請うのもいいだろう。
「あら、何かしら、これ……雪だるまコンテスト?」
 かっこいい雪だるまを作り、写真をホテル内の特設スペースに飾ってもらう、という企画もあるらしい。滑るだけでなく、こんな企画に大人げなく参加してみるのもいいかもしれない。
「せっかくの旅行に、使役ゴーストのみんなを連れていけないのは残念だけど、普通の観光地だから仕方ないわね。卒業旅行だもの、イグニッションカードや本業能力の出番は元々ないとは思うけど、とにかくそのあたりを使うのはナシってことでよろしくね」
 気にしないといけないことはそれくらいかしら、と乃々香は首を傾げる。
「とにかく、もう卒業なんだものね。学生生活の最後を飾る思い出作りってことで、やりすぎないようにだけ気をつけて、めいっぱい楽しみましょ♪」
 白銀の世界への旅。
 あなたは、どんな時間を過ごしますか?

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参加者
NPC:野々宮・乃々香(高校生月のエアライダー・bn0045)




<リプレイ>

●銀雪ゲレンデ
「雪だー!」
 と真っ先に叫んだのは誰だったのか。
 頬に触れる空気は、キンと冷たいけれど澄み切っていた。前日までは雪が降っていたようだが、今日は幸いにも好天に恵まれている。
 あまり雪の降らない土地から来た面々からすれば、白銀のゲレンデを見ただけで無闇にテンションが上がってしまうのも仕方のないこと。
 共に学園生活を過ごした友人たちが隣にいるとなれば、なおさらだ。
「ここはやっぱり、競争だよな」
「まずは頂上から……かな?」
 拓斗が目を細め、山の上を指さす。初挑戦のスノーボードだが、ものは試しだ。

「よーし、頑張って最後まで滑るぞ〜」
 そう言って笑う桟敷はスノーボード、久志はスキーを履いて。拓斗も含めた元クラスメイトの三人は、それぞれの調子で滑り出す。
「お、落ち着いて……」
 自分に言い聞かせるように呟きながら、久志はそろそろと斜面を滑り降りる。やや腰を落とし、スキー板はハの字に開く。なにせスキーは未経験だ。とはいえ、ここまで登ってきてしまったものは仕方無い。こうなると分かっていたとしても、競争すると聞いて、ひとり引き下がっていられるはずがあるだろうか。
 腰の高さに脚の曲げ方、あれこれを頭の中で復唱しながら、慎重に、慎重に……
「……二人ともはやっ!!」
 などと考えているうちに、拓斗と桟敷の姿がどんどん小さくなっていく。
 今の自分にできることは、とにかく滑り、追いつくことだけだ。
 遠くなった二人の背中を眺め、久志は苦笑しながらストックを握り直す。

(「案外滑れるものだな……」)
 最初こそ手間取ったものの、早々とコツを呑み込んだのは拓斗の運動神経がなせる業か。
「おーい!」
 思いの外近いところから、桟敷の声。拓斗が声の方に顔を向けると、そこには華麗にボードを操る桟敷がいる。
「い、いつの間に……」
 自分の滑りに夢中になっていた桟敷のことは、ずいぶん引き離したと思っていたのに。何とか桟敷を引き離そうと試みる拓斗。理由などない。強いて言うなら、そこに桟敷がいるからだ。
 それは桟敷にとっても同じこと。気付けば拓斗とのスピード競争になっている。すぐ近くにいるのに、どうにも抜けそうで抜けない。
「も、もうちょっとで越せ……うわー!」
 桟敷に何が起きたかは、言うまでもない。
「って、あれ!?」
 気がつけば拓斗のボードもコントロールを失っている。その次は、もちろん――!
 二人して白い雪の中に埋もれ、桟敷と拓也は顔を見合わせて。
「ぷっ……あはは!」
 何だかおかしくなって、思わず笑い出す。その勢いのままに、先に雪玉を投げ始めたのはどちらだったのだろうか。
「食らえ〜!」
「やったな!?」
 ふと山側を見れば、スキーで颯爽と滑り降りてくる久志の姿がある。やけ気味に滑っているうちに、少しずつスピードにも慣れてきたようだ。
 久志自身が思っていた以上に調子の良い滑り。二人を見つけ、これでようやく追いつける、と思ったのだが。
「何でまた雪合戦に?」
 その答えは、おそらく拓斗たちも知らない。
「1人だけキレイなままにはさせないっ」
「え!?」
 桟敷の雪玉が久志を直撃。拓斗も容赦なく久志を狙い撃ち。
「待て待て! ちょっ、せめてスキー板外させてくれ!」
 そんな悲鳴もむなしく。
「わ、わ!?」
 気がついた時には、転んだり投げつけられたりで、三人ともすっかり雪まみれ。
「……雪玉倍返しの覚悟は、できてるよな?」
 久志の笑顔が、逆に恐ろしい。

