≪魔法使いのたぬ喫茶≫YKM5とのそうぐう


<オープニング>


「最近慌しくてもふもふ成分が不足している……動物園へ行こう」
 式銀・冬華(デビルバスター・b43308)はそう重々しく口を開いた。
 勿論そんな言葉に仲間達は大喜び。何せもふもふである。著しく癒されない時はもふもふは大事だ!
 そんなわけで、一同揃って動物園へ向かおうとしていたのだが……。
 動物園へ向かったはずが、周囲の風景は山の中! 竹が生えまくる武道場っぽい雰囲気の場所に!
「ここどこ?」とか言うより前に、聞き慣れない声が響いた。
「戦士諸君、ようこそ」
 どこからともなく響く主無き声はさらに続ける。
「闘神の独鈷杵は、それを所有するに相応しい主を捜し求めている。戦士達よ、戦え。100の戦いが繰り広げられたのち、もっとも勝利した組織の元へ、闘神の独鈷杵は復活するであろう」
 能力者達の目前に立ち並ぶは妖狐の女性5名。
「もえる思いが敵を絶つ! あたしはYKMレッド!」
「私はYKMブルー……」
「我が名はYKMパープルじゃ!」
「何をやるのもあばうと! 流され人生のYKM玉虫色よ♪」
「えと、YKMきいろです! えとえと、よろしくおねがいしますっ!」
 …………なんだかよくわからないけれど妖狐の団体様らしい。ちなみに全員色違いだがデザインはおそろいっぽい、狐の尻尾のようなふさの生えた扇を持っている。
「ヒーローものでしょうか?」
「というよりアイドルグループのようじゃのう」
 真神・智尋(此花咲耶姫・b41226)の言葉にアヴェリア・アメティスタ(砕牙継ぎし咎断鳥・b80681)が重ねた。どっちも混ざってる気がするけれどしかしながら半端な混ざり具合だ。
 しかも。
「わい、けー、えむ! わい、けー、えむ!! わい、けー、えむ! わい、けー、えむ!!」
 変なポーズのダンスをする3名の男性が! なお、全員見慣れないドリルのようなモノが先端についたガントレットを装備している。
「……という事は、彼らはアイドルグループのおっかけ、かな……?」
 首を傾げる如月・愛理(発響ベーシスト・b36373)。
「それはそれとして、闘神の独鈷杵のメガリスゴースト、でしたね」
「メガリスがかかっているなら負けるわけにはいきませんよね」
 緋島・了(通りすがりのモラりすと・b26806)と銀・紫桜里(は普通の女の子・b30535)が武器を構える。勿論仲間達にも一触即発の空気が漂ったのだが……。
「野郎はいらん! お前等全員もっふもふにしてやんよー!」
 冬華が! 冬華が壊れた!!
「ひいっ!?」
「そうはいかん、彼女達は俺達が守るっ!」
 ドン引きして後衛へと下がる妖狐たち。代わりに男性陣が彼女達を守るように前衛へ。
 そこから繰り出された隙の無い掌底を冬華は回避、更に彼女と偶然前に居たメンバーを刈り取るように円を描く蹴りが繰り出される。近接全周へのその攻撃を防ぎつつ瀬河・苺子(道を探す少女・b77693)が仲間達へと警告を促す。
「男性達は近接攻撃ばかりみたいですけれど……随分と堅そうですね」
「それに妖狐も居るって事は油断できないよねっ!」
 加納・朱美(やっぱり思いっきりもふりたい・b81327)の告げる通り、男性達が接近戦のみでも妖狐たちは厄介な攻撃が多い。決して油断は出来ない。が……。
「もふもふー!! もふもふー!!!!」
「団長落ち着いて!!」
 一人大崩壊を起こす冬華を懸命に宥めつつ、戦いは始まったのだ……!