「ところで……師匠は何処行った?」
 ふと気付く拓斗。いくら白い鳩だからと言って、雪玉と間違えて相方を投げることはないと思うのだが。
「……あ」
 雪にまみれた師匠を発見。慌てて救出するも、クチバシによる容赦ない攻撃が拓斗を襲う。
「ごめん、師匠……」
 どうやら師匠はお怒りのようです。

●静と動
 何をするにも、指導者を持つのは良いことだ。正しい転び方や滑る際のマナーなど、自分と他人の安全のために知っておくべきことも多い。
 折角だからと講習を受けた乃々香達は、さっそく学んだことを実践中。
「乃々香! 競争しない?」
「するする!」
 緋央の提案に二つ返事で頷く乃々香。二人とも、今日がスノボ初体験とは思えない上達ぶりだ。
「あっちも行ってみる?」
「そうね!」
 何度か滑って調子を掴んだら、目指すは中上級者向けのコース。ボードで行くゲレンデは、スキーとはまた違った魅力を見せてくれる。
 一が勢いよく滑っていく。この後はスノーボードクロスのコースに向かうらしい。通りかかった右近も、力を抜いて滑ってはいるが、本気を出せば見るからに上手そうだ。
「あまり人が滑って無いから、雪もフカフカだな」
 鷹男も中上級者向けのコースを楽しむひとり。雪上になめらかなシュプールを描きながら滑り降りる。
「快適快適♪」
 変化に富んだコースに合わせ、スキーを自分の身体の一部のように操って、軽やかに。
(「銀誓館の学生としての最後を、しっかり楽しむぜ!」)
 温泉にスキー、まとめて楽しめるなら言うことはない。この後の休息も心待ちにしながら、鷹男は雪上を駆け抜ける。

「うっひゃー、冷てえ! マジ冷たいんだけどさ!」
 ファミリー向けコースの端。両手で雪をかき集めながら、圭太が叫ぶ。
 少し離れたところには、これも雪だるまを作っている親子連れの姿がある。おそらくあの親子連れも、雪だるまコンテストに参加するつもりなのだろう。
(「コンテスト……まあ、やるからには目指すのは優勝よね」)
 無言で手を動かす双葉だが、その瞳の奥には静かな闘志が燃えている。その熱意たるや、雪を溶かさんばかり。そう、これは真剣勝負。たとえ相手が子供だろうと、平凡な雪だるまに逃げることなどできようはずがない。
 真っ白な雪をあつめて作るのは、双葉が一番可愛いと思う生き物の形。
 胴体が描く優美な曲線、強靱な八本の足――。
「蜘蛛童ちゃん、すごいなあ」
 雪だるま、もとい雪蜘蛛童をまじまじと見つめる、クリュことクリューナ夢衣。
 黙々と作業を続ける双葉とは対照的に、圭太は明るい声を上げながら雪だるまを作っている。
「へへっ、こうしたら番長っぽくね?」
 ごく普通の雪だるま……に見えたそれに、ちょちょいとサングラスをかけさせてみれば、たちまちゴーストチェイサー、神谷・轟の出来上がり。
「あら本当、面白いわね」
 双葉の笑み。我が意を得たりとばかりに頷いて、圭太は次なる雪だるま達に向かう。一つにはうさみみを生やし、もう一つにはテンガロンハットを被せた。そう、これはもちろん――
「これで乃々香っちに、シオンの旦那も完璧!」
 ――野々宮・乃々香と時任・シオン、二人のエアライダーを模した雪だるま。
「特徴、よく捉えてるなあ」
 クリュが感心した表情でつぶやく。
「そっちは?」
 圭太がのぞき込んでくる。双葉の雪だるまは蜘蛛童、そしてクリュの雪だるまは、伏せポーズをする愛犬のシロ。ふわりと広がる耳はパピヨン犬の特徴だ。できればふわふわの毛並みも再現したかったけれど、さすがにそこまでは難しい。
 双葉は自分の雪だるまに視線を戻し、細部の修正に入る。
 そんな双葉をしばらく見つめ、圭太は不意に横から手を伸ばした。
「双葉ー、もうちょっと力抜こうさ?」
「ひゃっ!?」
 冷えた手を無造作に頬に当てられ、双葉は思わず声を上げる。思いの外可愛らしい声に、一番びっくりしたのは双葉自身かもしれない。
「ほれ、クリュだって……」
「冷たっ!」
 来るだろうな、と思ってはいたのだけれど。圭太の手が想像以上に冷たくて、クリュは目を見開く。
「後で仕返しをするわ。覚えてなさい」
「お、お手柔らかに」
 はっきり顔に出したりはしないけれど、悔しがっている風の双葉。そんな双葉の反応を楽しんでいるように見える圭太。どっちもどっち、とは二人も思っていることだろう。あれこれと言い合う姿が微笑ましく思えてきて、クリュがくすっと笑みを漏らす。

 しつこいほどに力を入れて雪だるまを固めたのは、ある目的のため。
「こっちは出来たわ」
「あたしも完成。圭太君、ちょっと手伝って」
 クリュに言われ、圭太は白い犬の形の雪だるまに手をかける。せーの、で持ち上げて、双葉の作った蜘蛛童の背中に乗せてみる。ぴったりだ。
「すげえ!」
「二匹は仲良し、ってね」
 蜘蛛童と犬。不思議な組み合わせだけれど、なぜかしっくりくる。

●湯煙美人
 ゲレンデから戻って、ほっと一息。
「野々宮さーん、お風呂行こうよお風呂ー!」
 笑顔と共に手を振るこやね。乃々香と同じく、こやねのクラスメイトである右近と葵も呼び集めて。
「久々の雪遊びで汗をかいたからのぉ……ゆっくりと湯に浸かるか」
 言いかけて、右近は友人達の顔を見る。
「……って、このメンツじゃ『ゆっくり』は無理じゃな」
 けらけらと笑う右近に、そうだねぇ、とのんきに葵も頷いている。

「おおっ!」
 大きな風呂を見たら、やるべきことはひとつ。足元に気をつけて、軽く助走をつけて――えいやっ、と飛び込む!
「お、葵っちやるねぃ……たーまやー!」
 飛び散る水飛沫。こやね達は動じるどころか、「ああ、やっぱり」という表情だ。
「飛び込みは淑女の嗜みだっ!」
 葵の笑顔がまぶしい。
 ……紳士淑女の皆さんは、風呂場で走ったり、温泉に飛び込んだりしてはいけません。
「やはりお前か厳島。じゃがいい水柱じゃ、75点」
 手ぬぐいを肩にかけ、何を隠すつもりもない様子で右近がやって来る。

「あれ?」
 頭を洗うこやね。普段はアップにしているから、髪を下ろした姿は友人達にとっては新鮮らしい。ところで、何だか感触がいつもと違う。シャンプーや湯の違いではなく……誰かが横から、泡を立てまくっているような。
「葵っちか、葵っちなのか! てか今どんだけアフロ!?」
「今頃気付いたかっ!」
 振り返ったときには、もう手遅れ。
「おぉう泡だらけじゃ、これはすごい」
 けらけらと笑う右近。泡を立てる葵の手元からシャボン玉が飛ぶ。
「折角だから、自分もほかの人を洗いたい予感!」
 こやねが宣言する。左手に石鹸、右手にタオル。
「ん? 洗うてくれるのか、嬉しいのぉ」
 任せて、と右近の背中を流す。白い肌が眩しい。そして何より。
「……ぐぬぬ! 右近さに野々宮さんに……実にけしからんじゃないか!」
 具体的には、胸囲のあたりが。
「わけれー!」
 こやねの吠える声が、浴場に響き渡る。