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参加者
緋島・了(通りすがりのモラりすと・b26806)
銀・紫桜里(は普通の女の子・b30535)
如月・愛理(発響ベーシスト・b36373)
真神・智尋(此花咲耶姫・b41226)
式銀・冬華(デビルバスター・b43308)
瀬河・苺子(道を探す少女・b77693)
アヴェリア・アメティスタ(砕牙継ぎし咎断鳥・b80681)
加納・朱美(やっぱり思いっきりもふりたい・b81327)



<リプレイ>

「もふー!」
 式銀・冬華(デビルバスター・b43308)が叫ぶ度に妖狐のみなみなさまが戦く。そして彼女らの前に立ち塞がる謎の拳士たちもまた警戒を強めた。
 が、色々困っているのは敵だけじゃあなかったのである。
「冬華さんが荒ぶってる……!」
「冬華さんが暴走している……」
 妖狐さん達のためにも早く何とかしないと!? とオロオロする加納・朱美(やっぱり思いっきりもふりたい・b81327)と真神・智尋(此花咲耶姫・b41226)の言葉がビミョウにコンビネーション。
「そういえば、もふもふ成分を補充するはずだったんですよね……」
 もふもふー! もふもふー!! と荒ぶる冬華の様子に銀・紫桜里(は普通の女の子・b30535)はぽつ、と呟き……。
「メガリスがかかってるので油断せずにモフりましょう」
 ……ちょっとまってなんか混ざりましたよ!? 寧ろその両手の動きは何ですか!
 どうみてもやるき(とかいて「モフる気」と読む)ですね、という状態だ。
(「……やれ、やれ大分熱を上げておるのぅトウカらは。流石に独鈷杵争奪を忘れては居るまいが……」)
 毛皮の良さは承知しているが、好みは狼、というアヴェリア・アメティスタ(砕牙継ぎし咎断鳥・b80681)が丁度冬華に視線を向けた所……。
「……はっ」
「あっ、正気に!!」
 仲間達から抑えられつつもなんとか身を起こした冬華は語る。
「中毒衝動を抑えている間に一つ頼みを伝えておく…………」
 だがその後の言葉はノイズが乗り、相手の耳に届かなかった。
 情報のやりとりはどうやらメガリスゴーストの望む所では無いらしい。純粋な戦いを、力と力のぶつかり合いを、そして導き出される勝者と敗者を待ち望んでいる、というわけだ。
「……ぐ、ぐぐもふ」
 がくり、と力尽きたようにその場に倒れる冬華。そして。
「もふー! もふー!!!」
 びくん、と妙な動きで起き上がり叫びはじめる彼女……悪化している!
「色んな意味で困った状態です……」
 瀬河・苺子(道を探す少女・b77693)はむう、と小さく唸った。
 冬華を正気に戻すのも、妖狐たちを大人しくさせるのも。どっちも色々大変そうなのだ。
 ……が。
「勝って終わらせましょう。それが一番、幸せになれます」
 苺子は結局そう結論づけた。
 どうであれ戦いを終わらせない事には、この場から逃れる事は叶わないのだから。
 一方、敵は敵で。
「き、貴様ら……こちらを何方と心得る! ようこもふもふファイブ、略してYKM5だぞ!!」
「YKMねぇ。もふもふしたいのは山々だけど、闘神の独鈷杵が関わっているなら油断は出来ないね」
 如月・愛理(発響ベーシスト・b36373)は突撃槍を構えて告げる。他のメンバーもそれなりに身構えたものの……。
「もふー!!!!!」
「すいません、いつもはもっと落ち着いた人なんです。後で言って聞かせますから、ご容赦下さい」
「あ、えとえと、こちらこそファンの皆さんが荒っぽい事を言って、すみません、です……」
 苺子がぺこんと頭を下げた所YKMきいろもぺこんと頭を下げている。謎の親近感大発生。
 ……まあ、それでも戦わないわけにはいかないんだけれどね!