「いい湯だねえ」
 許されるなら、ずっと浸かっていたいくらい。スキーで疲れた身体を、温泉が解きほぐしてくれるようだ。
 しみじみとした沈黙を破ったのは、こやねの「あ、そうだ」という一言。
「温泉でやるのも変だけど……鳥珠3年6組、卒業おめっとー!」
「おおー!」
 周りに人がいないのを幸い、思わず拍手をしてしまったりして。
「早いもんだよねぃ……運動会で野々宮さんが団長やってたのがついこないだ、って感じ」
「そうねえ。このクラスで、もう一年経ったなんて信じられないわ」
「確かにのぉ」
 思えば、能力者としても高校生としても、盛りだくさんの一年だった。最高学年として後輩の面倒をみたり、進路に悩んだり。かと思えば、あのヨーロッパの『カタストロフ』からだって、まだ一年も経っていないのだ。
 とはいえ、ガールズトークがそんな話で終始するはずもなく。
「ねえ、もっと別の話はないの? たとえば……恋の話とか」
「こ、恋話かぁ!」
 こやねの声がちょっぴり上ずっている。右近もそっと視線を外す。これは怪しいぞ、と顔を見合わせる葵と乃々香。
「何かあるんだねっ?」
「……あー……ま、それは色々って事で。……それより、天野の話を聞きたいのぉ」
 空とぼけた口調で、のらりくらりと逃げる右近。視線を向けられ、こやねが観念したように口を開く。
「……い、いやね、卒業だし……いっそ、その、……コクってみるかなぁ、とか……」
「!!」
 好奇心いっぱいの瞳を向けられ、こやねは思わず後ずさる。

「温泉って良いよね。眺めも綺麗だし、男の子も気にしなくて良いしねー」
 あはは、と笑う緋央。露天風呂で身体を芯から暖めれば、肌に触れる冷たい冬の空気が、ちょうど良くほてりを覚ましてくれる。
「乃々香、スタイル良くて綺麗で良いなー」
「あら、そういう緋央だって♪」
 細身なのに、出るところはしっかり出ていて。羨ましいわ、と乃々香。
「これであと、美肌効果とかも有れば完璧だよね♪」
「そうねえ。あ、そういえば……」
 ふと、脱衣所に置いてあった化粧水を思い出す。あれは確か、ここの温泉を使って作ったのだとか。
「ってことは……美肌効果、あるってこと?」
 両手で湯をすくう。そう言われてみると、なんだかお肌がしっとりしてきたような気がしてくるから不思議だ。

●いざ尋常に
 雪を楽しみ、温泉にも入ったとなれば、次の楽しみは夕食だ。このホテルの夕食はバイキング形式。大皿にデンと盛られたカニが、否応なしに目を惹く。
「……なんで人って、カニを食べる時は無言になるんだろうな」
 カニの殻を手に、わけもなく渋い声で呟く一。鷹男は頷くだけで、黙々とカニに手を出している。転がっている殻の数は、数えない方が良いだろうか。
 カニにはきっと、人の心をとらえて離さない、何かの魔法がかかっているに違いない。

 食事を終えた後は、部屋で喋ったり、再度温泉に向かったり、ホテル内の土産物屋――地元の工芸品から観光地にありがちな謎のTシャツまで、品揃え豊かだ――を見て回ったり、浴衣姿の写真を撮ってみたり、地方局のテレビを見てみたり。それぞれの時間を過ごすうち、気がつけばひとつの部屋に集まっていて。
 となればもちろん――『アレ』の時間だ。
「さて皆さん、お立ち会い」
 口を開いた一は、両手に枕を提げている。
「旅行と言えばこれだろ、枕投げ!」
 たとえ行き先が地球上のどこであろうと、人は枕投げをするだろう。それが学生というもの、青春というものだ。
「あっ、ボクも参加させてもらうねー♪」
 緋央が手を上げる。乃々香も既にやる気満々だ。
 一の投げた枕が鷹男目がけて飛んでいく。正面から受け止めて投げ返す。
「食らえ!」
「負けるかー!」
 飛んでいく枕を乃々香が横取り。どこに隠していたのか、こやねが不意打ちで新たな枕を投げた。旧冷泉蛟1-9の面々も、雪合戦の続きとばかりに参戦。
 傍観しているかに見えた双葉は、傍に落ちた枕を拾い上げ、無造作に圭太めがけて投擲。クリュが目を丸くしている。
 一人のんびり外を眺める右近に、葵の投げた枕が迫る。その枕を振り向きもせず受け止め、全力で投げ返す右近。緋央と乃々香は、浴衣の裾の乱れも気にせず全力勝負を繰り広げている。

 飛び交う枕と、笑い声。
 旅の夜は賑やかに更けていく。
 この先進む道は分かれても、仲間と共に過ごした思い出は、きっと絆となって心の中に在り続けることだろう。


マスター:田島はるか 紹介ページ
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知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:12人
作成日:2012/03/16
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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