「ああもう、闘神の独鈷杵の事もあるのに……ミナ、式銀さんのフォローに回るよ!」
 緋島・了(通りすがりのモラりすと・b26806)の言葉に応えるように、モーラットのミナが「きゅっ!」と鳴いた。
「我が名は真神一族が娘、智尋。推して参ります」
 名乗りを上げつつ智尋は作り出した最高級栄養ドリンクをイッキ! 色々強化された上、肩こりと眼精疲労もばっちりだ!
「わい、けー、えむ! わい、けー、えむ!!」
 拳士達が斉唱しながらそれぞれに攻撃を繰り出す。流石に一気に後衛までは入り込みづらいらしく前衛の1人へと攻撃を叩きこむ。亀のように守りの姿勢を取り、その体勢のまま突撃を繰り出す拳士達。威力もなかなかのものだ。
「まずは弱体化させてから……もふー!」
 一声吼えた冬華が拳士の懐に入り込み、素早いフットワークで揺さぶる。隙を見計らい繰り出した蹴りは三日月の軌跡を描く。
 相手の隙を突くその攻撃は、かなりの確率で相手のガードを抜ける。だが拳士はそれを見慣れぬガントレットで防ぎきった。
「……堅いっ!」
 彼女が吐き捨てるように言わずにいられない程にガードが堅い。
 続いて紫桜里が己を奮い立たせるように呟いたその言葉は……。
「……参ります」
 ルビをふるならば「モフります」……!
 妖しく光る刀身に闇を纏わせ繰り出した斬撃が、ギン、と鋭い音を立てる。刃とガントレットが激しく打ち鳴らされ、火花を散らす。
 ぐぐ、と力を込めて押し切ろうとするも、ガントレットにより攻撃は防がれた。
「ガードアップでもしているんでしょうか……?」
 はじき返される前に紫桜里はバックステップで距離を取る。いくらなんでも素の状態でこの硬さはあり得ないだろうと思う程に攻撃が通らない。
「その、お手合わせよろしくお願いします!」
 今の所誰も妖狐には攻撃を繰り出せていないのを確かめ、朱美は拳士へと向かう。
 ガードされてはいるものの、ダメージは蓄積しているはずだ。ならば、予定の作戦とは若干異なるものの、集中攻撃し各個撃破していくのが良かろう。
 ……そもそも、前衛として拳士を足止めするにはそれなりに攻撃する事が必要。ただ立っているだけではスルーされるのがオチだ。妖狐だけに攻撃を加えるようなら足止めだと見抜かれるのは確実。
 アビリティは妖狐へととっておき、長剣で斬りかかるもあっさり防がれた。
「多分、アイツが回復担当だ!」
 YKMレッドが指さしたのは、後衛の中でも半歩程下がった所に居た愛理。
 後衛の中でも最も後ろ。しかし、射程が届く範囲。
「行くぞ……」
「我も全力を見せようぞ!」
「あばうとだけれど負けるのはイヤだわ」
「え、えとえと、ご、ごめんなさいー!」
 YKMメンバー全員が一斉に攻撃を繰り出す。レッドとブルーに狐の耳と尻尾が生え、尻尾は意志持つように蠢き愛理を狙う。パープルと玉虫色も妖力を制御し、周囲に舞い上がらせた小石や砂埃へと小妖怪の幻影を宿し、襲いかからせる。
 のこったきいろはおぼろげに揺らめく炎を出現させ、その蠱惑的な光に見とれた数名の能力者達の身体から自由を奪っていく。
 まずい、と察した苺子はキノコを作り出し愛理へとぶつける。友情を詰め込んだキノコは二人の傷を癒し、更に力をもたらした。
 攻撃に蹌踉めきつつも愛理は仲間達の周囲へと白い霧を出現させる。それは人を模りそれぞれの仲間達の傍へ。
「これがあれば一騎当千! ……いや当十か」
 幻影兵を出現させた彼女は満足げに呟く。だが果たして思惑通りに戦いは進むだろうか?
 アヴェリアは深蒼の剣を構えたまま、自身の肉体を「呪い」へと明け渡す。呪力は彼女の生物という楔を引きちぎり、限界を超えた活動を可能とする。
 ――戦いが熾烈を極めるのはこれからだ。

 即座にフィールドから退去させられたのは愛理だった。
 後衛の中でも更に最後衛という点もあり、敵に回復担当と目されたのだ。
 幻影兵による射程アップもあり、敵の前衛を狙う程度ならば上手く立ち回れば妖狐の射程範囲からは逃れられたかも知れない。恐らくその部分もあって多少の油断はあったと言えよう。しかし、彼女が狙ったのは敵の後衛に居る妖狐たち。つまり、こちらが射程範囲に敵を捕らえている時はまた、敵もこちらを射程範囲に捕らえている……という状況が発生したわけだ。
 更に言えば、彼女が最後衛に居る、という事は他のメンバーも全員射程範囲内。拳士達の攻撃は近接範囲ばかりだから良いものの、妖狐たちの攻撃は容赦無く飛ぶ。
 YKM5が売れなくなった後の漫画と称するブラックヒストリーを展開していた智尋もかなり早くに退去させられていた。アンチヒールで回復出来ない所に攻撃を叩きこまれたらひとたまりもあるまい。反動については考えてはいたらしいが、切り替えが遅かった。
 自身と了の行動タイミングを考えれば、寧ろ回復が間に合わない方が多いだろう。
 そういった部分も含めても、とにかく全般的に行動のツメが甘いと言わざるをえない。
 さておき序盤に2人の仲間を欠いた能力者達は苦戦を強いられることとなった。
 能力者達にとって幸いだったのは、なんらかの形で回復手段を全員が持っていた事。敵達もそれは予想外だったのか、最初のうちの「回復担当だろう」と踏んだ後衛への集中攻撃から「とにかく各個撃破」へと切り替えたのだ。
 了が集中攻撃を受けそうになった所で、敵の攻撃が届かない所まで後退したのもある。
 かけた戦力の分を取り返そうとばかりに能力者達は奮闘した。そもそもが敵の能力が全て解っているというわけではないし、その時点で不利ではあった。
 そしてようやくYKM玉虫色を倒した所で、その事態は発生した。
「わたしを無視しないで!」
 後衛へと向かおうとした拳士へと、朱美が叫ぶ。
「なら望み通りキミから倒れて貰うよ」
 拳士が隙無い構えから僅かな動きで掌底を叩きこむ。
 回避も防御も出来ずに喰らった一撃は、朱美を倒れさせる程の破壊力だった。その上、傍に佇んでいた幻影兵が消滅し、手にしていた長剣の回転動力炉まで動きを止める始末。
 なんとか体勢を立て直そうとした朱美だったが、武器を封じられた状態ではどうにもならず、攻撃をくらいフィールドから放逐された。
「もふーもふー!」
 もはや怒っているのかもふもふしたいのか解らない状況ながら、冬華は雷光を放つ。一直線上の相手へと放たれた雷は接敵状態だった拳士と、後衛の妖狐を灼いた。
「……しまった……ッ! 僕らの女王様であるパープル様がッ!!」
 痛みを堪えつつもそれってどうなの的台詞を吐く拳士。彼の後方に居たYKMパープルは既にフィールド外へ。
「わい、けー、えむ! わい、けー、えむ!! わい、けー、えむ! わい、けー、えむ!!」
「おお、キミもこの良さがわかるか!」
 歌う紫桜里に拳士はちょっと嬉しそうな顔をした、が。
 闇を纏った斬撃を容赦無く繰り出す彼女。その上彼女の動きは幻影兵がコピーし、妖狐に向かって放たれた。
「ああっ! 酷い!?」
「本気の戦いに『酷い』なんてありません。私はモフモフがしたいんです!」
 そこでキリっとしたまま壊れない!
 更には「モフモフが! モフモフがしたいんです! 尾獣穿ぷりーずっ」と言い出す始末。
 ……とはいえ妖孤達は「そんなんつきあってらんないわー」とばかりに小妖怪の団体様を襲いかからせてきた。アヤカシの群れの前に苺子がフィールドから退去させられる。
 余談ながら、苺子は拳士から若干距離を取りつつ戦っていた。
 集中攻撃が発生しないように、という事だったのだが、それだと後衛を守る為の壁にはならない。間をすり抜けて後衛まで攻撃が及ぶ可能性は少なくないのだ。
 ある意味幸いだったのは、相手が知性を持っていたことだろう。
 後衛の妖孤を極力守る為に、敵側も陣形を崩さず戦おうと敵は考え、無理矢理後衛まで入り込んでくることは無かったのだ。
「さて、さて汝らが偶像と謳うなれば、色直しは必要じゃな?」
 アヴェリアが言葉と共に金属で出来た拷問器具を呼び出す。
「衣装部屋は支度致した。存分にその身を朱で染め上げるが良い」
 それはYKMレッドを無理矢理そのうちへと押し込める。内部に存在した針はレッドを突き刺し消滅する。レッド自身もフィールドからはじき出された。
(「……まずいな……」)
 戦況を見やり了は内心呟く。仲間達の傷は決して浅くはない。敵も同じとはいえ如何せん敵の数が多いのだ。
「ミナ!」
「きゅぴー!」
 声に従いミナは前衛へ。少しでも拳士の気を引こうと懸命に火花を放っている。
 かく言う了自身は土蜘蛛の祖霊を喚びだし、紫桜里の武器へと宿らせる。少しでも、仲間の傷を癒し、戦いを有利に導く為に。
 彼がミナを前衛に出したのは、ほんの僅かであっても囮として使う為だ。
 だが、先ほどの火花のダメージで敵はある程度ミナの力量を測ったのだろう。躊躇うこと無く能力者達へと攻撃を繰り出してくる。
「もっふぅぅぅぅぅぅ!!」
 集中攻撃を喰らった冬華が退去。もはや戦線の維持は不可能だ。
「モフるまでは、倒れる訳にいきません! アヴェリアさん!」
「……よし、よし心得たぞ」
 紫桜里が幾度目かの闇を纏った刃による斬撃を繰り出す。切り裂かれたきいろがたたらを踏む。そこにアヴェリアの喚びだした鋼鉄の処女がその腹を開け、きいろを呑み込む。そのまま内部の無数の針が彼女を貫き戦闘不能に追い込んだ。
 残された最後の妖孤、ブルーが少しでも抗おうと妖力を解き放つ。尻尾が長く伸び、意志を持つかのように動き出す。繰り出された連続攻撃がアヴェリアを捕らえた。
 幾度も打ち据えられる衝撃に、彼女はそれでも何とか踏みとどまる。即座に了は土蜘蛛の祖霊を宿らせ傷を癒した。
 残るは拳士3人と、妖孤1人。数だけなら能力者側と同じだ。しかし能力者側の内訳のうち1名はモーラット。戦力としては流石に期待出来ない。
 そんな合間にも拳士達が攻防一体の突撃を繰り出す。残された前衛、紫桜里へと。
 二振りの刃を手に防ごうとするも、防ぎ切れず彼女は突撃をもろに喰らった。身が傾ぎ倒れこむ間にも彼女は退去。
 ――残された了とアヴェリアも必死で抗ったものの、程なくしてメガリスゴーストが妖孤達の勝利を告げる声を聞くこととなった。

 まあ、なんだ。
 負けちゃったわけだが。
「それじゃ、戦いも終わったしレッツ動物園もふー!」
 冬華は早速動物園に行く気満々。
「妖狐の皆さん、色々とごめんなさい」
 どこか遠くに視線を向けて謝る朱美。
「まったく……戦いの時ぐらいは自重してください」
 了が右脇を。愛理が左脇を押さえて冬華を引きずる。所謂連れ去られる宇宙人のポーズで!
「って離すもふ!  拙者は正気もふふー!」
 叫んだ所愛理に無理矢理ぬいぐるみを押しつけられた!
「応急処置は済ませたけど、長くは持たないよ。早く!」
 ついでとばかりに猫変身した智尋も尻尾を振る。
「禁断症状で壊れる前に動物園へ行きましょう」
 苺子もトコトコ歩き出し……。
「動物園に猛獣を解き放つような気もしますが……」
 今なんか不穏な事言いましたよ!?
「かえって欲求不満になりました。動物園行きましょう。そうしましょう」
「やれ、やれ此処に居ると退屈せぬわ」
 そそくさと紫桜里も行動開始。そんな一同をアヴェリアが生暖かく見守る。
 しかしながら、動物園では基本もふもふをするというより、遠くから眺める事が多い気がするのだが……。
 一同が無事もふもふを補充できたかは定かではない。


マスター:高橋一希 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2012/04/19
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